C言語でアークコサイン(逆余弦)を計算するには,math.h の acos 関数,acosf 関数,acosl 関数のいずれかを使用します.
#include <math.h>
acos
double acos(double x);
acosf (C99)
float acosf(float x);
acosl (C99)
long double acosl(long double x);
acos 関数,acosf 関数,acosl 関数はいずれも引数 x のアークコサイン(逆余弦)を計算する関数です.
acos 関数,acosf 関数,acosl 関数は引数 x に -1.0 から +1.0 の値を渡すと弧度法で角度を返します.
角度を弧度法から度数法に変換するには,角度を弧度法から度数法に変換する をご覧下さい.
以下に acos 関数を使用してアークサインを取得するサンプルプログラムを示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>
/* functions */
double to_deg(double);
/* main */
int main(void) {
double rad, deg;
/* 逆余弦 (arccos) を取得する */
rad = acos(0.5);
/* 度数法に変換する */
deg = to_deg(rad);
/* 結果の表示 */
printf("acos(%.1f) = %.2f度\n", 0.5, deg);
return EXIT_SUCCESS;
}
/**
* @brief 弧度法表記を度数法表記に変換する
* @param[IN] r 角度[rad]
* @return 角度[deg]
*/
double to_deg(double r) {
return r * 180.0 / (atan(1.0) * 4.0);
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
acos(0.5) = 60.00度
たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.
C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.