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やってみよう!Excel VBAで業務改善! 新たなる挑戦編|第27話 「オーグチさんの野望」

今のやり方では…

「岩田さんが夢中になるのもわかるなあ。
間接部門の生産性が段違いだもんな。
…こりゃ社長賞どころじゃない、会社の業務を根本から変えられるかもしれないぞ…」
ウィンカーを倒し、左折の合図を出します。
客先は、もう目と鼻の先です。

「…となると、今のやり方では早晩、行き詰まるだろうなあ。
いくら星と岬さんが優秀でも、こなせる作業量には限界がある。
メンバーの増員は、岩田さんも考えてると思うけど、何の権限もない寄せ集めのチームではねえ…。
社内でのきちんとした、立ち位置が必要だな」
オーグチさんはウィンカーの音に合わせて、ハンドルを持つ指先をトントンと上下させます。

「…業務企画室…なんて、いいんじゃないかな?
室になれば予算も付くし、星たちも業務の片手間にシステム開発をしなくていい。
なにより、業務部に留まらない、全社的な動きができるようになる。
……おもしろいんじゃないか?
業務改善部隊は、業務企画室に格上げ、そこに室長兼業務課長として俺が座るっと…。
悪くないねえ!」
信号が青に変わり、オーグチさんはアクセルを踏みます。
ハンドルを切り左折すると、前方に客先の正門が見えてきました。



その頃会社では、星くんが修正済みの支給品管理システムの動作テストを行っていました。

「うん。いろいろなパターンで試してみたけど、問題なく動作するみたいだ。
よかった。思ったより早く修正できたな…」
星くんは、う〜〜んと声を上げながら、両手を天井に突き上げます。

「定時までまだ時間があるし、スタンダードの勉強でもするか。
…そういえば、泉先輩もスタンダードを受けるって言ってたな……マジかよ、先輩。
今日も勉強会に参加するのかな…?」
そのとき岬さんの席の方から、泉先輩の声が、星くんの耳に届きました。

「…あれ?先輩と岬さん、何してんだろ?」 星くんが振り返ると、泉先輩と岬さんが何やら話し込んでいます。

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