毎週金曜日配信 What's New 2003/2/14
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初心者のためのホームページ作り
http://www.scollabo.com/banban/
<第39号>
banban@scollabo.com
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当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的
な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。
当講座ではHTML4.01及び XHTML1.1 を中心とした文法が主体となっています。
なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるようになり
ます。
今週の課題 ■ HTML基本 その5 --- 文字符号コード
■ XHTML講座 第5回 --- Webページのユニバーサル化
■ XHTML実践 --- name属性の扱い
■ HTML タグの解説 --- font
■ Webサービス --- Microsoftの.NET構想
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◆HTML基本 その5 文字符号コード
日本語で記述するHTML文書の文字符号コードには3種類が用意されています。
1、Shift_Jis シフトJIS(Windows、Macintosh)
2、ISO-2022-JP JIS
3、ECU-JP UNIX系文字符号(Linux、FreeBSDなど)
HTMLでは、meta要素を使って、記述する文字集合を指定しなくてはいけません
が、はたしてどのような文字集合を指定すればよいのか判断に戸惑うことがあり
ます。実は、文字符合は勝手に決められないのです。
文字集合(文字セット)とは「含まれる文字を明示した集まり」です。例えば
常用漢字というのも文字集合の規格の一つですし、中国語や韓国語にはそれぞれ
の文字セット規格があります。符号化方式とはそれらの文字を「どのように数値
コード(ビット組合せ)に対応させるか」というルールです。
■ JIS(ISO-2022-JP)
いわゆる JISコードは、JIS X 0208の漢字集合(文字セット)のそれぞれのバ
イトを 0x21〜0x7E の領域に割り当てた7ビット符号方式による文字コードで
JISでは「符号化文字集合」と呼んでいます。
■ Shift_JIS
Shift_JISは、現在パソコンの多くで使われている文字コードで SJIS、MS漢字
とも呼ばれます。これは1バイト仮名(X 0201)で未定義領域になっている部
分を使って漢字(X 0208)を表現することで、エスケープシーケンスなしで1
バイト文字と2バイト文字を共存できるようにしたものです。そのために JIS
コードを移動(シフト)させたことからこう呼ばれます。
■ ECU(ECU-JP)
EUC (Extended Unix Code) は日本語対応 UNIXワークステーションで内部コー
ドとして広く使われています。日本語EUCもJISコードと同じくJIS 0208の文字
セット規格をISO 2022-1993に基づいて符号化します。EUC自身は、日本語だけ
でなく複数の文字セットを同じテキスト内で処理することが可能です。
HTMLでは、文字符号の宣言を以下のように記述します。
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_Jis">
"charset"パラメータは文字符号コード化を規定し、一連のバイトを一連の文
字符号に変換する方法です。
この変換方法は Web機構に適したものなので、サーバはHTML文書を一連のバイ
トとしてブラウザに送り、ブラウザはそれを一連の文字符号として解釈します。
これによって、ページ閲覧の際の文字化けを防止しています。
(なお、文字符号コードの指定は、大文字小文字の区別がありません。)
■文字符合をどう決定するか
HTMLを作成するツールに、テキストエディタがあります。テキストエディタと
はその名の通り、単純なテキストファイルを作成するためのソフトウェアで、各
OSに、標準で搭載されています。
Windowsでは「メモ帳」が代表的で、その他に「WordPad」もあります。
Macintoshはクラシックバージョンに「SimpleText」、OS Xでは「TextEdit」
が利用できます。Linuxでは、「vi」あたりが有名です。
実は、文字符号コードを決定するテキストエディタの文字符合を知ることで、
HTMLで記述する charsetパラメータの内容が決まります。
Windowsの「メモ帳」や Macintoshの「SimpleText」では、Shift_Jisが採用さ
れ、Linuxなどの「vi」では、ECU-JPが採用されています。
ただし、多機能エディターと言われるテキストエディタ・ソフトでは、幾つか
の文字符号コードが利用できるものがありますので、それぞれの「ヘルプ」など
を参照して調べてみるといいでしょう。
注意しなければいけないのは、Shift_Jis コードを持つテキストエディタで、
他の文字コードを指定してしまうと、文字化けしてしまいます。ISO-2022-JP で
も、他の文字符号コードは指定できません。
※ちなみに、当講座のサイトはすべて JIS(ISO-2022-JP)を利用しています。
しかし、外部CSSや、外部スクリプトはメモ帳やSimpleTextを利用している関
係で Shift_Jis を採用しています。この場合も charset属性を利用します。
<link rel="stylesheet" href="css/default.css" type="text/css"
charset="Shift_Jis">
時折、x-jisという文字符号を見かけます。このコードは、NetscapeNavigator
で採用されていましたが、正確には Shift_Jis です。Netscapeのシェアが小さく
なっているにもかかわらず、この符号コードを使うのは、おそらく昔からの習慣
だろうと思われます。
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◆XHTML講座 第6回 Webページのユニバーサル化(XHTMLとHTMLの違い)
もともとHTMLは、論理的な文書構造を表すものだったのですが、見栄えの重要
性について考えられはじめ、レイアウトを施すのにレイアウト用のタグを使うよ
うになってきました。しかし、見栄えを指定するタグなどのは、ブラウザ依存に
なっている関係から、長い目で見ると、いずれ壁にぶつかる…という事が想定さ
れます。
例えば、
<font size="6"><b>初心者のためのホームページ作り</b></font>
という HTMLと、
<h1>初心者のためのホームページ作り</h1>
では、大きな隔たりがあります。
多分、視覚系ブラウザでは両者とも見た目にはほぼ同じでしょう。ところが他
のメディア、つまり非視覚系ブラウザでは、前者は単なるテキスト、後者は見出
しであることが実によく分かります。
単なるテキストと見出しではずいぶん解釈が違います。見出しの文字列には、
「見出しとしての意味」があり、単なるテキストは、それこそ単なる文字列であ
り意味を持っていないことになるわけです。
例えば、テキストブラウザでは「見出し」はセンタリングされ、音声ブラウザ
では「女声」で発声され「見出し」であることがユーザに理解されます。
XHTML1.1の登場は、ユニバーサルHTMLという観点から捉えることができます。
つまりXHTML1.1ではレイアウトに用いるタグそのものが使えなくなっています。
この意味は、XHTMLがどんな環境にも適合するというユニバーサル化があります。
◇Tips:ユニバーサル(Universal)
普遍的、世界共通、という意味があり、すべてに共通するという期待が込めら
れた言葉です。
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◆HTMLの文書型定義
ご存知のように、HTML4.01では3つのタイプの文書型定義があります。その中
で定義されている Strict とは、日本語で「厳格な」という意味があり、レイア
ウトに使われるタグを非推奨(Deprecated)と定義して、文書構造から見栄え要
素を追放しました。アクセシビリティを確立するための文書型定義です。
もし、HTML4.01Strictのみで定義されたブラウザが現れたら大変なことになり
ます。世界中の圧倒的多数の Webサイトでは 一方的に非推奨としてしまったタグ
を使っているわけですから、パニックに陥ります。
そこで W3Cという世界のインターネットの技術や仕様を決定している機関が、
「それじゃ困るから、とりあえず従来通りに見栄えを指定するタグを使わせてや
ろう」と、「Transitional」という仕様ができ、ブラウザもサポートするように
勧告しました。
この「とりあえず」というのが、いつまでの期間を指すのか分かりませんが、
次世代マークアップ言語であるといわれた XHTML1.0 でも「とりあえず」が継承
されました。
◆XHTML1.0の文書型定義
2000年1月に突如として勧告された XHTML1.0 は、HTMLの後継といわれたことが
ありましたが、正確には XMLのサブセットであるため、HTMLとは違います。
HTMLは、HTML4.01の最終版が1999年に勧告されていますが、それが最後かも知
れません。(多分)
XHTMLが登場する際、「急にHTMLを、XHTMLに移行するのは大変だろうから、と
りあえずHTMLと同じように従来どうりのタグセットを使わせてやろう」と、また
また、「とりあえず」を含めたHTMLと同様の3つの文書型定義を策定しました。
この XHTML1.0 では、HTMLからの移行が容易で、「約束事」で決められた記述
法さえ守れば「とりあえず仕様」で XHTMLを作成することができます。
ところがところが1年後には、「やっぱりダメだ!」と、のたまったのです。
◆XHTML1.1の文書型定義
2001年5月、XHTML1.1が正式勧告されました。大きな変更は構成要素をモジュー
ル化し、その実装を XMLの文書型定義を用いてより明確化している点にあり、基
本的な DTDを「Strict」の1つだけに絞り込みました。
これにより、XHTML1.1では「とりあえず」が解消され、より厳格(Strict)な
文法が要求されることになりました。ただし、今のところ一部を除いて完璧な仕
様を実装しているブラウザはありませんが・・
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◆ユニバーサルな Webページ作成のために
「見出し」と「テキスト」をより明確に区別を設けることは、ユーザ環境に依存
しないユニバーサルな Webページの提供を実現します。
レイアウトを特定するタグを使って作成したページを、パソコンで見る分には
良くても、小型通信機器 (PDA)や携帯電話の画面で閲覧すると、とてもひどい表
示になってしまいます。
また、そういったタグを一切使わないと、パソコンでは非常に寂しい魅力に欠
けるページとなりますが、携帯電話などでは、自動的に表示が構成されてとても
見やすくなります。
しかし、スタイルシートを利用すれば、パソコンで見るページは見栄えも良く
華やかなページを構成することができ、スタイルシートを無視する携帯電話でも
表示に大きな問題は発生しません。
これが Webページのユニバーサル化であり、ユーザビリティの確立です。つま
り、ユーザが使うブラウザ環境に依存しないバリアフリーを提供することを実現
する「優しい」ページと云えることなのです。
◆XHTML1.1の狙い
1.0 から変更された最大の特徴として、各構成要素がモジュール化され、最低
限使わなければならないタグ、オプションで用意されている使ってもよいタグ、
そして、オプションで用意されているが使ってはいけないタグというように、小
さな構成要素の集まりで再定義されました。
この意味は、タグセットをモジュール化しているので、制作者はページ作成時
に必要なモジュールだけを利用して、携帯電話や PDAなどへ提供するサイトの構
築が望めます。モジュール化により、自由な独自タグの定義が可能になっていま
す。文書が論理的な構造フォーマットで記述されるため、ユーザ環境に左右され
ないユニバーサル化が強化されています。
また、より XMLの仕様に近づけ、広範囲なアプリケーションやデータに対応し
ています。
(XHTML1.1概念モジュール定義についての詳しい解説は、再来週の第41号で予定
しています。)
参考サイト
NTTドコモ iモード向け XHTML
http://www.nttdocomo.co.jp/mc-user/i/xhtml/
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◆XHTM実践 その1:name属性について
XHTML1.1における name属性について解説します。XHTMLでは一部の要素内での
使用が廃止されています。特に、アンカーやイメージマップについては、その扱
いに注意が必要です。
◆name属性
ご存知のようにアンカー( a要素)とは、他のページへの移動などに用いるリン
クを URI(絶対パス、または相対パスを指定)によって指示する重要な要素で、
ハイパーテキストの実現として、もっとも大きな特徴を持った要素です。
<a href="index.html">Home</a>
この記述の設定は、HTMLとまったく同じです。他のページに移動する相対パス
や絶対パスなどを href属性の URIに割り当てます。
XHTMLで問題となるのが、アンカーやイメージマップなどで用いる name属性が
廃止されてしまったので、替わりに id属性を使わなくてはいけません。
HTMLでアンカーに用いる name属性は、指定された「場所」へ移動する場合に
使われます。
例えば、当講座の Webサイト内のほとんどのページの一番下に、必ずページの
一番上まで戻れるアンカーが仕込まれています。これは、name属性で示された場
所まで移動するリンクです。
<a name="top">top</a>
↑
<a href="#top">PageTop</a>
name属性で示された top の位置まで戻るために、アンカーの href属性の中に
ハッシュマーク(#)に続いて name属性で記述された「名前」を記述します。
同一文書内で移動する場合には便利な機能ですが、他の文書の特定の位置を指
定したアンカーも記述できます。
<a href="next.html#middle">次ページの真ん中</a>
name属性を持ったアンカーはどの要素内にも指定できます。
例えば、
<h1><a name="xhtml">XHTML講座</a></h1>
name属性で示されたアンカーには下線などは何も表示されません。
◆id属性
HTMLと異なり XHTMLでは、name属性の変わりに、id属性を用います。
<a id="top">top</a>
↑
<a href="#top">PageTop</a>
単純に、name属性を id属性に変えるだけなので簡単です。
ハッシュマークと、id属性の関係はスタイルシートでも、セレクタに使用す
る場合、同様の記述があったことを思い出せば、容易に理解できるでしょう。
しかし、イメージマップでは少々厄介になってきます。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆クライアント・サイド・イメージマップにおける id属性
イメージマップとは、1枚の画像にホットリンクをいくつか埋め込む手法です。
(詳しくは、メールマガジン第20号をお読みください。)
イメージマップに用いる img要素中で usemap属性があります。
HTMLでは、map要素の name属性に、usemap属性で示された名前を記述して、
画像とマップを関連付けます。usemap属性の値は、ハッシュマーク(#)に続い
て、任意の名前を指定します。
HTMLの記述
<img src="sample.gif" width="xxx" height="xxx" alt="" usemap="#mymap">
<map name="mymap">
<area shape="rect" coorde="〜 以下中略 〜 " alt="次のページ">
</map>
先ほども述べたとおり、XHTMLでは name属性が使えません。そこで、id属性に
代えて、<map id="mymap"> と記述します。
ところが、ここでは大きな問題が発生します。usemap属性の値は、XHTMLの基本
データ形式によると、IDREFに属します。
XHTMLにおける IDREF の値は、先頭の文字がアルファベットに限定されていま
す。すると、id記号であるハッシュマーク(#)が使えません。
このマークがないと、id属性と関連付けられなくなり、イメージマップが働い
てくれません。
仕方がないので、文法違反を無視してハッシュマークをつけてみると、幸運な
ことに MSIE、Operaではマップの機能が働いてくれ、他ページへのリンクが可能
です。(おそらく、古いブラウザへの互換性を保っているためと推測)
ところが、Netscapeでは動いてくれません。真面目に XHTMLを理解しているよ
うです。(ということは、Opera、MSIEは不真面目?・・)
XHTMLの記述
<img src="sample.gif" width="xxx" height="xxx" alt="" usemap="#mymap" />
<map id="mymap">
<area shape="rect" coorde=" 〜 以下中略 〜 " alt="次のページ" />
</map>
結論から言えば、XHTML上では、イメージマップは機能しません。
いろいろと試してみたのですが、HTMLのようにはいきませんでした。どうしても
イメージマップを使わなくてはならない場面では、HTMLで記述することをお奨め
します。
◆XHTMLで使える name属性
なにが何でも XHTMLで name属性が使えないと言うわけではありません。
name属性は、meta要素や、form要素内でも使われます。これらは廃止されてい
ません。
meta要素の記述
<meta name="author" content="banban" />
meta要素におけるname属性の働きは、メタデータのプロパティ名(属性名)を
指定して、HTTPサーバに送信します。属性の値は content で指定します。
form要素の記述
<form name="myForm">
<input name="myImage" value="Type!" size="5" />
スクリプトの関数名などを呼び寄せるために、name属性で関数名を指定する場
合があり、そのほとんどはスクリプトと組み合わされて記述します。
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◆HTML タグの解説 --- font
fontタグは、フォントの大きさ、フォント名、フォントの色などを指定する場
合に用いられる要素で、大変多くのページで利用されています。
要素分類:インラインレベル要素(非推奨:物理タグ)
DTD仕様: Transitional、Frameset のみ利用可
属性: size、color、face
属性値 size="1 〜 7まで"
color="カラーコード、あるいは色名"
face="フォントの書体名"
終了タグ:必須
子要素として持てる要素:インラインレベル要素のみ
特記事項:ネスティング(入れ子)の利用は不可
■フォントのサイズの指定
フォントのサイズを指定する場合、1〜7までの数値を割り当て、7が一番大
きく表示されます。
また、値にはプラス、マイナスの数値が利用できる特徴があります。その場合
直前に使用しているフォントサイズの相対値が割り当てられます。
<p>
<font size="3">フォントのサイズは3です。</font>
<font size="-2">ここでは、フォントのサイズは1になります。</font>
<font size="+5">この場合は、フォントのサイズは4になります。</font>
</p>
ただし、相対値の値が結果として7以上、あるいは1以下にはできませんので
注意が必要です。
■フォントの色の指定
フォントに色を表示させる場合、color属性に16進数の色コードか、HTMLで指
定されている16色の色名を指定します。
<p>
<font color="#ff0000">赤色のフォントです。</font>
<font color="red">これも赤色のフォントです。</font>
</p>
■フォント名の指定
フォントの書体を指定する場合には、face属性を使います。
<p>
<font face="monospace">等副フォントの指定です。</font>
<p>
■それぞれの設定をまとめて指定する
font要素の属性を共に記述して指定します。
<p>
<font size="3" color="red" face="monospace">すべての設定です</font>
</p>
font要素はその属性とともに、HTML4.01では非推奨とされています。同時に、
font要素は物理要素とされている関係で、ユーザのハード環境に依存します。
この要素は、HTML 3で採用され大変便利な要素でしたが、私個人では、ほとん
ど使うことがありません。なるべくなら、スタイルシートへ移行して、font要素
の使用を控え、ユニバーサルHTMLを目指してください。
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◆Webサービス --- Microsoftの.NET(ドットネット)構想
(Webページ作りには関係ないと思いますが、Webには深い関係があります。)
2000年以来、マイクロソフト社では、.NET構想を打ちたて矢継ぎ早にその構想
に立った製品を発表しています。
また、同社のWindows Updateサイトでも、Windowsユーザに .NET Frameworkの
インストールを促しています。
マイクロソフト社は何をユーザに提供しようとしているのでしょうか?
■ネットワークの普及
ネットワークというものがまだ普及していない時代には、コンピュータのほと
んどがスタンド・アローン型(注1)で、それぞれ個別に作業をして、データ
交換はフロッピーディスクが主役でした。
サーバの普及(サーバ用OSの普及)によってスタンド・アローン型のコンピ
ュータは LANというネットワークで繋がれて、データ交換はサーバを介して行
われるようになりました。
さらにインターネットの加速的な普及により、サーバは LANにとどまらず、
インターネットという外部のネットワークへつながれるようになりました。そ
れぞれのノード(注2)は、さらに他のノードに繋がり、BtoB(注3)という
取引が実現され、企業の作業効率は飛躍的に上がりました。またインターネッ
トは、BtoC(注4)という形態を生み、オンラインショッピングという安全で
便利なビジネスマーケットを生み出しました。
■.NETの基本的環境
インターネットへの高速大容量による常時接続(注5)時代を迎えて、マイク
ロソフト社は、自らの商売のあり方をネットワーク中心に据えて、あらたな顧
客の囲い込みを策定しました。
マイクロソフト社が開発したアプリケーション連携手段の最初のものは約10
年前以上に発表された OLE(注6)という技術があり、当時は16ビットWindows
の時代で、複数のウィンドウを開いているアプリケーションを連携させるため
に用いられました。
.NET構想では、ネットワーク越しにアプリケーションを連携させようとする
もので、たとえばデスクトップの表示でさえ、ネットワークに依存させようと
しています。つまり、個人のパソコンにあるデスクトップ環境がネットワーク
に組み込まれていることになります。
その意味では、.NET Frameworkとは一種の OS なのではないかとも云われて
います。まさに次世代の GUI(注7)そのものです。
■XMLベースの Webサービス
マイクロソフト社の.NET構想は XMLを技術の中核に置いています。その骨子に
は、以下の点が挙げられます。
・Webサービスを中心としたシステム構築方針、プログラミングモデル
・.NTEのプログラミングモデルを実現するための製品
・安定動作と拡張性を実現させるためのプラットフォームの提供
・.NET Framework上での開発を容易に行うための開発ツールの提供
・.NETのプログラミングモデルをサポートするサーバ製品群
こうした観点から、今年発表させる時期統合ソフト Office11 では、完全に
XML対応しています。
また来年リリースが予定されている次世代Windows「Longhorn」でも、XMLベ
ースに基づいて作成される予定です。
(つづく)
(注釈用語解説)
注1:ネットワークとは切り離された孤立した1台のコンピュータの意味。
注2:ノードとは、例えばサーバを含め、ネットワークに繋がれたコンピュー
タ全体を1ノードとして数えられています。日本のインターネットにお
けるノードは約10箇所あり、そのノードに各プロバイダのサーバがつな
がっており、私たちはプロバイダにつながっています。
注3:企業対企業(Business to Business)の意味で、EDI(電子取引)やVAN
(付加価値通信網)などを利用した企業間の取引を言います。
注4:企業対顧客(Business to Consumer)の意味で、オンラインで企業が一
般顧客に製品を販売する形を指します。
注5:ブロードバンドの意味で、常にコンピュータがネットワークのノードに
つながれている状態を指しています。
注6:Object Linking and Embeddingの略。複数アプリケーション間での透過
的なデータ転送、データの共有を行なえるようにする Windowsのしくみ
で、1つの文書の中に、複数の異なるアプリケーションの情報をまとめ
ることができます。(MS Officeが代表的です。)
注7:Graphical User Interfaceの略で、伝統的な文字ベースのインターフェ
イスではなく、ボタンやメニューなどのグラフィカルな構成部品を使い
視覚的に操作できるよう設計されたユーザーインターフェイス。
注8:単なるソフトウェアを構成する要素にとどまらず Webサービス自身の機
能を記述し、他の Webサービスを探し出し、ダイナミックに相互作用す
ることができます。
例えば、旅行をプランしたときに、時刻表、チケット、ホテルとレン
タカーの予約や旅先の傷害保険などを平行して行うサービスがあります。
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今回はここまで、ではでは・・
今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。
Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して
います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。
(今週のおさらい)
http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_039.html
次回は、JavaScript講座 第6回を予定しています。
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質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com
なお、ご質問の際には、お使いのOS、通常使っているブラウザ、使っているテキ
ストエディタなど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答
しやすくなると思います。
ただし、平日の昼間は会社勤めなので、返事が遅れることがあります。ご了承
ください。
発行者 ばんばん
協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/
配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)
誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには平にご容赦願います。なお、マガジン
のすべての記述に誤りや重大なスペルミスがある場合、叱咤と罵声と共に私まで
突きつけていただくと幸いに思います。
バックナンバー こちらで公開しています。
プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html
各号のおさらい http://www.scollabo.com/banban/magazine/
アーカイブ http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html
講座教材 http://www.scollabo.com/banban/daf/material.html
まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196
配信の変更・中止はこちらです。
個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か
ります。
当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html
まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm
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<えでぃた〜ず・るーむ>
この数ヶ月、すべての休日や平日の夜はメールマガジンの原稿作成や Webページ
作りに費やされ、ほとんど家庭を顧みることがありません。
それでも笑顔で接してくれる家族に対し、「すまない」という気持ちが募り、
最近の自分自身の生活態度を反省するばかりです。まして今日、チョコレートな
どを妻や娘から貰ってしまっては、何と答えるべきか・・(貰えるのかな?)
特に、今年から XHTMLが中心となっている講座内容では、できる限りやさしく
分かりやすく、というテーマで作成する関係で、「言葉」や「語彙」には十分な
注意を払っているのですが、これが実に難しいのです。
専門的な用語をそのまま使えば、それは本当に楽なことです。しかし、それで
は多くの初心者に対して失礼に当たります。むしろ、分かりやすい言葉に変える
ことのほうが、はるかに困難で多くの知識を要求され、かえって自分にとっては
勉強不足を痛感することが多々あります。
例えば、「モジュール」という言葉を分かりやすく説明するのに、半日かけた
こともあります。「ユニバーサル」という意味を伝えるのに、どうしたら分かり
やすいかと悩むこともありました。
読者にとって重要なことは、そんな言葉の意味ではなく、実際のページ作成で
あることは十分承知しています。簡単にHTMLのコーディングを書くだけなら何の
説明も要りません。コピー&ペーストで使ってもらえればそれで完結するかもし
れません。しかし、それでは何も身につきません。そのようなメールマガジンは
他にいくらでもあります。
当メールマガジンは、あくまでページ作成を行う上で身につけていただきたい
基本的な知識や作法、技術解説を中心としていることをご理解していただけると
幸いです。
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◆著作権について
個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ
ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。
なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい
ただいても差し支えありません。
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