このページでは自宅サーバーでSambaを利用するときに便利な設定ツールSWATの利用設定について初心者/ビギナー向けに解説します。
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Sambaサーバーの構築

Sambaサーバーについて

Sambaの構成と設定の方法

SWATの準備と設定

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プリンタサーバーの設定

Sambaについてその他


SWATのインストールと利用設定

SWAT は WBEL や CentOS の インストール では通常導入されませんが、インストールする OS のバージョンによっては最初からインストールされていることがあります。

まずはこれを確認しましょう。

確認は rpm の問い合わせ コマンド で行います。

まず、 サブネット 内の適当な クライアント機 から SSHクライアント で 構築中のLinuxサーバー に ログイン します SSHクライアントでサーバーに接続する(WBEL3) SSHクライアントでサーバーに接続する(CentOS3) SSHクライアントでサーバーに接続する(WBEL4) SSHクライアントでサーバーに接続する(CentOS4) SSHクライアントでサーバーに接続する(CentOS5) 。

それから su コマンド で アカウント を "root" に変更し、引き続き以下のようにコマンドを実行してSWATのインストールの有無を確認してください。

[tanaka@web1 ~]$ su -Enter
Password: "root"のパスワードを入力します。 Enter
[root@web1 ~]# rpm -qa | grep swatEnter
samba-swat-3.0.9-1.3E.14.3
[root@web1 ~]#

このように "samba-swat-???" というパッケージ名が表示されるときは、既にSWATがインストール済みですので、以下に説明するインストール作業後の設定作業へと進んでください。

パッケージ名が表示されないときは以下のインストール作業を行います。

SWATは yum を利用すると、 構築中のLinuxサーバー にインストールされているものと同じバージョンが簡単にインストールできます。

また、SambaとSWATがバージョンアップするときは必ず同時にアップデートバージョンがリリースされます。

従ってyumを利用してSambaをインストールしておけば、yumによる アップデート の際にもSambaとSWATは必ず整合性がとれた状態でアップデートされますので後々面倒がありません。

以下はCentOS5でのSWATのインストール例です。他のOSの場合インストール中のメッセージは全く異なりますが、同じようにきちんとインストールされます。

この コンテンツ に従ってCentOS5のインストールを行うと、初期状態では xinetd がインストールされません。
SWATはxinetd依存の デーモン ですので、もしもxinetdがインストールされていない状態でSWATのインストールを試みると、右のようにxinetdも自動で一緒にインストールされます。

[root@web1 ~]# yum install samba-swatEnter
Loaded plugins: fastestmirror
Loading mirror speeds from cached hostfile
Setting up Install Process
Resolving Dependencies
--> Running transaction check
---> Package samba-swat.i386 0:3.0.33-3.28.el5 set to be updated
--> Processing Dependency: xinetd for package: samba-swat
--> Running transaction check
---> Package xinetd.i386 2:2.3.14-10.el5 set to be updated
--> Finished Dependency Resolution

Dependencies Resolved

================================================================================
Package       Arch     Version         Repository   Size
================================================================================
Installing:
samba-swat     i386     3.0.33-3.28.el5     base     8.2 M
Installing for dependencies:
xinetd       i386     2:2.3.14-10.el5     base     124 k

Transaction Summary
================================================================================
Install    2 Package(s)
Upgrade    0 Package(s)

Total download size: 8.4 M
Is this ok [y/N]: yEnter
Downloading Packages:
(1/2): xinetd-2.3.14-10.el5.i386.rpm           | 124 kB   00:00
(2/2): samba-swat-3.0.33-3.28.el5.i386.rpm        | 8.2 MB   00:07
--------------------------------------------------------------------------------
Total                      1.0 MB/s | 8.4 MB   00:08
Running rpm_check_debug
Running Transaction Test
Finished Transaction Test
Transaction Test Succeeded
Running Transaction
 Installing   : xinetd                          1/2
 Installing   : samba-swat                        2/2

Installed:
 samba-swat.i386 0:3.0.33-3.28.el5

Dependency Installed:
 xinetd.i386 2:2.3.14-10.el5

Complete!
[root@web1 ~]# rpm -qa | grep sambaEnter rpm -qa コマンドについて   ←インストールをチェック
samba-common-3.0.33-3.28.el5
samba-3.0.33-3.28.el5
samba-swat-3.0.33-3.28.el5   ←SWATがインストールされました
system-config-samba-1.2.41-5.el5
samba-client-3.0.33-3.28.el5
[root@web1 ~]#

SWATデーモンは単独の アプリケーション ではなく xinetd 依存のデーモンですが、この コンテンツ に従って CentOS5を利用している場合、xinetdがインストールされていない可能性があります 。

しかしこの場合でも "yum install samba-swat" を実行すれば依存関係が自動的に調査されてxinetdも一緒にインストールされますから特に問題はありません。

インストールが終わったら引き続き ntsysv コマンドでSWATを自動起動登録します。 デーモン の一覧から SWAT にチェックを入れて OK してください。

swatをntsysvで自動起動登録する
"swat"を"ntsysv"で自動起動登録する

先に説明したとおりSWATデーモンは単独のアプリケーションではなく、xinetd依存のデーモンですから、ntsysvで行った設定を有効にするにはxinetdを再起動する必要があります。

しかし、SWATはこのまま起動しても、 デフォルト では ループバックアドレス からしか接続できないようになっています。

つまり、 構築中のLinuxサーバー 上の Webブラウザ からのみ接続が許可されているわけです。

もちろん セキュリティ 面を考えればこの設定が一番望ましいのですが、これでは何か設定を行おうとするたびに 構築中のLinuxサーバー を直接操作しなければなりません。

そこでSWATを再起動する前にここを修正して、 LAN 内の任意の ホスト から接続できるように設定を変更します。

まず、 プロンプト から nanoエディタ で "/etc/xinetd.d/swat" を開きます nanoエディタでファイルを開く 。

[root@web1 ~]# nano /etc/xinetd.d/swatEnter

↓

/etc/xinetd.d/swatの内容
"/etc/xinetd.d/swat"の内容

青 で示した数字は、SWATに接続するときの ポート番号 です。

"901" というポート番号は Well-Knownポート ではなく、慣習としてSWATにデフォルトで設定されているものですから、他の用途で使用してなければそのまま "901" を利用しましょう。

赤 で示した行が、接続を許可する ノード を設定するところです。

この部分には接続を許可したい IPアドレス や ホスト名 などをスペースで区切って記述することができますが、ご覧のとおりデフォルトでは "only_from = 127.0.0.1" となっており、自ホスト以外からの接続を受け付けないようになっています。

これを例えば、

    only_from    = 127.0.0.1 192.168.100.0/24

または

    only_from    = 127.0.0.1 192.168.100.0/255.255.255.0

とすれば、 192.168.100.0〜192.168.100.255 の範囲のホストからの接続が許可されることになります。

また、IPアドレス表記の場合、右側の オクテット から "0" が指定されると、自動的にそのオクテットは ホスト部 とみなされますので、この場合は

    only_from    = 127.0.0.1 192.168.100.0

のように プレフィックス長 や サブネットマスク の表記を省略することができます。

例えば、SWATへの接続に使用するホストのIPアドレスが固定の場合には、

    only_from    = 127.0.0.1 192.168.100.151

のように記述してもよいでしょう。

記述が終わったら "/etc/xinetd.d/swat" を保存してnanoエディタを閉じ nanoエディタでファイルを閉じる 、xinetdを再起動します。

[root@web1 ~]# /etc/init.d/xinetd restartEnter
xinetdを停止中:                      [ OK ]
xinetdを起動中:                      [ OK ]
[root@web1 ~]#

swatについては何もメッセージが出ませんが、これで設定は有効になります。

設定を無効にしたい場合は、ntsysvでチェックをはずし、同様にxinetdを再起動します。

これでSWATの接続設定は終了しました。

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SWATへの接続

サーバー 側の SWAT への接続準備ができたら、上の設定で接続を許可している LAN 内の任意の クライアント機 の Webブラウザ を開き、アドレスバーに、

"http://192.168.100.11:901/"

とタイプするか、 FQDN が利用できる場合は、

"http://web1.obenri.com:901/"

のようにタイプして Enter キーを押してください。次のような認証の ダイアログ が表示されるはずです。

SWATの認証ダイアログ
SWATの認証ダイアログ
ここで注意して欲しいのは、 このパスワードを保存する(S) には チェックを入れない ことです。
ここにチェックを入れておくと、次回からは簡単にSWATに ログイン できるようになりますが、たとえLAN内とはいえ、誰もがrootパスワードを利用できる状態だけは避けておくべきです。

ここで、 ユーザー名(U) には "root" 、 パスワード(P) にはroot アカウント のパスワードをタイプして OK ボタンを左クリックします。

すると、以下のような画面になります。

SWATの初期画面
SWATの初期画面

これでSWATへのログインが完了しました。

ログイン後に表示される上の画面は "HOME" メニューです。

SWATには本来日本語のインターフェースが準備されており、お使いの環境によっては日本語で表示されることもあります。

また、日本語で表示されていたはずなのに、Sambaの アップデート を行うと英語インターフェースに変わってしまうこともあります。

これは主にSWATの開発側の対応の不具合といわれており、その都度ユーザー側で対応する必要があるのですが、ここでは面倒を避けるため英語インターフェースでの説明を基本とします。

もちろん、 ディレクティブ やパラメータの記述は同じですから、インターフェースの言語の違いで設定内容が異なるということはありません。


ムックですが管理人の
イチオシテキストです↓

さて、このメニューには、SambaやSWATに関連した コマンド やツールなどの情報が集められていますから、必要に応じて利用すると良いでしょう。

解説の部分はインターフェースの言語に関係なく、最新のバージョンでは解説はすべて英語になっていますので、英語が苦手な方は、

から同じバージョンの アプリケーション の解説ドキュメントを参照してください。

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