The fdim functions (C99) - fdim, fdimf, fdiml

2 つの引数の正の差 (positive difference) を計算します.

fdim (C99)

#include <math.h>
double fdim(
    double x,
    double y
);

fdim 関数は 2 つの引数の正の差を計算し,double 型で返します.

fdimf (C99)

#include <math.h>
float fdimf(
    float x,
    float y
);

fdimf 関数は 2 つの引数の正の差を計算し,float 型で返します.

fdiml (C99)

#include <math.h>
long double fdiml(
    long double x,
    long double y
);

fdiml 関数は 2 つの引数の正の差を計算し, long double 型で返します.

fdim,fdimf,fdiml 関数を実行すると,値域エラー (range error) が発生することがあります.

戻り値

  • x > yの場合: x - y
  • x <= yの場合: 0

C言語サンプルプログラム

以下に fdim 関数を使用したサンプルプログラムを示します.

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>

/* main */
int main(void) {
    double x1, x2, y1, y2;

    x1 = 2.1;
    x2 = 2.0;
    y1 = fdim(x1, x2);
    printf("fdim(%.1lf, %.1lf) = %.2lf\n", x1, x2, y1);

    x1 = 2.0;
    x2 = 2.1;
    y2 = fdim(x1, x2);
    printf("fdim(%.1lf, %.1lf) = %.2lf\n", x1, x2, y2);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.

fdim(2.1, 2.0) = 0.10
fdim(2.0, 2.1) = 0.00

Cプログラマの必読書

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C実践プログラミング 第3版

C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
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