このページでは自宅サーバーWindowsファイルサーバーとして利用するためのSambaの利用上の注意点などについて解説します。
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Sambaサーバーの構築

Sambaサーバーについて

Sambaの構成と設定の方法

SWATの準備と設定

Sambaのコントロール

Sambaの全体動作の設定

ユーザーアカウントの設定

共有ポイントの基本的な設定

ホームディレクトリの利用

特殊な共有ポイントの設定

プリンタサーバーの設定

Sambaについてその他


Sambaの設定は「あせらず騒がず」が基本

Samba の利用の有無に関係なく、 WindowsOS 標準のファイル共有環境である NetBIOS over TCP/IP は、余程大規模な場合を除いて 名前解決 用の サーバー を設置することはありません。

また、 FQDN の名前解決がサーバーに依存できないときに使用する hostsファイル に相当する名前解決ファイル "lmhostsファイル" も、かなり特殊なケースでなければ利用されることはありません。

名前解決用のサーバーも名前解決ファイルも使わずに、NetBIOS over TCP/IPはどうやって ホスト名 IPアドレス の対応を行っているのでしょうか。

実はNetBIOS over TCP/IPでは、

「すべての クライアント が他のすべてクライアントに対して、定期的に名前解決情報を送信する。」

という手段でお互いの所在地情報を交換し合っているため、名前解決を担うサーバーやファイルが不要というわけです。

しかし、この「設定不要の楽々ネットワーク」にも弱点はあります。

まず第一に、名前解決情報はあくまで「定期的に」しか更新されませんので リアルタイム性が低い という問題があります。

つまり名前解決に DNSサーバー を利用するときのように、「一ヶ所のサーバーに問い合わせればすべての名前解決情報が得られる」というわけではありませんので、新しく LAN に参加した ホスト機 がすべての名前解決情報を得るには、他のホスト機からの名前解決情報をすべて受け取るまで待たなければならないということです。

第二に、 ホスト機 の台数の多い LAN では、ネットワーク内に大量の名前解決 パケット が行き交うという問題があります。

例えば、LAN内のホスト機が5台だとすると、それぞれのホスト機が送信する名前解決のためのパケットの数は

5(送信側台数)×4(受信側台数)=20

ということになりますが、これが50台になると、

50(送信側台数)×49(受信側台数)=2450

となり、ホストの台数は10倍にしか増えていないのに、名前解決のためのパケットは120倍以上に増えることになります。

このことはLANの通信速度に影響を与えるだけではなく、第一の問題点である 「名前解決のリアルタイム性」 を更に低下させてしまう原因ともなります。

という事情がありますから、Sambaは、 Apache Postfix vsFTPd のように、名前解決をDNSサーバーに依存する アプリケーション のように 「設定変更をすると即反映される」 という具合にはいきません。

Sambaは設定を変更してもその情報がLAN内に行き渡るまで少し時間がかかりますから、すぐにその結果を求めようとすると判断を誤ってしまうことがあります。


ムックですが管理人の
イチオシテキストです↓

というわけですから、

「設定はきちんとできているはずなのに、思ったとおりに動作しない...。

という場合は、せっかちに設定をやりなおすのではなく、例えば少し時間を置いてからもう一度接続をやり直してみるとか、 クライアント機 を一度 ログオフ してみるとか、そういった確認方法を取ってみると良いケースが珍しくありません。

Sambaはそういった「ゆったり」としたリズムで扱ったほうがベターですね。経験的に。

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大文字と小文字の扱いと記号に注意

WindowsOS のファイルシステムでは英文字の大文字と小文字は区別されませんから、例えば同じディレクトリの中に "Photo01.jpg" "photo01.jpg の二つのファイルを一緒に置くことはできません。

ところが UNIX 系の OS では大文字と小文字は「別の文字」としてはっきり区別されるため、上のような例でのファイル配置が普通にできてしまいます。

Samba はフォルダやファイルの格納に WBEL CentOS 上の特定のディレクトリを共有ポイントとして使用しますが、これをSambaから操作する限りにおいてはWindowsOSのファイルシステムの作法に従い、 "Photo01.jpg" "photo01.jpg を同じフォルダ内に共存させることはできないようになっています。

ただし注意しなければならないのは、Sambaで共有ポイントとして指定しているディレクトリを直接WBELやCentOSで操作したり、あるいは NFS のような「大文字小文字が違っても共存可能な」他のファイル共有と相互乗り入れするような場合です。

この場合は当然、同じディレクトリに "Photo01.jpg" "photo01.jpg を書き込むことが可能ですが、同じディレクトリにSambaから接続し、ファイル操作を行おうとすると当然不具合が起こることになります。

またWindowsOSではフォルダ名やファイル名に ":" "," を使うことはできませんが、UNIX系のOSではこれが可能ですので、Sambaでも利用するディレクトリにこれらの文字を使ったディレクトリを作成したりファイルを書き込んだりすると同じようなトラブルが発生します。

従って、Sambaの共有ポイントとして指定したディレクトリの中をSamba以外の手段で操作することはできるだけ避けるようにしましょう。

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