float.h

float.h には標準浮動小数点型の限界及び,パラメータに関するいくつかのマクロが定義されています.

マクロ

マクロ名概要備考
FLT_ROUNDS浮動小数点型の丸め方向
FLT_EVAL_METHOD浮動小数点演算の結果の値などの精度C99
FLT_RADIX浮動小数点型の内部表現に使用される基数.
FLT_MANT_DIGfloat 型の FLT_RADIX を基数とした仮数部の桁数.
DBL_MANT_DIGdouble 型の FLT_RADIX を基数とした仮数部の桁数.
LDBL_MANT_DIGlong double 型の FLT_RADIX を基数とした仮数部の桁数.
DECIMAL_DIG浮動小数点型で表現できる最大の 10 進数桁数.C99
FLT_DIGfloat 型の浮動小数点数に丸めることができ, それを正確に元の 10 進数に戻すことができる桁数.
DBL_DIGdouble 型の浮動小数点数に丸めることができ, それを正確に元の 10 進数に戻すことができる桁数.
LDBL_DIGlong double 型の浮動小数点数に丸めることができ, それを正確に元の 10 進数に戻すことができる桁数.
FLT_MIN_EXPfloat 型における FLT_RADIX を基数とした指数部の最小値.
DBL_MIN_EXPdouble 型における FLT_RADIX を基数とした指数部の最小値.
LDBL_MIN_EXPlong double 型における FLT_RADIX を基数とした指数部の最小値.
FLT_MIN_10_EXPfloat 型における 10 を基数とした指数部の最小値.
DBL_MIN_10_EXPdouble 型における 10 を基数とした指数部の最小値.
LDBL_MIN_10_EXPlong double 型における 10 を基数とした指数部の最小値.
FLT_MAX_EXPfloat 型における FLT_RADIX を基数とした指数部の最大値.
DBL_MAX_EXPdouble 型における FLT_RADIX を基数とした指数部の最大値.
LDBL_MAX_EXPlong double 型における FLT_RADIX を基数とした指数部の最大値.
FLT_MAX_10_EXPfloat 型における 10 を基数とした指数部の最大値.
DBL_MAX_10_EXPdouble 型における 10 を基数とした指数部の最大値.
LDBL_MAX_10_EXPlong double 型における 10 を基数とした指数部の最大値.
FLT_MAXfloat 型の最大値.
DBL_MAXdouble 型の最大値.
LDBL_MAXlong double 型の最大値.
FLT_EPSILONfloat 型で表現可能な 1 より大きい最小値と 1 との差.
DBL_EPSILONdouble 型で表現可能な 1 より大きい最小値と 1 との差.
LDBL_EPSILONlong double 型で表現可能な 1 より大きい最小値と 1 との差.
FLT_MINfloat 型の正の値の最小値.
DBL_MINdouble 型の正の値の最小値.
LDBL_MINlong double 型の最小値.