このパートではVirtual PCで作成したゲストPCLinuxOSとしてWBELをインストールする方法を初心者/ビギナー向けに解説します。
お便利サーバー.com+相互リンクサイト内をキーワードで検索
Virtual PCでサーバーを構築

Virtual PCについて

Virtual PC専用NICの準備

Virtual PCのインストール

ハードディスクイメージの作成

バーチャルマシンの作成

ゲストPCの基本設定

WBELのインストール

CentOSのインストール

カーネルパラメータの設定

サーバー運用のポイント


BIOSの起動とハードウェアクロックの確認

Virtual PCで作成されるゲストPCには、通常の ホスト機 と同様に BIOS を呼び出して初期設定を確認・変更することができるようになっています。

BIOSはゲストPCを起動してすぐに Delate キーを押し続けると起動することができます。

ゲストPCを起動するには、 「Virtual PCコンソール」 のリストから起動したいゲストPCを選び、 起動 ボタンをクリックしてください。

ゲストPCの起動
ゲストPCの起動

↓すぐに Delate を押す。

ゲストPCのBIOS画面(ゲストPCウインドウ)
ゲストPCのBIOS画面(ゲストPCウインドウ)

ここでまず確認しなければならないのは、 で囲んだ部分の ハードウェアクロック ハードウェアクロックとシステムクロックについて の動作状態です。

ゲストPCのハードウェアクロックは、ゲストPCの起動時にホストOSのシステムクロックの時刻に合わせられます。

マザーボード 上で実際に動作するハードウェアクロックは単なるクウォーツ時計ですから、CPUの動作速度などとは無関係に時を刻みます。

しかしVirtual PC上のゲストPCのハードウェアクロックは、Virtual PCによって仮想的に作られた時計ですので、現実には ソフトウェア 的に動作します。

つまり、ホストPCが速度可変型や複数コアの CPU で動作している場合には、この時計が 正しい速度で時を刻まない ことがあるわけです。

そして、ハードウェアクロックが正常に働かないということは、同じようにソフトウェアで動作するゲストOSのシステムクロックにおいても正しく働かないであろうことは言うまでもありません。

システムクロックが正しい時間を指しておかなければならないことは、 サーバー にとっては非常に重要なことですから、ゲストOSの インストール を行う前に、まずはこの時計の進み具合をチェックする必要があるというわけです。

もしもシステム上に問題がある場合は、驚くほど早かったり遅かったり、一時的に止まったりするのが普通ですから、このまま30分くらい放置してみて大幅に狂っていなければまず大丈夫と判断していいでしょう。

またここで大幅な狂いが生じる場合でも、例えばホストPCのBIOSやホストOSの設定から 「CPUの速度を固定」 してホストPCを稼動させることが可能であればなんとかなるかもしれませんのでチャレンジしてみる価値はあります。

さて、Virtual PCで提供されるゲストPCのBIOSによる初期設定項目は基本的なものに絞られていますので、実際のマザーボードで行うよりもずっと簡単です。

普通に WBEL インストール するうえにおいては、どうしても変更しなければならないところはありませんが、後々役に立つこともあるかもしれませんので、ここでBIOSで設定可能なパラメータを一通りながめておくことをおすすめします。

確認が終わったら、ゲストPCのウインドウの 操作(A) メニューから 「閉じる(C)」 を選択し、開いたダイアログのプルダウンメニューから 「電源を切る」 を選んで OK ボタンをクリックしてください。

ゲストPCを閉じる
ゲストPCを閉じる


ゲストPCの電源を切る
ゲストPCの電源を切る

これでゲストPCへのOSのインストール準備ができました。

このページの先頭へ↑

インストールCDはISOイメージでOK

Virtual PCは、ホスト OS で使用可能な CD / DVD ドライブが実装されていれば、これをゲストPCで使用して WBEL インストール CDを使って実機の場合と同じようにOSのインストールを行うことができます。

また、Virtual PCは ISOイメージ の形式であれば、任意の場所に保存されたものをそのまま 仮想CD/DVD として マウント し、利用することもできるようになっています。

都合のよいことに、WBELをはじめ多くの LinuxOS ディストリビューション はISOイメージで供給されるのが一般的ですので Linuxの入手について 、実際にインストールCDを作成する手間をかけなくとも、 ダウンロード したISOイメージだけでインストールすることができるというわけです。

実際のインストールCDを使ってもISOイメージを使ってもインストールの手順そのものは変わりませんから、ISOイメージのままインストールに使うほうが面倒がなくてよいと思います。

WBELのインストールCDのISOイメージの入手等については、 WBEL3のインストールCDの入手 WBEL4のインストールCDの入手 を参考にしてください。

Virtual PCは、x86互換の インテルアーキテクチャ 環境を提供するPC エミュレータ ですから、ISOイメージのダウンロードの際に選択する アーキテクチャ はいうまでもなく "x86" となります。

WBELならば 「インストールCDからインストーラを起動」 というもっとも簡単な手順でスタートすることができますし、 デバイスドライバ なども必要ありません。

このページの先頭へ↑

WBELインストーラの起動

まず、 「Virtual PCコンソール」 のリストから起動したいゲストPCを選び、 起動 ボタンをクリックしてください。

ゲストPCの起動
ゲストPCの起動

するとゲストPCのウインドウが開き、しばらくすると以下のような状態で停止するはずです。

ゲストPCの画面(起動ディスクなし)
ゲストPCの画面(起動ディスクなし)

まだこの段階では、ハードディスクイメージには OS がインストールされておらず、インストールCDも挿入されていませんから 「起動可能なデバイスを選択して再起動するか、起動可能なメディアを挿入して起動デバイスを選択しなさい。」 というメッセージとともに停止しているわけです。

WBELのインストールCDからインストーラを起動したい場合は、ここでホストPCにインストールCD#1をセットして、 CD(C) メニューから 「物理ドライブ X: の使用」 を選択して Enter キーを押してください。

物理CD/DVDドライブを選択してマウントする
物理CD/DVDドライブを選択してマウントする

WBELのインストールCDの ISOイメージ を利用する場合は、同じく CD(C) メニューから 「ISOイメージのキャプチャ」 を選択し、ファイル選択の ダイアログ からインストールCD#1のISOイメージを選択して Enter キーを押してください。

ISOイメージをマウント(キャプチャ)する
ISOイメージをマウント(キャプチャ)する

するとインストーラが起動し、WBELのインストールが始まります。

この画面で Enter を押すとWelcome画面になります。
インストーラの起動(例:WBEL3)
インストーラの起動(例:WBEL3)

インストーラが起動したら、あとは実機へのインストール作業と特に違いはありませんので、 WBEL3のインストール(操作環境の設定) WBEL4のインストール(操作環境の設定) の解説を参考にインストール作業を進めればOKです。

インストール作業中、インストールCDの入れ替えを促すメッセージが表示されたときは、 CD(C) メニューから適宜操作してインストールCDまたはISOイメージの入れ替えを行ってください。

マウスカーソルの操作は操作中のメッセージでも機能を確認することができますが、Virtual PCのゲストOSをマウスで操作するには、実行中のゲストOSのウインドウの中をクリックします。

そしてマウスカーソルを再びホストOSで使うためには、キーボードの 右側の Alt を押すとゲストOSからマウスカーソルが開放され、ホストOSで使用できるようになります。

この設定は、 「Virtul PCコンソール」 のオプション設定 Virtual PCのオプション設定について から変更可能ですから、右側の Alt キーが何らかの理由で使用できない場合には適宜変更してください。

このページの先頭へ↑

インストールオプションの設定など

Virtual PCの動作はご利用のパソコンの仕様や性能に左右されますから、例えばAというパソコンできちんと動作したゲストOSがBというパソコンではうまくいかない、というケースがあります。

それは例えばグラフィック画面が表示されない、システムクロックの進み具合がおかしい、画面上でマウスカーソルが飛ぶ、といった感じの不具合です。

特にゲスト OS として LinuxOS を利用する場合はこれらの問題を解消するために、インストーラの起動時や、インストール後の起動 コマンド にオプションを設定しなければならないことがあります。

そこで、トラブル時に比較的有効だと思われるオプションについてはこちら Virtual PC使用時の起動オプションについて にまとめていますので困ったときはご覧ください。

またゲストOSとして WBEL4 インストール する場合にはもうひとつ注意点があります。

WBEL4のログインシステムの変更について でも説明していますが、WBEL4はWBEL3のようにOSのインストール時に テキストログイン を選択することができません。

つまり、ディスプレイの設定 WBEL4のディスプレイの設定 でVirtual PCが表示不可能な解像度や色数を設定してしまうと最初の ログイン ができなくなってしまう恐れがあります。

そこでゲストOSとしてWBEL4を利用する場合は以下のように、

"解像度(R)→800x600"

"色の深さ(C)→数千の色"

を設定してください。

WBEL4インストール時のディスプレイの設定
WBEL4インストール時のディスプレイの設定

これを間違えると、再起動後にゲストOSの画面が乱れて操作不能になってしまいますので注意してください。

このサイトは既に更新を終了していますが、今のところ店じまいの予定はありません。 リンクフリー ですので、趣味や勉強のためでしたら、引用、転用、コピー、朗読、その他OKです。このサイトへのリンクについては こちら をご覧ください。
Powered by Apache
”Linux”は、Linus Torvalds 氏の各国における登録商標です。”Red Hat”及びRed Hatのロゴおよび Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、各国におけるRed Hat, Inc. 社の商標または登録商標です。その他のプログラム名、システム名、製品名などは各メーカー、ベンダの各国における登録商標又は商標です。
www.centos.org - The Community ENTerprise Operating System