このセクションでは自宅サーバーを、CentOSで構築するためのインストールの方法を初心者/ビギナー向けに解説します。
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リリース期間が長く安定した動作のCentOS5

CentOS5 は FedoraCore をベースとした RedHatEnterpriseLinux 5の クローン OS です。

リリースは2007年1月で、旧バージョンであるCentOS4よりも新しいバージョンの カーネル が採用され、最新の ハードウェア への対応や セキュリティ 機能の充実がより一層進んでいます。

更にCentOS5の最も注目すべき点は サーバー の 仮想化 について本格的なサポートが開始されたことにあります。実際、2007年6月にバージョンが 5.1 となりましたが、その改良点は初期 バグ の修正を除けばサーバーの仮想化に関する部分のバージョンアップに尽きるでしょう。

CentOS5のGUI操作画面
CentOS5のGUI操作画面

その後CentOS5は2008年6月に 5.2 、2009年3月に 5.3 、2009年10月に 5.4 、2010年5月に 5.5 、2011年4月に 5.6 、2011年9月に 5.7 となり、安定度も増してかなり安心して利用できるようになっています。

またCentOS5はRedHatEnterpriseLinux5と同様、2014年まで ソース コードレベルでのサーポートが保証されています。

CentOS5は、多くの企業や団体が基幹サーバー用のOSとして使用しているRedHatEnterpriseLinux5のクローンで、初期バージョンのリリースから4年以上(2011年12月現在)が経過して動作実績も申し分ありません。

またCentOS5は、個人ユーザーだけではなく ISP や企業でも基幹OSとして使用されるようになり、雑誌や書籍にも多く取り上げられるようになっていますから情報不足で困るようなことはないでしょう。

CentOS5はデュアルコアの CPU や SAS-SCSI ハードディスクの規格について の正式サポートなど、先端のハードウェアへの対応が進んでいます。

更にCentOS5.6からはハードディスクの大容量時代に迎合して新しいディスクフォーマット ext4 に正式対応しています。ただし扱いはまだ非標準フォーマットで、2011年7月にリリースされたCentOS6から標準フォーマットとなっています。

このコンテンツで紹介しているレベルの自宅サーバーであれば、32ビットアーキテクチャのホスト機でも64ビット機と動作に大差はありませんから、強くこだわる必要はありません。
ただし、 32ビット機には約3.2GBというメインメモリ容量の上限があります ので、将来的にサーバーの仮想化などにチャレンジしたいならば現時点では事実上メインメモリの上限に制限のない64ビット機をチョイスしておくといいと思います。

もちろん古い規格のハードウェアでも動作しないわけではありませんが、CentOS5は新しいハードウェアに対して最適動作するように設計されている分、古いハードウェアでの快適動作は期待しないほうが良いかもしれません。バランス的には2005年から現行機までのハードウェア、できれば64 ビット アーキテクチャ の ホスト機 で使用したいところです。

従って、使用するホスト機が比較的古い場合には無理して新しいCentOS5を利用せずにCentOS4を利用するほうが快適な環境が構築できるようです。

実際CentOS5は仮想サーバーのプラットフォームとしての稼動、あるいは最新のハードウェアの利用を考慮しなければ、CentOS4に比べて極端な機能の差はありません。むしろ情報やアプリケーションの豊富さからすれば旧バージョンを利用したほうが良いケースがあります。

一方最新のCentOS6は、大規模サーバーへの対応が進んだ結果、かなり重装備なっていて動作も重くなってしまっていますから、CentOS6を導入するにはもう少し高性能なハードウェア環境が安価に入手できるまで待ったほうが良いかもしれません。

CentOS5は現在(2011年12月)のところ正式な最終バージョンは 5.7 となります。

従って本文中で CentOS5 と記述している場合、このコンテンツでは特に断りのない限り CentOS5.7 についての解説となります。

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