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C言語用語集 - バッファリング (buffering)

バッファ (buffer) とは,直訳すると '緩衝物' という意味です.
一般に CPU の処理速度は,ハードディスクなどの周辺機器のそれと比較して高速であるため,CPU で処理されたデータを一時的に蓄えておき,周辺機器の処理速度に合わせて順次データを送り出しています. このような処理をバッファリング (buffering) と呼び,データを一時的に蓄えておく場所をバッファと呼びます.

C言語はストリーム (stream) に対して,以下の 3 種類のモードのバッファを設定することが出来ます.

  • 行バッファリング (line buffered): 改行文字に達した時点でデータを送り出す
  • 完全バッファリング (fully buffered): バッファが一杯になった時点でデータを送り出す
  • バッファリングなし (unbuffered): バッファリングしない

なお,バッファを設定するにはsetbuf 関数もしくは,setvbuf 関数を使用します.

Cプログラマの必読書

たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.

C実践プログラミング 第3版

C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります. オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.


C言語ポインタ完全制覇 (標準プログラマーズライブラリ)

ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.

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