The trunc functions (C99) - trunc, truncf, truncl

引数を最も近い整数値に丸めます．(ただし，その絶対値が引数の絶対値より大きくない値)

trunc (C99)

#include <math.h>

double trunc(
    double x
);

trunc 関数は x を最も近い整数値に丸め，結果を double 型で返します．(ただし，その絶対値が x の絶対値より大きくない値)

truncf (C99)

#include <math.h>

float truncf(
    float x
);

truncf 関数は x を最も近い整数値に丸め，結果を float 型で返します．(ただし，その絶対値が x の絶対値より大きくない値)

truncl (C99)

#include <math.h>

long double truncl(
    long double x
);

truncl 関数は x を最も近い整数値に丸め，結果を long double 型で返します．(ただし，その絶対値が x の絶対値より大きくない値)

戻り値

  • 丸めた整数値

C言語サンプルプログラム

以下に trunc 関数を使用したサンプルプログラムを示します．

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>

/* main */
int main(void) {
    double x1 = 5.0001, x2 = -5.0001;
    double x3 = 0.0;
    double x4 = 5.5000, x5 = -5.5000;
    double y1, y2, y3, y4, y5;

    y1 = trunc(x1);
    y2 = trunc(x2);
    y3 = trunc(x3);
    y4 = trunc(x4);
    y5 = trunc(x5);

    printf("trunc(%.4f) = %.4f\n", x1, y1);
    printf("trunc(%.4f) = %.4f\n", x2, y2);
    printf("trunc(%.4f) = %.4f\n", x3, y3);
    printf("trunc(%.4f) = %.4f\n", x4, y4);
    printf("trunc(%.4f) = %.4f\n", x5, y5);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります．

trunc(5.0001) = 5.0000
trunc(-5.0001) = -5.0000
trunc(0.0000) = 0.0000
trunc(5.5000) = 5.0000
trunc(-5.5000) = -5.0000

Cプログラマの必読書

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