C言語で文字が標準ブランク文字かどうかをチェックするには ctype.h の isblank 関数を使用します.
#include <ctype.h>
int isblank( int c /* int 型の文字 */ );
isblank 関数は,指定した文字が標準ブランク文字なら真 (0 以外) を返す関数です.
ただし,isblank 関数は C99 で規定されている関数です.コンパイラが C99 に対応していなかったり,コーディング規約上 C99 を禁止している場合はプログラマが自分で実装する必要があります.以下に isblank 関数と同じような挙動をする関数の実装例を示します.
int _isblank(int c) {
if ( c == ' ' || c == '\t' ) {
return 1;
} else {
return 0;
}
}
isblank 関数を使用したサンプルプログラムを以下に示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <ctype.h>
/* main */
int main(void) {
int c[] = {' ', '\t', '\f', '\n', '\r', '\v', 'a', '9'};
char s[][16] = {
"空白", "水平タブ", "書式送り",
"改行", "復帰", "垂直タブ",
"文字 'a'", "数字 '9'"
};
int i;
for ( i = 0; i < 8; i++ ) {
/* 文字チェック */
if ( isblank(c[i])) {
printf("%s ==> 真\n", s[i]);
} else {
printf("%s ==> 偽\n", s[i]);
}
}
return EXIT_SUCCESS;
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
空白 ==> 真 水平タブ ==> 真 書式送り ==> 偽 改行 ==> 偽 復帰 ==> 偽 垂直タブ ==> 偽 文字 'a' ==> 偽 数字 '9' ==> 偽
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文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
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