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ワイド文字 (wide character) を多バイト文字 (multibyte character) に変換します.
#include <stdlib.h>
int wctomb( char * s, wchar_t wc );
wctomb 関数は wc で指定されるワイド文字に対応する多バイト文字を取得し,s が指す配列に格納します.
wctomb 関数の動作は,その時点のロケール (locale) の LC_CTYPE カテゴリの影響を受けます.
※ 戻り値が MB_CUR_MAX マクロの値を超えることはありません.
wctomb 関数を使用してワイド文字を多バイト文字に変換するサンプルプログラムを以下に示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <limits.h>
#include <locale.h>
/* functions */
void convert_and_display(wchar_t wc);
/* main */
int main(void) {
wchar_t wc = L'A';
/* ロケールを変更 */
setlocale(LC_CTYPE, "JPN");
/* 多バイト文字をワイド文字に変換し結果を表示する */
convert_and_display(wc);
return EXIT_SUCCESS;
}
/**
* @brief ワイド文字を多バイト文字に変換し結果を表示する
* @param[in] wc ワイド文字
*/
void convert_and_display(wchar_t wc) {
int result;
char s[MB_LEN_MAX] = {'\0'};
/* ワイド文字を多バイト文字に変換する */
result = wctomb(s, wc);
if ( result >= 0 ) {
printf("wc は正しいワイド文字です.\n");
printf("s: %s\n", s);
} else {
printf("wc の値が正しい多バイト文字に対応していません.\n");
}
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
wc は正しいワイド文字です. s: A
たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.
C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.