strcat

文字列を連結します.

#include <string.h>
char *strcat(
    char * restrict s1,
    const char * restrict s2
);

strcat 関数は s2 が指す文字列のコピーを s1 が指す文字列の最後に付加します.コピーする文字列は終端ナル文字 ('\0') を含みます.(s2 の先頭文字が s1 の指す文字列の終端ナル文字を書き換えます.)

領域の重なり合うオブジェクト間でコピーが行われるときの動作は未定義です.

注意!
strcat 関数はバッファオーバーフロー (buffer over-flow) を発生させやすい関数の 1 つです.

戻り値

  • s1 の値

C言語サンプルプログラム

strcat 関数を使用して文字列を連結するサンプルプログラムを以下に示します.

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <string.h>

/* macros */
#define N 256

/* main */
int main(void) {
    char s1[] = "Snoopy";
    char s2[] = "Charlie Brown";

    /* 文字列の連結 */
    strcat(s1, s2);
    printf("s1 + s2 : %s\n", s1);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.

s1 + s2 : SnoopyCharlie Brown

Cプログラマの必読書

たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.

C実践プログラミング 第3版

C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります. オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.


C言語ポインタ完全制覇 (標準プログラマーズライブラリ)

ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.