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ストリーム (stream) から可変長引数リストを用いてデータを読込みます.
#include <stdio.h> #include <stdarg.h>
int vfscanf( FILE * restrict stream, const char * restrict format, va_list arg );
vfscanf 関数は format が指す書式文字列と可変長引数リスト arg を用いて,stream が指すストリームからデータを読込みます.
vfscanf の呼び出し前には va_start マクロで引数 arg を初期化しておく必要があります.また,vfscanf は va_end マクロを呼び出しません.したがってユーザーが手動で va_end を呼び出す必要があります.
vfscanf の動作は 可変長引数 (variable arguments) を arg に置き換えた fscanf と同じです.
注意!
vfscanf はバッファオーバーフロー (buffer over-flow) を発生させやすい関数の 1 つです.
vfscanf 関数を使用してストリームから可変長引数リストを用いてデータを読込むサンプルプログラムを以下に示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <stdarg.h>
/* functions */
int input( FILE *fp, char *format, ... );
/* main */
int main(void) {
FILE *fp;
char filename[] = "sample.txt";
char number[5] = {'\0'};
char name[256] = {'\0'};
int age;
/* ファイルオープン */
if ((fp = fopen(filename, "r")) == NULL) {
fprintf(stderr, "%sのオープンに失敗しました.\n", filename);
return EXIT_FAILURE;
}
input(fp, "%s %s %d", number, name, &age);
printf("No: %s\n", number);
printf("氏名: %s\n", name);
printf("年齢: %d\n", age);
/* ファイルクローズ */
fclose(fp);
return EXIT_SUCCESS;
}
/**
* @brief ファイルから入力を行う
* @param[IN] fp ファイルポインタ
* @param[IN] format 書式文字列
* @param[IN] ... 可変長引数
* @return EXIT_SUCCESS
*/
int input( FILE *fp, char *format, ... ) {
va_list arg;
va_start(arg, format);
vfscanf(fp, format, arg);
va_end(arg);
return EXIT_SUCCESS;
}
sample.txt を以下のように用意したとします.
1950 CharlieBrown 4
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
No: 1950 氏名: CharlieBrown 年齢: 4
たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.
C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.