Excelの条件付き書式で1行ごとに交互に背景色をつける方法
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1行おきまたは1列おきに背景色(色の縞模様)を付けると、横長または縦長になりすぎたデータを見つけやすくなります。
行数が少なく、これ以上付け加えることがない表であれば背景色を手動で色付けしても構いませんが、手動で行うと行の削除/追加を行ったときにまだらになってしまいます。
あとから行を追加/削除しても1行おきに自動的に背景が維持できる方法を、「テーブルの書式設定」や「条件付き書式」を利用して再現することができます。
「テーブルとして書式設定」機能を使う
1行1列おきに背景色をつけたい表を用意します。
対象範囲を選択します。
【ホーム】タブを選択し、【テーブルとして書式設定】を選択します。
様々なパターンのテーブルスタイルがリストアップされます。今回は【青,テーブル スタイル(中間6)】を選択します。
選択した対象範囲に、テーブルスタイルが適用されました。
テーブルスタイル範囲外に2行、データを追加します。
テーブルスタイル適用箇所の右下をマウスオーバーし、カーソルが「十字」に変更されたところで、新しく追加した行をドラッグします。
新しく追加した行にテーブルスタイルが適用されました。
行の縞模様を列に変更したい場合は、【デザイン】タブを選択し、現在、「縞模様(行)」のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
「縞模様(行)」から【縞模様(列)】に変更すると、縦の縞模様に切り替わります。
ここでは、列を削除して縞模様が維持できるか確認します。削除したい列を選択します。
選択した列を削除しました。
手動で縞模様を作成した場合は、「北陸」と「近畿」の列の背景が青色続きとなりますが、今回はテーブルスタイルを反映しているので縞模様が維持されております。
「条件付き書式」機能を使う
背景色を縞模様にしたい範囲を選択します。
【ホーム】タブの【条件付き書式】を選択し、【新しいルール】を選択。
【数式を使用して、書式設定するセルを決定】を選択。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のテキストボックス内に関数を書いていきます。
行を1行おきに制御したい場合は、『=MOD(ROW(),2)=0』を入力。列を1列おきに制御したい場合は、『=MOD(COLUMN(),2)=0』を入力します。
※MOD関数は数値を除算した剰余を返します
※ROW関数は参照の行番号を返します
※COLUMN関数は参照の列番号を返します
今回は行を制御します。
【書式】ボタンを押して背景色を決定していきます。
【塗りつぶし】タブを選択し、【背景色の色】を決定。その後【OK】ボタンを押します。
全て決定したので【OK】ボタンを押します。
行の縞模様が反映されました。
行を削除して縞模様が維持できるか確認します。削除する行を選択します。
選択した行を削除しました。
条件付き書式の数式で制御したため、縞模様が維持されております。
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