Office Hack

Excelで引き算をする場合は-（マイナス）で計算をします。

数字を直接打って計算する方法です。最も簡単な手法となります。

C3セルに『=10-7』と入力します。

【Enter】キーを押して、C3セルにカーソルを戻します。3という結果が返ってきます。

セルを参照して引き算をする方法です。E3セルに『10』、E4セルに『7』を入力しておきましょう。

F3セルに『=E3-E4』と入力します。

【Enter】キーを押して、F3セルにカーソルを戻します。同様に3という結果が返ってきます。

例えば「10-12」みたいな、結果がマイナスの数字になる場合もあります。別名「負の数」ともいいます。

「10-12」の結果が「-2」となりました。デフォルトの設定では黒文字で表記されます。Excelではセルの書式設定という機能で、「負の数の場合は赤文字にする」という設定も可能です。

セル上で【右クリック】し、【セルの書式設定】を選択します。

「セルの書式設定」ダイアログボックスが開かれますので、【数値】を選択し、赤文字の【-1234】を選択し、【OK】ボタンを押します。

すると、負の数の場合は赤文字で表記することができます。

さきほどの10-12の計算式で説明いたします。

ABS関数の中に10-12を入れ込みます。『=ABS(10-12)』と入力します。

通常であれば-2と表示されるところ、ABS関数を利用しているので絶対値の「2」と表示されました。

列でまとめて引き算をする方法です。バナナ、みかん、りんごの在庫数を一括で計算する方法です。

まずはE3セルにC3-D3の計算をします。

在庫数が「6」と算出されました。セルの右下にある赤枠の四角は「フィルハンドル」と言います。こちらを【ダブルクリック】してみましょう。

すると、E4とE5セルが自動で計算されました。縦の列だけでなく、横の行の計算も同様にできるのでぜひ試してみましょう。

バナナの3つのブランドA,B,Cを販売している業者があります。バナナは腐りやすいため、販売できるバナナの数を数える計算です。

括弧()を用いてバナナA,B,Cの総数と、腐ったバナナA,B,Cの総数を先に計算します。それぞれの総数を引き算する形となります。

結果は「53」と正しい数字が算出されました。

こちらは計算ミスの例ですが、括弧()を用いないと、前から順番に計算されてしまうため間違った値「73」が算出されます。()を利用して正しい順番で計算をしましょう。

セルを固定して計算する方法をお伝えします。全品100円引きセールを行うお店があります。全ての商品に対して100円引いた値を求めます。

C5の価格からD2の値引き額を引き算します。

1900-100で1800という正しい数字が算出されました。

オートフィル機能で他のセルに反映させてみましょう。するとD5セル以外の数字は全て間違っております。

その中で#VALUE!と書かれているD7セルにカーソルを当ててみると、「=C7-D4」と参照されておりました。D4セルには「値引き後」と文字列で書かれておりますので、「数値と文字列を引き算した」結果により#VALUE!のエラーが出てしまいました。

なぜD4セルが参照されたかというと、D2セルを固定していないためです。D2セルを固定しないままオートフィルを行うと、D2の参照が1行ずつ下にずれていきます。

固定の仕方は「$」を利用します。行と列それぞれ固定することができます。この表では列はD列で変わりないので、行の「2」を固定します。

『D$2』と記載します。

この状態でオートフィルを使うと、正しい結果が求められます。

まず引き算の結果を表示したいセルを選択します。

数式バーに「=B3-SUM(C3:D3)」を入力します。C3からD3までを足し算してからB3より引き算するという意味になります。

Enterを押すと計算結果が最初に選択したセル（上図：E3）に表示されます。

オートフィルを使用して計算結果のセルの右下を下まで引っ張ると他の行の計算も便利です。