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複素数の複素数逆双曲線正接 (arctanh) を計算します.
#include <complex.h>
double complex catanh( double complex z );
catanh 関数は,z の複素数逆双曲線正接を計算し,結果を double complex 型で返します.
#include <complex.h>
float complex catanhf( float complex z );
catanhf 関数は,z の複素数逆双曲線正接を計算し,結果を float complex 型で返します.
#include <complex.h>
long double complex catanhl( long double complex z );
catanhl 関数は,z の複素数逆双曲線正接を計算し,結果を long double complex 型で返します.
catanh,catanhf,catanhl 関数は,区間 [-1,+1] の外側に実軸に沿って分岐切断線をもちます.
以下に catanh 関数を使用して複素数逆双曲線正接を求めるサンプルプログラムを示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>
#include <complex.h>
/* main */
int main(void) {
double complex z = 3.0 + 2.0 * I;
double complex catanh_z01, catanh_z02;
/* 複素数逆双曲線正接を求める */
catanh_z01 = catanh(z);
catanh_z02 = clog((1.0 + z) / (1.0 - z)) / 2.0;
/* 表示 */
printf("catanh 関数で求めた値: %.10f + %.10fi\n",
creal(catanh_z01), cimag(catanh_z01));
printf("数学的定義から求めた値: %.10f + %.10fi\n",
creal(catanh_z02), cimag(catanh_z02));
return EXIT_SUCCESS;
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
catanh 関数で求めた値: 0.2290726830 + 1.4099210496i 数学的定義から求めた値: 0.2290726830 + 1.4099210496i
たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.
C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.