Excelのチェックボックスをコピーする方法
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Excelでチェックボックスを複数作成する場合、1つずつ作成すると時間がかかってしまいます。セルと同様、チェックボックスもコピーすることが可能です。作業時間を短縮するためにチェックボックスをコピーする方法を覚えましょう。
この記事ではチェックボックスをコピーする方法を3つご紹介します。用途に合わせて使い分けをしましょう。
オートフィルでコピーする方法
図のような海外旅行の持ち物リストを作成するとき、B2セルにチェックボックスを1つ作成します。B3セルからB9セルにもチェックボックスをコピーしたい場合、まずB2セルを選択します。
次に、選択されているB2セルの右下にカーソルをあわせると十字キーに変化するので、そのまま下へドラッグします。
B3セルからB9セルにもチェックボックスがコピーされました。
このようにオートフィルを使うと簡単にチェックボックスをコピーすることができ、作業時間が短縮できます。
ショートカットでコピーする方法
複製したいチェックボックスを選択するために【ホーム】、【検索と選択】、【オブジェクトの選択】の順に押します。
B2セルのチェックボックスを選択します。
Ctrl+Dを押すとチェックボックスがコピーされました。
同じようにCtrl+Dを押していくと同じチェックボックスをコピーできます。
「リンクするセル」を指定したチェックボックスをコピーする方法
チェックボックスにリンクするセルを設定した場合、それぞれのチェックボックスを別々に動作させることはExcelの基本機能ではできません。マクロを登録する必要があります。
まずリンクするセルを設定したチェックボックスをコピーするとどのような現象になるか確認していきましょう。
B2セルのチェックボックスがC2セルとリンクするように設定しています。
B2セルのチェックボックスをオートフィルでコピーする方法でB3セルからB9セルまで複製します。
B8セルのチェックボックスのチェックを外すと他のチェックボックスも外れてしまいました。
コピー元のセル(B2セル)にリンクされた状態のままで、コピーされてしまっていることが原因です。
ここから解決方法を説明していきます。まずコピーしたいチェックボックスの「リンクするセル」の設定をオフにします。
次にチェックボックスを【右クリック】し、右クリックメニューから【マクロの登録】を選択します。
「マクロ名」に『チェック1_Click』と入力し、【新規作成】ボタンを押します。
VBAエディターが起動したら下記のコードをコピーして貼り付けます。
コードの概要としては各チェックボックスのリンク先をチェックボックスがあるセルの1つ右に表示し、0か-1を返します。
Sub チェック1_Click()
'チェックボックスの1つ右に0か-1を返す
With ActiveSheet.Shapes(Application.Caller).TopLeftCell.Offset(0, 1)
.Value = Not .Value
End With
End Sub
チェックボックス横のC2セルに「0」が表示されました。
B2セルのチェックボックスをチェックするとC2セルに「-1」と表示されました。
マクロを設定したチェックボックスをコピーするにはB2セルからC2セルを選択し、Ctrl+Cを押します。
B3セルからC9セルまでを選択し、Ctrl+Vを押すとコピーされます。
B5セルのチェックボックスをチェックするとB5セルだけがチェックされました。またC5セルだけに「-1」が表示されました。
マクロを使用することでそれぞれ独立したチェックボックスをコピーで作成することができました。
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