The ilogb functions (C99) - ilogb, ilogbf, ilogbl

符号付き int の値として引数の指数を抽出します．

ilogb (C99)

#include <math.h>

int ilogb(
    double x
);

ilogb 関数は double 型の引数 x の指数を抽出し，int 型で返します．

ilogbf (C99)

#include <math.h>

int ilogbf(
    float x
);

ilogbf 関数は float 型の引数 x の指数を抽出し，int 型で返します．

ilogbl (C99)

#include <math.h>

int ilogbl(
    long double x
);

ilogbl 関数は long double 型の引数 x の指数を抽出し，int 型で返します．

ilogb，ilogbf，ilogbl 関数は，x が 0 の場合に値域エラー (range error) が発生することがあります．

戻り値

  • x が 0 の場合: FP_ILOGB0
  • x が無限大の場合: INT_MAX
  • x が NaN (非数) の場合: FP_ILOGBNAN
  • x が上記以外の場合: 指数

C言語サンプルプログラム

以下にilogb 関数を使用したサンプルプログラムを示します．

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>

/* main */
int main(void) {
    double x;
    int y;

    x = pow(2.0, 3.0);
    y = ilogb(x);
    printf("ilogb(%.3f) =  %d\n", x, y);

    x = pow(2.0, 2.0);
    y = ilogb(x);
    printf("ilogb(%.3f) =  %d\n", x, y);

    x = pow(2.0, 1.0);
    y = ilogb(x);
    printf("ilogb(%.3f) =  %d\n", x, y);

    x = pow(2.0, -1.0);
    y = ilogb(x);
    printf("ilogb(%.3f) = %d\n", x, y);

    x = pow(2.0, -2.0);
    y = ilogb(x);
    printf("ilogb(%.3f) = %d\n", x, y);

    x = pow(2.0, -3.0);
    y = ilogb(x);
    printf("ilogb(%.3f) = %d\n", x, y);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります．

ilogb(8.000) =  3
ilogb(4.000) =  2
ilogb(2.000) =  1
ilogb(0.500) = -1
ilogb(0.250) = -2
ilogb(0.125) = -3

Cプログラマの必読書

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