メールマガジン「初心者のためのホームページ作り」でお伝えした内容を、「復習」の意味で掲載しています。テキストのみのマガジンと違って、実際のサンプルや画像を交えて解説していますので、理解が深まると思います。なお、疑問点や分からない点がありましたら、遠慮なく メールにてご質問ください。
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毎週金曜日配信 What's New 2003/2/14 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 今週の課題 ■ XHTML講座 第5回
ユニバーサル化とは、一体何を意味するのでしょうか?
一般的にユニバーサル化とは「世界共通の」や「多くの人の」という意味で用いられています。では、Webページ作成において、共通する標準化とはどのような意味があるのでしょうか。インターネットにアクセスする人たちの環境を思い浮かべると、Webページがどうあるべきか、という疑問にぶつかります。例えば、携帯電話や PDAで閲覧する、「障害者」が用いる点字・音声・テキストなどの非視覚系ブラウザによる閲覧、旧世代の古いパソコンしか待たない人のアクセスなどが考えられます。
そのようなユーザ毎に異なった環境を満たすために、それぞれ専用のページ作りを行うことは非生産的であり不毛な努力として、報われるものがありません。
basefont、font、center、b、s、strike、u など
これらを用いたページは、ユーザ環境ではしばしば問題を起こします。これらのタグにはユーザのハード環境に依存した物理要素や、要素そのものに何の意味を持っていない場合があり、使用を控えるように云われているタグです。
<font size="6"><b>初心者のためのホームページ作り</b></font> <h1>初心者のためのホームページ作り</h1>次のページを参照してください。
視覚系ブラウザでは、両者とも同じような表現になりますが、表現されている文字列の「意味」はまったく違います。
fontタグは、あくまでも文字列に装飾を加えるタグであり、見出しの役目はありません。しかし、h1タグは文書を構造的に意味を持つ見出しの役割があり、どのような環境のブラウザであっても、見出しであることを正しく判断してくれます。
XHTML1.1では、見栄えに使用するタグと属性をレガシーモジュールに集約し IGNORE(無視)するよう定義されており、見栄えの表現はすべてスタイルシートで記述するように求めています。
レガシーモジュールの定義 〜 W3C XHTML1.1 DTDより抜粋 〜
<!ENTITY % xhtml-legacy.module "IGNORE" >
<![%xhtml-legacy.module;[
<!ENTITY % xhtml-legacy.mod
PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Legacy Markup 1.0//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml-modularization/DTD/xhtml-legacy-1.mod" >
%xhtml-legacy.mod;]]>
このように、従来見栄えを特定するタグや属性を非推奨(Deprecated)から、さらに一歩踏み込んだ IGNORE(無視)することで、XHTML1.1の文書型定義では、厳格(Strict)な文法が要求されております。これは、Webページをよりユニバーサル化する目的がこめられ、同時にアクセシビリティを確立する狙いがあります。
言い換えれば、XHTMLは、文書を論理的な構造フォーマットで記述されるマークアップ言語であり、レイアウト表現を中心としたタグの使用を無視しています。構造化により、あらゆるブラウザでのレンダリングが容易に行われ、情報を提供する妨げは何もありません。Webページのユニバーサル化を実現する手段として、XHTML1.1は大きな助けになることでしょう。
また、スタイルシートが実行されない環境ではもともとのタグの意味が伝えられることから、環境に依存せず正しく情報を受け渡すことができます。
実際に、スタイルシートの ON/OFF によってページがどのように変化するかを見てみましょう。
(注:JavaScriptを使用しています。Opera及び Mac版 Netscapeでは難があります。)
誰でも、どのような環境でも閲覧できるページの構築は、厳格な文法とスタイルシートの利用でHTMLでも可能です。物理要素や見栄え要素を使うことなく、ユニバーサル化した Webページの作成を心がけることをお奨めします。講座では、第42号より実際の XHTML1.1を使ったページ作りを予定しています。