The copysign functions (C99) - copysign, copysignf, copysignl

x の絶対値をもち,かつ y の符号をもつ値を生成します.

copysign (C99)

#include <math.h>
double copysign(
    double x,
    double y
);

copysign 関数は x の絶対値をもち,かつ y の符号をもつ値を生成し,double 型で返します.x が NaN (非数) の場合,y の符号をもつ NaN (非数) を生成します.

copysignf (C99)

#include <math.h>
float copysignf(
    float x,
    float y
);

copysignf 関数は x の絶対値をもち,かつ y の符号をもつ値を生成し,float 型で返します.x が NaN (非数) の場合,y の符号をもつ NaN (非数) を生成します.

copysignl (C99)

#include <math.h>
long double copysignl(
    long double x,
    long double y
);

copysignl 関数は x の絶対値をもち,かつ y の符号をもつ値を生成し,long double 型で返します.x が NaN (非数) の場合,y の符号をもつ NaN (非数) を生成します.

戻り値

  • x の絶対値をもち,y の符号をもつ値

C言語サンプルプログラム

以下に copysign 関数を使用したサンプルプログラムを示します.

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>

/* main */
int main(void) {
    double x, y, result;

    x = 1.0;
    y = -2.0;
    result = copysign(x, y);
    printf("copysign(%.1f, %.1f) = %.1f\n", x, y, result);

    x = -2.0;
    y = 1.0;
    result = copysign(x, y);
    printf("copysign(%.1f, %.1f) = %.1f\n", x, y, result);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.

copysign(1.0, -2.0) = -1.0
copysign(-2.0, 1.0) = 2.0

Cプログラマの必読書

たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.

C実践プログラミング 第3版

C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります. オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.


C言語ポインタ完全制覇 (標準プログラマーズライブラリ)

ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.