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やってみよう!Excel VBAで業務改善! 新たなる挑戦編|第31話 「八木くんの回答」

うまく話してるかしら?

「…パフェでも頼もうかしら…。
ねえ、会社で勉強すれば、残業代がついたじゃない。
なんで、わざわざ喫茶店にしたの?」
岬さんが、しょんぼりしながら答えます。

「すみません。
残業で勉強していると、また岩田部長が根掘り葉掘り、たずねてくるような気がしたもんで…」
「にひひ。まあ、部長ならありえるわねえ。
……星くん、八木っちにうまく話してるかしら…」


「なんだって!そんなやり方で…!?
そ、それって、パパパ…パワハラじゃないか…!!」
八木くんが興奮した表情で、そう叫びました。

「…いや。そこまで悪気はないと思うよ。
VBAのことになると、ヒートアップしちゃうんだよ部長。
普段は、クールなんだけど…」
星くんが、両手を前に出して八木くんをなだめます。

「それで……要するに、俺におまえの会社の面接を受けろ、とそう言ってるんだな」 「うん。仕事は、VBAを中心とした業務を用意するってさ。
正直、そんなに悪い話でもないと思うんだけど…どうだい?」
「……………」 八木くんは、押し黙っています。

「なんなら2〜3日、待とうか?
すぐには、回答しづらいかもしれないし…」
「いや…。その必要はないよ。
答えは、ハッキリしている。"ノー"だ」
八木くんは、静かな口調でそう答えました。

「…岬さんの件で、怒ってるのかい?」 「…いや。さすがにそれはないよ。
それとこれとは、話が別だ。
……正直、今のご時世に、ありがたい話だとは思っている。
だが、星、おまえも知ってるだろ。俺には夢が…」
星くんはフーーーッと、大きく息を吐き出しました。

「ああ、もちろん知ってるよ。
おまえの夢も、性格も……長いつきあいだしな。
…お前と同僚になれるかも…と、少し楽しみだったんだけどな」
星くんは、兄が弟を見守るような視線で、八木くんを見つめました。

「すまん」 八木くんは申し訳なさそうに、うつむきました。

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