The fmod functions - fmod, fmodf, fmodl

余剰を計算します.

fmod

#include <math.h>
double fmod(
    double x,
    double y
);

fmod 関数は x / y の浮動小数点余剰を計算し,結果を double 型で返します.

fmodf (C99)

#include <math.h>
float fmodf(
    float x,
    float y
);

fmodf 関数は x / y の浮動小数点余剰を計算し,結果を float 型で返します.

fmodl (C99)

#include <math.h>
long double fmodl(
    long double x,
    long double y
);

fmodl 関数は x / y の浮動小数点余剰を計算し,結果を long double 型で返します.

fmod,fmodf,fmodl 関数の結果は x と同じ符号をもち,y の絶対値より小さい絶対値を持ちます.また,処理系によっては y が 0 の場合,定義域エラー (domain error) が発生する可能性があります.

戻り値

  • x / y の浮動小数点余剰

C言語サンプルプログラム

以下に fmod 関数を使用したサンプルプログラムを示します.

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>

/* main */
int main(void) {
    double x, y;
    double rem;

    printf("x の値を入力して下さい> ");
    scanf("%lf", &x);

    printf("y の値を入力して下さい> ");
    scanf("%lf", &y);

    /* 余剰を求める */
    rem = fmod(x, y);

    printf("%.2f %% %.2f = %.2f\n", x, y, rem);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.

x の値を入力して下さい> 13.5
y の値を入力して下さい> 2
13.50 % 2.00 = 1.50

x の値を入力して下さい> -13.5
y の値を入力して下さい> 2
-13.50 % 2.00 = -1.50

x の値を入力して下さい> 13.5
y の値を入力して下さい> -2
13.50 % -2.00 = 1.50

Cプログラマの必読書

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