このページではLinuxで構築した自宅サーバーVNCを利用するためのサーバー環境について初心者/ビギナー向けに解説します。
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VNCサーバーの構築

VNCについて

サーバー機の環境について

VNCクライアントの準備

VNCサーバーの基本設定

VNCサーバーのお便利設定

VNCサーバーの一括起動

SSH転送による暗号化接続


それなりに高速なマシンにそれなりのメモリが必要です

VNC の仕組みは意外に簡素で、平たく言えば、

「本来なら実機のモニタに出力するべきグラフィック情報と操作に必要なデータを、ネットワーク越しにやりとりする。」

というものに他なりません。

つまり、VNC クライアント 側に表示されている画面の内容はあくまでVNC サーバー 側で処理された結果ですから、 動作のほとんどはVNCサーバー側が請け負ている ということは容易におわかりと思います。

換言すれば、

構築中のLinuxサーバー 上で直接 X-Window を起動して操作する環境を、そのままネットワーク越しに扱っている。」

というイメージになるでしょうか。つまりVNCを使ってクライアントからリモート操作可能なサーバーの ハードウェア 的な要件としては、

「X-Windowを直接起動してきちんと使用できる性能の ホスト であること。」

が最低条件となります。

Apache Samba などの多くのサーバー アプリケーション は概して動作負荷が小さいため、利用をサーバーの運用に限定すれば1990年代に市販された低速な ホスト機 でも十分に実用になります。しかしX-Windowを起動して使おうとすると実用に耐えないほどに動作がのろいケースが往々にしてあります。

つまりこういう低速なホスト機が相手では、いくら高性能なパソコンからVNCで接続しても操作が快適になる可能性はゼロ、ということです。

そこで実際にVNCの構築を行う前に、まずはサーバー実機上でX-Windowを起動して実際に使用してみることをお勧めします。それなりに快適に利用可能であればひとまずホスト環境は合格、ということになるでしょう。

ホスト機上でX-Windowが快適に動作するかどうかは、 CPU の速度や メインメモリ の容量だけではなく、 マザーボード の仕様なども関係してきますから、どこを強化すればいいということは一概にはいえません。

ただ、一番関係が深そうで実はまったく無関係なのが グラフィックカードの性能 グラフィックカードについて です。

グラフィックカードの役目は 実機に接続されたモニタに画像信号を出力する ことであって、グラフィックカードを介さないVNCでは存在意義がないわけです。

一方でメインメモリの容量はかなり重要です。

環境にもよりますが、X-Windowを利用する場合には少なくとも100 MB 〜150MB、更にX-Window上でいくつかのアプリケーションを利用するにはプラス100MBは欲しいところです。

VNCを利用する場合はこれに加えて vnc-server デーモン を稼動させるためのメモリ容量も必要になります。

この コンテンツ では、 LinuxOS で自宅サーバーを構築する場合に必要なメインメモリの容量として 512MB を一応の基準にしていますが Linuxサーバーに必要なメインメモリ容量について 、これではもちろん不足するはずです。VNCを日常的に利用するには最低でも 768MB 、できれば 1GB は搭載しておきましょう。

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VNCを利用するときの推奨通信環境について

前のパートで説明したとおり、 VNC を利用するにはそれなりに通信帯域が必要になりますが、 最低300 kbps 、最高でも 2Mbps 程度が確保されていれば十分です。

ということは現在主流の 100Base-TX 1000Base-T で組まれた LAN 内であれば、通信速度についてはほとんど気にする必要はないでしょう。

ただし、自宅外からVNC接続する場合は 自宅からWAN側への通信速度 、一般的な表現をすれば 「上り速度」 がかなり重要なファクターとなります。

理由はお分かりと思いますが、VNCによる相互通信ではグラフィック画面の内容をサーバーからクライアントへ送る仕事が大部分を占めるためです。

上り下りがともに数十Mbps確保できている FTTH の場合はともかくとして、 ADSL の場合はどんなに高速な通信契約であっても実質的な上り速度は 1〜2Mbps 程度ですから、VNCが使用する通信帯域の割合はかなり大きいものとなります。

使用するのがVNCだけならばともかくとして、 構築中のLinuxサーバー 他の 公開サーバー を並行稼動させている場合は利用者に少なからず影響を与えることは間違いないでしょう。

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VNCを利用する場合のデーモンの設定について

vnc-server は、VNC サーバー 側の環境を提供し、 ホスト GUI 操作環境を通信経由で利用させるサーバー アプリケーション です。

従ってVNC クライアント からvnc-serverに接続を行うことは、すなわち サーバー機 でGUI環境を起動することと同じと考えてかまいません。

つまりこのとき 構築中のLinuxサーバー ランレベル3 ランレベルについて で稼働中だとすると、サーバー機上では誰かの ユーザーアカウント ログイン が行われ、 startx コマンド が実行されて X-Window が起動する X-Windowの起動(WBEL3) X-Windowの起動(CentOS3) X-Windowの起動(WBEL4) X-Windowの起動(CentOS4) X-Windowの起動(CentOS5) 、という動作が人知れず行われているわけです。

ということはVNCを利用したい場合には少なくとも実機上で startx コマンドによってX-Windowが起動できる状態でなければならないわけで、そのために必要な デーモン は予め起動しておかなければならないということになります。

例えばX-Window上で文字を表示するためのフォントサーバーデーモン "xfs" は、通常のサーバー運用では不要ですが、 WBEL CentOS の標準デスクトップ環境である GNOME がX-Windowで起動するには必須のデーモンですので、VNCクライアントから接続を行う前には "xfs" は必ず起動しておく必要があるわけです。

"xfs" を含め、多くのデーモンはその都度手動で起動することもできますが、日常的にVNC接続を利用したい場合にはいちいち起動するのも面倒ですから、 ntsysv コマンドでホスト機の起動時に自動的に稼動するように設定しておくほうが良いでしょう。

X-Windowを利用するときに必要なデーモンは、WBEL3についてはこちら WBEL3のデーモンについて に、CentOS3についてはこちら CentOS3のデーモンについて に、WBEL4についてはこちら WBEL4のデーモンについて に、CentOS4についてはこちら CentOS4のデーモンについて に、CentOS5についてはこちら CentOS5のデーモンについて に詳しく説明していますので参考にしてください。

デーモンの設定が終了したら reboot コマンドで再起動を行い、適当なユーザーアカウントでログインして startx コマンドでX-Windowを起動してみてください X-Windowの起動(WBEL3) X-Windowの起動(CentOS3) X-Windowの起動(WBEL4) X-Windowの起動(CentOS4) X-Windowの起動(CentOS5)

[tanaka@web1 ~]$ startxEnter

これでX-Windowが起動できればデーモンの予備設定はOKです。

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