C言語で浮動小数点数の小数点以下を切り上げるには,math.h の ceil 関数,ceilf 関数,ceill 関数のいずれかを使用します.これらの関数はいずれも指定された浮動小数点数以上の最小の整数値を計算する関数で,その名前は天井関数 (ceiling function) から由来しています.
#include <math.h>
ceil
double ceil(double x);
ceilf (C99)
float ceilf(float x);
ceill (C99)
long double ceill(long double x);
ceil 系の関数はあくまでも天井関数を計算する関数ですので,引数に負の浮動小数点数を渡した場合には,正の無限大方向への丸めになることに注意してください.
以下に ceil 関数を使用して浮動小数点数の小数点以下を切り上げるサンプルプログラムを示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>
/* main */
int main(void) {
double x1 = 5.0001, x2 = -5.0001, x3 = 0.0;
double y1, y2, y3;
y1 = ceil(x1);
y2 = ceil(x2);
y3 = ceil(x3);
printf("ceil(%.4f) = %.4f\n", x1, y1);
printf("ceil(%.4f) = %.4f\n", x2, y2);
printf("ceil(%.4f) = %.4f\n", x3, y3);
return EXIT_SUCCESS;
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
ceil(5.0001) = 6.0000 ceil(-5.0001) = -5.0000 ceil(0.0000) = 0.0000
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C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
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