The expm1 functions (C99) - expm1, expm1f, expm1l

底がネイピア数 e である指数関数 (exp) - 1 を計算します．

expm1 (C99)

#include <math.h>

double expm1(
    double x
);

expm1 関数は，ネイピア数 e の x 乗 - 1 を計算し，結果を double 型で返します．

expm1f (C99)

#include <math.h>

float expm1f(
    float x
);

expm1f 関数は，ネイピア数 e の x 乗 - 1 を計算し，結果を float 型で返します．

expm1l (C99)

#include <math.h>

long double expm1l(
    long double x
);

expm1l 関数は，ネイピア数 e の x 乗 - 1 を計算し，結果を long double 型で返します．

expm1，expm1f，expm1l 関数は x が大きすぎる場合，値域エラー (range error) 発生します．

戻り値

  • e の x 乗 - 1 の値

数学上の表記

exp-1

C言語サンプルプログラム

以下にexpm1，expm1f，expm1l 関数それぞれを使用したサンプルプログラムを示します．

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>

/* main */
int main(void) {
    double d = 1.0, d_result;
    float f = 2.0, f_result;
    long double ld = 3.0L, ld_result;

    d_result = expm1(d);
    f_result = expm1f(f);
    ld_result = expm1l(ld);

    printf("expm1(%.1f) = %.8f\n", d, d_result);
    printf("expm1f(%.1f) = %.8f\n", f, f_result);
    printf("expm1l(%.1Lf) = %.8Lf\n", ld, ld_result);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります．

expm1(1.0) = 1.71828183
expm1f(2.0) = 6.38905621
expm1l(3.0) = 19.08553692

Cプログラマの必読書

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C実践プログラミング 第3版

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