このページでは固定IPアドレス一個で運用するDNSサーバーの登録及びドメイン名の登録についてビギナー向けに解説します。
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固定IPでDNSサーバー構築

固定IPでDNSサーバー構築

ブートファイルの基本設定

WAN用ゾーンファイルの作成

ポートフォワーディングの設定

WAN空間からのDNSチェック

スレーブDNSサーバーの設置

DNSサーバとドメイン名の登録

レコードの書き換えについて


自宅サーバーをDNSサーバーとして登録する

構築中のLinuxサーバー を WAN 空間で「権威ある DNSサーバー 」として利用できるようにするには、 NIC(Network Information Center ) に登録する必要があります。

登録に必要な情報は、

・DNSサーバーとして登録する FQDN "web1.obenri.com"

・DNSサーバーの グローバルIPアドレス "211.183.111.3x"

の二つだけです。

通常は直接NICに行うのではなく、 ドメイン名 を登録した レジストラ から申請を行います。

例えばレジストラが「 お名前.com 」の場合は、ホームページから ログイン してアカウントマネージャを開き、 ホスト名 の 新規登録 で設定ページを開き、ホスト名と自宅のグローバルIPアドレスを入力して登録を行います。

ISP などからドメイン名を取得した場合はISPを通じてレジストラに申請することもありますが、その場合は書類での申請が必要になるかもしれません。

登録手続きを行ってから実際に登録されるまでの日数は、ドメイン名の種類やレジストラの都合などにもよりますが、早ければ即日、遅くとも一週間程度です。

実際に登録されたかどうかは、普通は同じレジストラのホームページ上でステータスを確認すればOKです。

レジストラのホームページで確認出来ない場合、 ".com" や ".net" などのドメイン名は WBEL や CentOS から whois コマンド でも調べることができます。

whoisコマンドで情報が得られない ".jp" ドメインなどの場合は、ドメイン名を管轄する管理団体のホームページの "Whois" から調べることもできます。

例えば ".jp" ドメインの場合は JPRSの公式ページ 、 から "Whois" のページ

を利用します。

自分が利用しているドメイン名の管理団体がわからないときは、

などから調べてみてください。

DNSサーバーの登録が確認できたら、いよいよドメイン名の登録です。

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ドメイン名をDNSサーバーに登録する

既に ダイナミックDNS をご利用の方は、 ダイナミックDNSの設定(WBEL3) ダイナミックDNSの設定(CentOS3) ダイナミックDNSの設定(WBEL4) ダイナミックDNSの設定(CentOS4) ダイナミックDNSの設定(CentOS5) のステップで一度設定経験があると思いますが、要は、

「"obenri.com"という ドメイン名 に関連する 名前解決 について、"web1.obenri.com"とそのスレーブDNSサーバーを権威ある DNSサーバー として公的に指定する。」

という手続きです。

登録はDNSサーバーの登録と同じく、普通は レジストラ のホームページ上から行います。

例えばレジストラが「 お名前.com 」の場合は、ホームページから ログイン してアカウントマネージャを開き、 「情報変更」 の ネームサーバー で設定ページを開き、登録したDNSサーバーの FQDN と、スレーブDNSサーバーのFQDN スレーブDNSサーバーのFQDNについて に書き換えます。

ISP などからドメイン名を取得した場合はISPを通じてレジストラに申請することもありますが、その場合は書類での申請が必要になるかもしれません。

登録手続きを行ってから実際に登録されるまでの日数は、ドメイン名の種類やレジストラの都合などにもよりますが、早ければ即日、遅くとも一週間程度です。

実際に登録が完了したかどうかの確認方法は、前のステップと同じです。レジストラのホームページ上でステータスでチェックするか、 whois コマンド あるいはドメイン名の管理団体のホームページなどから確認してください。

登録が確認できたら、実際に "obenri.com" の DNS 情報が WAN 空間上で「自然に」参照可能になっているかどうかをチェックしてみましょう。

通常はインターネットに接続している任意の クライアント から nslookup コマンドで、

"nslookup [ゾーン名(ドメイン名)]"

と実行すれば良いのですが、自宅内の DHCPサーバー に デフォルト の参照 DNSサーバー として 構築中のLinuxサーバー を指定している場合、自分のドメイン名の 名前解決 は LAN 内で処理されてしまいます。そこで、

"nslookup [ゾーン名(ドメイン名)] [ISPのDNSサーバー]"

と、明示的に名前解決に用いるDNSサーバーに「普遍的に利用される DNSキャッシュ サーバー 」を指定して実行する必要があります。

ここまでできれば、ひとまずこれであなたの 構築中のLinuxサーバー は 権威あるDNSサーバー として稼動を始めたことになります。

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タイムパラメータをデフォルト値に戻すことを忘れずに

実はまだ作業は終わりではありません。

WAN 側ゾーンファイルの設定は WAN側用ゾーンファイルの設定について 、更に WAN側用ゾーンファイルの設定について(スレーブDNSサーバーの追加) の説明に準じていれば、現在は、

$TTL 120
@    IN   SOA   web1   dnsadmin (
        2007022601   ; Serial
        120       ; Refresh
        15M       ; Retry
        1W       ; Expire
        120 )      ; Minimum

            IN   NS   web1
            IN   NS   dns0.example.com.
            IN   NS   dns1.example.com.
            IN   MX   10   mail
web1          IN   A    211.183.111.3x
mail          IN   A    211.183.111.3x
www           IN   A    211.183.111.3x

テストモードで記述された"obenri.com.wan.zone"

のような設定になっているはずです。

現在はTTL、Refresh、Minimumの各タイムパラメータが非常に小さいため、内容を修正して named の再起動または設定の再読み込み namedのコントロールについて を行えば、わずか数分で世界中の DNS 情報を変更することができるようになっています。

しかしそのことを逆に考えれば、 構築中のLinuxサーバー も、スレーブ DNSサーバー も、そして世の中のすべてのDNSサーバーも、上のゾーン情報を頻繁にやりとりしなければならないことを意味します。

こういう状態はインターネット全体の通信帯域を圧迫するというだけではなく、結果として 構築中のLinuxサーバー が担うWeb コンテンツ の配信や電子メールのやり取りに対して、「最初から名前解決のやりなおし」という手順を踏む確率が高くなりますから、サービスのレスポンスは非常に悪い状態といえます。

ゾーンファイルの修正を行い、 namedの再起動または設定の再読み込みを行うときは、 Serial 値を増加させることを忘れないようにしてください Serial値の意味について 。

そこで、まずは設定したすべてのレコードが正しく働いているかどうかをチェックし、修正が必要であれば今のうちに行っておき、設定内容に間違いがないことを確認できたら、出来るだけ速やかに、

$TTL 86400
@    IN   SOA   web1   dnsadmin (
        2007031001   ; Serial
        3H       ; Refresh
        15M       ; Retry
        1W       ; Expire
        1D )      ; Minimum

            IN   NS   web1
            IN   NS   dns0.example.com.
            IN   NS   dns1.example.com.
            IN   MX   10   mail
web1          IN   A    211.183.111.3x
mail          IN   A    211.183.111.3x
www           IN   A    211.183.111.3x

標準的なタイムパラメータ記述された"obenri.com.wan.zone"

のように各タイムパラメータを標準的な値に書き直し、namedの再起動または設定の再読み込みを行ってください。

これで固定 IPアドレス 契約での 「権威あるDNSサーバー」 の構築はひととおり終了しました。

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