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C言語Tips集 - 書式文字列に従ってファイルに文字列を書き込む

printf 関数のように書式文字列に従ってファイルに文字列を書き込むには stdio.hfprintf 関数を使用します.

fprintf

#include <stdio.h>
int fprintf(
    FILE * restrict stream,
    const char * restrict format,
    ...
);

fprintf 関数は format が指す書式文字列に従って,stream が指すストリームへ書き込みを行う関数です.なお,format に指定できる書式文字列は printf 関数と同じです.詳しくはこちらをご覧下さい.

fprintf 関数は,ストリームに正常に文字列を書き込んだときには書き込んだ文字数を返し,書き込みに失敗したときには負の値を返します.

C言語サンプルプログラム

以下に fprintf 関数を使用して文字列をファイルに書き込むサンプルプログラムを示します.

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

/* main */
int main(void) {
    FILE *fp;
    char filename[] = "sample.txt";
    int count;

    /* ファイルオープン */
    if ((fp = fopen(filename, "w")) == NULL) {
        fprintf(stderr, "ファイルのオープンに失敗しました.\n");
        return EXIT_FAILURE;
    }

    /* 書き込み */
    count = fprintf(fp,
       "マンガ %s は %d 年に誕生しました.\n", "ピーナッツ", 1950);
    if ( count < 0 ) {
        fprintf(stderr, "ファイルの書込みに失敗しました.\n");
        fclose(fp);
        return EXIT_FAILURE;
    }

    fprintf(stdout,
        "%s へ %d 文字 (byte) 出力しました.\n", filename, count);

    /* ファイルクローズ */
    fclose(fp);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.

sample.txt へ 44 文字 (byte) 出力しました.

sample.txt の内容は以下のようになります.

マンガ ピーナッツ は 1950 年に誕生しました.

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