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ファイル位置表示子 (file position indicator) を変更します.
#include <stdio.h>
int fseek( FILE *stream, long offset, int whence );
fseek 関数は stream が指すストリーム (stream) のファイル位置表示子の値を変更します.
バイナリストリームの場合は whence が示す位置に offset を加えた値が新しい位置になります.
テキストストリームの場合は offset は 0 であるか,または同じストリームに対する ftell 関数で返された値である必要があります.後者の場合,whence は SEEK_SET である必要があります.
引数 whence に指定できる基準位置は以下の通りです.
基準位置 | 意味 |
---|---|
SEEK_SET | ファイルの始め |
SEEK_CUR | その時点のファイル位置表示子の値 |
SEEK_END | ファイルの終わり |
fseek関数を用いたサンプルプログラムを以下に示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <string.h>
/* main */
int main(void) {
FILE *fp;
char *filename = "sample.txt";
/* ファイルのオープン */
if ((fp = fopen(filename, "rb")) == NULL) {
fprintf( stderr, "%sのオープンに失敗: %s\n",
filename, strerror(errno) );
return EXIT_FAILURE;
}
fseek(fp, 0L, SEEK_END);
printf("%s は %ld byteです.\n",filename, ftell(fp));
/* ファイルクローズ */
fclose(fp);
return EXIT_SUCCESS;
}
sample.txt を以下のように用意したとします.
I love SNOOPY.
実行結果は以下のようになります.
sample.txt は 16 byteです.
fseek 関数でファイル位置表示子をファイルの終わりに変更し,ftell 関数でファイル位置表示子の値を取得することでファイルのサイズを表示しています.
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c言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.