6.ユーザの登録

 ActiveDirectoryを利用するユーザを登録する。アカウント名は社員番号で考えることにする。

6-1 ルートOUの作成

 まずはルートOUを作成する。

「サーバーの役割管理」ウィンドウから「Active Directoryのユーザーとコンピュータを管理する」のリンクをクリック
ドメインノード(例、andokomuten.jp)を選択して右クリックし、「新規作成」→「組織単位(OU)」をクリック
会社名を入力し、OKボタンをクリック
ドメインのルートOUが作成された

6-2 その他のOUの作成

 引き続き、ルートOUの下に組織体形に従ってOUをツリー形式で作成する。

作成したルートOUを選択して右クリックし、「新規作成」→「組織単位(OU)」をクリック。
4-1と同様に、組織を作成していく
ルートOUの下に、組織がツリー形式で作成された。

6-3 ユーザの作成

 作成したOUの下に、ユーザを作成する。

ユーザを登録したいOUを選択して右クリックし、「新規作成」→「ユーザー」をクリック
「姓」「名」に適当に入力し、「ユーザーログオン名」に「社員番号」を入力して「次へ」ボタンをクリック
適切なパスワードを入力し、「ユーザーは次回ログイン時にパスワード変更が必要」のチェックを外し、「パスワードを無期限にする」にチェックを入れて、「次へ」ボタンをクリック
内容を確認し、「完了」ボタンをクリック
選択したOU内にユーザーが作成された。
同様に、必要なユーザーを作成していく。

6-4 グループの作成

 グループを作成し、ユーザをグループに所属させる。

グループを作成したいOUを選択して右クリックし、「新規作成」→「グループ」をクリック
グループ名を入力し、OKボタンをクリック
選択したOU内にグループが作成された。
同様に、必要なグループを作成していく。
作成したグループに、ユーザーを所属させる。
所属させたいグループを選択して右クリックし、「プロパティ」をクリック
プロパティウィンドウが表示された。
「メンバ」タブをクリック
「メンバ」タブの画面が表示された。
左下の「追加」ボタンをクリック
登録したいユーザのユーザログオン名を入力し、「確認」ボタンをクリック
入力したユーザログオン名が正しいと、ユーザ名などが付与される。
他に登録したいユーザがいれば、同様に作業を行う。
全て登録したら、OKボタンをクリック
プロパティウィンドウのメンバタブの画面に戻る。追加したユーザが表示されている。

 このグループは、ファイルサーバーやイントラネットシステムにおいて、グループ別のサービスを提供する際に利用する(予定)。

6-5 スクリプトを使ってユーザを一括登録する

 多くのユーザを登録しなければならない場合、GUIでは面倒である。そこで、sdvdeコマンドラインユーティリティを利用して、CSVファイルからActiveDirectoryにデータをインポートしてユーザを作成する方法を紹介する。
 CSVファイルはExcelはもちろん、メモ帳などのテキストエディタでも簡単に編集できるため、便利である。

1.スクリプトの作成

 まず、CSVファイルを読み込んでユーザを作成するスクリプトを用意する。メモ帳などのテキストエディタを開き、以下の内容を貼り付けて保存(例、C:\work\createuser.vbs)する。

Set objOU = GetObject ("LDAP://ou=社員,dc=andokomuten,dc=jp")

Const ForReading = 1
Set objFSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set objTextFile = objFSO.OpenTextFile("user.csv", ForReading)

cnt = 0
Do Until objTextFile.AtEndOfStream
	strNextLine = objTextFile.ReadLine
	arrServiceList = Split(strNextLine, ",")

	'初期値
	NAME = arrServiceList(0)
	USER = arrServiceList(1)
	PASS = arrServiceList(2)

	'ユーザの作成
	Set objUser = objOU.Create("User", "cn=" & NAME)
	objUser.Put "sAMAccountName", USER
	objUser.Put "userPrincipalName", USER & "@andokomuten.jp"
	objUser.Put "displayName", NAME
	objUser.SetInfo

	'ステータスの変更など
	objUser.setPassword PASS	'パスワードを設定
	objUser.AccountDisabled = FALSE	'アカウントを有効にする
	objUser.SetInfo

	cnt = cnt + 1

LOOP

WScript.Echo cnt & " User Created."

※赤字部分は、環境によって修正が必要
※プログラムの意味は、TechNetスクリプトセンターのスクリプト一覧などから調べてください

2.CSVファイルの作成

 作成したいユーザのデータを、以下の形式で作成する。

表示名,アカウント名,パスワード

 例えば次のようなデータになる。

安藤 太郎,0001,AndoPass01
安藤 次郎,0002,AndoPass02
安藤 三郎,0003,AndoPass03
安藤 四郎,0004,AndoPass04
安藤 五郎,0005,AndoPass05

※パスワード規則は、Windows2003のパスワード規則に準じている必要があることに注意!

3.スクリプトの実行

 ユーザ作成スクリプトと、データファイルが用意できたら、スクリプトを実行してユーザを作成する。スクリプトの実行は、コマンドプロンプトで行う。
 例えば、スクリプトが「createuser.vbs」、データファイルが「user.csv」、ファイルが格納されている場所が「C:\work」とすると、コマンドラインで次のコマンドを入力する。

C:
cd \work
wscript createdata.vbs

※カレントディレクトリを、ファイルが格納されている場所に移動してから、実行する

 実行に失敗すると、エラーメッセージが表示される。成功すると、ダイアログボックスに「User Created.」と表示される。

4.確認

 ActiveDirectoryのユーザ管理画面を表示し、ユーザが作成されているかを確認する。


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