Excelの値の貼り付けの3種の違いとショートカットキー3つ
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Excelのデータをコピーして値を貼り付ける際に、様々な貼り付け方があります。「値のみ」を貼り付けるならイメージは湧くものの、書式を維持するのか、表示形式を維持するのか選択肢からだと分かりづらいですよね。
そこで3つの貼り付け形式に関して、違いを調べてみました。
また、値の貼り付けは頻繁に利用するからこそ、ショートカットキーを覚えて効率化しましょう。ショートカットを行う方法も3つありますので、気に入った方法で試してみてください。
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値の貼り付けの3つの違い
コピーするいくつかの元データを用意しました。上から「通常の文字列」「数式がない数値」「通貨の表示形式の数値」「パーセント表示形式の数値」「数式が入っている数値」です。「数式が入っている数値」は矢印の先の数式バーで確認ができます。
C5からC9までのデータをWindowsの場合はCtrl+C、Macの場合は⌘+Cでコピーします。
まずは通常の貼り付け
C5からC9までのデータをE5からE9にWindowsの場合はCtrl+V、Macの場合は⌘+Vで貼り付けます。
すべてを維持したまま貼り付けされました。E9セルにある数式も、数式ごと貼り付けられているのが分かります。
値のみ貼り付け
C5からC9までのデータをF5からF9に値のみ貼り付けます。コマンドは後ほど説明します。
背景色が全て削除され、桁区切りや通貨表示、パーセント表示の形式も削除され、さらに数式も削除されてます。
値と数値の書式を貼り付け
C5からC9までのデータをG5からG9に値と数値の書式を貼り付けます。
背景色が全て削除されましたが、桁区切りや通貨表示、パーセント表示の表示形式は残っております。数式は削除されてます。
値と元の書式を貼り付け
C5からC9までのデータをH5からH9に値と元の書式を貼り付けます。
元の書式は維持されているため、背景色や、桁区切りや通貨表示、パーセント表示の表示形式は残っております。しかし、数式は削除されてます。
値の貼り付けのショートカット3選
値を貼り付ける際のショートカットキーを3つご説明します。
Ctrlを押して貼り付けウィンドウを表示させる
Windowsの場合はCtrl+V、Macの場合は⌘+Vで貼り付けると、右下に「貼り付けのオプション」が表示されます。
Ctrlキーを押して、ウィンドウを表示させます。
値のみはV、値と数値の書式を貼り付けはA、値と元の書式を貼り付けはEのキーを押すと反映いたします。
Ctrl+Alt+Vを押して貼り付けのダイアログボックスを表示させる
コピーするデータをWindowsの場合はCtrl+C、Macの場合は⌘+Cでコピーします。
貼り付け先のセルを先に選択します。
Ctrl+Alt+Vで、「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスを表示します。
貼り付けの形式を選択して【OK】ボタンを押します。
値のみが貼り付けされました。
クイックアクセスツールバーに登録する
クイックアクセスツールバーとは、コマンドを素早く選択できるように、コマンドをお気に入り登録できる機能です。
クイックアクセスツールバーの右端にある【▼】を押して、【その他のコマンド】を選択しましょう。
「Excelのオプション」ダイアログボックスが開かれるので、「基本的なコマンド」のプルダウンを選択し、【リボンにないコマンド】を選択します。
だいぶ下へスクロールすると、【値の貼り付け】コマンドがありますので選択し、【追加】ボタンを押します。
右側に「値の貼り付け」のコマンドを表示されているのを確認して【OK】ボタンを押します。
クイックアクセスツールバーに登録されました。
コピーするデータをWindowsの場合はCtrl+C、Macの場合は⌘+Cでコピーします。
貼り付け先のセルを選択し、Altを押してアクセスキーを表示させます。
クイックアクセスツールバーの左から7番目にあるので7を押します。
値が貼り付けられました。クイックアクセスツールバーを利用すればAlt→数字キーで再現できるので、操作が楽になります。
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