エクセル時短術!Excelで数式と関数に関するショートカットキー
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Excelの操作というと数式の入力や関数を使用することが多いと思います。使用頻度が多い数式と関数を使用する際に便利なショートカットキーをご紹介します。
今までExcelを使用していた方でも目から鱗の技もありますのでぜひ覚えてみてください。
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数式
数式タブの表示
数式タブをショートカットで開くにはAlt→Mを押します。
数式タブが表示されました。
数式バーの切り替え
数式バーの展開と折りたたみの切り替えはショートカットキーでも可能です。数式バーが折りたたまれた状態でCtrl+Shift+Uを押します。
Macの場合:control+shift+U
数式バーが展開されました。複数行の数式を入力する際に数式バーを展開すると見やすくなります。
次に数式バーを折りたたんでみます。もう1度Ctrl+Shift+Uを押します。
Macの場合:control+shift+U
数式バーが折りたたまれました。Ctrl+Shift+Uを押す度に数式バーの展開と折りたたみが切り替えできます。
Macの場合:control+shift+U
数式パレットの表示
まずB2セルを選択します。shift+F3を押します。
数式パレットがブックの右側に表示されました(Macのみになります)。
上記では空のセルを選択してから数式パレットを表示させましたが、関数名を数式に入力している途中で数式パレットを表示する方法をご紹介します。
まずB2セルを選択し、『=SUM』と入力します。次にcontrol+Aを押します。
有効な関数名を数式に入力した後でショートカットキーを押すと数式パレットが表示されました(Macのみになります)。
数式の入力・挿入
数式を入力する際は=を押します。
Macの場合:=
オートSUM数式を挿入するにはAlt+Shift+=を押します。ショートカットキーを押すだけで「=SUM()」と入力された状態になりました。
Macの場合:⌘+shift+T
数式の表示切り替え
セルの値と数式の表示を切り替えるショートカットキーをご紹介します。たとえば文章の文字数を表示するためにLENB関数を使用したとします。D3セルに『=LENB(C3)』を入力すると「63」と表示されました。同じようにD4からD7セルまでLENB関数を入力します。
D3セルを選択した状態でCtrl+Shift+`を押します。
D3セルにLENB関数の結果である「63」ではなく数式の「=LENB(C3)」が表示されました。数式タブの「数式の表示」が選択された状態になっています。
数式からセルの値に戻します。もう1度Ctrl+Shift+`を押します。
D3セルにLENB関数の結果である「63」が表示されました。このようにショートカットキーを押す度に数式の表示を切り替えることができます。
数式のコピー
F2セルにC3からC7セルまでの価格の合計を出力するために『=SUM(C3:C7)』と入力します。結果としては「¥1,040」と表示されました。F2セルに入力された数式をコピーしてF3セルで平均を計算するために使用します。
アクティブセルの1つ上のセルの数式を、アクティブセルまたは数式バーにコピーするにはCtrl+Shift+‘を押します。
Macの場合:control+shift+‘
F3セルを選択し、Ctrl+Shift+‘を押します。そうするとF3セルに「=SUM(C3:C7)」がコピーされました。
コピーされた数式を商品数である「5」で割ります。F3セルに平均が計算され表示されました。
上記ではアクティブセルの1つ上の数式をコピーしましたが、アクティブセルの1つ上のセルの値をコピーするにはCtrl+Shift+“を押します。
F3セルを選択し、『合計は』と入力してからCtrl+Shift+“を押します。
Macの場合:control+shift+“
F3セルにその上のF2セルの計算結果をコピーすることができました。
数式内のセルの参照切り替え
セルの参照方法には、相対参照、絶対参照、複合参照の3つがあります。
絶対参照と複合参照ではセルを指定するときに「$」を入力する必要がありますがF4を使うと簡単に切り替えることができます。
例のようにB3セルはF3セルを相対参照しています。
相対参照とは、セルの位置を相対的に参照する形式で、数式をコピーすると、セルの参照は自動的に相対的なセル位置を参照します。
B3セルを選択した状態でF4を押します。
Macの場合:F4
F3セルへの絶対参照に切り替わりました。
絶対参照とは、特定の位置のセルを必ず参照する形式です。数式をコピーしたり、移動しても参照するセルの位置は変わりません。
もう一回F4を押します。
Macの場合:F4
「列」は相対参照に「行」は絶対参照に切り替わりました。
相対参照と絶対参照を組み合わせたセルの参照を複合参照と呼びます。行のみ固定したい、または列のみ固定したときに使用します。
そしてもう一回F4を押します。
Macの場合:F4
今度は「列」は絶対参照に「行」は相対参照に切り替わりました。F4を押すごとに下記の順番で切り替わっていきます。
F4キーを押す回数 | セル表記 | 参照方法 |
---|---|---|
1回 | =$A$1 | 列・行ともに絶対参照 |
2回 | =A$1 | 列:相対参照 行:絶対参照 |
3回 | =$A1 | 列:絶対参照 行:相対参照 |
4回 | =A1 | 列・行ともに相対参照 |
関数
関数の挿入ダイアログボックスの表示
関数の挿入ダイアログボックスを表示するショートカットキーはShift+F3です。E4セルを選択し、Shift+F3を押します。
関数の挿入ダイアログボックスが表示されるので関数名から【SUM】を選択し、【OK】ボタンを押します。
関数の引数ダイアログボックスが表示されるので合計したい範囲を指定します。今回はC4からD4セルの合計を計算したいので「数値1」に『C4:D4』を入力し、【OK】ボタンを押します。
関数の結果がE4セルに表示されました。
関数の引数ダイアログボックスの表示
関数を入力した際に引数ダイアログボックスを表示するにはCtrl+Aを押します。
関数の引数ダイアログボックスが表示されるので数値1の入力欄右端にある【↑】ボタンを押します。
C3からC7セルを選択し、関数の引数ダイアログボックス右端の【↓】ボタンを押します。
【OK】ボタンを押します。
関数の結果がF2セルに表示されました。
関数の引数名と括弧の挿入
F2セルに『=SUM』と入力し、カーソルが関数名の右にあるときに、引数名とかっこを挿入するにはCtrl+Shift+Aを押します。
Macの場合:control+shift+A
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