メールマガジン「初心者のためのホームページ作り」でお伝えした内容を、「復習」の意味で掲載しています。テキストのみのマガジンと違って、実際のサンプルや画像を交えて解説していますので、理解が深まると思います。なお、疑問点や分からない点がありましたら、遠慮なく メールにてご質問ください。
毎週金曜日配信 What's New 2003/6/13 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 今週の課題 ■ JavaScript講座 オブジェクトのメソッド、プロパティ
JavaScriptのプログラミングは、そのほとんどであらかじめ定義されているオブジェクトを扱うことで作成されます。
つまり、オブジェクトを知ることで JavaScriptを容易に作成することができるわけです。
JavaScriptにおけるオブジェクトとは、ドキュメント、URL、文字列、数値、画像、フォーム、ウィンドウなどの様々な「モノ」を総称します。
JavaScriptはそれらのオブジェクトを操作することができます。
各オブジェクトには、あらかじめメソッドが組み込まれているものがあります。
メソッドとは、そのオブジェクトに組み込まれた「メンバー関数」として定義されており、メソッドを利用することで、複雑なプログラムを必要とせずにオブジェクトを操作できます。
例えば、Mathオブジェクトの sqrtメソッドを利用することで、その引数に示された数値の平方根を簡単に求めることができます。また、documentオブジェクトのメソッド write(writeln) では、引数に示される値を画面に表示させます。
n = Math.sqrt(3); document.write(n);
実行結果
(なお、ここではフォームを利用して入力された値に対して、平方根を求めています。)
メソッドの記述
メソッドは、以下のような順序で記述します。
オブジェクト名 + メソッド + 引数
引数には、対象となる文字列、数値、数式、変数などが、その値として括弧内に配置されます。また、引数が何もない場合には、単に括弧のみ () とします。
JavaScriptのプロパティとは、オブジェクトの属性を示す「メンバー変数」と呼ばれるもので、元々オブジェクトが持っている役割情報を付与するものです。
例えば、documentオブジェクトで定義されているプロパティ bgColor は、ユーザのブラウザで表示する背景色を参照したり、あるいは設定することが可能で、複雑なプログラムを組むことなくそれを実現できます。
つまり、プロパティは、オブジェクトの属性を参照したり、設定することができます。以下は背景色を参照、設定する記述です。
n = document.bgColor; 背景色の値を変数 n に代入 document.bgColor = "#ffffcc"; 背景色を薄いクリーム色に設定
背景色を変える
制御文は、オブジェクトとはかかわりなく独立した「関数」の一種で、JavaScriptではあらかじめ幾つか定義されています。
JavaScript 制御文一覧
| 制御文 | 機能 |
| if | 条件によって処理を分岐させる |
| for | 指定した回数の繰り返し処理 |
| switch | 1つの値の条件によって多方面に分岐させる |
| do | 条件を満たす間繰り返し処理(ループ末判定) |
| while | 条件を満たす間繰り返し処理(ループ判定) |
| break | 制御構文ブロックから抜ける |
| continue | 制御構文のブロックの頭に戻る |
オブジェクトおよび関数の制御文一覧
| 制御文 | 機能 |
| new | 任意のオブジェクトの生成を定義する |
| delete | (変数などに指定した)オブジェクトを消去する |
| this | 現在のオブジェクトを示す |
| prototype | オブジェクトに任意の属性を追加する |
| function | 任意の関数を定義する |
| return | 関数から抜ける際の戻り値を設定する |
| with | 対象オブジェクトの指定 |
| var | 変数の定義宣言 |
オブジェクト、メソッドとプロパティ、制御文を覚えることは、すなわち JavaScriptを習得することでもあります。JavaScriptのそれぞれの構文は、これらによって記述されています。
ここに挙げた例はほんの1つに過ぎません。オブジェクトを知り、メソッドとプロパティ、制御文を使いこなすだけでも、それなりのスクリプトを作成することができます。自身のアイデアと工夫次第では、どこにもない自由で独創的なプログラムを組むことができるでしょう。