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C言語Tips集 - 文字列を long 型に変換する

C言語で文字列を long 型に変換するには,stdlib.hatol 関数を使用します.

#include <stdlib.h>
long atol(
    const char *nptr
);

atol 関数は,nptr が指す文字列のはじめの数字の部分を long 型に変換する関数です.

C言語サンプルプログラム

atol 関数を使用して,入力された文字列を long 型に変換するサンプルプログラムを以下に示します.

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

/* macros */
#define N 256

/* main */
int main(void) {
    char s[N] = {'\0'};
    long n;

    /* 入力 */
    fgets(s, N, stdin);
    printf("変換前: %s", s);

    /* 変換 */
    n = atol(s);
    printf("変換後: %ld\n", n);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.

( 9 を入力 )
変換前: 9
変換後: 9

( 10hoge を入力 )
変換前: 10hoge
変換後: 10

( hoge10 を入力 )
変換前: hoge10
変換後: 0

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