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複素平面上の偏角 (argument) [位相角 (phase angle) ともいう] を計算します.
#include <complex.h>
double carg( double complex z );
carg 関数は,double complex 型の引数 z の偏角を計算し,結果を double 型で返します.
#include <complex.h>
float cargf( float complex z );
cargf 関数は,float complex 型の引数 z の偏角を計算し,結果を float 型で返します.
#include <complex.h>
long double cargl( long double complex z );
cargl 関数は,long double complex 型の引数 z の偏角を計算し,結果を long double 型で返します.
carg,cargf,cargl 関数は負の実軸に沿って分岐切断線をもちます.
以下に carg 関数を使用して複素平面上の偏角を計算するサンプルプログラムを示します.
/* header files */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <math.h>
#include <complex.h>
/* macros */
#define PI 3.14159265
/* main */
int main(void) {
double r = 2.0;
double complex z;
z = r * (cos(PI) + sin(PI) * I);
printf("arg: %.5f\n", carg(z));
return EXIT_SUCCESS;
}
サンプルプログラムの実行結果は以下のようになります.
arg: 3.14159
たくさんあるC言語関連の書籍の中でも特に役に立った本です.よかったら参考にしてみてください.
C言語の実践的参考書.少々値段は張りますが初心者を脱しようとしている人は絶対に読むべきです.
文法だけでなく,コーディングスタイルやデバッグなど文字通り「実践的」なことが書かれているので非常にためになります.
オライリーの本は,読みにくい本が多いのですが本書はとても読みやすくオススメです.
ポインタの解説書としては最高の書籍です.
この1冊でポインタを完全に理解することができます.全くの初学者が読むには敷居が高いですが,入門書を読み終えた後に読むと非常に有益です.