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可変長引数リストのデータを書式文字列に従ってストリーム (stream) に出力します.
#include <stdio.h> #include <stdarg.h>
int vfprintf( FILE * restrict stream, const char * restrict format, va_list arg );
vfprintf 関数は可変長引数リスト arg のデータを format が指す書式文字列に従って,stream が指すストリームへ書き込みを行います.
vfprintf の呼び出し前には va_start マクロで引数 arg を初期化しておく必要があります.また,vfprintf は va_end マクロを呼び出しません.したがってユーザーが手動で va_end を呼び出す必要があります.
vfprintf の動作は可変長引数 (variable arguments) を arg に置き換えた fprintf と同じです.
vfprintf 関数を使用して可変長引数リストのデータをストリームに出力するサンプルプログラムを以下に示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <stdarg.h>
/* functions */
void inputError(char *function, char *format, ...);
/* main */
int main(void) {
int sex, age;
/* 性別の入力 */
puts("性別を入力してください。(1:男性 2:女性)");
scanf("%d", &sex);
if ( sex != 1 && sex != 2 ) {
inputError("main", "性別は1か2で入力してください. (入力値: %d)\n", sex);
return EXIT_FAILURE;
}
/* 年齢の入力 */
puts("年齢を入力してください.");
scanf("%d", &age);
if ( age < 0 || age > 150 ) {
inputError("main", "嘘はいけません.(入力値: %d)\n", age);
return EXIT_FAILURE;
}
puts("分かりました.");
return EXIT_SUCCESS;
}
/**
* @brief エラー処理を行う
* @param[IN] function 関数名
* @param[IN] format 書式文字列
* @param[IN] ... 可変長引数
*/
void inputError(char *function, char *format, ...) {
va_list arg;
va_start(arg, format);
/* エラーが発生した関数名を表示 */
fprintf(stderr, "エラーが発生した関数: %s\n", function);
/* エラーメッセージを表示 */
vfprintf(stderr, format, arg);
va_end(arg);
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
性別を入力してください. (1:男性 2:女性)
(3 を入力)
エラーが発生した関数: main
性別は1か2で入力してください. (入力値: 3)
性別を入力してください. (1:男性 2:女性) (1 を入力) 年齢を入力してください. (-1 を入力) エラーが発生した関数: main 嘘はいけません. (入力値: -1)
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