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VB RDO + SQL 応用編 (その一) RDO 接続 - OpenConnection
VB から、Oracle や SQL-Server などのリモートアクセスデータベースに接続す
るには、RDO または ADO を使用するのが効率的です。
RDO と ADO は多少の構文の違いはあるものの似たようなコードでアクセスでき
ます。コントロールとのオートメーション接続では ADO しかサポートされてい
ないので選択肢はありません。
プログラミングによるアクセスでは、ADO より高速な RDO を選択した方が良い
でしょう。(Excel でも RDO を使用できる。)
基本的に Oracle、SQL-Sever、MDB で共通です。
■VB RDO (リモートデータベースオブジェクト)
ODBC 接続により、SQL-RDB にアクセスします。
機能として、
ODBC 接続 (ログイン)
レコードセット処理 (select)
トランザクション処理 (commit、rollback)
アクションクエリ実行 (insert、update、delete)
ODBC 接続解除 (ログアウト)
を使います。
■VB プロジェクト設定
新規プロジェクトに、メニュー、参照設定で、
Microsoft Remote Data Object 2.0
を組み入れます。
■ODBC システム DSN 定義
■ODBC 接続(Oracle 接続、オラクル接続、SQL-Server 接続、mdb 接続)
'** RDO 変数宣言
Dim RDBen As rdoEnvironment
Dim RDBcn As rdoConnection
Dim RDBcn2 As rdoConnection
'** ODBC 接続
Set RDBen = rdoEnvironments(0)
Set RDBcn = RDBen.OpenConnection("", rdDriverNoPrompt, False, _
"dsn=SAK3;uid=SAK;pwd=SAK") '|_ I/O
Set RDBcn2 = RDBen.OpenConnection("", rdDriverNoPrompt, True, _
"dsn=SAK3_ADO;uid=SAK;pwd=SAK") '|_ read only
'** RDB 処理
'ここに操作コードが入る
'** ODBC 接続解除
RDBcn2.Close
RDBcn.Close
通常は、RDBcn だけの接続で良いのですが、データベースに Oracle を使用する
場合、Oracle 固有の ODBC ドライバと Microsoft が提供する Oracle 用の
ODBC ドライバとを使用する機能により使い分ける必要があります。
上のコードでは、RDBcn が Oracle8 のネイティブドライバ、RDBcn2 が Microsoft
が提供している Oracle 用ドライバです。(ODBC 定義による)
リアルバッチ型のように大量のレコードセットをオープンする必要がある場合は、
RDBcn2 の SAK3_ADO を使わないとエラーが連発する。
逆に RDBcn2 で更新処理をするとエラーが発生しやすい。
これは、I/O モードの違いではなく、Oracle ドライバと MS-Oracle ドライバの
違いである。更新 SQL は、Oracle 本来のドライバでないとうまく動作しない。
少量のレコードセットの扱いには問題ないのだが、大量のレコードセットを扱お
うとすると、RDO が MS 製のためか、MS-Oracle ドライバが必要となる。
(これは、ADO アクセスでも同じ。)
■補足
・実際の VB コードでは、ODBC 接続は、フォームロードで行う。
アクセスの度に接続していてはレスポンスが悪い。
同じく、ODBC 接続解除は、フォームアンロードで行う。
更に高度にやるなら、DLL のロード時に接続して、DLL のアンロード時に
接続解除することもできる。この場合の RDBcn は複数プログラムで共有で
きる DLL 設計になっていなければ意味がありません。
・ODBC サーバと物理的に接続するには、
Set RDBcn = RDBen.EstablishConnection(prompt, readonly, options)
があります。
EstablishConnection では、rdoConnection は自動的には追加されません。
■現実的なコード例
Option Explicit
'** RDO 変数宣言
Dim RDBen As rdoEnvironment
Dim RDBcn As rdoConnection
Dim RDBcn2 As rdoConnection
'=======================================================================
' 準備
'=======================================================================
Private Sub Form_Load()
Dim dsn As String
Dim dsn2 As String
Dim rcd As Long
'** アイキャッチ表示
'Load FormLogo
'FormLogo.Show
'DoEvents
'// 接続に 10 秒ほどかかるので、「データベース接続中...」などの
'// モードレスダイアログを表示すると良い。
'** DSN 設定
dsn = "dsn=SAK3;uid=SAK;pwd=SAK"
dsn2 = "dsn=SAK3_ADO;uid=SAK;pwd=SAK"
'// ODBC システム DSN を使用しての接続例である。
'** ODBC 接続
On Local Error Resume Next
Set RDBen = rdoEnvironments(0)
Set RDBcn = RDBen.OpenConnection("", rdDriverNoPrompt, False, dsn)
rcd = Err
On Local Error GoTo 0
If rcd <> 0 Then
MsgBox "データベースに接続出来ません。(RDBcn)"
end
End If
On Local Error Resume Next
Set RDBcn2 = RDBen.OpenConnection("", rdDriverNoPrompt, True, dsn2)
rcd = Err
On Local Error GoTo 0
If rcd <> 0 Then
MsgBox "データベースに接続出来ません。(RDBcn2)"
end
End If
'** アイキャッチ終了
'Unload FormLogo
'// 接続が完了すれば、「データベース接続中...」をクローズする。
End Sub
'=======================================================================
' 後始末
'=======================================================================
Private Sub Form_Unload(Cancel As Integer)
'** ODBC 接続解除
On Local Error Resume Next
RDBcn.Close
RDBcn2.Close
On Local Error GoTo 0
End Sub
■ソースサービス
■更に現実的なコードアドバイス
・dsn をコード中に定義するより、初期化ファイルなどを使用してプログラム
と独立させる方が可搬性に富んでいる。
この場合、パスワードなどがもろ見えになってしまっては困る。
暗号化関数を作成して、隠蔽処理など必ず実施する。
SAK3 では、データベースのユーザ ID とパスワードを暗号化して初期化フ
ァイルに定義している。従って、どのようなシステム環境、実行環境にもリ
コンパイルなしでオブジェクトを移行できる。
■hEnv プロパティ
・cn.hEnv は、rdoEnvironment オブジェクトに対応する ODBC 環境ハンドル
を含む長整数型(Long) の値を返す。
ODBC API を実行するのに使用しますが、hEnv は、その都度最新のハンドル
を取得して利用します。(hDbc、hStmt も同様)
■VB RDO + SQL 応用編資料
■VB ADO + SQL 応用編資料
■VB oo4o + SQL 応用編資料
■SQL 基礎編資料
■SQL 基礎実地編資料
■SQL チューニング編資料
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