標準出力 (standard output) から出力されたデータはパイプ (pipe) を用いることによって,別のプログラムの標準入力 (standard input) より入力することができます.
パイプを利用してプログラム間でデータを渡すには,コマンドラインから以下のコマンドを実行します.
プログラム1 | プログラム2
プログラム1の標準出力からプログラム2の標準入力へデータを渡します.
以下にサンプルプログラムを示します.
出力側 [output.c]
以下の出力側のプログラム (output.c) を用意し,output.out と言う名前でコンパイルします.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
/* main */
int main(void) {
char s[N] = {'\0'};
printf("%s\n", "Snoopy!");
return EXIT_SUCCESS;
}
入力側 [input.c]
以下の入力側のプログラム (input.c) を用意し,input.out と言う名前でコンパイルします.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
/* macros */
#define N 256
/* main */
int main(void) {
char s[N] = {'\0'};
scanf("%s", s);
printf("%s\n", s);
return EXIT_SUCCESS;
}
output.out から input.out にデータを送るために,パイプを使用します.
./output.out | ./input.out
実行結果は以下のようになります.
Snoopy!
たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.
C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.