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システム設計 基礎編 (その二) 要求分析、現状分析
■要求分析
○目的や意味の明確化
・だいたいは、その要求に至った背景やなぜそうしたいか、最大の目的は何
かを明確に掴めばいいと思います。
特に目的は、これが出来なければ、または、これが達成できなければシス
テムの意味がないと言うものはどれか把握しましょう。
・色々と多用な目的を織り込むのは私はすきじゃありません。
なにか玉虫色のシステムが出来上がって、すべてが中途半端と言うのは嫌
いです。例えば、納期厳守と在庫削減なんてのは、普通は両立しないんじ
ゃないでしょうか。(ここが生産管理の難しいところかもしれない。)
だから、どちらを優先するのかと言うのを明確にしておかないと、システ
ムの求めるものは違ってくると思います。
・帳票への項目追加ベースであっても、その目的を知ることは大切です。
なにか新しい管理をしたいのであれば、システムとして仕組みを考える方
がおもしろいです。もっと良い管理の仕方がある、別の資料に項目を追加
した方が、より管理しやすいなど、考えるといいでしょう。
「ここを、こうしてくれ」と言うのは、選択肢を限定してしまうので、な
にがしたいのかと言う依頼の根本内容を聞くようにしましょう。
○システム企画、計画立案
・要求分析で得た結果を基に、システムの企画や計画書を作ります。
背景、目的、付随効果、購入物件、システム概要、スケジュールが書けれ
ばいいでしょう。
要は、こういう目的でやります。これぐらいの費用と時間がかかりますと
言うことを提示するわけです。
■現状分析
○業務フロー作成
・自分ができることをシステムデザインすることは容易です。
早い話、どうやって物や書類がまわっているか、どんな計算や判断をして
いるか教えてもらって、自分が出来るようになればいいのです。
それを人が見てわかるように書けば、それが業務フローとなります。
・一般に業務は他の部署などの連携で成り立っています。従って、全体シス
テムのどこをやっているのか理解しておきましょう。
目的を達成するためには、他の部署の協力が不可欠な場合も多いです。
○例外処理フロー作成
・絶対に忘れてならないのが、イレギュラーや年に 1 度しか発生しない様
な処理です。コンピュータでやる、やらないは別にして、システムとして
処理可能でないと困ります。
システム = コンピュータ ではなくて、システム = 人 + コンピュータ
です。もっと言えば、コンピュータを使用していなくてもシステムです。
私は、運用ルールなんかも含めたすべてをシステムと考えています。
・例外処理は、実際のところなかなかコンピュータではやりにくいものです。
ですから、その頻度と重要度を把握して、どうするかデザイン時に考えて
下さい。例外処理に限らず、手作業でやると言うのも立派なデザインです。
システムとして処理できればいいのです。
ってことで、デザイン以降のお話は、システム設計 基礎編 (その三) で。
■システム設計 基礎編資料