The cos functions - cos, cosf, cosl

余弦 (cos) を計算します.

cos

#include <math.h>
double cos(
    double x
);

cos 関数は x の余弦 (cos) を計算し,結果を double 型で返します.

cosf (C99)

#include <math.h>
float cosf(
    float x
);

cosf 関数は x の余弦 (cos) を計算し,結果を float 型で返します.

cosl (C99)

#include <math.h>
long double cosl(
    long double x
);

cosl 関数は x の余弦 (cos) を計算し,結果を long double 型で返します.

戻り値

  • 余弦値

数学上の表記

cos

C言語サンプルプログラム

以下にcos,cosf,cosl 関数それぞれを使用して余弦を求めるサンプルプログラムを示します.

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>

/* macros */
#define PI 3.14159265

/* main */
int main(void) {
    double d_angle = PI / 6.0, d_result;
    float f_angle = PI / 4.0, f_result;
    long double ld_angle = PI / 3.0L, ld_result;

    d_result = cos(d_angle);
    f_result = cosf(f_angle);
    ld_result = cosl(ld_angle);

    printf("cos(pi / 6): %.8f\n", d_result);
    printf("cosf(pi / 4): %.8f\n", f_result);
    printf("cosl(pi / 3): %.8Lf\n", ld_result);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.

cos(pi / 6): 0.86602540
cosf(pi / 4): 0.70710677
cosl(pi / 3): 0.50000000

Cプログラマの必読書

たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.

C実践プログラミング 第3版

C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります. オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.


C言語ポインタ完全制覇 (標準プログラマーズライブラリ)

ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.