C言語でファイルから 1 行ずつ文字列を読み込むには stdio.h の fgets 関数を使用します.
#include <stdio.h>
char *fgets ( char * restrict s, int n, FILE * restrict stream );
fgets 関数は stream が指すストリームから改行文字または,ファイルの終りまで文字列を読み取り,s が指す配列に格納する関数です.なお,n-1 が 1 行の最大文字数となります.
fgets 関数はストリームから正常に文字列を読み取ったときには,読み取った文字列を返します.読み取りに失敗した場合や,ファイルの終端を読み取ったときには 空ポインタ (NULL) を返します.
以下に fgets 関数を使用してファイルの終端まで文字列を読み取るサンプルプログラムを示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
/* macros */
#define N 256
/* main */
int main(void) {
FILE *fp;
char *filename = "sample.txt";
char readline[N] = {'\0'};
/* ファイルのオープン */
if ((fp = fopen(filename, "r")) == NULL) {
fprintf(stderr, "%sのオープンに失敗しました.\n", filename);
exit(EXIT_FAILURE);
}
/* ファイルの終端まで文字を読み取り表示する */
while ( fgets(readline, N, fp) != NULL ) {
printf("%s", readline);
}
/* ファイルのクローズ */
fclose(fp);
return EXIT_SUCCESS;
}
サンプルプログラム内で使用する sample.txt の内容は以下のように用意したとします.
ABCDEFG12345あいうえお あいうえ12345おABCDEFG
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
ABCDEFG12345あいうえお あいうえ12345おABCDEFG
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C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.