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複素数の逆正接 (arctan) を計算します.
#include <complex.h>
double complex catan( double complex z );
catan 関数は,z の複素数逆正接を計算し,結果を double complex 型で返します.
#include <complex.h>
float complex catanf( float complex z );
catanf 関数は,z の複素数逆正接を計算し,結果を float complex 型で返します.
#include <complex.h>
long double complex catanl( long double complex z );
catanl 関数は,z の複素数逆正接を計算し,結果を long double complex 型で返します.
catan,catanf,catanl関数は,区間 [-i, +i] の外側に,虚軸に沿って分岐切断線をもちます.
以下に catan 関数を使用して複素数逆正接を求めるサンプルプログラムを示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>
#include <complex.h>
/* main */
int main(void) {
double complex z = 3.0 + 2.0 * I;
double complex catan_z01, catan_z02;
/* 複素数逆正接を求める */
catan_z01 = catan(z);
catan_z02 = I / 2.0 * clog((I + z) / (I - z));
/* 表示 */
printf("catan 関数で求めた値: %.10f + %.10fi\n",
creal(catan_z01), cimag(catan_z02));
printf("数学的定義から求めた値: %.10f + %.10fi\n",
creal(catan_z01), cimag(catan_z02));
return EXIT_SUCCESS;
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
catan 関数で求めた値: 1.3389725223 + 0.1469466662i 数学的定義から求めた値: 1.3389725223 + 0.1469466662i
たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.
C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.