The cimag functions (C99) - cimag, cimagf, cimagl

複素数の虚部 (imaginary part) を返します．

cimag (C99)

#include <complex.h>

double cimag(
    double complex z
);

cimag 関数は，double complex 型の複素数 z の虚部を double 型で返します．

cimagf (C99)

#include <complex.h>

float cimagf(
    float complex z
);

cimagf 関数は，float complex 型の複素数 z の虚部を float 型で返します．

cimagl (C99)

#include <complex.h>

long double cimagl(
    long double complex z
);

cimagl 関数は，long double complex 型の複素数 z の虚部を long double 型で返します．

戻り値

  • 複素数の虚部

C言語サンプルプログラム

以下に cimag 関数を使用して複素数の虚部を求めるサンプルプログラムを示します．

/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <complex.h>

/* main */
int main(void) {
    double complex z = 3.0 + 2.0 * I;
    double im;

    /* 虚部を取得 */
    im = cimag(z);
    printf("虚部: %.1f\n", im);

    return EXIT_SUCCESS;
}

実行例

サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります．

虚部: 2.0

Cプログラマの必読書

たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です．よかったら参考にしてみてください．

C実践プログラミング 第3版

C言語の実践的参考書．少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです．
文法だけでなく，コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります． オライリーの本は，読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです．


C言語ポインタ完全制覇 (標準プログラマーズライブラリ)

ポインタの解説書としては最高の書籍です．
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