初心者のためのホームページ作り_83.txt100666 0 0 40736 10013576030 15701                   毎週金曜日配信 What's New 2004/1/30 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第83号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ JavaScript講座 第16回 --- windowオブジェクト    ■ CSS講座 第4回 --- 色を扱い    ■ インターネット用語解説 第5回 --- FAQ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆JavaScript講座 windowオブジェクト  今回よりオブジェクトについて順次解説します。JavaScriptを学ぶ上でオブジ ェクトは欠かすことができません。JavaScriptがオブジェクト指向の簡易的なプ ログラム言語であるため、オブジェクトを理解することは、JavaScriptのプログ ラミングを理解することに通じます。  ■オブジェクト  JavaScriptでは、多くのオブジェクトをあらかじめ持っています。オブジェク  トを利用することで、時間や日付、ページや文字列、複雑な計算などを扱うこ  とができ、ユーザの操作によって反応するインタラクティブな表現を実現する  ことができます。   オブジェクトにはあらかじめ、メソッドやプロパティを持っており、作者は  オブジェクトをどのように扱うのかを、そうしたメソッド、プロパティを利用  してプログラム開発を行います。  ■メソッド  メソッドとは、ごく簡単に言うと一種の命令と考えてください。つまり、各オ  ブジェクトが持っている自身に対する操作のことを指します。   オブジェクトを理解する上で、オブジェクトが持つメソッドを理解すること  はとても大切なことです。複雑なプログラムを組むことなく、メソッドを記述  することで、オブジェクトを操ることができます。  ■プロパティ  プロパティとは、オブジェクトが持つ「属性」を意味し、プロパティを利用す  ることで、オブジェクト自身があらかじめ持っている機能や部品などをコント  ロールすることができます。 ◆Windowオブジェクト  windowオブジェクトは、JavaScriptのオブジェクト階層の最上位に位置し、画  面上に表示されているすべてのオブジェクトの親となるオブジェクトです。  様々なオブジェクトは、この windowオブジェクトの下位層に位置しています。  JavaScriptでは、windowオブジェクトの、「window」を省略して記述すること  ができます。  ■windowオブジェクトのメソッド  alert     警告のダイヤログボックスを表示する  blur      現在表示中のウィンドウを背面に移動する  clearInterval setIntervalで設定したタイマーを解除する  clearTimeout setTimeoutで設定したタイマーを解除する  close     現在表示中のウィンドウを閉じる  confirm    確認ダイヤログボックスで真(ture)か、偽(false)の値を参照  focus     背面にあるウィンドウを前面に移動する  moveBy    ウィンドウの表示位置を指定した座標に移動させる  moveTo    ウィンドウの表示位置を指定した距離まで移動させる  open     新たなウィンドウを開く  prompt    入力ダイヤログボックスを表示し、入力値を値として取り込む  resizeBy   現在のウィンドウサイズを指定した分だけ変更させる  resizeTo   現在のウィンドウサイズの幅と高さを変更する  scroll    現在表示中のページの指定した位置までスクロールさせる  scrollBy   現在表示中のページの指定した位置までスクロールさせる  scrollTo   現在表示中のページの指定した距離までスクロールさせる  setInterval  一定時間毎に処理するタイマーの設定  setTimeout  一定時間後に処理するタイマーの設定  windowオブジェクトメソッドの記述法は以下のとおりです。   オブジェクト名.メソッド(引数);   window.alert('警告ウィンドウの表示');  windowオブジェクトでは、オブジェクト名の省略ができるので、   alert('警告ウィンドウの表示'); と記述することができます。  ■windowオブジェクトのプロパティ  defaultStatus ステータスバーに表示されるデフォルトのメッセージ  status    ステータスバーに表示中のメッセージ  name     表示されているウィンドウ名を参照する  opener    新たに開かれたウィンドウから見た親ウィンドウを参照  length    ウィンドウに表示されるフレームの総数を取得する  closed    ウィンドウが閉じられていた場合に真、開いていた場合には偽         を返す  windowオブジェクトのプロパティの記述法は以下のとおりです。   オブジェクト名.プロパティ=値;  書式は以下のとおりです。    windows.status="ステータスバーにメッセージ"; ◆windowオブジェクトを使ったJavaScript  閲覧者の操作で開かれた新しいウィンドウを、時間経過によって自動的にその  ウィンドウを閉じるスクリプトです。 開いたウィンドウを閉じる

自動的に閉じるウィンドウ

<ご注意>  このJavaScriptでは、別途「samp.html」という名前のHTML文書が必要です。  適当なHTMLを作成し、この文書と同じディレクトリ(フォルダ)に置いてくだ  さい。該当するファイルがないと自動的に閉じられません。  サンプルの実行結果  http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_83-1.html ◆解説  ここでは、windowオブジェクトが持つ3つのメソッドを利用して、新たに開か  れたウィンドウを 10秒後に自動的に閉じる JavaScriptです。 ■function newWindow() {  関数を定義しています。この関数名は newWindow() となっており、HTMLでは、  イベントハンドラ(イベント属性)を使って、関数を呼びます。 ■newWin = window.open("samp.html","NewWindow","width=300,height=80");  新しく開くウィンドウの内容を設定しています。ここでは新たに開かれるウィ  ンドウ内に表示する文書を samp.html という HTML文書を指定しています。  ウィンドウの横幅を 300ピクセル、高さを 80ピクセルとしました。   なお、指定した文書が見つからないとウィンドウは閉じられません。 ■setTimeout("closeWin()",10000);  タイマーの設定をしています。ここでは10秒が経過したら closeWin() という  関数を実行します。なお、1秒は 1000 となりますので、自由に数値を変えて  タイマーの時間を調整してください。 ■function closeWin() {  closeWin() という名の関数を定義しています。  この関数では、指定された関数によって開かれたウィンドウを閉じます。 ■  input要素は単独でも利用できます。ただし、古い Webブラウザでは無視され  る場合がありますので、その場合には、form要素の中で配置してください。  type属性で、入力フィールドをボタンに設定しています。ボタンに表示される  文字は value属性で指定します。  onclick属性とは、イベント属性の1つで、ここではボタンがクリックされた  ら JavaScriptで定義された newWindow() という関数を呼びます。 ◆windowオブジェクトのまとめ  windowオブジェクトでは、現在表示されているウィンドウを含めた、ウィンド  ウ全体をオブジェクト(モノ)の対象としています。   windowオブジェクトの中には、閲覧者が嫌がる傾向のメソッドが含まれてい  ます。例えば断りなく新しいウィンドウを開くとか、うざったい警告ウィンド  ウとか、ステータスバーにメッセージを流すとか、迷惑なスクリプトを実に簡  単に作成することができます。   JavaScriptが万人に受け入れられるよう、最低限のマナーを守りながら、創  意あふれる自由で独自のスクリプトを作るように心がけましょう。   次回は(いつになるのか分かりませんが)、documentオブジェクトについて  解説する予定です。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第4回) --- 色を扱う  スタイルシートで扱える色は、24ビットのフルカラー(1677万色以上)になり  ます。恐ろしい数ですが、どんな環境でも再現できる色は 216色しかありませ  ん。その点を含めて、色について解説します。  ■文字色と背景色の関係  高齢者の方は、明るい光を好みません。最近の統計によれば2人に1人、つま  り50%以上の人たちが目に異常を持っており、その多くが「白内障」です。   その障害をもつと、明るい光は目が痛く感じられます。ご存知のとおり、コ  ンピュータのモニターで描画される文字や背景、様々なドキュメントは光の3  原色によって色が作られています。   つまり、文字であれなんであれ、モニターに映し出されるすべては光である  ということを覚えてください。その光が明るすぎると、高齢者にとって辛い状  況に陥ります。   WindowsOS では、「ユーザ補助」という機能が備わっており、これを「オン」  にすると画面全体が暗くなります。高齢者にとっては目に優しくなるわけです。   実は Webブラウザにも同じ機能を持っています。自分なりに文字色や背景色  を設定する機能が備わっています。非常に多くの人たちが利用しています。   前置きが長くなりました。これからが本題です。  W3C (World Wide Web Consotium:Webの標準化を制定する団体) では、文字色  を指定する場合には、一緒に背景色も指定するように推奨されています。   文字色を黒色にしたとき、先ほど説明したとおり、閲覧者側で背景色を黒色  に設定した場合には、文字を読むことができなくなります。   同様に、背景色を指定した場合にも、文字色を同時に指定する必要が出てき  ます。せっかく作り上げたコンテンツが、環境によって読めなくなるのは、作  者も閲覧者も悲劇というものです。  ■Webセーフカラー  スタイルシートを使うということは、HTMLの文書構造からビジュアルデザイン  を分離するという基本的な考え方があります。その最大の理由は、閲覧者の環  境に依存しない正しいマークアップに他なりません。   そうした考え方を踏襲すれば、閲覧者の環境に依存しない色を使うことには  スタイルシートを利用することと何ら変わるものではありません。読者の皆様  には、是非、色を扱うう際には Webセーフカラーという閲覧者の環境に依存し  ない色を使っていただきたいと考えます。   Webセーフカラー・カラーパレット一覧    http://www.scollabo.com/banban/lectur/websafe.html  ■スタイルシートの色の指定  色を扱う場合の基本が16進数の記述です。16進数では、赤緑青という順序で色  を指定します。発色の度合いが高いほど数値も高くなります。    #000000 何も発色しない → 黒色    #ffffff 全部が発色   → 白色    #ffff00 赤と緑が発色  → 黄色  このようにして、色を決めていきます。   ところで Webセーフカラーでは、f、c、9、6、3、0、という数値だけしか扱  えません。しかしこれを組み合わせることで 216色が使えるようになります。   スタイルシートの場合には Webセーフカラーも含め、3桁で色を指定するこ  とができます。なお、この指定は Webセーフカラー以外の指定も行うことが可  能で、全部で4096色を扱うことができます。   スタイルシートで、スタイルを設定する属性とその値はコロン「:」で区切  りますが、複数の属性と値を設定する場合には、セミコロン「;」で区切るこ  とにより幾つでも記述することができます。セミコロンの前後には自由に空白  文字(半角かタブキーのみ有効)を配置できます。    #000 → 黒色  赤緑青それぞれを1桁ずつで記述   書式: p { color: #000; background: #fff }     (段落 p要素の範囲の文字色を黒色に、背景色を白色に指定)   スタイルシートでは RGBによる指定も可能です。その引数には以下のように  記述します。   書式: p { color: rgb(0,0,0); background: rgb(255,255,255) }   これは、16進数の色指定を10進数に変換して指定する方法です。f は 256番  目の色であるため 255とします。コンピュータは 0 から数えますので、255は  f と同じ値を持ちます。この記述では、24ビットフルカラーが扱えます。   また、色をパーセントでも指定することができます。この場合は 0 〜 100  となりますので、全部で 100万色が指定できます。   書式: p { color: rgb(0%,0%,0%); background: rgb(100%,100%,100%) }  ■色を扱うことの注意点  この講座で何度となく述べてきましたが、色を扱う際にはその配色に配慮して  ください。文字色と背景色の配色がうまくないと、コンテンツを読めなくなる  可能性があります。   明るい色の背景色で、明るい色も文字色では「ステルス効果」になってしま  い、文字を読み取ることができません。また、色弱障害者は赤系色と緑系色の  区別が上手く行われません。このような点にも配慮して色を使うようにしてく  ださい。あまり色に頼ったページにならないように気をつけましょう。   次回はスタイルシートで扱う単位について解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆インターネット用語解説 --- FAQ  多くの商用 サイトでは、この FAQなるものを提示しています。これは「よくあ  る質問」という意味の「Frequently Asked Question」からきた略語です。  製品やソフトウェアなどを紹介するページでは、トラブルに関する情報が満載  されています。そのことは消費者にとって、非常に有益な情報となります。   皆様が Webサイトを構築するときに、関連した情報として、困ったときや分  からないこと、あるいは閲覧者から寄せられた質問などから、特に多い問題点  などを集め、コンテンツとして提供することができれば、信頼感と親しみやさ  を演出することができます。   最近は掲示板の人気も急増していますが、困ったときに探しやすいという点  では、FAQの右に出るものはないでしょう。   作者自身が便利だと感じるものから掲載すると、案外作業がはかどることで  しょう。もっと FAQは活用されてもいいのではないかと考えます。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆更新情報  当メールマガジン「第71号」から「第80号」までを圧縮ファイルにしました。 自由にダウンロードすることができます。特に、新しく読者になられた方には、 オフラインでゆっくり読むことができますので、ご利用ください。  なお、圧縮ファイルはプラットフォーム環境ごとに用意していますので、あな たの環境に合わせてご利用ください。バックナンバーで利用している文字符号は 「Shift_Jis」を採用しています。  アーカイブファイル・ダウンロード   http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_082.html  次回は、2月6日に配信を予定しています。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>   新たなコンピュータウィルスが猛烈な勢いで広まっています。くれぐれも不  用意にメールに添付された意味不明のファイルを開かないように注意してくだ  さい。   もしかしたら、私のメールアドレスを利用してばら撒いているかもしれませ  んが、私のほうから皆さんに一歩的にメールすることはありませんので、くれ  ぐれも誤解なきよう。   かく言う私は、インフルエンザ・ウィルスに感染し、激しい高熱とのどの痛  み。吐き気に悩まされています。当地は乾燥が激しく、ウィルスが生息するの  には格好の季節となっています。   読者の皆様も、うがいやビタミンCの摂取を日頃から積極的に行ってくださ  い。病気になっても、いい事は何もありません、辛いだけです。トホホ・・ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスタイルシート、HTML、JavaScriptなどをご自分のページ作成 に自由に使っていただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_89.txt100666 0 0 45731 10031200060 15672                   毎週金曜日配信 What's New 2004/3/19 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第89号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的  な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい  ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよ  うになります。   今週のコンテンツ ■ Webデザイン 第31回 --- ブログの維持    ■ HTML講座 第31回 --- 文書型定義 (DTD) の不思議    ■ CSS講座 第10回 --- 枠線    ■ 属性の解説(第14回) --- target属性 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Webデザイン(第31回) ブログの維持  大流行している「ブログ:Weblog」ですが、実際に毎日情報を発信するのは大  変なことです。「ブログを公開したからには、毎日書くぞ!」と張り切ってい  る方も少なくないと思います。   私も、個人的な偏見に満ちたブログを公開していますが、決して毎日書いて  いるわけではありません。思いついた日に思いついたことを勝手に書いている  だけです。   毎日何かを発信し続けるのは、どうしても自分自身が消耗するのではないか  と考えたことがありました。   しかし、考えてみれば「ブログ」が登場した背景は、9.11以降の何も言えな  くなったアメリカの社会で、「それはちがうだろう!」という、ともすると反  社会的な意見を持った「勇気ある」人たちから始まったのです。   当時のアメリカは、テロという共通の敵に対する翼賛的な体制になりつつあ  り、新聞やテレビなどのマスコミが政府に対して何も言えない状態でした。何  か反論すると「テロに味方するのか」という見方をされ排斥されました。   そうした中で、「こりゃ違うんじゃないの?」という疑問をもった知識人た  ちが「本音」で語るツールとして「ブログ」が注目されました。   日記という形で自分の本音をコンテンツとして発信したブログは、こうした  背景の中で爆発的に流行し、1つの文化として定着しつつあります。  ■長く続けられるということ  ブログは、その仕組みから他のブログにトラックバックを発信することで、大  きな輪となって広がっています。それは閲覧する人にとっても有用な情報を簡  単に探せるという利点も併せ持っています。   ブログを開設するということは、そうした大きなうねりを持った輪に参加す  るのと同じです。だからこそ、じっくりと練りこんだ発言を発信し続けたいも  のです。   発信続けることは決して「消耗」することにはなりません。何かを発言する  ということは、それなりの裏づけがあるわけです。そして、書き続けることに  よって書き方のコツがつかみ取れるし、持続することによる「力」がついてき  ます。   これは Webサイトの運営でも同じことです。持続することで成長することが  あります。とにかく Webという広大な空間に向かって発信するわけですから、  何ごとも真剣で、真正面から取り組みたいものです。                         (第32回 SEO対策につづく) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML講座 (第31回) 文書型定義 (DTD) の不思議  不思議なことに、HTMLがまったく同じ構文なのに、文書型定義によっては異な  る表現をします。それは何故でしょう?  ■文書型定義とは  文書型定義を一言で述べれば、作成するHTML文書の仕様を定義するものです。   つまり、記述されるHTMLが、どのバージョンに準拠しているかを明示的に宣  言します。本来ならば Webブラウザは記述された文書型定義を参照し、その仕  様にしたがってレンダリングすべきものですが、実際は Webブラウザが実装し  ている仕様にしたがってレンダリングするのが実情です。   そのため、HTML文書はブラウザ固有の仕様によって異なる表現になることが  あります。   具体的な相違は、親要素の設定を継承しないとか、あらかじめ定義されてい  る文字の大きさや、余白、位置の不具合などが報告されています。   1.HTML4.01 Transitional 互換型     この文書型定義は、それ以前のバージョンで定義された要素や属性など     を使うことができる過渡期仕様の互換型で、DTDを参照する URI は含ま     れません。     互換型の文書型定義は以下のように記述します。        2.HTML4.01 Transitional 標準型     Transitional互換型と同様に、以前の要素、属性などを使うことができ     ます。この宣言は、その仕様を参照する URI が含まれます。      基本的に Webブラウザは、その仕様を参照してレンダリングすること     となっていますが、銘柄によってはそれを無視することがあります。     標準型の文書型定義は以下のように記述します。        3.HTML4.01 Strict 互換型     この文書型定義は「厳格仕様」として、以前の要素や属性を使うことが     できません。あくまでも HTML4.01 として定義された要素と属性しか使     えません。以前のタイプを「非推奨」扱いとしています。本来の理想と     する構文を示すものです。DTDを参照する URI は含まれません。     HTML4.01 Strict 互換型の文書型定義は以下のように記述します。        4.HTML4.01 Strict 標準型     Strict互換型同様、以前の要素や属性を使うことができません。      この宣言は、その仕様を参照する URI が含まれます。     基本的に Webブラウザは、その仕様を参照してレンダリングすること     となっていますが、銘柄によってはそれを無視することがあります。     HTML4.01 Strict 標準型の文書型定義は以下のように記述します。        5.HTML4.01 Frameset 互換型     フレームを利用する場合に限って、この文書型定義を宣言しなければな     りません。仕様は、Transitional型と同じ以前の要素と属性を使うこと     ができます。DTDを参照する URI は含まれません。     HTML4.01 Frameset 互換型の文書型定義は以下のように記述します。        6.HTML4.01 Frameset 標準型     Frameset互換型同様に、フレームを利用する場合にこの文書型定義を宣     言します。この宣言は、その仕様を参照する URI が含まれます。      基本的に Webブラウザは、その仕様を参照してレンダリングすること     となっていますが、銘柄によってはそれを無視することがあります。     HTML4.01 Frameset 標準型の文書型定義は以下のように記述します。       ■継承とは、  継承について具体的に説明すると、   文字色   基本的に親要素の文字色が子要素にも継承される   文字サイズ 基本的に親要素で設定された文字サイズが継承され、子要素で         文字サイズが設定された場合には、親要素で設定された文字サ         イズの比率となる   例えば、body要素で指定された文字サイズは、他の要素で文字サイズを指定  しなかった場合には、親要素の文字サイズが継承されます。子要素で文字サイ  ズを指定した場合 (例えば 90%とした場合) 親要素の文字サイズを基本とした  比率にならなければなりません。   ところが、文書型定義を変えることによって Webブラウザはそれぞれの銘柄  で異なるふるまいをします。   以下のファイルを見比べてください。微妙に異なることに注意してください。   HTML4.01 Transitional 互換型   http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_89-1.html   HTML4.01 Transitional 標準型   http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_89-2.html   HTML4.01 Strict 互換型   http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_89-3.html   HTML4.01 Strict 標準型   http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_89-4.html   当然 OS や Webブラウザの銘柄が異なれば、それぞれのレンダリングも変化  します。   比較的新しいブラウザでは、文書型定義を参照する URI の有無で、異なる  場合があります。例えば、Windows版、及び Macintosh版 MSIE の場合、互換  型と標準型で文字サイズのレンダリングに相違があります。   結果から申し添えれば、HTML Transitional を使う場合には、概ね標準型の  レンダリングに好感が持てます。   なお、文書型定義を宣言しない場合、仕様書では HTML 2.0 として扱うよう  に規定されています。HTML文書では、その冒頭で必ず文書型定義を明示的に宣  言しなければなりません。正しいHTMLを作成するためにもお忘れなく。   XHTMLの場合には、XML宣言の有無でも Webブラウザによっては、その振る舞  いが違ってきます。なかなか「標準」となるブラウザを探すのは容易ではない  ようです。   次回は、アクセシブルなテキストの表現について解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Tips 文書型定義の統一  サイト内で登録されているすべてのページでは、特に意味がなければ同じ文書  型定義を宣言するように心がけましょう。今回説明したとおり、文書型定義の  種別によっては異なる表現をします。   ページを繰るたびに違う表現というのはあまり心地よいものではありません。  文字サイズや余白、継承といった様々な要素の中で、それらが変化するという  文書型定義の性質を考慮して、統一性のあるページを作成することが大切なこ  とではないかと考えます。   文書型定義の種別によって異なるレンダリングという弊害は避けられないも  のです。作者の意図とは異なることが多々あるのが実情です。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第10回) 枠線表示  末梢線や下線表示を含まないものとして、HTMLで枠線が表示できるのは、基本  的にテーブル要素だけです。その他の枠線指定に関する要素や属性は、すべて  独自規格であるため、環境によっては無視されることがあります。   スタイルシートでは、ブラウザ画面に表示するすべての要素で、様々な形式  の枠線を設定することが可能です。インラインレベルでも、ブロックレベルな  どの要素に、簡単に枠線を設定することができます。   枠線を指定するとき、枠線の形式、色、太さといった3つの属性が用意され  ており、それぞれを個別、あるいは一括で設定することができます。  ■枠線の形式  枠線の形式とは、枠線の表現を示すもので、単純な直線や破線、点線などの形  式を指し、スタイルシートでは、border-style属性で設定します。   枠線を指定するために、あらかじめ以下のような8つの形式が用意されてい  ます。    solid   直線 ( ― )    dashed  破線 ( -- )    double  二重線 ( = )    dotted  点線 ( … )    groove   立体的に窪んだ感じの線    ridge   立体的に隆起した感じの線    inset   立体的に要素ごと窪んだ感じの矩形    outset  立体的に要素ごと隆起した感じの矩形   border-style属性で形式を指定する方法は、上下左右を個別で、あるいは、  一括で設定します。なお、枠線の色や太さはブラウザ依存となります。   □枠線形式を個別で設定   上下左右の枠線形式の指定は以下のとおりです。    botder-top-style   上側の枠線形式を指定する    botder-left-style   左側の枠線形式を指定する    botder-right-style  右側の枠線形式を指定する    botder-bottom-style  下側の枠線形式を指定する   □枠線形式を一括で指定する   上下左右の枠線形式を一括で設定する方法です。    border-style    上下左右に指定した形式で枠線を表示する   □具体的な書式   枠線形式を設定する具体的な書式は以下のとおりです。    p { border-bottom-style: dotted } 要素の下側に点線の枠線を設定    p { border-style: solid } 要素の上下左右に直線の枠線を設定  ■枠線の太さ  枠線の太さを指定する場合、同時に枠線形式を併用する必要があります。形式  が設定されない場合、枠線そのものを表示することができません。   枠線の太さは、border-width属性を使いますが、それぞれ個別に設定するこ  とができます。   □枠線の太さを指定する単位   枠線の太さを指定するとき、以下の単位を使います。    thin     細い枠線    medium    中くらいの太さの枠線    thick     太い枠線 数値+単位  スタイルシートで扱う単位で太さを指定する    thin、medium、thick などの実際の太さは、ブラウザに依存します。   数値と単位を組み合わせた太さは、それぞれの単位に依存します。   □枠線の太さを個別に設定   上下左右の枠線の太さの指定は以下のとおりです。    border-top-width   上側の枠線の太さを設定する    border-left-width   左側の枠線の太さを設定する    border-right-width  右側の枠線の太さを設定する    border-bottom-width  下側の枠線の太さを設定する   □枠線の太さを指定する具体的な書式   前述したとおり、枠線の太さを指定する場合は、border-style属性を一緒に   用いる必要があります。    h1 { border-style: solid; border-left-width: 2em }    p { border-style: dashed; border-bottom-width: medium }  ■枠線の色  枠線の色を指定する場合には、同時に、border-style属性を指定する必要があ  ります。もし、その属性を指定していない場合には、枠線は表示されません。   □枠線の色を指定する単位   枠線に色をつける場合には、以下の3つの単位が指定できます。     16進数フルスペック  RGBを2桁ずつで指定 (#ff9900 オレンジ色)     16進数の3桁指定   RGBを1桁で指定 (#f90 は #ff9900 と同じ)     カラーネーム (色名)  あらかじめ定義されている16色の色名で指定   □枠線の色を個別に指定   枠線の色は上下左右に個別で設定することができます。    border-top-color    上側の枠線の色を設定する    border-left-color   左側の枠線の色を設定する    border-right-color   右側の枠線の色を設定する    border-bottom-color  下側の枠線の色を設定する   □枠線の色を指定する具体的な書式   枠線の太さを指定する場合は、border-style属性を一緒に用いる必要があり   ます。    h1 { border-style: ridge; border-left-color: green }    p { border-style: solid; border-bottom-color: #09f }  ■枠線の各設定を一括で行う  枠線は、要素の上下左右の位置や形式、太さ、色などを一括で指定することが  できます。いちいち border-style、border-width、border-color などの属性  を個別に設定することなく行えます。   □各設定を位置を指定して一括で指定する   上下左右の位置を指定して、形式、太さ、色などを一括で指定します。    border-left 要素の左側に枠線を一括で設定する    border-top 要素の上側の枠線を一括で設定する    border-right  要素の右側に枠線を一括で設定する    border-bottom 要素の下側に枠線を一括で設定する   □各設定をまとめて指定する   上下左右にまとめて各枠線表示のスタイルを設定します。各設定の値は半角   のスペースで区切って、それぞれで指定します。    border  上下左右に枠線の太さ、色、形式を一括で指定します。   □一括設定の具体的な書式   この属性を使った設定には、border-style属性は必要ありません。    h1 { border-left: 2em solid #f90; border-right: 2em solid #f90 }    p { border: thicl double #039 }  ■padding属性を併用する方法  どのような方法で枠線を設定するにせよ、枠線とコンテンツに隙間がないのは  窮屈に感じます。そこで、前回説明した padding属性を使って、コンテンツに  余裕をもたせる方法があります。   p { border: 1ps solid red; padding: 2px }   この設定は、段落要素のコンテンツに赤色の1ピクセル幅の枠線を表示させ  るものですが、枠線とコンテンツの間に2ピクセル分の余白を設定しています。  このようにすることで、見やすい環境を提供することができますので、いろい  ろとお試しください。   次回は、背景画像の設定について解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML、XHTML属性の解説 --- target属性  リンク先のページを指定したウィンドウで表示させるために用いられます。   特に、フレームを使ったページでは必須の属性になります。フレームがない  場合には、新規のウィンドウを開かせることが可能です。  ■target属性 リンク先の表示ウィンドウを指定する  DTD:   HTML4.01 Transitional、および Frameset で利用可能  属性値: フレーム名、 _top、 _blank、 _self、 _parent など  記述法:   関連要素: a、area、base、link、form など  XHTMLの制限: XHTML1.0 Transitional および Frameset で利用可能ですが、         XHTML1.0 Strict および XHTML1.1 では利用できません。  フレームを使うページでは、複数のウィンドウで構成されるため、各ウィンド  ウで表示させるリンクには、target属性を使わなければなりません。また、フ  レームを解除させる場合には、_top という値を使います。 _self の場合は、  同じウィンドウ内でリンクするときに用います。   フレームがないページでリンクをクリックしたとき、新しいウィンドウで表  示させているときには、target属性が使われ、_blank、あるいは _parentなど  の値が指定されています。   どちらにしても、閲覧者のリソースを消費するだけなので、リンクはできる  だけ同じウィンドウ内で設定したいものです。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_089.html  次回は、3月26日に配信を予定しています。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  このところ個人情報の流出が問題になっていますが、身近にある個人情報につ  いては、あまりにも関心が払われていないような気がします。   私も自分の個人情報を、どんなところにバラ撒いているのかを考えました。  ガソリンスタンドで発行するサービスカード、自動車デーラー、病院の受診カ  ード、大手家電店のポイントカード、病院、行きつけの床屋さん、ISP (プロ  バイダ) 、オンラインショップ、銀行、不動産屋、その他数え上げるとかなり  の数になります。   こうした中で個人情報がしっかり管理されていることに疑問を感じます。そ  う思うとこれから先、そうそう簡単に申込書などに記入することに不安を抱き  ます。イヤな世の中になりましたねぇ。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい ただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_88.txt100666 0 0 61471 10031200030 15665                 毎週金曜日配信 What's New 2004年3月12日 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第88号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ JavaScript講座 第16回 --- documentオブジェクト    ■ CSS講座 第9回 --- padding    ■ インターネット用語解説 第6回 --- ブログ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆JavaScript講座 --- documentオブジェクト  documentオブジェクトは windowオブジェクトの下位階層に位置し、最も頻繁  に使用するオブジェクトで、画面上に表示されているページに関するあらゆる  情報(文字列、画像、フォーム、リンクなど)を扱います。  documentオブジェクトが持つメソッドとプロパティは以下のとおりです。  ■documentオブジェクトのメソッド  clear   表示中のドキュメント内容を消去する  close   表示ストリーム (openで開始したドキュメントの出力) を閉じる  open    表示ストリーム (ドキュメントの出力) を開始する  write   ページに指定した文字列を表示する  writeln  ページに指定した文字列を表示して改行する   このメソッドの中で、write と、writeln は同じ意味ですが、writeln は改  行を持って表示されているといわれています。ただし、一般的な視覚系ブラウ  ザでは「改行」されず、そのまま出力されますので、基本的には、write と同  じ意味で解釈されます。  ■documentオブジェクトのプロパティ  alinkColor 読み込まれたリンクの文字色を参照、または設定する  anchors 現在表示されている全アンカーの内容を持つオブジェクトの配列  bgColor 背景色を参照、または設定する  cookie ちょっとした情報を入れるための文字列型のオブジェクトを参照  domain ドメイン名を返す  fgColor 文字色を参照、または設定する  forms 現在表示されている全フォームの内容を持つオブジェクトの配列  lastModified 現在表示されているページの最終更新日を参照する  linkColor リンクの文字色を参照、または設定する  links 現在表示されている全アンカーの内容を持つオブジェクトの配列  location 現在表示されているドキュメントの URLを参照、または設定する  referrer 移動先の呼び出した URLを参照する  title ページのタイトルを参照、または設定する  vlinkColor 訪問済みのリンクの文字色を参照、または設定する  documentオブジェクトで、最も利用頻度の高いものがここに掲げたプロパティ  ではないでしょうか。特に、最新更新日を参照したり、背景色の設定などで利  用されたりします。   プロパティは大文字と小文字を厳格に区別しますので、扱いに気をつけてく  ださい。  ■document writeメソッドの使用例  documentオブジェクトが持つメソッドの中で、最も多く利用されているのが、  document.write (あるいは document.writeln) でしょう。   これは、テキストや静止画像を Webブラウザに出力するメソッドで、面白い  ことに、HTMLタグさえ配置することができます。   具体的には、以下のように使います。   document.write("初心者のためのホームページ作り");   document.write("");   その気になれば、このメソッドを利用してHTMLの全文を記述することができ  ますが、あまり現実的とは思えません。   HTMLタグを挿入する場合、終了タグの扱いに気をつけてください。終了タグ  では、初心者のためのホームページ作り<\/h1>");   このように、/ の前に \ (バックスラッシュ) をいれて とします。  これによって不用意なトラブルからエスケープ (回避) することが可能になり  ます。  ■document openメソッドの使用例  似たようなメソッドとして window.open がありますが、根本的に異なるのは、  このメソッドでは、他のファイルを開いて出力させるものではありません。    openメソッドは、指定された MIMEタイプ形式のファイルをオープンするも  ので、MIMEタイプを省略した場合には自動的に「text/html」になります。  具体的な構文は以下のとおりです。   ここでは、新たに開かれたウィンドウの内容について記述しています。MIME  タイプが指定されていないため、そのファイルは「HTML文書」となります。   具体的なHTMLのタグは、document.writeメソッドで記述されたとおりです。   なお document.openメソッドで開かれたウィンドウは、必ず closeメソッド  を使って閉じなければなりません。もし closeメソッドがない場合には、ウィ  ンドウにスクロールバーなどが表示されないなどの不具合が発生します。   document.clearメソッドは開かれたファイルの内容をクリアにて初期状態に  戻すために利用します。  ■document.alinkColorプロパティの使用例  このプロパティは、現在のリンクに設定されている文字色を参照したり、任意  に設定することができます。   リンクの色を参照する場合は、    n = document.alinkColor; document.write(n);    これで、簡単に現在のリンク色をブラウザに出力させることができます。   リンクの色を設定する場合は、   dcument.alinkColor = "#0033cc";    この構文だけでリンクの色を設定します。  ■document.anchorsプロパティの使用例  現在読み込まれている文書から、埋め込まれているアンカー ()  の数を参照するプロパティです。アンカー名は参照できません。   また、アンカーが埋め込まれていない場合には、0 を返します。   具体的な構文は、   n = document.anchors.length;    lengthは、数を調べるメソッドで、ここでは埋め込まれているアンカーの    数を変数 n に代入しています。  ■document.bgColorプロパティの使用例  人気のあるプロパティで、現在の背景色を参照したり、あるいは任意に設定し  たりするときに使います。   ただし、スタイルシートなどにより予め背景色を指定していた場合には、環  境によっては無効となりますので、その点に注意してください。   具体的な構文は、 dcument.write(document.bgColor); 背景色を参照する場合   document.bgColor = "#ffcccc";   背景色をクリーム色に設定している   なお、色を設定する場合には、16進数のカラーコードのほかに、JavaScript  で定義されている「カラーネーム:色名」を使うことができます。   JavaScriptカラーネーム一覧   http://www.scollabo.com/banban/java/colorchart.html  ■document.cookieプロパティの使用例  クッキーファイルの内容を参照したり、変更する場合に利用します。このプロ  パティは、唯一閲覧者のローカルファイルを参照することができますので。扱  いには十分注意してください。   書き込まれた変更内容は、ある一定の期間が経つと自動的に消去されます。   具体的な構文は、   document.write(document.cookie);  クッキーファイルの参照   document.cookie = "Thisi is Test"; クッキーファイルの変更  ■document.domainプロパティの使用例  現在読み込まれているページ上のドメイン名を参照します。   具体的な構文は、   document.write(document.domain); 現在のドメイン名を参照する  ■document.fgColorプロパティの使用例  現在のページで指定されている文字色を参照したり、あるいは予め文字色を指  定する場合に使います。   ただし、スタイルシートなどにより予め文字色を指定していた場合には、環  境によっては文字色の設定は無効となりますので、その点に注意してください。   具体的な構文は、   document.write(document.fgColor); 現在の文字色を参照する   document.fgColor = "#000099";   文字色を濃い青色に設定する  ■document.formsプロパティの使用例  現在読み込まれているフォームの名前やオブジェクトなどを配列として取り込  んで参照します。   ここでいうオブジェクトとは、フォーム内で配置されている入力フォールな  どを指します。このプロパティでは、フォームのオブジェクトを設定すること  はできません。   具体的な書式は、   document.フォーム名.入力フィールド要素名.form    なお、入力フィールドが複数設定されている場合は [ ] で囲んで添字を    使って、入力フィールドの出現する順位を明示します。ただし、この場合    最初の番号は 1 ではなく 0 となります。   具体的な構文は、   a = document.myForm.element[2].form; オブジェクトを参照している document.write(a);           そのデータを出力している  このプロパティの一般的な利用法として、入力されたデータを検証する際に用  いられることが多いようです。  ■document.lastModifiedプロパティの使用例  現在読み込まれているページの最後に更新された日付を参照します。つまり、  最新更新日を出力するのに用いられます。ただし Mac版 Netscape では、必ず  しも正しい日付が返されるわけではありません。   具体的な構文は、   update = document.lastModified; document.write("最新更新日", update);  表示される日付は、2004/3/12 01:40:30 という形式でレンダリングします。  ■document.linkColoプロパティの使用例  現在読み込まれているリンクの文字色を参照、あるいは設定したりします。   ただし文字色を設定する場合、スタイルシートなどにより予め文字色を指定  していた場合には、環境によっては設定は無効となりますので、その点に注意  してください。   具体的な構文は、   document.write(document.linkColor); リンクの文字色を参照している   document.linkColor = "#006699"    リンクの文字色を設定している  ■document.linksプロパティの使用例  現在読み込まれているリンクのオブジェクトを、配列として取り込んで参照し  ます。表示される内容は、絶対パスで記述された全文が返されます。   具体的な構文は、   

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 ■document.locationプロパティの使用例  現在読み込まれているページの URLを参照します。また、リンク先を設定する  ことも可能です。   リンクを設定する場合の具体的な書式は   documeny.location.href ="リンク先の URL を指定"; リンクの設定   現在のロケーションを参照する具体的な構文   document.write(document.location);  ■document.referrerプロパティの使用例  現在のページの直前の URL を返します。   直前のページが存在しない場合は、そのディレクトリの index という HTML  ファイルを返す場合があります。(UNIXサーバの場合)あるいは、undefined  と返す場合もあります。(定義されていないという意)    referre (リファラー) とは、ハイパーリンク元を示すもので、アクセスロ  グなどに記録されますが、JavaScriptは Webブラウザの履歴を参照するもので  サーバのリクエストヘッダを読むものではありません。   具体的な構文は、   befor = document.referre;  直前のページを参照している document.write(befor);    得られたデータを出力している  ■document.titleプロパティの使用例  現在読み込まれているページ、あるいは他のページの title要素で囲まれた文  字列を参照します。   具体的な構文は、   myTitle = document.title;  現在のページのタイトルを参照している document.write(myTitle);   タイトルの内容を出力している  ■document.vlinkColorプロパティの使用例  現在読み込まれている訪問済みリンクの文字色を参照、あるいは設定したりし  ます。   ただし文字色を設定する場合、スタイルシートなどにより予め文字色を指定  していた場合には、環境によっては設定は無効となりますので、その点に注意  してください。   具体的な構文は、   document.write(document.vlinkColor); 訪問済みリンクの文字色を参照   document.vlinkColor = "#800080"    訪問済みリンクの文字色を設定  documentオブジェクトは、様々なメソッドとプロパティを組み合わせることに より、現在表示されているページの情報を読み取ることができます。また、ペー ジに係わる様々な設定も可能です。  いろいろと試される中で、documentオブジェクトの魅力を体験してください。  次回の JavaScript講座は、locationオブジェクトについて解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第9回) 余白(padding)  前回はコンテンツの外側の余白について解説しましたが、今回はコンテンツの  内側の余白について取り上げます。   コンテンツの内側の余白を指定するスタイルシートの属性は、padding です。  指定する値は、スタイルシートで利用できるすべての単位で行います。  padding は、margin 同様、ほとんどの要素で利用できます。  ■margin と padding の違い  簡単に図で説明すると以下のとおりです。   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃    margin padding     ┃   ┃     ↑           ┌───────┐  ┃   ┃  ┌─────┐        │   ↑   │  ┃   ┃ ←│コンテンツ│→       │←コンテンツ→│  ┃   ┃  └─────┘        │   ↓   │  ┃   ┃     ↓           └───────┘  ┃   ┃                            ┃   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛   この図を見てお分かりのとおり、マージン (margin) は、コンテンツの外に  位置した余白で、基本的に背景尺などは継承されません。   しかし、パディング (padding) はコンテンツの一部として扱われます。つ  まり、余白もコンテンツ領域であるということです。         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   そのため、コンテンツに背景色などを指定した場合にも継承され、余白部分  も塗りつぶされます。  ■パディングを個別で設定する  コンテンツの内側に余白を設定する paddingを、要素の上下左右に個別で指定  する属性は以下のとおりです。   padding-top   要素の上側にパディングを設定する padding-left   要素の左側にパディングを設定する padding-right   要素の右側にパディングを設定する padding-bottom  要素の下側にパディングを設定する  ■パディングをまとめて設定する  パディングの上下左右を一括で指定する方法は、指定する単位の数によって、  それぞれの内側の余白の設定が異なります。   padding: 単位         要素の上下左右を一括して設定する   padding: 単位 単位       要素の上下、左右の順で設定する   padding: 単位 単位 単位    要素の上、左右、下の順で設定する   padding: 単位 単位 単位 単位  要素の上、右、下、左の順で設定する   Macintosh版 MSIE では、一括で指定した場合に不具合が発声します。   ブラウザ固有のバグではないかと推測します。  ■パディングの使い方  具体的なパディングの使い方はありません。ただ、枠線や背景色などを設定し  た場合、ある程度の余白を設定することで、コンテンツの表現に余裕が表示さ  れ、見やすい環境を提供できます。   視覚的なデザインにこだわったとき、極めて重宝する属性でしょう。   次回は、スタイルシートで扱う枠線表示について詳しく解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Tips  前回お伝えした margin について補足説明があります。これは padding にも  共通するものです。  ■マージンのつぶし  2つのボックスを上下に並べたとき、最初のボックスで下側のマージンを 2em  (2文字分の余白) と取り、下に位置するボックスの上側のマージンを 1emと  した場合、その部分の合計は 3emとなります。        ┏━━━━━━━━━━┓        ┃  ↑ (margin 1em) ┃        ┃  コンテンツ   ┃        ┃          ┃        ┃  ↓ (margin 2em) ┃        ┣━━━━━━━━━━┫ ← この部分が合計 3em となる        ┃  ↑ (margin 1em) ┃   実際には 2em だけが表示される        ┃  コンテンツ   ┃        ┗━━━━━━━━━━┛   こうした時、実際に Webブラウザで表現される場合は、そのマージンは 2em  だけしかレンダリングされません。つまりどちらか多い方のマージンを取り、  少ない方のマージンはつぶされます。近接するマージンやパディングなどのお  互いの余白をつぶすことがあるということを覚えてください。  ■マージンがつぶされない場合  スタイルシートで絶対位置指定や浮遊によって設定した場合には、互いの余白  は維持され、つぶされることがありません。   また、浮遊によって左右に並べた場合にも、左右のマージンはつぶされるこ  とがありません。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆インターネット用語解説 --- ブログ (Weblog)  9.11テロ事件後、アメリカで登場して以来、あっという間にブームとなって広  がった「ブログ」は、その後世界中で人気を博し、信じられないスピードで増  殖しています。そう、まるでウィルスのように。   新しいカルチャーとして根をおろしつつあるブログについて、ほんの触りだ  けですが、その仕組みを解説します。  ■ブログとは?  元もとの語源は「weblog:ウェブログ」で、その言葉を短縮して「ブログ」と  読んでいるものです。ブログという言葉を定義するには、その意味があまりに  も広範に及び、なかなか説明つかないことがあります。   Weblog の log は、日誌を意味し、つまり Web上で展開する「日記サイト」  と言えなくもありません。日記を記事として時系列に並べられるツールが使え  ることで、個人ベースで運営されているのが一般的な印象です。   現在、毎日新しいブログが登場する背景として、個人の見解や思想、考え方  を比較的簡単に発信できるという要因があり、多くの人たちが何かを発言した  いという欲求を満たしているのではないかと推測します。  ■ブログを提供しているサイト  無料で提供しているブログ構築サイトで、大変な勢いで伸びています。誰でも  簡単な手続きで加入することができ、しかも特別な知識やソフトを使うことな  く Web上で、容易に「ブログサイト」を構築することができます。   代表的なブログ提供サイトは以下のとおりです。   □はてなダイアリー http://d.hatena.ne.jp/   現在 202万人も利用している超人気サイト。無料   □ココログ http://www.cocolog-nifty.com/   ニフティが運営しているブログ。会員でなくても利用可。無料。   □マイプロフィール http://myprofile.ne.jp/   予め用意されているプロフィールカードで簡単作成。無料。   □ライブドアブログ http://blog.livedoor.jp/   同社の社長自らブログを発信している。無料。   □エキサイトブログ http://www.exblog.jp/    現在ベータ版で無料。テキスト及び画像を最大20MBまで利用可。   □PHPNuke http://phpnuke.org/ (英語)    ブログ CMSの老舗で、そのほとんどを PHPスクリプトで構成しています。    面倒な設定なしですぐに使える手軽さがあります。年間 $29.95   □TypePad    http://www.typepad.com/   人気の Movable Type のように、サーバにインストールするという複雑さが   ないために人気があります。月額 $4.95より。   □gooブログ    http://www.goo.ne.jp/    blogの検索,開設の両方を提供。無料。  ■ブログツール  個人でも、自分の Webサーバで CGIが扱える場合 Web上で提供されているツー  ルを使うことで、ブログを構築することができます。   ツールは CMS「コンテンツマネジメントシステム」と呼ばれるもので、様々  なツールが Web上で手に入ります。若干、設定に知識を要しますが、自分でプ  ログラミングするわけではないので、比較的容易に導入することができます。   日記などローカルで編集したコンテンツをボタン1つで貼り付けられ、その  まま Webページを生成する機能が備わっています。   以下は、人気のある代表的なツールです。   □Movable Type http://www.movabletype.org/    最も人気のあるトロット夫妻の手による CMSツール。ほとんどのサーバに    インストールすることができます。比較的容易にカスタマイズできる利点    もありますが、XHTML、CSSに精通していないと自在に扱うことが困難です。    当サイトでも、この CMSを採用しています。ドネーション(寄付)ウェア。   □Zope http://zope.jp/    インタプリタ言語「Python」で書かれた CMSです。    コンテンツの操作や開発、管理がブラウザだけで行える特徴を持っており    ほとんどのプラットフォームに対応している秀作。このソフトはブログだ    けでなく Webサイト構築にも優れた機能を持っています。無料。   □WikiWiki http://c2.com/cgi/wiki?WelcomeVisitors    参加者が自由に編集したりできる「WikiWiki」ツールで、これをモデルと    して非常に多くのクローンが生まれています。そのほとんどがインタプリ    タ言語「Perl」で書かれていいます。秀逸。無料。   □iBlog http://www.lifli.com/Ploducts/iBlog/main.htm (英語)    Mac版ブログツール,シェアウェア $19.95    使ったことがないので詳細は分かりませんが、基本的にローカルで作成し    たコンテンツをボタンやアイコン操作でブログを構築できる CMSです。  ■ブログと XML  ほとんどのブログツールでは XMLを生成する機能を持っています。これは一体  どんな働きがあるのでしょう?   例えば、あなたのページに誰かがリンクしてくれたと仮定します。しかし、  誰であってもリンクしてくれたことを知る術がありません。誰かがそのサイト  からアクセシした場合には、アクセスログから解析して知ることができますが  通常は、ほとんど知ることもなくそのままです。   しかし、ブログには「トラックバック機能」があり、誰かのブログからあな  たのブログにリンクを張ったとき、ブログ内にその結果が表示されます。   これは XMLの RSS (RDF Site Summary) というファイル形式がその役目を果  たします。   具体的な構文は、     ブログに関する薀蓄   "http://scollabo.com/banban/mt/rss?id=011">       ブログ公開に関するトピックを集めた内容を掲載。      ja   2004-03-12T01:30+09:00     (item要素で囲まれた範囲が、ブログのメタ情報となります。)   つまり、新しい日記がエントリーされたとき、自動的に RSSファイルが生成  されます。そのファイルには、トラックバックに関する記述があり、ブログ同  士を結びつける「メタ情報」を生成します。   メタ情報とは、コンピュータが情報を処理するために利用されるもので、い  わゆる「セマンティック Web」の情報伝達手段とお考えください。   ブログのほとんどで XHTMLが採用されているのは、こうしたメタ情報のやり  取りを円滑にするための XMLを扱うためなのです。   ブログのトラックバック機能を積極的に使うことで Web上の輪が広がります。  ハイパーテキストだけでは実現できない相互運用の機能こそ、セマンテックを  加速させるものではないかと考えます。  ■まとめ  ブログは、参加者を区別しません。誰でも自由に自分の声を発信することが容  易にできます。HTMLなどを知らなくても、面倒なファイル転送なしで簡単に構  築できます。   ブログを発信しつづける人たちを「ブロガー:Blogger」などと呼びます。  あなたも、ブロガーの仲間入りをしてみたらいかがでしょう。決して難しくあ  りません。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_088.html  次回は、3月19日に配信を予定しています。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆お願い  3月は卒業や人事異動が発令する季節です。それに伴ってあなたのメールアド  レスが変更になった場合、お手数ですが一旦配信中止の手続きをお願いします。   新たなメールアドレスを取得したときには、再度購読の手続きが必要になり  ます。   大変ご面倒ですが、メールアドレス変更による手続きをお願いします。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  3月に入って急に忙しくなってきました。念願の会社設立まであと一歩という  ところで、あっちに行ったりこっちに行ったり体が幾つあっても足りません。  おまけにけっこうな金額を放出することもあり、春だというのに懐は寒くなる  ばかりです。   3月は、惜別の季節でもありますが、心新たかにする時期でもあります。イ  ヤなことは忘れて、新しい人生に邁進したいものです。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスクリプト、スタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自 由に使っていただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_87.txt100666 0 0 61702 10031200012 15661                  毎週金曜日配信 What's New 2004年3月5日 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第87号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ Webデザイン 第30回 --- 更新のタイミング    ■ HTML講座 第30回 --- テーブルの上手な表現    ■ CSS講座 第8回 --- 余白(margin)    ■ 属性の解説(第13回) --- enctype属性 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Webデザイン(第29回) 更新のタイミング  実際に Webサイトを立ち上げてから、その運営と維持が如何に大変であるかと いうことは、多くの Webサイト管理者の共通の悩みなのではないでしょうか。  商用サイトでさえ、その年間経費はバカにならないほど膨大で、巨大サイトほ どたくさんのお金と人の手ががかかります。本当に大変なんです。  一体 Webサイトの運営と維持管理とはどんな仕事があるのでしょうか。  ■アクセスログ解析  自分の Webサイトの各ページの中で、どのページが一番人気があるのか、ある  いはまったくアクセスのないページはどれなのか、どこからやってきたのか、  アクセスした時間帯や滞在時間、閲覧者の環境など、実に様々な情報をアクセ  スログは教えてくれます。   プロバイダの Web領域を利用した場合には、アクセスログを取得するのは難  しいと思いますが、いろいろなアクセスログの無料サービスを提供しているサ  イトもありますので、利用するのも方法です。   アクセスログをしっかりと解析し、自身のサイトの弱点を発見することは、  非常に有効な手段でもあります。もう一度そのコンテンツを見直し、閲覧者が  要求するものは何か、何を欲しているのかを分析することで、アクセスアップ  に寄与することになるでしょう。  ■更新のタイミング  ある程度時間が経過したから更新するというのでは、あまりにも短絡的です。  もう一度全部作り直すというのなら話は別ですが、更新のたびに作り直すのは  大変なことですし、それほど意味があるとは思えません。(まったくないとは  言えませんが・・)   私の場合、アクセスログを解析しアクセスの多いページは更に充実させるよ  うにしています。時間があれば、自分のページを何度も読み返し、文脈におか  しな点があればそれを直し、足りないところは付け加えて補っています。その  ような作業は、ほぼ毎日行っております。   そしてそれは立派な更新作業として位置付けております。さりげない変更や  追加があった場合でも「更新」には変りがありません。   ほとんどアクセスがない不人気なページの場合、その理由を考えます。はた  してそのページは「面白い」のか、それとも「意味のない」ものなのか、ある  いは「不必要」なのか、などあらゆる角度から分析します。   アクセスの低いページとは、ある意味で閲覧者の要求に満足に応えられない  という点が読み取れます。   サイト全体で提供している情報を分析することで、ある程度ターゲットユー  ザが絞り込まれてきます。そのターゲットとした訪問者に対して、はたして掲  載しているコンテンツは「妥当」なのかどうかを考えた場合、自ずと変更しな  ければならない点や、追加・削除するページができてくるかもしれません。   作者の自己満足でページを更新するのではなく、訪問する閲覧者が納得して  くれることが最重要課題です。だからといって閲覧者に媚びるのではなく、作  者自身の考え方や思想がにじみ出るように工夫することも大切なことです。   何度かの失敗を繰り返しながら学び、作者も閲覧者もお互いに満足し、より  多くのコミュニケーションを得ることができるのなら、あえて不用意な更新を  する必要はないのではないかと思っています。   目先の見栄えを変更するよりも、コンテンツそのものを充実させることが大  切なことです。つまり「情報を更新する」ことが、本来の更新の意味ではない  のかと思っています。   度重なる大幅な「変更」は、「更新」とはいえない場合もあります。お金と  時間のかかる「変更」は、大手商用サイトに任せて、私たち個人サイトでは、  じっくりの中身を煮詰めることにが肝心といえるのではないでしょうか。                        (第30回 ブログにつづく) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML講座 --- テーブルの上手な表現  今回は、視覚系ブラウザでレンダリングするテーブルの表現について解説しま す。読みやすく、直感的に理解できるような表組を作成するコツについて、私な りの手法を織り交ぜて説明します。  また、視覚系ブラウザ向けとはいえ、前回説明したように、アクセシビリティ にも配慮しつつ、テーブルの上手な表現というものを考えていきます。  ■テーブルの属性でセルに関する余白を提供する  テーブルのセルの中で表現されるコンテンツに、ある程度の余白を設けて、テ  キストなどを読みやすくする属性があります。   cellpadding セル内の上下の余白を設定する。   cellsapcing セルとセルの隙間を設定する。   通常、視覚系ブラウザの初期値ではある程度の余白を表示することがありま  す。これを制作者側でコントロールするために、この2つの属性があります。   両者とも指定する単位は「ピクセル」となり、数値で設定します。  書式:     このテーブルを定義した記述では、セル内の上下に2ピクセル分の余白を、  セルとセルの間隔を 0 としています。   枠線を表示する場合、セルとセルの間隔は 0 のほうがいいでしょう。   なお、スタイルシートを利用して、セル内の余白をコントロールすることも  可能です。  ■セルのグループ化  概して表組の多くは、見出しとそのデータ本体からに大別されます。HTMLでは  th要素で見出しを、td要素でデータを配置しますが、場合によっては、td要素  だけで両方を兼ねるときもあります。   HTMLでは、横の行、縦の列をそれぞれグループ化して構造的に表を構成する  ことが可能です。それぞれのグループ化したセルをスタイルシートを利用し表  現にメリハリをつけることによって、直感的な視覚効果が得られます。   セルをグループ化する要素は以下のとおりです。    ・thead   見出し部分をグループ化する    ・tbody   データ本体をグループ化する    ・tfoot   データの降った部分をグループ化する    ・col    縦の列をグループ化する    ・colgroup 縦の列を構造的にグループ化する(col要素と組み合わせる          ことが可能)  ■グループ化の規則  横方向のセルをグループ化する thead、tfoot、tbody要素を設定する場合、必  ず thead → tfoot → tbody という順序で設定しなければなりません。    tfoot要素を、最後に指定した場合には無視されます。これら各要素は、複  数の行をグループ化することができます。   読者からの報告で検証した結果、Macintosh版 MSIEでは、若干問題があり、  背景色などを指定した場合には、正しい位置でレンダリングされないなどの弊  害があります。ブラウザ固有のバグではないかと推測しています。   なお、Windows版ではまったく問題なく正常にレンダリングします。  colgroupと col要素は、一緒に使う場合もあれば、colgroup要素だけで設定す  る場合もあります。   同一のスタイルでグループ化する場合には、colgroup要素だけでもかまいま  せん。また、複数の列で同じスタイルを指定する場合のは、span属性でその列  数を指定して利用します。       この設定は、2列のセルを同じ識別子で設定するものです。  col要素だけを使った場合には、その列は構造化されません。単にグループ化  するだけです。この場合にも、複数の列を指定することが可能です。      この設定は、2列のセルに同じ識別子で設定するものです。なお col要素    は、空要素のため終了タグは必要ありません。 ◆グループ化したテーブルの作成 今回は、これらの要素を駆使して、より視覚効果の高いテーブルを作成します。  なおこのテーブルでは、スタイルシートを使っています。 セルのグループ化
(学年末テスト結果)
氏名 国語 数学 英語 歴史 小計 平均点 備考
平均点 54点 56点 60点 41点 210点 52.5点
田中さん 60点 65点 73点 40点 238点 59.5点 追試
鈴木さん 84点 46点 90点 68点 288点 72点 合格
中村さん 48点 82点 55点 50点 235点 58.8点 追試
ばんばん 24点 30点 25点 5点 79点 19.8点 落第
  サンプル実行結果   http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_87-1.html  (注意)  この構文をコピーして使う場合には、HTML構文の中の空白を削除してください。  余計な空白がある場合には、テーブルの表現に影響が発生します。空白の行は  そのままでかまいません。   また、スタイルシート部分の空白は問題ありません。 氏名 国語 ↑ この部分の空白を削除してください。 ◆解説 スタイルシートから ■body { margin: 1em 6% }  コンテンツを表現するために定義された body要素にスタイルシートを設定し  ています。   ここでは、body本体の上下に1文字分、左右に全体の6%分の余白を設定し  コンテンツをこの中に収めています。   ただし、Macintosh版 MSIEではこの方法を上手くレンダリングできません。  その場合、以下のように個別で設定するよう変更してください。  body { margin-top: 1em; margin-left: 6%; margin-right: 6%; margin-bottom: 1em } ■caption { font: normal normal bold 1.2em sans-serif; text-align: left }  テーブルのキャプション(題名)を定義するのが、caption要素です。  この要素に配置される文字は大きさが通常の2割増し、文字を強調し、フォン  の種類をゴシック体、位置を左寄せにしています。   通常、この要素内で配置される文字の位置は、デフォルト値で中央揃えとな  ります。   また、フォントの設定は、前回解説したとおり、まとめて設定しています。 ■thead { background: #069; color: #fff }  見出し部分のセルをグループ化する thead要素の背景色をやや緑がかった青色  に、文字色を白色に設定しています。この要素に囲まれたセルに適用されます。 ■tfoot { background: #666; color: #fff; font-weight: bold }  フッタとなるセルの背景色を濃い灰色、文字色を白色、文字を強調させていま  す。この要素に囲まれた範囲に、このスタイルシートが適用されます。 ■tbody { background: #ccf; color: #000 }  テーブルの本体に当たるセルの背景色を薄い青色、文字色を黒色としています。   tbody要素は、基本的にはテーブルのセルを配置する場合に必ず設定しなけ  ればなりませんが、他に thead、tfoot要素が設定されていない場合にのみ、  この要素を省略することができます。   省略された場合には Webブラウザ側でこれを補完するのが一般的です。 ■td, th { padding-left: 1em; padding-right: 1em;       border-bottom: 1px solid #fff; border-right: 1px solid #fff; }  ヘッダセル要素と、データセル要素をまとめて設定しています。   両者とも、このセルの左右に1文字分の余白を、右側と下側に1ピクセル分  の太さを持った白い枠線を設定しています。   なお、padding に関しては次回の CSS講座で詳しく解説します。 ■tbody td, tfoot td { text-align: right }  要素の相関関係でスタイルシートを設定しています。tbody要素内の td要素と  tfoot要素内の td要素に配置される文字の位置を右寄せに設定しています。  これ以外の td要素には適用されません。   スタイルシートは、カンマで区切って複数設定することができます。 ■#first { font-weight: bold }  ハッシュマーク (#) は、識別子を表わすもので、このスタイルシートを利用  するために、要素に id属性を明示して対応させます。なお id属性を使う場合  には、1つのページで同じ idを複数使うことはできません。   ここでは、文字を強調させています。 ■  テーブルを定義しています。この要素の範囲にセルが設定されます。   cellpadding属性はセルの内側の余白を、cellspacing属性はセルとセルの間  の余白を設定しています。   summary属性はテーブルの概要を短く説明するもので、一般的には音声や点字  ブラウザにその情報を提供します。 ■  テーブルに表題を設定しています。枠線を表示するテーブルでは caption属性  を使って、適切な表題を設定するように求められています。 ■  テーブルの縦方向の列をグループ化しています。   colgroup要素は、列のグループ化を構造的に行います。省略することは可能  ですが col要素だけの場合には、構造化は行われません。   ここでは、最初の行に #first という識別子を指定しています。 ■ 〜  横方向のセルをグループ化しています。ここでは「見出し」となるセルをグル  ープ化しています。   なお、thead や tfoot要素が指定された場合には、本体となるセルのグルー  プに tbody要素を指定しなければなりません。 ■  見出しセルに「受験者」という概要を設定し scope属性によって、このセルの  下側のグループと関連付けています。   つまり、この列のセルには「氏名」という見出しと関連付けられます。ただ  し、グループ化されていない場合には、単に col とします。 ■ 〜  フッタとなる横方向のセルをグループ化しています。この tfoot要素は、必ず  thead要素の直後、tbody要素の直前で設定しなければなりません。 ■  このセルに識別子を設定しています。この識別子は他のセルの、headsers属性  で関連付けるものです。アクセシビリティの一環として設定しています。   scope属性の rowgroup という値は グループ化された横方向にあるセルと関  連付けるために指定しています。   グループ化されていない横方向のセルと関連付ける場合には、row と指定し  ます。 ■  このセルが、id属性で指定された識別子を持つ見出しセルと関連付けるために  headers属性でその識別子を指定しています。   ここでは、id属性の値が average という識別子を持つ見出しと関連付けてい  ます。この指定は、一般的に音声、あるいは点字ブラウザに配慮するために利  用されるものです。 ■ 〜  この要素で囲まれた範囲がテーブルのデータセル本体となります。HTMLの仕様  書では、テーブルを定義した場合、必ず tbody要素で囲まなければなりません。   ただし、thead、tfoot要素が指定されていない場合には、省略することが可  能となっています。その場合には Webブラウザが tbody要素を補完します。  以下省略 ◆まとめ  テーブルをメールマガジンのようなテキスト中心で解説するには、ある程度の 限界があります。より理解を得るため、「今週のおさらい」ではサンプルと図解 で説明していますので参照してください。  テーブルをレイアウトに用いる方法については解説しませんでしたが、アクセ シビリティを考えると、別の方法で再現することをお勧めします。  「別の方法」については、講座を進める中で別途解説したいと思います。  次回は、文書型定義の不思議について説明する予定です。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第8回) 余白(margin)  今回は、各要素で設定することが可能な「余白」について詳しく解説します。 ここで示す「余白」とは、要素の外側にある「何も表示されない領域」を指しま す。何も表示されないということは、背景色やテキストなどさえもその領域では 無視されるということです。  スタイルシートでは、こうした余白を「margin:マージン」という属性によっ て自由に設定することができます。  ■余白のコントロール  例えば、段落を示す p要素の場合、一般的な視覚系ブラウザでは、上下に1文  字分の空白をもって表現されます。見出しやリストなどのブロックレベル要素  では、このようにブラウザ側で余白を持たせています。   コンテンツを表現するとき、時にはこうした余白が必要ない場合があります。  そんなときにスタイルシートで、余白の有無や幅、高さを自由にアレンジする  ことができれば、レイアウトデザインの自由度が広がります。  ■余白の設定  余白 (margin) は、要素の上下左右に設定することができます。margin属性は  それぞれ個別に指定する方法と、まとめて設定する方法があります。   なお、余白を指定する「単位」は、当マガジン「第84号」で詳しく説明して  いますので、そちらを参照してください。   □個別に余白を設定する   margin-top   要素の上側の余白を設定する   margin-left   要素の左側の余白を設定する   margin-right  要素の右側の余白を設定する   margin-bottom  要素の下側の余白を設定する   書式:   p { margin-top: 0; margin-bottom: 2em }    この設定は、段落の上側の余白を無し、下側の余白を2文字分です。   □まとめて余白を設定する   margin: 単位        要素の上下左右を一括して余白を設定する   margin: 単位 単位      要素の上下、左右の順で余白を設定する   margin: 単位 単位 単位   要素の上、左右、下の順で余白を設定する   margin: 単位 単位 単位 単位 要素の上、右、下、左の順で余白を設定する   (この指定の場合、Mac版 MSIEでは正しく表現されない場合があります。)   書式:   p { margin: 1ex 5% 1em }    この設定は、段落の上側に x の文字の高さ分を、左右に 5%分を、そし    て、下側に1文字分の余白を設定しています。  ■余白の効用  余白を自在にコンとルールすることにより、コンテンツの表現は飛躍的に洗練  されてきます。余白によって、コンテンツの位置まで設定できることさえ可能  になります。   視覚系ブラウザでレンダリングされるレイアウトデザインを設計するとき、  余白は非常に重要な位置をしめています。HTMLのタグだけでは、余白をコント  ロールすることができません。   次回は、コンテンツの「内側の余白」について解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Tips --- body要素と margin と背景色の関係  通常、marginは、要素の外側に対して余白を設定するので、その要素に背景色  が設定されていた場合、marginの余白部分には、背景色は適用されません。   ところが、body要素だけは特別で、仮に body要素に marginを設定していて  も、余白部分に指定された背景色が適用されます。   例:     body { margin: 1em 6%; background: #ffc; color; #000 }   このスタイルシートでは、body要素の外側の余白に、上下1文字分、左右に  画面の相対的な比率である6%を設定しています。   本来ならば、その余白には背景色は適用されないのですが、body要素では、  この余白に対しても背景色がレンダリングされてしまいます。いろいろな視覚  系ブラウザで試してみたのですが、ほとんどで同じでした。   body要素に余白を指定した場合には、このような「現象」があるということ  を知っておいてください。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML、XHTML属性の解説 --- enctype属性  フォームのデータを処理するプログラムなどに送信する際の「MIMEタイプ」を  指定します。  ■enctype属性 処理可能なプログラムに MIMEタイプを送信する  DTD:    すべての文書型定義で利用可能  属性値:  MIMEタイプ  記述法:   関連要素: form  XHTMLの制限: 特にありません。   MIMEタイプとは、リクエスト(要求)する文書の形式を Webサーバに送りま  す。Webサーバは、リクエストされた文書の MIMEタイプを判断し、その形式に  則ってレスポンス(応答)し、文書を返します。   つまり、ブラウザ側が要求した形式の文書を、正しく貰うためにはっきりと  MIMEタイプを指定してやる必要があります。   同じように Webサーバにデータを送信する場合にも、MIMEタイプが使われ、  サーバはこれを解釈して、正しく処理できるようにします。   なお、データを処理する先を指定する場合、action属性でメールアドレスを  指定しても、必ずしも正しく処理されるとは限りません。action属性でメール  アドレスの指定は、HTMLでは定義されていません。   データを正しく処理するためには、残念ながら現在の技術では CGIに頼るし  かありません。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆おしらせ  高齢者からの強い要望で、当サイト内のすべてのページで背景色を設定するよ  うに決めました。ご存知のとおり、白内障を患っている方には、コンピュータ  画面の白い色が、目に痛く感じさせてしまうことがあります。   昨今の高齢化に対応すべく、現在当サイト内にあるすべてのページにわたっ  て、そのアクセス性について検討しています。   現在制作途中にある作業を中止し、優先的にアクセシビリティ、ユーザビリ  ティの確立に取り組みつもりです。1700に及ぶページの修正には相当の時間が  必要になりますが、必ず実行したいと考えています。   また、皆様からのご要望があれば、それについて検討し、実現させていく予  定です。何なりとお申しつけください。   当分の間、新たなページの公開はありませんので、ご了承ください。なお、  ご質問、お問い合わせに関しては従来どおり、誠意を持って対応させていただ  きます。ただし、広告掲載依頼に関してはこの限りではありません。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_087.html  次回は 3月12日に配信を予定しています。主なコンテンツは以下のとおりです。   ■ JavaScript講座(第17回)--- documentオブジェクト   ■ CSS講座(第9回) --- 余白(padding)   ■ インターネット用語解説(第6回)--- ブログ (Weblog) とは □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  コンピュータウィルスのコンテストでも開催されているのだろうか。ここ最近 大量のウィルスつきメールにはいささかウンザリしています。  今日は二十四節気の啓蟄 (けいちつ) に当たる日になります。冬ごもりをして いた虫が穴を開けて地上に這い出してくるということで名付けられた暦ですが、 なにやら虫 (バグ) だらけになりそう。ウィルスも同じ穴のムジナのような気が します。暖かくなる季節には、わけの分からないバカが多くて困ります。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい ただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_86.txt100666 0 0 51046 10031177764 15713                   毎週金曜日配信 What's New 2004/2/27 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第86号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ Webデザイン 第29回 --- PDFファイル    ■ HTML講座 第29回 --- アクセシブルなテーブル その2    ■ CSS講座 第7回 --- テキスト その2    ■ 属性の解説(第12回) --- alt属性 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Webデザイン(第29回) PDFファイル  PDFとは、Portable Document Formatの略で、コンピュータ画面上で Windows、 UNIX、Macintosh などのシステムの違いに影響されず同一の文書表示を可能にし ている文書フォーマットです。   PDFファイル形式の文書は他のシステムで作成した文書でも元のレイアウトを 再現できるため、インターネットによる製品カタログやパンフレット類の配布な どに利用される機会が非常に多くなっており、現在の電子ドキュメントの標準形 式といえるでしょう。  こうした PDF形式の文書を作成できるツールは数多く提供されていますが、代 表的なものは、なんといっても Adobe社の Acrobatが有名です。この形式の文書 を Web上で閲覧するためのプラグインソフトも無償で提供されています。  ■PDFフォーマットの功罪  確かに PDF形式は作者が意図したデザインを保持してそのまま出力しますので  Webデザイナーには人気のあるフォーマットです。   しかし、それを閲覧するためには専用のプラグインツールが必要になってき  ます。大抵の場合は、自動的にダウンロードして入手することができますので  閲覧者がまごつくことは少ないかもしれませんが、すべての Webブラウザがそ  うであるとは限りません。   また、プラグインを上手くインストールできても、閲覧するたびにプラグイ  ンが起動し、書類をダウンロードするまでにはかなり時間がかかり、多少うん  ざりすることもあるのではないでしょうか。 PDFファイルの容量が重いという  理由もあって、クリックするのをためらうことさえあります。  ■PDF形式を利用する文書  その意味でもコンテンツのほとんどを PDFにしてしまうのは勘弁してもらいた  いところです。   では、どのようなシーンで PDFは利用されるのでしょうか。   冒頭でも説明したとおり、製品のマニュアルや技術解説などでは図解入りで  詳しく説明できるのは PDFの特徴です。しかしそれとて、通常のHTMLで十分表  現することができます。   多くの企業で利用されている最大の理由は何だろうといろいろと考えてみま  した。    PDFファイルは、一括してローカルマシンに保存することが可能なため、オ  フラインでゆっくり読むことができます。この方が通信費などを気にする必要  がないので、ナローバンド環境の利用者にはありがたいかもしれません。   特に膨大な量の資料にはうってつけでしょう。HTML文書だけではできないこ  とを PDFファイルは可能にできます。これが PDFの最大の利点なのではないか  と考えます。    PDF形式の利点と欠点を十分に熟知したえうで、閲覧者が好感が持てるよう  に、上手な PDFファイルの扱いをしたいものです。                   (第30回 更新のタイミングにつづく) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML講座 (第29回) アクセシブルなテーブル その2  前回は、データセルに関する属性について説明しました。今回は、少し複雑な テーブルに関するアクセシビリティを実施するための属性について解説します。  表組には、時としてデータを多次元として表現することがあります。例えば以 下のデータを参照してください。  1.国語    田中さん    前年度平均点 65.8点    今年度平均点 63.5点    鈴木さん    前年度平均点 48.2点    今年度平均点 51.1点  2.英語    田中さん    前年度平均点 54.1点    今年度平均点 55.7点    鈴木さん    前年度平均点 37.9点    今年度平均点 43.3点  このデータには、「科目」「名前」「点数」という3次元のデータが2つ並ん  でいます。こうした表のそれぞれのセルに、どのようにして関連付けていくの  かが課題になります。              点数 →     / 科目            ┌────┬───────┬───────┐  名         │ 国 語 │ 前年度平均点 | 今年度平均点 |  前      ┌────┬───────┬───────┐──┤ ↓      │ 英 語 │ 前年度平均点 | 今年度平均点 |  |         ├────┼───────┼───────┤   こうした多次元にわたる表を軸に考えたときに、各セルの関連付けは以下の  axis属性を使って明示します。  ■axis属性  軸となるヘッダセルに分類名を設定し、そのヘッダセルと関連付けるために、  scope属性、あるいは headers属性を使います。   上記のデータから「科目」を軸として考えた場合、    このようにして、見出しを示すヘッダセルを作成します。これに対応するデー  タセルは、以下のようにして関連付けることができます。   ここでは headers属性を使って、そのセルがどの見出しと関連しているのか  を明示しています。    「65.8点」というデータは、田中さんの英語という科目の、前年(2003年)平  均点であることを示しているのがお分かりいただけるでしょうか。   なお、サンプルに示したとおり headers属性には、空白で区切ることにより  複数の識別子を指定することができます。   では、前回解説した属性を織り交ぜて、実際の多次元的なテーブルを作成し  ます。ここでは、幾つかのヘッダセルを結合しています。 アクセシブルなテーブル
(学年末テスト結果)
氏名
平均点54点
英語 前年平均点 今年平均点
田中さん 65.8点 63.5点
期末試験成績一覧表
氏名 英語 国語
前年平均点 今年平均点 前年平均点 今年平均点
田中さん 65.8点 63.5点 54.1点 55.7点
鈴木さん 48.2点 51.1点 37.9点 43.3点
  サンプル実行結果   http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_86-1.html ◆解説 ■  HTML文書の文書型定義を宣言しています。文書型定義は、どのようなHTML文書  でも、必ず明示しなければなりません。   ここでは、HTML4.01厳格仕様として宣言しています。そのため「非推奨」と  呼ばれる要素型や属性を使うことができません。 ■  HTML文書における最上位要素は html になります。この要素型の指定は省略す  ることが可能ですが、当講座では必ず明示しています。   lang属性は、要素内容が「日本語」であることを示すために「ja」としまし  た。遠く離れた閲覧者に対し、その言語がどこの国のものであるのかを示すた  めに、この属性で言語コードを指定しなくてはなりません。インターネットが  まさにインターナショナルであることの一端であることを物語っています。   アクセシビリティの観点でも、この属性を必ず使うようにしましょう。 ■  ここで示す mata要素とは、ユーザエージェント (HTTPを解釈するソフト)に対  して、あるいは Webサーバに対して、文書の MIMEタイプを表わしています。   ここでは、このHTML文書が、SHIFT_JIS という文字コードで、テキスト形式  で記述されたことを伝えています。文字符号コードを明示することは、文字化  け防止を期待することができます。 ■  この文書では、Cascading Style Sheet (CSS) を利用しています。そのため、  ユーザエージェントに、その形式を伝えています。スタイルシートを利用する  際には、この1行を加えることが推奨されています。 ■アクセシブルなテーブル  文書のタイトルとなるテキストを記述します。どのようなHTML文書であっても  この title要素を省略することは許されていません。   文書全体が誰にでも理解できるような文章を簡潔に用意します。 ■  ヘッダ部で記述するスタイルシートを「埋め込み型:リンキング方式」と呼び  ます。この形式のスタイルシート設定は、必ずヘッダ部では位置しなければな  りません。   なお、スタイルシート本文は、 というように、コメントで囲む  ように心がけましょう。これは CSSスタイルシートを実装していない、あるい  は「オフ」にしている環境に対する配慮となります。コメントで囲まない場合  最悪、スタイルシート本文がそのまま出力する危険があります。 ■body { margin: 1em 6% }  コンテンツを表示する Webブラウザ画面のスタイルシートを設定しています。  ここでは上下の余白を1文字分、左右をブラウザ画面の相対的な「長さ」であ  る6パーセントに設定しています。 ■td { text-align: center }  テーブルのデータセルに対してスタイルを設定しています。ここではすべての  td要素内に配置されるコンテンツの位置を中央揃えにしています。 ■caption { text-align: left; font-weight: bold }  テーブルのキャプション(表題)を示す要素の文字位置を左寄せに、文字を強  調させています。なお caption要素では、デフォルトの文字位置は中央揃えと  なっています。   表現する表組に枠線を表示させる場合には、できるだけ「表題」を提示する  ように求められています。 ■  テーブルを定義しています。   このテーブルでは、セルの内側の余白を3ピクセル分に、またセルとセルの  間隔を無くしています。枠線は1ピクセル分として、すべてのセルで表示され  ます。なお summary属性は、非視覚系ブラウザに対して、テーブルの概要を示  しています。 ■  アクセシビリティのガイドラインでは、枠線を表示するテーブルには、表題を  表示することを強く求められています。 summary属性があるので、冗長的にな  りますが、なるべく caption要素を使うようにしましょう。   ただし Mozilla系の Webブラウザでは、左寄せにした場合、テーブルの枠の  外で表示される場合があります。多分、バグではないかと推測します。 ■ 〜  テーブル内でコンテンツを配置する場合、必ず、tr要素内に最低1個以上のセ  ルを置かなければなりません。この要素は、基本的に横列の「行」を示すもの  です。この中に、td、th要素を配置します。なお、終了タグの省略は許されて  いますが、将来の XHTMLを考えると、なるべく記述するクセをつけましょう。 ■  ヘッダセルを定義します。一般的な視覚系ブラウザでは文字が強調され、中央  揃えで出力します。   各属性は、以下のとおりです。   ・abbr   見出しを定義するセルの概要を明示します。   ・rowspan 数値で示された分の直下の行のセルと結合します。   ・colspan 数値で示された分の横方向のセルを結合します。   ・id    識別子を明記します。識別子は1つの文書内では複数同じ IDを         設定することができません。識別子は、headers属性と関連付け         られます。   この th要素は td要素と共に終了タグを省略することが可能ですが、なるべ  く記述するように心がけましょう。   〜 以下省略 〜 ◆アクセシブルなテーブルの要望  前回解説したとおり、非視覚系ブラウザにとって、テーブルのレンダリングは  難解で、非常に分かりにくいものです。   一方で、表組を表現するには欠かせない要素でもあります。前回と今回説明  したぞれぞれのアクセシビリティを満たす属性を巧みに利用することで、二律  背反するテーブルを賢く表現することが可能です。   作者が提供する有用な情報をテーブルで表現したいとき、多くの Web閲覧者  の環境を意識することはとても大切なことです。誰でも確実に情報を受け取れ  るようにするため、アクセシビリティという思想を身に付けておきたいところ  でしょう。   次回は、視覚系ブラウザにおけるテーブルの「上手な表現」について解説す  る予定です。テーブルは非常に便利ですが、使い込むほどに、その奥の深さを  感じます。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第7回) テキスト  今回も引き続き、情報提供の主たる手段であるテキスト(文字列)に関連する スタイルシートについて解説します。  ■文字の位置指定  文字をどの位置に指定するのかを設定します。ただし、この指定はブロックレ  ベル要素内で配置されるテキストにしか適用されません。インラインレベル要  素では無視されますので扱いに注意してください。    位置指定の属性     text-align 文字の位置を指定します。    位置の指定は以下の3つです。     ・left   左寄せ(デフォルト値)     ・right  右寄せ     ・center  中央揃え     ・justify 両端揃え    書式:     p { text-aligh: center }  ■インデントの指定  インデントとは「字下げ」の意味で、通常左寄せのところを、ある程度の間隔  でオフセットさせ、テキストの最初の文字に対して設定します。   普通の文字では、こうなりますが、    インデントすると、このように表現します。   ↑(この部分がインデントされています。)    オフセットを示す属性     text-indent インデントを設定します。単位はスタイルシートで扱う            長さの単位となります。    書式:     p { text-indent: 1em } 1文字分の字下げ  ■英文の大文字・小文字の指定  英文の文字列に対して、大文字、あるいは小文字で表現します。また、単語の  最初の文字に対してのみ、大文字にすることもできます。    英文の文字スタイルの属性     text-tarnsform 英文字の文字スタイルを指定します。    指定できるスタイルの種類     ・none    何もしない(そのまま出力する)     ・captalize  単語の最初の文字のみ大文字にする     ・lowercase  英文すべてを小文字で出力する     ・uppercase  英文すべてを大文字で出力する    書式:     p { text-transform: captalize }  ■文字に線をつける  文字に、下線、上線、末梢線、及び点滅表示などを設定することができます。  ただし、点滅表示の場合、扱いに気をつけてください。点滅させると、文字が  読みにくいものです。なお、点滅表示は、ブラウザによって実装されていない  ものがあります。(MSIEは不可)    文字の線をつける属性は以下のとおりです。     text-decoration 下線、上線、末梢船などを指定します。    文字の線のスタイルは以下の5つが規定されています。     ・none     線表示や点滅などは出力しない     ・underline   下線を表示する     ・overline  上線を表示する     ・line-through 末梢線を表示する     ・blink     点滅表示する    書式:     p { text-decoration: underline }  ■文字にスモールキャップを設定する  スモールキャップとは大文字でありながら小文字のように小さくしたような形  状をしている種類の文字の表現を指します。スモールキャップのフォントがな  い場合には、大文字を縮小して代用されます。    スモールキャップを指定する属性     font-variant 文字をスモールキャップに変換して置換えます。    スモールキャップに関する属性の値     ・none    何も変化しない     ・samll-caps 文字をスモールキャップに指定する    書式:     p { font-variant: small-caps }  ■フォントを設定をまとめて行う  前回説明したフォントに関する設定を一括して行います。設定できるスタイル  シートは以下のとおりです。    一括して設定するフォントの指定     ・font-style   フォントを斜体にする     ・font-variant  フォントをスモールキャップに変換する     ・font-weight   フォントを強調させる     ・font-size    文字の大きさを指定する     ・line-height   行間の高さを指定する     ・font-family   フォント名を指定する    書式:     p { font: font-style font-variant font-weight           font-size/line-height font-family }    なお font-size と line-height は、必ずスラッシュで区切ってまとめて    設定します。font-style、font-variant、font-weight の順番は問われま    せん。各設定は空白で区切ります。    具体的な使用法     p { font: italic normal normal 1em/130% sans-serif }   テキストという文字情報は、非常に重要な手段です。各フォントの設定を吟  味しながら、要素内容に合わせた設定を心がけながら、読みやすい環境を提供  するようにしましょう。   次回は、マージン(margin)という余白について解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML、XHTML属性の解説 --- alt属性  静止画などのオブジェクトが、何らかの理由で表示されなかった場合の、代替  となるテキストを用意するための属性です。  ■alt属性 オブジェクトの代替テキスト  DTD:    すべての文書型定義で利用可能  属性値:  テキスト  記述法:  バラの花  関連要素: :applet、area、img、input  XHTMLの制限: 特にありません。  HTML4.01属性の中でも、最もポピュラーな属性の1つです。画像などのオブジ  ェクトが、何らかの理由で、あるいは Webブラウザ側の理由で表示されなかっ  た場合、そのコンテンツの代替となるテキストを用意します。   代替テキストは、表示されるべきオブジェクトの内容が直感的に伝わる内容  を用意し、万が一オブジェクトがなくても、全体の情報が的確に伝わるように  します。   このテキストは、案外易しいようで難しいものです。特に写真などでは、文  章だけでその内容を伝えるのは至難の業です。いかにして的確に分かりやすい  文章を作成するかは、作者のセンスによるところです。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_086.html  次回は、3月6日に配信を予定しています。(もう3月なんですねぇ・・) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  当地(神奈川県)では、このところ暖かい日が続いています。外に出て軽い運 動をすると汗びっしょりになります。暦の上では春なのですが、本来はまだまだ 寒いはず、やはり温暖化なのでしょうか。  昨年の冷夏では農産物の生産に大きく影響しましたが、こうした異常な天候が 続くと、この先、何か良からぬことが起こるのではないかという暗示のようで、 不安を感じてしまう今日この頃です。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい ただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_85.txt100666 0 0 63630 10031177736 15713                   毎週金曜日配信 What's New 2004/2/20 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第85号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ Webデザイン 第28回 --- 掲示板の利用    ■ HTML講座 第28回 --- アクセシブルなテーブル その1    ■ CSS講座 第6回 --- テキスト その1    ■ 属性の解説(第11回) --- valign属性 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Webデザイン(第28回) 掲示板の利用  最近では個人ベースのサイトでも掲示板を利用しているところが多くなってい ます。作者と閲覧者、あるいは閲覧者同士のコミュニケーションを図るツールと して受けているようです。  掲示板では何時、誰がどのような書き込みをしているのか作者は常にチェック しておきたいところです。  当メールマガジンの Webサイトで設置している掲示板では、誰かが書き込みを 行った時点で、私宛にその内容と共にメールするシステムを採用しています。な るべく早く返答したいときには便利ですが、メールチェックを忘れてしまうこと があるので申し訳ないと思っていますが・・  ■掲示板のメンテナンス   排他的な会員専用サイトでない場合、掲示板は不特定多数の人が読んだり書  き込んだりします。中にはわけの分からない広告やアダルトサイトの紹介とか  第三者の誹謗・中傷とか、本来の趣旨とまるで違う書き込みがあります。   私の場合、サイトの趣旨にふさわしくない書き込みは手作業で削除していま  す。大変な作業ということではありませんが、一時期は非常にそのような書き  込みが多く、掲示板の撤去を考えたことがありました。   ある意味では、掲示板設置の宿命なのかもしれません。仕方のないところで  しょう。その意味でも作者はこまめに掲示板をチェックする必要があります。   書き込み量が増えてくれば、それまでの記事を「過去の掲示板」というタイ  トルで、別のページに移動させています。これといった分類はしていませんが  ページ当たりの容量が増えてしまうことの対策です。   掲示板を設置した場合には、こうしたことも考えていかなくてはなりません。  ■掲示板あらし対策   いわゆる「掲示板あらし」とは、ネズミ講の誘いや、インターネットビジネ  スなどの商売の勧誘などの書き込みをしたり、意味のない大量のテキストを何  度も貼り付けたり、アダルト画像を貼り付けるなどの行為により、正常な掲示  板の運用を妨害するものです。   こうした被害を回避する決定的な方法はありませんが、問題の1つに管理方  法が挙げられます。そのような書き込みを許す根本的な要因はどこにあるかを  自分なりにチェックする必要があります。   同じ人からの重複する書き込みに対して、ある程度の時間が経たないと書き  込めないようなシステムにするために 掲示板を設置する CGIプログラムの一  部を書き換えることで可能です。(初心者には難しいと思いますが・・)   また、そのような書き込みがあった場合には、すぐに削除することも方法で  す。手動でやるのは大変ですが確実です。掲示板の書き込みがあったときに、  管理者にメールする仕組みで対処できます。   (私はこの方法も採用していますが・・)   一旦掲示板を閉鎖して、関係者や利用者のその趣旨を告知し、改めて別のア  ドレスで再開するという方法もあります。   また、掲示板を設置する場合のルールを明記しましょう。公序良俗に照らし  合わせて、そぐわない記事を一方的に削除するとか、広告する場合には○万円  を徴収するとか、掲示板ページの目に付きやすい場所に明示します。   悪質な掲示板あらし対策として、最終的に警察の力を頼ることになります。  その場合、書き込みを削除せず証拠として保存します。アクセスログ解析から  IPアドレスを割り出すこともできます。そうした物的な証拠と共に被害届を提  出し、法の手に委ねることができます。    警視庁ハイテク犯罪対策センター 相談窓口    電話:03-3431-8109(受付時間:平日午前8時30分〜午後5時15分まで)     http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/haiteku/haiteku1.htm  ■掲示板のメールアドレスの掲載   できることなら、掲示板には訪問者のメールアドレスの入力を掲載しない方  がいいでしょう。これは書き込んだ閲覧者をウィルスやスパムメールから保護  することになります。   悪意を持った人間が Webサイト上に掲載されているメールアドレスを収集し  ウィルスを送りつけたり、あるいは第三者に売って広告メールなどに利用され  る危険があります。メールアドレスを入力しなければ受け付けないというよう  な掲示板では書き込みは危険です。   システム上どうしてもメールアドレスの入力欄を設けなければならない場合  には、メールアドレスの入力は「任意」にしておきましょう。同時に入力され  たメールアドレスを、非表示にしておくことも方法です。  ■利用しやすい掲示板  例えば Linuxユーザが集まる某サイトの掲示板では、初心者が近寄りにくい雰  囲気があります。本当に初歩的な質問をすると、「初めから勉強しなおせよ」  などというぶしつけな返事が書き込まれます。第三者の私がその記事を読んで  いて気分が悪くなったり、腹が立ってきます。   分からなくて困っているから書き込んでいるにもかかわらず、さも自分は上  級者だと言わんばかりの態度は「はなもち」になりません。もしそれならば、  その掲示板は「上級者向け」と明示すべきでしょう。   掲示板は多くの閲覧者が利用することではじめてその価値を発揮するもので  す。掲示板を設置する際には、こうした初心者や慣れない人にも配慮するよう  心がけたいものです。安心して使いやすいという掲示板であれば、もっともっ  と人が集まってくるものです。そこに集まる人たちが気持ちよくコミュニケー  ションすることができれば、顔は見えなくても気持ちが伝わり、有意義で有用  な掲示板となることでしょう。   掲示板を利用する側も、最低限のマナーを守ることも大切なことです。                      (第29回 PDFファイルの扱い) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML講座 (第28回) アクセシブルなテーブルの作成 その1  テーブルとは本来、表組を表現するために用いられます。しかし、最近の多く の Webサイトでは、レイアウトを構築するために利用されています。その是非は ともかく、テーブルが持つ独特の性格を理解した上で、どんな環境でも正しくそ の情報が伝わるようにしたいものです。  ■テーブルの利点  テーブルの各セルには、他のブロックレベル要素を配置することができます。  そのため、更にテーブルを入れ子で配置したり、ブロックレベル要素を横に並  べられるなどの利点があります。   こうしたことから、商用サイトを含め非常に多くのサイトでレイアウトを構  成すると手段してテーブルが使われています。  ■テーブルの欠点  一部の視覚系ブラウザでは、テーブル内のデータがすべて読み込まれてから表  示を開始します。そのデータ量が多ければ、受信が完了するまで何も表示され  ません。ナローバンドの環境では、表示までの時間が長く感じられることにな  ります。   テーブルの各セルのデータは、左から右に順次レンダリングします。1行目  が表示し終わったら2行目、3行目と進みます。   非視覚系ブラウザ、特に音声ブラウザでテーブルをレンダリングした場合、  1行目と2行目、3行目の各データの整合性が理解しにくいものです。   例えば、以下のような表を作成した場合、  ┌──────┬─────────┬───┬───────────┐  │  氏名  │    成績   │ 判定 │  総合評価 /ランク │  ├──────┼────┬────┼───┼───────────┤  │       │ 国語 │ 24点 │ 追試 │ 極めて不真面目で意欲 │  │      ├────┼────┼───┤ を感じない。 │  │       │ 数学 │ 30点 │ 追試 │  総合的に判断し1年 │  │ ばんばん ├────┼────┼───┤ の留年もやむを得ない │  │      │ 英語 │ 20点 │ 落第 │ と判断した。 │  │      ├────┼────┼───┼───────────┤  │       │ 歴史 │  5点 │ 落第 │   99位/100人中 │  └──────┴────┴────┴───┴───────────┘                     (等幅フォントで見てください)   1行目は表の見出しとして理解できます。2行目は氏名と各科目の点数と判  定、評価がレンダリングされます。しかし3行目以降は科目、点数、判定しか  レンダリングできません。   また、3行目で、数学、30点、追試とレンダリングしても、それが見出しと  どのように関連しているのかも見当がつきません。目で見るのと、耳で聞くの  とでは、テーブルの理解度がまるで違うのです。   こうしたことから W3Cでは、レイアウトを表現するためにテーブルを使うの  は好ましくないとされています。  ■好ましいテーブルとは  見出しを示すヘッダセルとデータを示すデータセルと、どのように関連付ける  かが、1つの鍵となります。   各データが、何を表わしているのかを明示的に示すことができれば、非視覚  系ブラウザ(音声や点字、テキストなど)でも、テーブルの中身を分かりやす  くレンダリングできることとなります。   幸いなことに、HTML4.01では、ヘッダセルとデータセルを関連付ける属性が  いくつか定義されています。このマガジンを読む読者の中でも、初めてお目に  かかる属性です。普段はあまり意識しないテーブルですが、より好ましい書き  方によって、万人に受け入れられる表組を提供することができます。  ■ごく普通のテーブル  まず、簡単なテーブルからご覧ください。極めてシンプルな表組です。
期末試験成績一覧表
(学年末テスト結果)
氏名国語数学英語 歴史小計平均点備考
田中さん60点65点73点 40点238点59.5点追試
鈴木さん84点46点90点 68点288点72点合格
中村さん48点82点55点 50点235点58.8点追試
ばんばん24点30点25点 5点79点19.8点落第
平均点54点56点60点 41点210点52.5点
 このテーブルを図で表わすと以下のようになります。 ┌────┬───┬───┬───┬───┬────┬────┬───┐ │ 氏 名 │ 国語 | 数学 | 英語 | 歴史 | 小計 | 平均点 | 備考 | ├────┼───┼───┼───┼───┼────┼────┼───┤ |田中さん| 60点 | 65点 | 73点 | 40点 | 238点 | 59.5点 | 追試 | ├────┼───┼───┼───┼───┼────┼────┼───┤ |鈴木さん| 84点 | 49点 | 90点 | 68点 | 288点 | 72点 | 合格 | ├────┼───┼───┼───┼───┼────┼────┼───┤ |中村さん| 48点 | 82点 | 55点 | 50点 | 235点 | 58.8点 | 追試 | ├────┼───┼───┼───┼───┼────┼────┼───┤ |ばんばん| 24点 | 30点 | 25点 | 5点 | 79点 | 19.8点 | 落第 | ├────┼───┼───┼───┼───┼────┼────┼───┤ |平均点 | 54点 | 56点 | 60点 | 41点 | 210点 | 52.5点 | ー | └────┴───┴───┴───┴───┴────┴────┴───┘  この表を視覚的に見れば、「中村さんの英語の点数は50点」と直感的に読み取  ることができます。つまり、上から4行目、左から5項目を読み取れます。   これを非視覚系ブラウザで読むとしたら大変です。つまり「中村さんの50点」  と示したセルが「中村さん」の「英語」の点数と理解できないのです。   では、どうしたら非視覚系ブラウザでも、視覚系ブラウザと同じようにレン  ダリングすることができるでしょうか?  ■テーブルの説明  非視覚系ブラウザがテーブルが苦手ということは説明したとおりです。そのた  め、そのテーブルで表現しようとしている内容を的確に説明するための属性が  HTML4.01では用意されています。   summary属性 テーブル全体の概要をテキストベースで説明します。   書式:       視覚系ブラウザの多くで summary属性をサポートしておりませんので、不用  意にその内容を出力することがないため、安全に利用することができます。  ■セル情報を明示する属性  見出しを意味する th要素では、abbr属性でその中身を明示することができま  す。つまり、見出しセル(ヘッダセル)情報を明記することです。       この場合、音声ブラウザは、「受験者氏名、科目国語」と発音します。つ  まり、見出しセルの中身を明確にさせることが可能です。   特に見出しセルでは abbr属性を記述するように推奨されています。  ■ヘッダセルとデータセルを関連付ける  これを結びつけるのには、その列のデータセルに、        scope属性は、その見出しがどちらの方向にあるのかを示すために利用しま  す。つまり、ここでは氏名というヘッダセルの縦方向の列にあるセルと関連付  けます。   なお、横方向に関連付けるときには、scope="row" とします。    scope属性の値     ・col    このヘッダセルから下側すべてのセル     ・row    このヘッダセルから右側すべてのセル     ・colgroup このヘッダセルから下側の同じグループ内のセル     ・rougroup このヘッダセルから右側の同じグループ内のセル   ※注意    colgroup属性は、colgroup要素でグループ化されたセルに適用します。    rowgroup属性は、thead、tbody、tfoot要素でグループ化されたセルに適用    します。  ■セル情報を関連付ける属性  セルとセルを関連付けるために、識別子を利用する方法があります。例えば、  田中さんの横方向の行のセルを関連付けるために、IDを参照させます。    ……   こうすることで「田中さん」に関連するセルと関連付けることで、各セルの  持つ意味を提供することができます。   では、先ほどのテーブルを書き換えて、非視覚系ブラウザでも各セルを特定  できるようにします。
氏名国語氏名国語田中さん 60点追試
(学年末テスト結果)
氏名 国語 数学 英語 歴史 小計 平均点 備考
田中さん 60点 65点 73点 40点 238点 59.5点 追試
鈴木さん 84点 46点 90点 68点 288点 72点 合格
中村さん 48点 82点 55点 50点 235点 58.8点 追試
ばんばん 24点 30点 25点 5点 79点 19.8点 落第
平均点 54点 56点 60点 41点 210点 52.5点
 面白いことに、視覚系ブラウザでは表現にまったく違いがありません。視覚系  ブラウザでは、テーブルの中身そのものが直感的に閲覧できることから、こう  した属性に関してはサポートしていないためです。   テーブルは便利なツールですが、閲覧者の環境でまったく異なる表現になっ  てしまうのは、作者にとっても辛いところです。ほんの少し手間をかけるだけ  で伝えようとする情報を的確に閲覧することができるのなら、惜しみなく手が  けたいものです。   上記2つのテーブル実行結果   http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_85-1.html   (スタイルシートは一切使っていないので参考になると思います。)   次回も引き続き、アクセシブルなテーブルについて解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第6回) テキスト  今回は、スタイルシートで設定するテキストについて解説します。テキストと は、まさに文字を主体とした情報コンテンツです。いかにして読みやすい環境を 提供するかがキーポイントです。  ■文字間の余白  文字同士が近すぎるのは、読みにくいものです。多くの Webブラウザの初期値  として文字間には余白はありません。   かといって「文 字 列」と記述するのでは、音声ブラウザが発音に混乱を  きたします。   スタイルシートでは、文字間の余白を自由にコントロールできる属性が備わ  っていますので、それを活用するようにしましょう。   lette-spacing 文字間の余白を指定する属性。値は「長さ」を単位として           設定します。   line-height   行間の余白を指定する属性。値は「長さ」を指定します。   書式:    p { letter-spacing: 1px; line-height: 1.3em }    段落を示す p要素内に配置される文字と文字の間に1ピクセルの余白と、    改行された場合の行間に1文字の30%分の行間(余白)を指定します。  これだけで、かなり文字が読みやすくなります。なお、すべての要素に同じス  タイルシートを適用する場合には、   * { letter-spacing: 1px; line-height: 1.2em } とします。   よく見かける文字の空白として「場 所」とか「時 間」というような表現  をしたとき、音声ブラウザでは「ば、ところ」や「とき、ま」などと発音して  しまいます。   この場合は、    p { lette-spacing: 1em }   とすることで、文字間に1文字分の空白を指定することができ、音声ブラウ  ザでも「ばしょ」、「じかん」と正しく発音できます。音声ブラウザの多くは  スタイルシートを無視しますので、安心して利用することができます。  ■半角英文字単語の余白の設定  半角英文字の単語間に空白を設定する属性は以下のとおりです。   word-spacing 半角英文字の単語単位で空白をで指定します。   書式:    p { word-spacing: 1px }    段落を示す p要素内に配置される半角英文字の単語と単語の空白に1文字    の「長さ」を指定します。     ただし、全角文字には適用されません。  ■文字の大きさ  前回「第84号」で解説したとおり、文字の大きさを指定する単位は様々ありま  すが、閲覧者の環境を考慮して、「相対値」で指定するようにしましょう。   フォントの大きさを指定する場合には、以下の属性を使います。   font-size  文字の大きさの単位を使って指定します。   書式    p { font-size: 1em }    段落を示す p要素内で配置される文字の大きさを、閲覧者の標準の文字の    アルファベット M の高さを基準としたサイズとします。    「相対値」では、閲覧者が任意に大きさを変えられる単位です。   文字の大きさが変えられる利点はたくさんあります。例えば第一見出し要素   である「h1」の場合、一般的な視覚系ブラウザでは最も大きくレンダリング   します。その場合、この属性を使って任意に大きさを変えてやることができ   るので、便利に使うことができます。  ■フォント種の指定  特定のフォントでレンダリングしたい場合に利用する属性は以下のとおりです。   ただし、閲覧者側の環境で指定したフォントがない場合には無視されます。   font-family  フォント名を指定します。   書式:    p { font-family: Osaka }    段落を示す p要素内に配置される文字を、指定したフォントでレンダリン    グします。ここでは、Macintoshで利用される「Osaka」というゴシック体    を指定しています。    フォント名の指定は、カンマで区切って複数指定することができます。そ   の場合、最初に指定されたフォントが優先されますが、閲覧者の環境で備え   られていない場合には、次の候補が適用されます。    p { font-family: Osaka, "MS Pゴシック", sans-serif }    この場合、閲覧者が「Osaka」フォントを持っていた場合には、それ以降の   フォントは無視されます。しかしそのフォントがない場合には、「MS Pゴ   シック」が適用されますが、それのフォントもない場合には 「sans-serif」   が適用されます。    フォント名に空白文字がある場合には、必ず引用符で囲まなければなりま   せん。引用符がない場合、環境によっては無視される危険があります。    p { font-famile: "New Time Roman", "MS P明朝", "serif" }   フォント名を指定する場合の代表的な汎用フォントの指定は、以下のとおり  です。ほとんどの視覚系ブラウザでサポートされています。     sans-serif ゴシック体フォント     serif 明朝体フォント     cursive    筆記体     fantasy    装飾体     monospace 等幅(固定ピッチ)フォント    なお Windows環境で利用されるMS文字の場合、「MS」と全角で指定す   るようにしてください。MS P の場合には全角MS+半角スペース+全角   Pとなります。半角で「MS」とした場合には無効になります。   ○ p { font-family: "MS Pゴシック" } × p { font-family: "MS Pゴシック" }  ■書体の設定  文字を斜体やボールド体(強調文字)に設定することができます。   font-style フォントの字体を設定するための属性です。代表的な値は以下         のとおりです。     italic  イタリック体(斜体)     oblique 斜体     normal 普通の状態(デフォルト値)    書式:     p { font-style: italic }     段落を示す p要素内に配置される文字をイタリック体で表現します。   font-weight 文字を強調させます。代表的な値は以下のとおりです。     bold 文字を強調して表現します。     border    通常より一段強調します。     lighter   通常より一段細く表現します。     100 〜 900  100単位で設定します。     normal 普通の状態の文字(デフォルト値)    書式:     p { font-weight: bold }     段落を示す p要素内に配置される文字を強調し、一般的な視覚系ブラウ     ザでは、「太字」で表現されます。    数値指定の場合、数値が多いほど強調度合いが増えます。400 は通常の状   態で表現されます。ただし、実際に変化が見られるのは、一般的な視覚系ブ   ラウザでは、600〜700位からではないでしょうか。フォントの種類によって   も異なるようです。   次回の CSS講座も、引き続きテキストを中心に解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML、XHTML属性の解説 --- valign属性  テーブルにおけるセル内のコンテンツの垂直の位置を指定します。基本的にこ  の属性は、テーブル内のセルに適用させるための属性です。他の要素には利用  できません。  ■valign属性 セル内のコンテンツの垂直方向  DTD:    すべての文書型定義で利用可能  属性値:  middle(デフォルト値)、top、botttom、baseline  記述法:   〜  関連要素: col、colgroup、tbody、thead、tfoot、td、th  XHTMLの制限: 特にありません。   一般的な視覚系ブラウザでは、各セル内のコンテンツは、その位置が何も指  定されていない場合には「中央の高さ」でレンダリングします。   セル内のデータが複数行にまたがる場合には、この属性の指定が有効になる  でしょう。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆更新情報  PHP4.3 関数リファレンスを掲載しました。まだまだ十分ではありませんが、  主だった関数約 100種あまり掲載しました。一部にサンプルやサンプルの実行  結果を表わした画像などを用意していますので、皆様の Webアプリ開発にお役  に立てれば幸いです。    PHP関数リファレンス     http://www.scollabo.com/banban/php/reference.html □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_085.html  次回は2月27日に配信を予定しています。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  先週初め、突然「受賞おめでとうございます」というメールが飛び込んできた。 何のことだろうと、じっくりその文面を読んでみると、「All About Japan スー パーおすすめメールマガジン2004」という「株式会社リクルート・アバウトドッ トコム・ジャパン」の Webサイト上で行っているコンテストに受賞したというも のでした。  「ちょっと待て、こっちは何もエントリーなんかしていないぞ」と疑問に思っ て、その旨をメールしたら、「当方で勝手に選別しエントリーしたもの」という 返事が返ってきた。  何だか分からず飲み込めないままでしたが、何にしても「受賞」というものは いい気分に違いありません。ところで、何か貰えるんだろうか?   掲載ページ:    http://allabout.co.jp/super/2004/gs/html.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい ただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_84.txt100666 0 0 42777 10013576044 15716                   毎週金曜日配信 What's New 2004/2/6 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第84号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ Webデザイン 第27回 --- 批判と中傷    ■ HTML講座 第27回 --- 固定ピッチフォントの表現    ■ CSS講座 第5回 --- スタイルシートで扱う単位    ■ 属性の解説(第10回) --- readonly属性 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Webデザイン(第27回) 批判と中傷  今回は難しい問題を取り上げます。きっとどこかで見かけたことがあるかもし れませんが Webサイト上で展開される「批判」や「中傷」について、私なりの解 釈で取り上げています。  この記事に「批判」がある場合には、どうぞ遠慮なくお寄せください。心から 歓迎します。 ■批判とは  goo国語辞典(http://www.goo.ne.jp/)によると「批判」とは  (以下引用文)   (1) 物事の可否に検討を加え、評価・判定すること。   (2) 誤っている点やよくない点を指摘し、あげつらうこと。   (3) 人間の知識や思想・行為などについて、その意味内容の成立する基礎を     把握することにより、その起源・妥当性・限界などを明らかにすること。   となっています。では、評価するということはどのような行為を意味してい  るのでしょうか。その評価は本当に妥当性が確保されているのでしょうか。   Webページ上で第三者を批判する記事は良く見かけられます。特に IT関連の  情報を扱うサイトではほぼ毎日といってくらい目にします。   それらの記事をじっくり読むと、批判をする場合に科学的、あるいは物理的  な検証を行っている点に注目できます。つまり平たく言えば「〜は〜だから〜  であり、したがって〜は間違いである」というような書き方をしています。   同時に自分自身が主張する論拠も、科学的・物理的に検証しています。こう  したスタンスを常に貫いて、批判の記事を掲載しているのは、ある意味歓迎さ  れることでしょう。   もし、そうした「評価」が行われず一方的に「〜は間違いである」と主張し  ても、その記事を読む側では、何がどうなっているのか見当がつきません。   例えば、「殺人は許されない行為である」という主張は、それを読む側と作  者の主張が、既に共有している「法律」という普遍的な観点から判断できます  が、「あの言論は誤っている」とした場合、それを計る「物差し」を読み手が  持っていません。つまり、評価とはお互いに共有できる物差しを明確にするこ  とが、経験的に重要な事柄なのではないかと考えます。   ついでに goo国語辞典で「誹謗」「中傷」を調べてみると、他人の悪口言う  こと、根拠のない悪口を表わし他人の名誉を傷つけることとあります。   この2点には「評価」が存在していません。ありのままの事象を感じたまま  に取り上げているだけに過ぎません。   もし Webページ上で、ある言論に反論する場合、そうした「評価」や「根拠」  がなければ、単に嫌がらせに過ぎません。   「言論の自由」は保障されていますが、嫌がらせ、つまり誹謗や中傷はその  範疇には入らない低次元の「たわごと」にしか過ぎません。そしてそれらは、  立派な「犯罪行為」として認識されています。   第三者を批判するという記事を Webページに掲載するとき、その言論には常  に責任が伴います。(Webページだけに限ることではありませんが)   そこに少しの曖昧さがあれば、逆に当事者から訴えられる場合があります。  評価とその方法を明らかにした上で指摘するのであれば、そしてそれが誰にで  も理解可能な根拠を示すことができれば、批判というよりももっと違う新しい  展開が生まれそうな気がします。   私は他人のサイトを批判することを流儀としていませんが、矛盾だらけの明  らかに誤った言論があったとしても、訪れる閲覧者がその可否を判断し、やが  て廃れていくことだろうと思っています。   他人を悪く言うことは簡単です。しかしそれは必ず自分に帰ってきます。批  判を行うとするのなら、それなりの覚悟と、対象に対しての論拠を明らかにす  べきでしょう。「聞く耳持たず」のスタンスでは、不必要な軋轢を生み、無味  乾燥な争いに発展してしまう恐れがあります。   残念ながら、私にはそれほどの勇気がありません。私への批判には耳を傾け  ますが、私から批判するなどとは、恐れ多くてできそうもありません。確かな  理論武装を身に付けているのなら別ですが・・                     (第28回 掲示板の利用につづく) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML講座 (第27回) 固定ピッチフォントの表現  固定ピッチフォントとは、文字による並びが常に一定であること、大文字も小 文字も同一の領域を持った文字を指します。  例えば Macintoshならば osaka等幅であり Windowsならば MS ゴシックといっ たところでしょう。(ただし、マルチバイト文字である日本語などは2バイト分 の領域を確保する)  Webページで固定ピッチフォントを表現する方法はいくつかあります。 スタイルシートを利用して、ある特定の要素にフォント種を指定する方法があり ますが、閲覧者の環境に同じフォント種がなかったら意味がありません。  今回は、HTMLで定義されている固定ピッチフォントの指定と、スタイルシート における指定の両方を開設します。  ■固定ピッチフォントで描画するインラインレベル要素  インラインレベル要素とは、普通の文字と同じで前後に空白や改行はありませ  ん。インライン(要素の並びのの中)で表現する固定ピッチフォントの要素は  以下のとおりです。     短文のプログラムソースなどを表現する場合に利用します。一般的な視覚系  ブラウザでは、この要素内に配置される文字は固定オピッチフォントで描画し  ます。当マガジンの Webサイト内では、英文字単語などに利用しています。     code要素同様に、プログラムなどのソースを出力する場合に用いられます。  この要素に囲まれた文字は、一般的な視覚系ブラウザでは固定ピッチフォント  で描画します。     ユーザがキーボードからの入力する文字を意味し、一般的な視覚系ブラウザ  では固定ピッチフォントで描画されます。この要素に囲まれた文字は、ユーザ  からの文字を受け付けたことを表わしています。     テレタイプ文字を表わす要素で、等幅のフォントで表現します。ただし、こ  の要素は物理要素に分類されており、閲覧者の環境に依存します。お勧めでき  ない要素です。  ■固定ピッチフォントで描画するブロックレベル要素  ブロック要素の多くが、HTMLの文書構造を形成します。一般的な、あるいは多  くの Webブラウザでは、その要素範囲の前後に改行を示し、左から右までの矩  形の領域を確保します。  
  整形済みフォーマット(Preformatted)を示す要素で、この範囲に配置され
 た文字は改行や余白を維持したまま固定ピッチフォントで出力されます。長文
 の固定ピッチフォント出力に適した要素となっています。
 (ただし、Macintosh版 MSIE 5.2 では、余白の表現に問題があります。)

  当 Webサイトでは、JavaScriptや、HTML構文のサンプルにこの pre要素を多
 用しています。

 ■スタイルシートで表現する固定ピッチフォント
 スタイルシートでは、要素のタイプに関わらずすべての要素に固定ピッチフォ
 ントで表現するように指定することが可能です。

  p { font-family: monospace }

  この設定では、フォント種に等幅フォントを指定しています。つまり、閲覧
 者のプラットフォームで用意されている固定ピッチフォントが選ばれて描画す
 ることができます。フォント種に固有のフォント名を指定するよりもはるかに
 効果的です。
  ここでは、段落を表わす p要素に固定ピッチフォントを指定しています。

  Macintoshで問題になる pre要素は次のように設定することで回避できます。

  pre { white-space: pre; text-align: left }

 ■ユーザ依存の固定ピッチフォント
 HTMLのタグやスタイルシートで固定ピッチフォントで表現できるように設定し
 ていても、実際には閲覧者の環境に依存します。
  例えば Mozillaブラウザでは、閲覧に利用するフォントを、かなり細かく設
 定することが可能です。固定ピッチフォントを普通のゴシック体にセ呈してい
 た場合には、固定ピッチフォントで表現することができません。

  固定ピッチフォントは便利です。とくに英文などでは威力を発揮します。引
 用符や句読点などがはっきりと表現され、サンプルなどで利用するプログラム
 コードの出力には欠かせないところです。
  ただし、むやみに使うのではなく、マークアップする要素の内容に適したタ
 グやスタイルシートを使うことが望まれます。


  次回より2回にわたって、アクセシブルなテーブルの作成について解説する
 予定です。

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◆Tips ユーザスタイルシート

  Webページの作者が作成したスタイルシートを使うよりも、自分で作成したス
 タイルシートを利用することをユーザスタイルシートと呼びます。
  最近の視覚系ブラウザには、この機能が備わっており、自分好みの表現をど
 の Webページにも適用させることができます。

  ユーザスタイルシートは、作者のスタイルシートよりも優先される関係で、
 好みの文字の大きさや色、背景色などを指定したりします。弱視障害のある方
 などでは積極的に利用されています。

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◆CSS講座(第5回) スタイルシートで扱う単位

 大きさや長さ、幅や高さなどを指定する場合には、基本となる「単位」がなけ
ればなりません。HTMLにおける基本データ形式では、ピクセルとパーセントとい
う2つの単位しか定義されていませんが、スタイルシートでは幾つかの有用な単
位が用意されています。
 今回は、ページを修飾するスタイルシートで扱える様々な単位について詳しく
解説します。

 ■ピクセル ( 単位 px )
 ピクセルとは、コンピュータのモニター画面で表示を構成する点(ドットとも
 呼ばれる)で、画像情報の最小単位を指します。例えば、1027X768 というモ
 ニター画面では、横幅が、1027ピクセル、高さが 768ピクセルという具合で構
 成されており、総画素数は 788,736ピクセルとなります。

  皆さんが Webブラウザを利用するとき、その画面を最大化していますか?
 小さな画面では最大化して利用することが多いものですが、大きな画面では、
 自分にとって利用しやすい大きさにしていると思います。
  その場合に Webページでピクセル単位の横幅を指定した場合、ブラウザ画面
 の大きさに関わらず、モニター全体のピクセル単位でレンダリング(描画)さ
 れます。つまり、ユーザ環境に依存する横幅設定となります。

  そのように考えると、ピクセル単位は「相対値」ではなく、「絶対値」では
 ないのかと思えます。ただし、写真やイラストなどをページで表現する場合に
 は、ピクセル単位で指定します。

 ■ポイント ( 単位 pt )
 コンピュータのモニター画面における1ポイントはおおよそ、0.35ミリになり
 ます。ということは、10pt は、3.5mm になります。
  この大きさは、モニター画面のサイズに関わらず常にその大きさになります。
 つまり、環境に関わらず常に同じ大きさでレンダリングされます。こうした値
 を「絶対値」と呼び、作者が指定した大きさを維持することができます。

 ■パイカ ( 単位 pc )
 パイカとは、タイプライターなどで水平方向(1行の意味)にいくつ文字を入
 れることができるかを基準とした値となり、概ね1インチあたり10文字くらい
 になります。1インチは 72ポイント、すなわち1文字当たり 2.52ミリとなり
 ます。割と大きい部類の単位になり、絶対値に分類されています。

 ■インチ ( 単位 in )
 パイカでも説明したとおりインチは約 25.2ミリです。つまり 2.5センチ以上
 あるということになり、モニター上では大きい部類に入ります。
  ほとんど利用されていない大きさで、絶対値に分類されます。

 ■ミリ ( 単位 mm )
 ミリ単位で大きさを測る単位で、絶対値に分類されています。

 ■センチ ( 単位 cm )
 ご存知のように、1センチは 10ミリです。
  かなり大きい単位で利用することが少ない単位です。絶対値に分類されます。

 ■パーセント ( 単位 % )
 モニター画面ではなく、閲覧者が利用する Webブラウザの大きさに比例した値
 となります。仮にブラウザ画面が 600ピクセルだったとしたとき、80パーセン
 トは、600ピクセルの8割、つまり 480ピクセルになります。
  ユーザ環境の大きさに比例した大きさを「相対値」と呼びます。当然、パー
 セントは相対値に分類されます。

 ■大文字 M の大きさ ( 単位 em )
 アルファベットの大文字 M の高さを基本としたサイズです。
  基本的には閲覧者が設定している文字の大きさを基準として M の大きさを
 決定します。
  例えば、2em とした場合には、M の高さの2倍の大きさとなります。この単
 位は、相対値に分類されています。

 ■小文字 x の大きさ ( 単位 ex )
 アルファベットの小文字 x の高さを基本としたサイズです。
  これも em と同様に、閲覧者が設定している文字の大きさを基準とている文
 字の x で決定されます。この単位は相対値に分類されています。

 ■ミディアム ( 単位 medium )
 標準の大きさを表わします。基本的には 1em と同じですが、環境や DTD によ
 って異なる場合がありますので、注意が必要です。この単位は相対値に分類さ
 れています。

 ■smaller
 標準の文字の大きさからやや小さくしたサイズです。環境によって再現されな
 い場合があります。この単位は相対値に分類されています。

 ■small
 標準の文字の大きさからひとまわり小さくした大きさになります。どの視覚系
 ブラウザでもサポートされている単位となります。相対値に分類されています。

 ■x-small
 samll という大きさからやや小さくしたサイズになります。環境によっては再
 現されない場合もありますので注意してください。相対値として分類されてい
 ます。

 ■XX-small
 最も小さなサイズです。どれ嫌いのサイズなのかは一定ではありません。閲覧
 者の環境で最も小さくなるサイズです。この単位は相対値に分類されています。

 ■larger
 標準の大きさからやや大きなサイズになります。環境によっては再現されない
 場合がありますので、扱いに注意してください。相対値に分類されています。

 ■large
 標準の大きさからひとまわり大きなサイズになります。どの視覚系ブラウザで
 もサポートされている単位となります。相対値に分類されています。

 ■X-large
  largeサイズよりもやや大きなサイズになります。環境によっては再現されな
 い場合がありますので、扱いに注意してください。相対値に分類されています。

 ■xx-large
 閲覧者の環境で最も大きくなるサイズです。相対値に分類されています。


◆単位が使われる場合と閲覧者の環境

 こうしたスタイルシートで利用できる単位は、大きさや幅、高さなどで利用し
 ます。大きさは文字のサイズで利用され、幅は余白や枠線、領域などで使いま
 す。また、高さは領域を指定する場合に用いられます。

  閲覧者では、それぞれ異なるモニターを利用しているのが当たり前です。そ
 こでは一意に単位を指定するのは難しいところですが、できることなら相対値
 を使いましょう。その後のレンダリングは閲覧者の環境に任せるのが最も賢明
 な方法ではないかと思います。

  相対値は閲覧者側で大きさを変えることが可能な単位です。高齢者は小さな
 文字が読みにくいので、わざわざ大きな文字に変更しています。しかし、絶対
 値で指定した大きさは変えることができません。
  制作者が閲覧者の環境に配慮することはとても大切なことです。お互いに快
 適なレンダリングができるように心がけましょう。

  次回の講座では、テキストにまつわる設定について解説します。

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◆HTML、XHTML属性の解説 --- readonly属性

 フォームの入力フィールドの書き込みを禁止する属性です。HTML4.0 から定義
された比較的新しい属性となっています。

 ■readonly属性 入力フィールドの書込み禁止
 DTD:    すべての文書型定義で利用可能
 属性値:  なし
 記述法:  
 関連要素: form、input、textarea

 XHTMLの制限: 属性の最小モデルを省略できません。以下のように記述します。
   

  この属性では、閲覧者が入力フィールドを選択することは可能ですが、その
 フィールドに書き込むことができません。なお、書込み禁止と選択禁止を指定
 する場合には、disabled属性を使います。

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今回はここまで、ではでは・・
今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。
Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して
います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。

 (今週のおさらい)
  http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_084.html

 次回は2月13日に配信を予定しています。

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質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com

 なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな
ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると
思います。
 ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。
お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて
くれると思います。

発行者 ばんばん
協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/
配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/  (ID 0000090196)

 誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。

バックナンバー こちらで公開しています。
プレーンテキスト  http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html
各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/
アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html
まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196

配信の変更・中止はこちらです。
個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か
ります。
当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html
まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm

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<えでぃた〜ず・る〜む>

 危うく今週の配信が落ちるところでした。自分の頭の中では間違いなく配信予
約をしていたという確信がありました。ところがそれはまったくの勘違いでした。
あわててこの配信を行っています。
 体調が悪いと、頭の回転も鈍くなります。

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◆著作権について
個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ
ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。
 なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい
ただいても差し支えありません。

            Copyright(C) 2002-2004  www.scollabo.com/banban/
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□初心者のためのホームページ作り_90.txt100666      0      0       47040 10031200100  15650                 毎週金曜日配信 What's New 2004年3月26日
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

  ┏┏┏┏ 初心者のためのホームページ作り/Web for beginner
  ┏┏┏     http://www.scollabo.com/banban/
  ┏┏
  ┏           <第90号>

              banban@scollabo.com

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  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格
 的な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。

  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となって
 います。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読める
 ようになります。

   今週のコンテンツ
       ■ Webデザイン (第32回) --- SEO対策
    ■ HTML講座  (第32回) --- アクセシブルなテキスト
    ■ CSS講座 (第11回) --- 背景画像の扱い
     ■ 属性の解説 (第15回) --- size属性

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◆Webデザイン (第32回)  SEO対策

 SEOとは、Search Engine Optimization の頭文字を取ったもので一般に「検索
 エンジン最適化」と呼ばれる技法のことです。

 ■検索エンジン
 一般的に検索エンジンと呼ばれるものは、Yahoo などのディレクトリ登録型と
 は異なり、サーチロボット (実体はソフトウェア) が、世界中の Wabサイトを
 巡って、各ページの情報を集めデータベースに格納する仕組みを指します。

  検索サイトで利用者は、何らかのキーワードを入力して、データベースから
 その情報を取出すことで、目的のページを探し出します。
  こうしたサーチロボット型の検索エンジンは、Google や AlltheWeb などが
 有名です。

 検索結果から自分にとって必要と思われるサイトを探すとき、利用者は検索結
 果の何ページまで探す作業をするでしょうか?

 ■SEOの必要性
 数ある SEO対策を講じるメリットとは、検索サイトで自分のサイトに関連する
 キーワードによってサーチしたとき、その結果の一覧で最初のページに現れる
 ようにすることです。
  それによって検索した閲覧者が自分のサイトにクリックすることを期待でき
 るわけです。特に、商用サイトを運営する制作者にとって、検索結果は非常に
 気になるところではないでしょうか。

 ■検索結果
 通常、閲覧者が検索サイトで行う検索結果で、80%以上の人が検索結果のタイ
 トルや説明文を読み、自分の要求するサイトを訪問するといわれています。
  そして、そのほとんどで検索結果の2ページまでから選んでクリックしてい
 る事実があります。検索結果の最後まで読む人はいないようです。

  しかし、例え検索結果の1ページ目の1番上に表示されたとしても、それが
 閲覧者の要求を満たす情報を提供しているサイトであるとは限りません。
 サーチロボットは各ページのタイトルや強調された文字列、あるいは本文中の
 キーワードとなる「単語」を拾い集めてデータベースに格納します。それは、
 ブログなどの日記や掲示板からも収集されます。
  そのため、閲覧者が要求するキーワードと一致すれば、コンテンツとは関係
 なく検索結果に表示します。このため、閲覧者は何度も検索結果から探し出さ
 なければならないのが実情でしょう。

 ■コンテンツこそが人を寄せ集める
 確かに検索結果は大切です。一番最後よりも一番先のほうがよいに決まってい
 ます。しかし SEO対策に情熱を傾けるよりもコンテンツを充実させた方が結果
 として重要であることに変りありません。

  適切なページタイトルや見出し、それに伴った内容の濃いコンテンツを作成
 することで検索結果に影響します。また、閲覧者の要求を満たす内容であれば
 あるほど、そのページにリンクを貼ってくれることも期待できます。いわゆる
 被リンクの数が増え、それも検索結果に好影響を与えます。

  せっかく訪れてくれる閲覧者を失望させないためにも、コンテンツの充実は
 最重要課題です。それこそが最高の SEOなのではないかと考えます。

  なお、各サーチ型検索サイトでは、これまでの検索アルゴリズムを変更する
 新しい技法を模索しています。そうなれば従来の SEO対策はまったく無駄にな
 るかもしれません。
                 (第33回 オーサリングソフトにつづく)

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◆HTML講座 (第32回) アクセシブルなテキスト

 コンテンツを作成する上で、テキスト (文字列) は、簡単に情報を伝えられる
 非常に有効な手段です。画像や動画よりもはるかに容量が小さく、かつ詳細な
 情報を詰め込むことができます。

  しかし、視覚系ブラウザで閲覧する場合には問題なくても、非視覚系ブラウ
 ザでテキストをレンダリングしたとき、作者の意に反して思わぬ落とし穴があ
 ります。今回は、そうしたテキストの悪例を挙げ、その理由と対策について、
 私自身の反省を込めて解説します。


 ■不用意な記号
 テキストの中で、※、○、●、■、□、◆、〒、♪ などの記号は、音声ブラ
 ウザではどのように読むでしょうか。非常に難しいところです。なかなか作者
 の意図に沿った形で読んでくれません。

 例えば、
  ■不用意な記号  これは「しかくふよういなきごう」と読み上げます。

  このように、様々な記号文字が含まれていた場合、適切に情報を伝えるとい
 う作業が困難になります。
  では、そうした環境に対する対策は?

  方法は2つあります。1つは、記号を画像化し alt属性の中身を空にするこ
 とです。具体的な構文は、

  不用意な記号

  ご存知のように画像の代替テキストを提供する alt属性は、音声ブラウザで
 読み上げる工夫があります。その内容を空にすることで、記号そのものを読み
 上げることがなくなり、閲覧者はテキストの内容のみに集中できます。

  もう1つの方法は、音声ブラウザ向けのスタイルシートを利用して、記号だ
 けを発声させないようにします。当メールマガジンの Webサイトではこの方法
 を採用しています。 (まだ全部修正していませんが・・・)

  具体的なスタイルシートと、HTML構文は以下のとおりです。

  @media aural, braille, embossed {
   .mark {	speak: none;   volume: silent;   visibility: hidden }
     }

  

不用意な記号

  スタイルシートでは、その出力先を音声ブラウザ、点字ディスプレイ、およ  び点字プリンタに限定し、指定されたクラスの読み上げや音量、表示をさせな  い設定になっています。当然ですが、視覚系ブラウザでは影響がありません。   HTML構文では、記号部分にクラス名を strong要素に設定しています。  これによって、■部分のレンダリングをさせないようにします。  ■その他の記号  価格を示す \ や $ の場合、音声ブラウザでは「えんまーく」「どるまーく」  と読み上げます。例えば、\1000 としたときは「えんまーくせん」と読み上げ  られます。正しくは 1000円とすべきでしょう。   私も良く使うのが「〜」という記号です。音声ブラウザは「から」と読み上  げます。「お〜そうだったのか!」という表現では「おからそうだったのか」  と読み上げ、何が何だかわかりません。   この場合は、「おー、そうっだったのか!」と、長音に変換し、句読点をつ  けるといいでしょう。なお、感嘆符は読まれることがありません。  ■年月日と数字の表現  日付を表現する場合、例えば、2004/3/26 とした場合、音声ブラウザでは「に  せんよんぶんのさんぶんのにゅじゅうろく」と読み上げます。まるで割り算を  レンダリングしているように聞こえ、閲覧者はそれが日付であることが理解で  きません。   また、2004.3.26 とした場合でも「にせんよんてんさんてんにゅじゅうろく」  と読み上げてしまいます。2004-3-26 のばあいは引き算としてレンダリングし  ます。なかなか厄介なものです。   正しくは、「2004年3月26日」とすべきでしょう。(当サイトでも、すべての  ページで修正中です。)   数字を表現する場合、例えば 「1千万円」で半角数字と全角の漢字を取り合  わせるのも正しく伝わらないことがあります。「いちせんまんえん」と発声す  るので何となく意味は伝わりますが、正しい発音ではありません。   この場合は全部全角の漢字にするか、あるいは「10000000円」と記述するよ  うに心がけましょう。  ■単語のスペースを入れる表現  単語にスペースとは、例えば、「場 所」、「日 時」などのような表現です。  この場合、音声ブラウザは、「ば、ところ」「にち、とき」と発声します。   つまり、音声ブラウザは単語にスペースがあった場合、それを独立した1つ  の言葉として理解してしまうためです。   視覚系ブラウザでは直感的に判読できても、音声や点字を利用する環境では  作者の意図と異なる理解をすることがあります。こうした文字間にスペースを  入れる場合、スタイルシートを利用するようにしましょう。   スタイルシートと HTMLでは、以下の方法を使います。     .separation { letter-spacing: 1em }     

場所

 ■絵文字の扱い  メールなどで頻繁に利用される絵文字を Webページで表現する場合には、以下  の点に注意してください。   絵文字の中にアルファベットがある場合や記号がある場合、音声ブラウザで  はそのまま出力されることがあり、点字装置もそのまま出力され、結果的に何  を表現しているのか分からなくなります。   例えば、「申し訳ございません。m(_)m 」としたとき、絵文字は「えむえ  む」と出力します。絵文字を使いたいときに注意してください。   絵文字の変わりに、画像を利用した方がスマートです。 (その必要があるか どうかは別問題ですが)  ■実体参照  不用意な実体参照文字は、閲覧環境に重大な影響を与えます。   例えば、< や > 、あるいは & などは実体参照として定義され、利用する場  合には実体参照符号を使わなければなりません。特に CGI の URI に使われる  実体参照文字 & は、必ず & としなければなりません。   また、実体参照符号をそのまま出力したい場合、例えば、& を出力する  ときには &amp; と記述します。  ■まとめ  ごく普通にコンテンツとして提供するテキストですが、案外環境によっては作  者の意図とは違う意味で解釈される「落とし穴」があることは意外と思われる  方もいると思います。   身体に障害のある方のインターネット利用は日毎に増加しています。独り善  がりに陥りやすい Webページ作成ですが、全方位的な見方を身につけて、誰に  でも歓迎されるコンテンツを提供していきたいものです。   次回も引き続きアクセシブルなテキストについて解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第10回) 背景画像の扱い  スタイルシートでは、コンテンツを作成する要素のほとんどで背景画像を指定  することができます。それが例えインラインレベル要素であっても、背景画像  を表示させることが可能です。  ■背景画像を指定する  スタイルシートで背景画像を指定する場合は、background-image属性を利用し  ます。具体的な書式は以下のとおりです。    p { background-image: url("backimage.gif") }  この書式では、段落要素に GIF形式の背景画像を指定しています。これによっ  て、ページ内のすべての p要素に同じ背景画像が表示されます。  ■背景画像指定の注意点 (パスの指定)  スタイルシートで背景画像の URIを指定する場合には、スタイルシートから見  たパスを指定しなければなりません。   例えば、スタイルシートを外部に置くリンキング方式を採用した場合、スタ  イルシートを適用するページからのパスではなく、スタイルシートそのものか  らのパスで指定します。   例えば、以下のようなディレクトリ構成だったとします。    index.html     ┃     ┣━━━━ /imageディレクトリ (各種画像ファイル)      ┃      ┗━━━━ /cssディレクトリ (スタイルシート)   この場合 index.html という文書から見た imageディレクトリ内の画像ファ  イルにアクセスする場合は「image/画像ファイル名」というパスになります。   ところが cssディレクトリ内にあるスタイルシートから見た画像ファイルへ  のアクセスは「../image/画像ファイル名」というパスになります。  このディレクトリ構成における外部スタイルシートを利用する場合、背景画像  を指定するパス (URI) の書式は以下のとおりです。    p { background-image: url("../image/backimage.gif") }   意外な「落とし穴」になりますので、パスに関する知識が必要となります。  ■背景画像の表示方法  スタイルシートでは、背景画像の位置や繰り返し表示などを同時に指定するこ  とができます。   通常、単純に背景画像を指定した場合には、要素の領域で左上から右方向、  下方向へと繰り返して表示します。    1つの画像を要素中で繰り返して表示するサンプル     http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_90-1.html  □背景画像の並び方のコントロール  背景画像は初期値では上記サンプルのように縦横に表示されますが、スタイル  シートでは、背景画像の並びをコントロールできる機能が備わっています。  背景画像のコントロールは、backgroun-repeat属性で行います。   この属性では4つの値が用意され画像の並びを指定します。    repert   通常どおり縦横に表示します。(デフォルト値)    repeat-x  横方向のみ繰り返して表示します。    repeat-y  縦方向のみ繰り返して表示します。    no-repeat  繰り返しを行わず1回だけ表示されます。   なお、この属性を利用する場合は、あらかじめ背景画像を指定する必要があ  ります。具体的な書式は以下のとおりです。    p { background-image: url("backimage.gif");      background-repeat: repeat-x }    background-repeat属性のサンプル     http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_90-2.html  □背景画像の位置指定  背景画像を特定の位置に指定することも可能です。   スタイルシートでは background-position属性を使うことで、様々な位置に  背景画像を配置することができます。   ただしこの場合、あらかじめ background-repeat属性で、何らかの値を指定  しておく必要があります。   位置を指定する属性値は次のようなものがあります。位置指定をする場合、  横方向と縦方向の2つの値を半角スペースで区切って指定することも可能です。   top       要素の上側に配置する   left       要素の左側に配置する   right      要素の右側に配置する   bottom      要素の下側に配置する   center      要素の中央に配置する   % (パーセント)  画面サイズの相対的な比率で指定する   パーセントで指定するとき、100% 100% とした場合には right bottom と同  じ位置で配置したことと同じ結果になります。それを基準とした比率で指定し  ます。   具体的な書式は以下のとおりです。    body { background-image: url("backimage.gif");        background-repeat: no-repeat;        background-position: top right }    background-position属性のサンプル     http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_90-3.html  □背景画像を固定する  スタイルシートでは、背景画像を画面の中で固定し、閲覧者がスクロールして  もそのままの位置で表示させることも可能です。   背景画像を固定するには、background-attachment属性を使います。   ただしこの属性を使う場合には、あらかじめ背景画像を指定し、なおかつ背  景画像の位置を指定する必要があります。   背景画像を固定する属性の値は以下の2つが定義されています。    fixed  背景画像を固定します。    scroll  他の要素と一緒にスクロールします。(デフォルト値)   具体的な書式は、    body { background-image: url("backimage.gif");        background-repeat: no-repeat;        background-position: top left;        background-attachment: fixed }    background-attachment属性のサンプル (擬似フレームを利用しています)     http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_90-4.html  □背景画像の一括指定  スタイルシートでは、背景画像に関するすべての設定を一括で行う方法があり  ます。設定できる内容は、背景色、背景画像、背景画像の並び、背景画像の位  置、背景画像の固定などの指定をまとめます。   背景画像を一括指定するために、background属性を用います。この属性で利  用できる他の属性は以下のとおりです。    background-color     背景色を指定する    background-image     背景画像の URI を指定する    background-repeat    背景画像の並びを指定する    background-position   背景画像の位置を指定する    background-attachment  背景画像の固定を指定する   なお、これらの属性値の中で特に必要がないものは省略することができます。  また、属性値の順序は特に規定されていないため、自由に設定できます。各属  性値は半角スペースで区切って指定します。   background属性の具体的な書式は以下のとおりです。    body { background: #fff url("backimage.gif") left reperat-x }   この設定は、背景色を白色、背景画像は backimage.gif、背景画像を左に位  置指定して、縦方向のみ繰り返して表示させています。画像は固定しないため  background-attachment属性の値は指定していません。    background属性のサンプル     http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_90-5.html  ■まとめ  何よりも Webページの主体はコンテンツであり、背景画像ではありません。背  景となるものは基本的に添え物に過ぎません。   ゴチャゴチャした画像を背景に貼り込むと、コンテンツを邪魔する可能性が  あります。あくまでもシンプルな画像を用意するようにしてください。さりげ  ない、それでいてキラリと光るようなセンスの良い背景画像を貼ることができ  れば、立派な Webデザイナーとなるでしょう。   (私は到底無理なので、背景画像を使うことはありませんが・・・) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML、XHTML属性の解説 --- size属性  要素の大きさや幅、、あるいは表示桁数などを指定するために用います。  ■size属性 大きさや幅などを指定する  DTD:   すべての DTDで利用可能  属性値: 数値  記述法:   関連要素: input、select、basefont、font、hr       (input、select要素を除いて非推奨扱い)  XHTMLの制限: input、select要素のみで利用可能   input要素では type属性で text が指定された場合に利用でき、入力フィー  ルドの文字数を指定します。ただし、入力する文字数が制限されるわけではあ  りません。   select要素では、利用可能なメニューの表示桁数を指定します。   font、及び fontbase要素では、利用する文字の大きさを指定します。 ただ  し、文書型定義を Transitional に指定する必要があります。   罫線を表示させる hr要素では、罫線の太さを指定しますが、これも非推奨  扱いとなっていますので、同様に文書型定義を Transitional に指定する必要  があります。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで。  今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非参考までに見ておい  てください。   Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明  しています。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。   (今週のおさらい)    http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_090.html  次回は、4月2日に配信を予定しています。(場合によっては休刊します。) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな  ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなる  と思います。   ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。  お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答え  てくれると思います。  発行者 ばんばん  協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/  配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)   誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐ     http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。  個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助  かります。   当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html   まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  桜が咲いて春を満喫できるかと思ったら、急激に寒くなり雪まで降る有様です  が、皆様はいかがお過ごしですか?   春はいいのですが、花粉症に悩まされる季節でもあります。今年は昨年の冷  夏でスギ花粉は少ないとニュースで言っていましたが、やっぱり鼻水と目のか  ゆみが止まりません。しばらくは辛い日々が続きそうですなぁ・・ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について  個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応  じておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。   なお、記事中のスタイルシート、スクリプト、HTMLをご自分のページ作成に  自由に使っていただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_82.txt100666 0 0 102207 10013576014 15712                   毎週金曜日配信 What's New 2004/1/23 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第82号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ Webデザイン 第26回 --- リンク    ■ HTML講座 第26回 --- アクセシブルなフォームの作成    ■ CSS講座 第3回 --- セレクタ    ■ 属性の解説(第9回) --- □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Webデザイン(第26回) リンク  ナビゲーションの役目を果たすリンクには、自身のサイト内を参照するものと 他のサイトを参照する2つに分類されています。  ■外部サイトへのナビゲーション  コンテンツの中で、他の有用な情報を提供するサイトへリンクする方法は、当  メールマガジンのサイトでも相当数に渡って利用しています。   たった1つリンクを貼るだけで、閲覧者は簡単にそのサイトを訪問し、ネッ  トワークを介してお互いの情報を共有し合えることは、正にインターネットの  醍醐味でもあります。   そのようなリンクによる関係は、その先の外部リンクによってさらに広がり  ます。友達の友達は友達である、というような展開を見せることになることで  しょう。積極的に外部サイトを参照できるようにしたいものです。   自分よりも有用なサイトがあれば、それを真似るよりもリンク1つ置くだけ  で十分です。  ■外部リンクへのマナー  外部のサイトへリンクする場合には、できるだけそのサイト名を正確に記述す  ることが礼儀というものです。単に「ここ」というのはマナー違反です。閲覧  者にもそのリンク先がどのようなものか分かりにくいものです。   外部のサイトにリンクを張る場合、これといってリンクを張る旨を伝えなく  てもかまいません。(と、私はそう思っています。)   リンクを貼る際にはいちいち断りをしなくてもよいということです。そのサ  イトが会員制の排他的性格を持つものであるならば、その限りではありません  が、インターネットという空間で公開されている事実を考えると、リンクを貼  るのに、何のお断りがあるでしょうか。   また、有用なページにリンクするということも大切なことです。別にそのサ  イトのトップページでなくても、必要と思われるページにリンクすることは、  閲覧者に余計な操作とリソースの損失を強いることなく参照できるわけです。   来年開かれる愛知万博の公式サイトでは、トップページ以外のリンク、個人  サイトからのリンク、商用サイトからのリンクを禁じると発表しました。   開いた口がふさがらないばかりか、ふさがった口まで開いてしまいます。私  に言わせれば、そのようなサイトこそ Webの世界から退くべきと考えます。   国民的関心事である愛知万博の公式サイトは、公共性の強いサイトであり、  だからこそ、その門は広く開けておくべきです。   一体、インターネットを何だと思っているのでしょうか!(怒)  ■リンクフリー  よく見られるのが、「このサイトはリンクフリーです。ご自由にリンクを貼っ  て頂いてもかまいません。」という記述です。   別に揚げ足を取るつもりはありませんが、「リンクフリー:Link Free 」な  どという英語は存在しません。   また、「リンクフリー」と明示しているにもかかわらず、「リンクの際には  ご連絡ください。」と書いてあるサイトもありますが、これはどういうことで  しょうか。リンクが自由であるならば、それを断る連絡など最初から不要なは  ずです。   もし、リンクに際して連絡を強いるのであれば、「リンクに関してはあらか  じめご連絡ください。」と明記すべきと考えます。  ■バナー  他サイトへのリンクに利用されるのが、バナーといわれる画像です。バナーと  は「Banner」旗、軍旗、国旗、(スローガンなどを書いた)横断幕などの意味が  あります。   こうしたバナー画像にはアニメーションを利用して「チカチカ」させたりし  て目立つような工夫がされています。こうしたバナー画像をリンク集などでた  くさん見せることは、見た目には派手で綺麗に見えますが、しかし容量が大き  いのです。特にアニメーション画像は静止画像よりも重たいのです。   そうしたバナー画像をたくさん表示すると、当然ネットはトラフィックを生  みます。リンクを案内するナビゲーションは、テキストだけで十分です。別に  私のサイトでバナーを持っていないという「やっかみ」から言っているのでは  ありません。(絶対に、きっと、多分)   リンク先の情報を正しく書いてあったほうが、閲覧者にとって、はるかに有  益です。また、バナー画像の出来・不出来でサイト先を判断されてしまったら  それこそ、そのページの作者にとって悲劇というものです。  ■外部リンクからやってきた閲覧者への配慮  当サイトでも他のサイトで示されるリンクからやってくる多くの閲覧者がいま  す。同時に、当サイトから外部リンクで示されるサイトへ移動する閲覧者も少  なくありません。   外部リンクからやってきた人が、そのサイトの他のページを見たいとき、そ  こに他のページに移動できるナビゲーションがなければ、閲覧者は行き止まり  に陥り、どこにも移動できない事態が発生します。   インターネットという広大な Webの世界で示される個々のサイトは、ある意  味では巨大なデータベースのようです。それぞれの有用で有益なデータベース  が、「ハイパーリンク」という形式で共有される空間において、互いを結びつ  けるリンクこそ、HTMLの最も特徴的な仕組みです。   訪れる閲覧者が迷うことなく、利用しやすいページを作成することは、デー  タベースを、より運用しやすい環境を提供することに他なりません。                      (第26回 中傷・批判につづく) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML講座 (第26回) アクセシブルなフォーム  前回は簡単にフォームの作成について説明しました。今回は、前回作成したフ ォームを中心に、よりアクセシブル(高いアクセス性)なフォームについて詳し く解説します。  ■アクセシビリティとは?  アクセシビリティを一言で説明すると、そのページが誰でも、どのような環境  でも、情報の同一性を共有できるということです。   もし、作者と同じ環境が閲覧者にある場合、作者は閲覧者の環境を意識せず  にページ作成することができますが、現実はかなり異なっています。   実際には、閲覧者の環境は千差万別です。通信環境やプラットフォーム、利  用するユーザエージェントなどが違います。   当サイトにアクセスする閲覧者の環境をアクセスログで調べてみると、非常  に興味深い結果となっています。    2003年12月第4週のアクセスログから    OS:  WindowsXP ---- 39.2%        Windows2000 --- 25.5%        Windows98 ----  9.8%        WindowsMe ----  4.7%        Mac OS 9.2 ----  3.7%        Mac OS X -----  3.6%        UNIX系OS -----  1.2%    UA   MSIE6.0 -----  71.1%        MSIE5.5 -----  6.2%        MSIE5.2(Mac)  2.8%        Mozilla7.0 --   2.3% (Netscape含む)        Opera7.0 ----- 0.9%        その他 -----  2.6%        非視覚系 ----  0.4%   こうした結果を見ると、圧倒的にマイクロソフトユーザが多いのが分かりま  すが、他のプラットフォームやソフトウェアも少なくありません。   現在の日本のインターネットユーザの具体的な数字は分かりませんが、例え  ば3000万人と推定した場合、1%は30万人で、0.5%は15万人となります。   当サイトのターゲットユーザは、ホームページ作成に興味のある方です。そ  うした閲覧者の利用する環境は、これといって特定するものではありません。  そうした場合、マイクロソフトユーザだけに偏ったページ作成というわけには  いかないのです。   あなたが作成するページは誰が見るのでしょう?  これがアクセシビリティの骨子です。マイクロソフトユーザは圧倒的ですが、  そうではない閲覧者も決して少なくないのです。   アクセシビリティは、閲覧者の環境に依存することなく Webページが提供す  る情報の同一性を、わけへだてなく提供するという試みです。 ◆アクセシビリティを提供するフォーム  具体的な例示を見ながら、実際にどのようにすれば、アクセシブルなフォーム を構築できるのか、その課題について探ってみます。  ■入力情報の注意点  フォーム内の入力フィールドを作成する場合、その入力フィールドが何を求め  ているのかを明示することは当たり前です。   例えば、    お名前: (      ) メールアドレス: (        )   このような表示では、名前やメールアドレスの入力が「任意」であると理解  されがちです。つまり、入力しなくてもよい、と判断されてしまいます。   名前やメールアドレスが必要ない場合にはかまいませんが、その場合にも、  何らかのメッセージが欲しいものです。    お名前(必須):全角     (         )    メールアドレス(任意):半角 (         )    入力項目が「必須」か「任意」なのかを判断する材料としての記載があれ  ば、閲覧者側で理解できるでしょう。無用な入力を避けたいのが閲覧者の心情  です。また、入力文字が半角なのか、全角漢字なのかも区別できるようになれ  ば、閲覧者が迷うことがなくなります。  ■入力フィールドの構造化  前回のフォームのHTMLでは、以下のように記述しました。   

   お名前:     メールアドレス:   

  この入力フィールドでは、1つの段落の中で2つの入力欄があります。視覚  系ブラウザでは、「お名前」と書いてある右隣に入力フィールドが表示されま  す。つまり、「お名前」と書いてあるすぐそばに入力フィールドがあるため、  閲覧者はそこが「名前」の入力欄と判断するわけです。   しかし、この記述は入力フィールドが「構造化」されているわけではありま  せん。たまたまそばに入力欄があるに過ぎません。もし入力項目のラベルと入  力フィールドをテーブルなどのように異なるブロックで表現した場合、非視覚  系ブラウザのユーザはその関連付けができなくなる恐れがあります。   大変ありがたいことに、HTML4.01では、入力項目のラベルを構造化する機能  を持っています。   

  

  label要素を異なるブロックで利用する場合には、for属性を利用します。  for属性の値は IDREFとなります。      このようにして、入力項目のラベルと実際の入力フィールドを関連付けるこ  とによって、入力フィールド全体を構造化します。  ■入力フィールドの文字サイズ  通常 Webブラウザは、文字のサイズが指定されていなければ(あるいは文字サ  イズの指定を相対値で設定していた場合)、閲覧者側で自由に文字の大きさを  決めることができます。   ところが、一部の視覚系ブラウザでは、入力フィールドの文字サイズを変え  ることができません。高齢者にとっては非常に辛くなります。   そこで、form要素にスタイルシートで以下のように設定してください。      あるいは、    form { font-size: 1em }   こうすることで、閲覧者側で入力フィールドの文字サイズを自由に変更する  ことが可能になり、アクセシブルな環境を提供することができます。  ■メニュー項目のグループ化  select要素で配置するプルダウンメニューでは、そのメニュー項目に応じたグ  ループ化を行うことで、数の多いメニューの「まとまり」を明示して、閲覧者  に優しく提供します。   HTML4.01では、メニュー項目をグループ化する optgroup要素が定義されてい  ます。せっかくの要素型なので、使わない手はありません。     ■入力フィールドのグループ化  各入力フィールドを、その性質に合わせてグループ化し、閲覧者に視覚的なフ  ォームの構造化を提供します。   HTML4.01では、いくつかの入力フィールドをまとめる要素と、そのグループ  化したラベルを表示する要素が用意されています。    fieldset 入力フィールドの各オブジェクトをグループ化する    legend グループ化した各オブジェクトのラベルを提供する  入力フィールドの集まりをグループ化し、その表題をつけることによって、閲  覧者は直感的に、その内容を把握することが出来ます。  ■マウスが使えない環境のために  目が不自由な人や肢体不全の方は、マウスが操作できません。点字や音声、あ  るいは一部のテキストブラウザでは、基本的な操作をキーボードから行います。   そのとき、各入力フィールドにアクセスできないとしたら、作者も閲覧者に  とっても悲劇としか言いようがありません。   そうした閲覧者にも容易に入力フィールドを移動できるようにするのが、ア  クセスキーで、HTML4.01では、accesskey属性が定義されています。   また、アクセスキー以外にもタブキーのみの操作でも、入力フィールドを容  易に移動できる tabindex属性という機能もあります。  ○accesskey="任意の1文字"  例えば、名前の入力欄では nキーを利用するとか、入力フィールドのラベルに  関連した文字を選びましょう。または、そばにアクセスキーをあらわす文字を  表示しておくといいかもしれません。  ○tabindex="0〜32767の間のいずれかの数値"  タブキーを入力の順に数値を指定しておけば、閲覧者は単にタブキーを操作す  るだけで、入力フィールドを移動できます。 ◆アクセシブルなフォームの作成  さて、それぞれの入力フィールドに関するアクセシビリティについて述べまし た。そうした機能を利用しながら、誰でも、どんな環境でも正しくフォームの内 容が伝わるHTMLを作成します。 アクセシブルなフォーム/初心者のためのホームページ作り

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 サンプルフォームの実行結果  http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_82-1.html ◆解説  フォームに関連したスタイルシートと、HTML構文について解説します。 ■form, input, textarea, select { font-size: 1em }  form、input、textarea、select の各要素で配置される入力フィールドの文字  サイズを指定しています。1em は具体的な大きさではなく、閲覧者が利用して  いる文字の標準の大きさの M の大きさで表現します。   そのため、実際の大きさは閲覧者のブラウザに依存します。これによって閲  覧者は、文字の大きさを自由に変更することが可能です。 ■fieldset { padding: 1em }  入力フィールドをグループ化する要素の内側に、1文字分の余白を設定しまし  た。この要素で描かれる枠線が、入力フィールドとくっつきすぎないための視  覚的な効果を狙っています。 ■div { margin: 1ex }  フォーム内で配置される汎用的なブロックレベル要素の余白を、x という文字  の大きさの幅で設定しています。 ■span { padding-right: 0.5em; text-decoration: underline;      font-style: italic }  この要素に囲まれる文字を、下線表示と斜体で表現します。また、この要素の  右側には、1文字の半分の幅の余白を持たせています。 ■  フォームを定義しています。 action属性の値を「#」としたのは、このフォー  ムの送信先を指定できないため、とりあえず擬似的な送信先としました。   このため、このフォームのデータはどこにも送信されません。実際には、デ  ータを処理するためのプログラムなどが送信先に当てられます。   action属性は、form要素内で必須の属性となります。 ■
 この範囲に囲まれた各入力フィールドを1つの括りとしてグループ化します。  一般的な視覚系ブラウザでは、枠線を表示してグループであることを明示しま  す。なお、この要素を利用する場合には、以下に示す legend要素を使ってラベ  ルを用意します。 ■個人情報  fieldset要素でグループ化を定義したときに、そのグループのラベルを提供し  ます。一般的な視覚系ブラウザでは、枠線上にラベルを表示します。 ■
 form要素内で配置する各入力フィールドは、必ずブロックレベル要素内で配置  しなければなりません。そのため、ここでは汎用的に利用する div要素で入力  フィールドを囲みました。   なお div要素は、特に意味を持っていません。単純なブロックレベル要素と  して定義されているだけです。インラインレベル要素では、span要素が汎用的  に利用できるものとして定義されています。 ■  入力フィールドにラベルを提供し、ラベルと入力フィールドの一体的な構造化  を明示しています。この要素の範囲に各種の入力フィールドを配置しますが、  この要素を入れ子に使うことは禁止されています。 ■N  アクセスキーの文字を提示しています。span要素は意味を持たない汎用的に利  用できるインラインレベル要素です。 ■  テキスト入力用のフィールドを提供しています。name属性で指定した名前は、  データが送信されるときに、データと対になって送られます。   なお value属性の値が空になっているのは、入力フィールド何に何も表示さ  せたくない場合に "" とします。何らかの文字列を記述すると、その値そのも  のが初期値として、入力フィールド内に表示されます。   ここでは、閲覧者に入力してもらうので、データの値を最初から空にしてお  くように設定しました。   この要素は、終了タグを持たない空(エンプティ)要素となっています。そ  のため XHTMLでは、行末に半角スペースを置いて /> と記述します。   タブキーは1番目にしていますので、最初にタブキーを押したときにこの入  力フィールドが選択されます。なお、一般的な視覚系ブラウザではサポート対  象外です。   アクセスキーは入力の内容から n としました。名前の n です。 ■  ラジオボタン形式の入力フィールドです。ラジオボタンは、1つのフォーム内  では、1つしか選択することができない排他的入力フィールドです。複数の入  力を受け付けたい場合には、type属性で checkbox を指定します。   value属性に指定されている値 man は、データ送信の際、データと一緒に送  られます。 ■  type属性が submit とした場合、一般的な視覚系ブラウザではボタン形式で表  示され、データ送信の際に利用します。また value属性で指定されたテキスト  がボタンに表示されます。 ■  type属性が reset の場合、入力したデータを初期化し元の状態にします。  一般的な視覚系ブラウザではボタン形式で表示され value属性で指定したテキ  ストがボタンに表示されます。 ◆まとめ  今回は、アクセシビリティに重点を置いてフォームを作成しました。前回作成  したフォームと見比べてみるといいでしょう。   基本的には、見た目は大きく変ることはありません。特に視覚系ブラウザで  見たときには、その変化に気づかない場合があるでしょう。しかし、障害を持  つ人たちや、グラフィック・ユーザーインターフェイスが使えない環境の人た  ちが利用する非視覚系ブラウザでは、フォームそのものがまったく異なるレン  ダリングとなるでしょう。   ほんの少しの手間をかけることで、閲覧者の環境に依存しない「優しい」フ  ォームを提供することができます。HTMLを覚えるとき、こうしたアクセシビリ  ティにも関心を持ってください。   多くの作者が、ユニバーサル・デザインを心がけることで、インターネット  の有用性は、さらに飛躍することになることは間違いありません。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Tips マウスが使えない環境のために  accesskey属性  マウスが使えない環境の閲覧者にとって、アクセスキーは非常にありがたいも  のです。この属性は、単にフォームで利用する以外に、各ナビゲーションを構  成するリンクにも利用できます。   アクセスキーの利用は、環境によって異なりますが、Windows では altキー  と同時に押して使います。また、Macintoshでは、controlキーを一緒押して使  います。ただし、利用するブラウザ銘柄によって微妙に異なります。 ◆Tips RESET(取消)ボタンは必要か?  せっかく時間をかけて入力したフォームのデータを、誤って「取消」ボタンを  押してしまった経験はありませんか?   そんな時、もう一度同じことを入力しようという気がうせてしまいます。何  とも歯がゆい思いになり気が沈んでしまうものです。そう考えると、はたして  「取消」ボタンは必要なんだろうかという疑問が湧きます。   入力中に気が変わってデータ送信したくない場合には、ページを閉じるかあ  るいは他のページに移動する、修正する個所があった場合には、入力フィール  ドに戻ってもう一度書き直す、という操作をすればいいだけのことです。   その意味で深く考えた場合、「取消ボタンの必要性はない」という結論に至  ります。さて、皆さんはどのようにお考えになりますか? ご意見をお聞かせ  ください。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第3回) セレクタ  スタイルシートを適用する相手先が「セレクタ」です。前回説明したとおり、 スタイルシートはセレクタと、属性と値を含んだ「宣言部」から成り立っていま す。今回の CSS講座は、その「セレクタ」に特化して詳しく解説します。  ■基本的なセレクタ  一般的に最も多く利用されているのが、要素名をセレクタとしている場合です。  要素名をセレクタとするのが、最も基本的な形です。   p { color: #000000 }   これは、段落を定義する p要素に直接スタイルシートを指定するものです。  ただし、スタイルシートを適用できない要素型があります。特にヘッダ部で配  置する要素型の多くが、スタイルシートに適用できません。   適用できる要素は、body要素を含め、body要素内で配置される要素に限りま  すので注意してください。   リンキング方式(外部スタイルシート方式)や、エンベッド方式(ヘッダ部  で配置するスタイルシート)で、セレクタに特定の要素を指定した場合、その  ページすべてで、その特定された要素にスタイルシートが適用されます。   しかし、ある部分の段落では文字色を黒に、ある部分では白にしたいという  要求があった場合に、セレクタの内容を変えることで解決します。(後述)  ■複数の要素に同じスタイルシートを適用させる  セレクタに要素をカンマで区切ることにより、複数の要素に同じスタイルシー  トを指定することが出来ます。   h1, p, div { color: #000000 }  ■すべての要素に同じスタイルを適用させる  body要素内で配置されるすべての要素に一括して同じスタイルシートを指定す  る場合には、セレクタに「アスタリスク「*」を記述します。   * { color: #000000 }  ■要素の相関関係によるスタイルシート その1  ある要素が、単独では何もスタイルシートは適用されないけど、ある要素との  組み合わせで利用することによって、初めてスタイルシートが適用されるセレ  クタの利用法があります。   p em { color: #ff0000 }   このスタイルシートは、文字を強調する em要素が、p要素の中で配置された  ときにスタイルシートが適用されます。当然、他の要素内で配置されたときに  は、何も変化がありません。セレクタにセレクタを組み合わせた非常に便利な  セレクタです。2つの要素は半角スペースで区切ります。  ■要素の相関関係によるスタイルシート その2  特手の要素に配置された直後の要素に適用するセレクタです。つまり、ある特  定の親要素内で配置される要素の前後関係で指定するものです。   body > h1 { color: #ff0000 }   これは、ある要素が、ある特定の要素内で配置されたとき、その場合の要素  のみにスタイルを適用する方法です。「その1」で定義されていすセレクタの  組み合わせによく似ています。   ここでは、body要素という親要素の中では位置された場合にのみ、h1という  見出し要素の文字色を変えるスタイルシートです。このセレクタを解釈する視  覚系ブラウザが限られているのは残念です。  ■要素の相関関係によるスタイルシート その3  ある特定の要素に配置される子要素にのみ適用されるセレクタです。なお、こ  れは、「その1」で掲げたものと同じ意味を持ちますが、扱いが違います。    h1 + h2 { color: #ff0000 }   これは、親要素が body要素内に直接は位置されたとき、同じ body要素に配  置された h1要素の直後の h2要素のみに適用されるセレクタです。そのため、  2番目以降に配置された h2要素には適用されません。   このセレクタを実装している視覚系ブラウザが眼底されています。もっとも  利用頻度の高い MSIE では不可となっています。  ■クラスセレクタ  セレクタにクラス名を設定するスタイルシートの手法は、「識別子セレクタ」  と並んで、非常にポピュラーなセレクタです。   セレクタ名は任意に指定することが出来ます。  ○クラスセレクタ:その1   要素名+ピリオド+クラス名  p.black { color: #000000 }   この設定は p要素にクラス名を設けてスタイルシートを指定する方法です。    このスタイルシートを利用するために、HTMLでは以下のように記述します。    

この部分のテキストは黒色になる

  適用する要素に、汎用属性の class属性を使って、その要素内容にスタイル   シートを適用させます。  ○クラスセレクタ その2   ピリオド+クラス名   .black { color: #000000 }    この場合には、要素名が指定されていません。単にセレクタにクラスを設    定しただけです。     このような場合、それを適用する要素は何でも可能です。その要素に、    class属性で指定するだけで、スタイルシートが適用されます。     この部分のテキストは黒色になる     
この部分のテキストも黒色になる
   クラスの設定で要素名を指定しなければ、ほとんどの要素に適用すること    ができる「汎用的なセレクタ」になります。  ■識別子セレクタ  ここで言う識別子とは、「ID」を意味します。つまり、ID型のセレクトという  ことで理解してください。IDの識別子は、任意に設定することができます。  ○IDセレクタ その1   要素名+ハッシュマーク+識別子  p#black { color: #000000 }   この設定方法は p要素にハッシュマーク「#」をつけて識別子を blackとし   ています。このスタイルシートを利用するため、HTMLは以下のように記述し   ます。    

この部分のテキストは黒色になる

  IDに伴う識別子は、自由に命名できますが、クラスセレクタと異なり、1つ   のページで、たった1回しか使用することができません。同じ識別子を持つ   要素に利用することができませんので注意してください。    なお、クラスセレクタはいくらでも利用することができます。  ○IDセレクタ その2   ハッシュマーク+識別子  #black { color: #000000 }   この設定は、特定の要素を指定しないで識別子セレクタを設定しています。    この場合、ほとんどの要素に適用できます。ただし、利用できる回数はそ  のページで、たったの1回だけとなります。2回以上を使用することができま  せん。識別子は、IDであるために1度しか利用できないのです。 ◆まとめ  スタイルシートの適用先(対象となる要素)を決めるセレクタでも、ここで解 説したとおり、設定方法によって実に多様に変化します。  こうしたセレクタを自由に利用することで、同じ対象の要素でも、ずいぶん違 う表現が可能になり、ページを彩ることができます。  次回から、実際のスタイルシートを実現する属性と、その値について解説しま す。属性には、テキスト、色、画像、枠線、サイズ、位置など非常に細かな設定 方法が定義されています。これから面白くなると思います。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML、XHTML 属性の解説(第9回)--- summary属性  テーブルを定義する table要素の属性で、表組の内容を端的に表わします。  ■summary属性 テーブルの内容を示す  DTD:    すべての文書型定義で利用可能  属性値:  テキスト  記述法:  
お名前:
 関連要素: table  XHTMLの制限:特にありません。   summary属性は、非視覚系ブラウザなどの閲覧者に、テーブルで表現されるコ  ンテンツの内容を、手短に説明したテキストで表わします。   視覚系ブラウザでは、テーブルに組み込まれたコンテンツの表現が苦手とさ  れています。テーブルをアクセイシブルにする手法は、他にもたくさんありま  すが、この属性では基本的なテーブルの「概要」を説明します。   なお、一般的な視覚系ブラウザでは、この属性はサポートされていません。  ですが、閲覧者の環境を考慮するならば、テーブルには必ず summary属性を利  用するように心がけましょう。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆更新情報  PHP (PHP-Hypertext Preprocessor) 関するページを追加しました。 比較的簡単に Webアプリケーションを開発できる PHPは最近人気が急上昇し、多 くの商用サイトでも使われています。また、プロバイダ側もサポートを開始して いるとことがチラホラ見られ、ますます PHPの関心が高まっています。  なお、PHP関数リファレンスは未完となっています。関数は 1000あまりも定義 されていますので、全部を掲載するのは相当の時間を要します。できあがったも のから順次掲載します。ご了承ください。  PHP入門 http://www.scollabo.com/banban/php/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_082.html  次回は久しぶりに、JavaScript講座を中心として、1月30日に配信を予定して  います。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  今日は「電子メールの日:123=いいふみ」だそうで、1994年、当時の日本電子 メール協議会(JEMA・現Eジャパン協議会)が制定して、丁度今年で10年目に当 たります。そう考えると、以外に電子メールの歴史が浅いような気がします。  今では携帯電話を含めて電子メールの利用は、すっかり生活に定着した感があ ります。このメールマガジンも、電子メールという仕組みで皆さんに送信されて いるわけで、お互いにその享受に預かっているといえます。  最近はウィルスやスパムメールが断りもなく送りつけられて、その被害が深刻 になっています。電子メールという言葉と同時に「セキュリティ」という言葉も すっかり定着してきた今日この頃です。  Eジャパン協議会の Webサイト : http://www.ejf.gr.jp/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい ただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 初心者のためのホームページ作り_81.txt100666 0 0 62042 10013576000 15666                   毎週金曜日配信 What's New 2004/1/16 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   ┏┏┏┏  初心者のためのホームページ作り/Web for beginner   ┏┏┏       http://www.scollabo.com/banban/   ┏┏   ┏             <第81号>               banban@scollabo.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的 な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。  当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう になります。   今週のコンテンツ ■ Webデザイン 第25回 --- 引用と盗用    ■ HTML講座 第25回 --- フォーム その1    ■ CSS講座 第2回 --- スタイルシートのお約束    ■ 属性の解説(第8回) --- tabindex属性 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Webデザイン(第25回) 引用と盗用  ホームページを作成する上で、コンテンツは何よりも先に優先されます。その 内容が何であれ、ページの主体はコンテンツです。  例えば「猫」を扱ったページを作成しようとした場合、猫の習性や生態はかな り重要な部分にあたります。そういった詳しい情報を最初から持つ人は極めて少 ないのが一般的です。そこで、図書館などで調べることになります。  ここで問題となるのが著作権です。図書館で調べた内容に、有益で有用な情報 を発見し、その文章をノートに書きとめたとしても、その時点では著作権の侵害 にはあたりません。その内容をあたかも自分自身が作成したように掲載すること が法的な問題となります。  恐らく、多分、どのような著作でも「猫の習性」や「猫の生態」などは、似た ような内容となっていることでしょう。猫が本によってその生態が大きく変わる わけではありません。猫を飼った人なら思い当たる点もあるでしょう。  著作に記されている「情報」はあくまで参考に過ぎません。しかしながら、そ れを猫の観察の中からどのように実態を確かめるのかを調べるのは大変なことに 違いありません。  コンテンツの作成とは、何もないところから生まれるわけではありません。  猫と付き合い、猫を理解し、自分なりに観察した結果としてコンテンツは成り 立ちます。その上で、先の著作は、その結果の確認となるはずです。そうすれば 確実に自分なりのコンテンツが作れることになるでしょう。  ■引用  全部そっくりコピーして掲載することは「引用」とはなりません。犯罪です。  引用については、著作権法第32条「引用」として以下のように規定されていま  す。   「公表された著作物は,引用して利用することができる。この場合において  その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その  他の引用の目的上正当な範囲で行なわれるものでなければならない。」  (著作権法第32条第1項)  つまり、  (1)他人の著作物を引用する必然性があること。  (2)かぎ括弧をつけるなど、自分の著作物と引用部分とが区別されていること。  (3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること。  (4)引用部分の出所の明示がなされていること。  上記の(1)〜(4)を満たしてる場合に「引用」と認められ、その場合は、「著作  権者に許諾を得ることなく利用できる」ということになります。   ただし、マナーとして著作権者にあらかじめ引用として利用する旨の連絡を  することは、不必要な争いを引き起こさないためにも、しておいた方がいいで  しょう。  ■盗用(盗作)  盗用とは、まさに泥棒と同じです。何も断りもなく、他人の著作物を自分が作  ったような振る舞いは許されていません。   著作権は、公開された時点で発生し、決してその著作権を放棄することがで  きません。   インターネットに限らず、盗用はどのようなシーンでも犯罪です。法を犯す  コンテンツの作成は、その文脈から、整合性が認められずギクシャクし、きっ  と破綻します。   どんな拙い言葉であっても、自分でコンテンツを作成することに意義があり  ます。著作者の制作時の労苦を報いるためにも、盗用などという破廉恥な真似  は避けなくてはなりません。   (社団法人)日本新聞協会 ネットワーク上の著作権について   http://www.pressnet.or.jp/info/kenk19971100.htm                        (第26回 リンクにつづく) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML講座 (第25回) フォーム  HTMLでは、閲覧者からの入力を受け付けるためのフォーム要素が提供されてい ます。質問や意見、アンケートなどや、通販サイトでは決済の画面などで幅広く 利用されています。  ■フォームの問題点  HTMLでフォームを作成し、閲覧者ら入力を受け付けたとしても、そのデータが  正しく送信される仕組みは提供されていません。   HTMLでは、あくまで入力画面を作成するための機能を提供するだけにとどま  っています。データを送信する仕組みの多くは CGIというサーバ内の別のプロ  グラムに受け渡され、そこで処理されるのが一般的です。   CGIについて詳しく解説しませんが、データ処理用の別のプログラムが必要  であるということです。プログラムは、Perlや、PHP、C言語などで別途作成し  なければなりません。ここでは、フォームの作成だけに限定して解説します。  ■フォームを作成する準備  フォームとは、閲覧者に入力してもらうための項目やボタン、フィールドを作  成します。HTMLでは、フォームを構成する要素には、実に様々なコントロール  があります。   「質問」フォームを例に挙げて説明しましょう。   閲覧者からサイト管理者に質問を受け付ける場合、サイト管理者はどのよう  な情報が欲しいでしょうか?   もちろん質問内容は欠かせません。名前やメールアドレスを尋ねることもあ  るでしょう。職業や男女、年齢もあるかもしれません。そうした「項目」を1  つづつ整理しながら、フォーム全体を設計します。   お名前:   メールアドレス:   男: 女:   職業:   ご質問内容:   こうした項目について設計しましょう。  ■入力欄の形式  名前、メールアドレス、住所、質問内容はテキスト(普通の文字列)形式、男  か女かのどちらかは、どちらかを選べるような形式、職業はあらかじめ大枠を  設定して選択してもらう形式に設計します。  ■入力欄を設定する  HTMLでは、入力欄を示すタグに input があります。しかし単に input だけで  は、どのような形式なのか判断することができません。そこで用意されている  のが、type属性です。   input要素の属性    type : 入力形式を指定する値を記述する。         text=テキストの入力         radio=ラジオボックス         checkbox=チェックボックス         password=パスワード         button=ボタン         submit=データ送信         reset=入力したデータの取り消し   つまり、 とすれば、その入力欄はテキストを受け付け  る入力フィールドとなります。  ■データ送信の際の項目名   だけでもフォームを作成することができます。しかし、  実際にデータを送信したとき、そのデータは何を意味したデータなのか、受け  取ったときにいちいち判断しなければなりません。   ばんばん とだけのデータよりも 名前:ばんばん のほうが分かりやすい  に決まっています。そうしたデータ送信に付与する項目名を設定する属性が、  name属性です。    name属性 : 項目の名前を任意に指定する    こうすることで、データ送信のときに、  それぞれのデータの先頭に、その項目名と共に送信されます。  ■ラジオボックス  ラジオボックスとは、あらかじめ設定したフィールドの中に選択してもらうた  めの入力フィールドです。   ラジオボックスの特徴は、1つだけしか選択できません。一度に複数は選ぶ  ことができないので、男女のどちらかを選んでもらうのには都合がいいもので  す。なお、複数選択できる項目としては、チェックボックスがあります。   男 女  ■選択項目  職業欄は、あらかじめ各種の職業の大枠を決めて、ユーザに選んでもらう方式  を採用します。   主だった職業には、会社員、学生、自営業、フリーター、無職などといった  項目を想定します。そうした選択項目を表現するのが、select要素です。     ■テキスト領域  最後に、質問内容を入力する領域を作成します。質問内容は文字数の制限があ  ってはいけません。どのような内容でも、しっかり入力できる環境を提供した  いものです。   通常の input要素で示されるテキスト入力欄は、1行分しか表示してくれま  せん。それでも入力することができますが、入力しようとするユーザから見て  直感的ではありません。ここでは、textarea要素を使って、入力フィールドを  作成します。   

 サンプル実行結果  http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_81-1.html ◆解説 ■  HTML4.01厳格仕様の文書型定義(DTD)を宣言しています。   この宣言では、非推奨といわれる要素型や属性は一切使うことができません。 ■  HTMLの最上要素(ルート要素)の属性に日本語の言語コードを設定しています。   仕様書によれば、文書の内容がどこの国の言語を使用しているのかを明示的  に示さなければならないとされています。 ■

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 コンテンツの見出しを設定しています。見出しは第1から第6まであり、最初  に登場する見出しは、必ず第1見出しでなければなりません。最初に第1見出  し以外を使用することは、厳密に言えば文法違反となります。 ■  フォームを作成する場合には、必ず、form要素を使います。この要素の終了タ  グが出現する範囲がフォームを扱うコンテンツとなります。   action属性は、form要素を扱う場合の必須の属性となり、データの送信先を  記述します。そのほとんどで、データ処理をする CGIプログラムの URIを指定  するのが一般的です。ここではサンプルのため、データを送信するわけではな  いので、方便として「#」としました。   action属性の値として "mailto:メールアドレス" は未定義とされている関  係で、その動作は保証されていませんので注意してください。   method属性は、データを送信する際に、HTTPメソッドの対応を指定するもの  です。メソッドとは送信の際の処理の振る舞いを表わし、フォームはHTTPプロ  トコルを利用することから、HTTPメソッドと呼びます。   HTTPメソッドの形式は以下の2つがあります。    get : action属性で示される URIにデータが付加されて送信(デフォルト)    post: フォームのデータをそのまま送信   method属性が指定されていない場合には、自動的に get が選択されます。  なお、from要素の終了タグの省略は許されておりません。 ■

お名前:  form要素はブロックレベル要素ですが、この要素内で配置されるインラインレ  ベル要素は、さらにブロックレベル要素で囲む必要があります。   ただし、文書型定義が Transitional の場合はその限りではありません。 ■   入力フィールドを提供するのが input要素です。この要素は終了タグを持たな  い空要素となります。   入力フィールドでは様々な形式の入力欄を形成することができます。その形  式を指定するのが、type属性です。   type属性の主だった値は以下のとおりです。  text 1行のテキストフィールドを設定します。  radio  丸いボタンを設定します。ユーザが選択できるのは1つだけです。       上記HTMLでは、「男性」か「女性」のどちらかの選択になります。  checkbox チェックボックスを設定します。複数の選択が可能なボタンです。  password パスワード入力用。「*あるいは・」などに置換えて表示します。  submit 送信ボタンの設定。フォーム内容を送信する際に必要です。  reset フォーム内容を取消して初期状態に戻すリセットボタン。 file 送信するファイルを選択します。(添付ファイルとして使います)  button  汎用ボタン。value属性で設定された値がボタンに表示されます。 hidden ユーザに見せる必要のない値を送信する場合に利用します。       この場合、value属性で設定した値が送信されます。  image ボタンを画像で使用する場合に使います。   name属性はデータを送信する際に、データと組になって送信します。  データを受け取ったとき、そのデータ何なのか理解できるというわけです。   なお、テキストの入力フィールドの大きさ(長さ)はブラウザ依存となりま  す。入力フィールドの長さをあらかじめ決めておきたい場合には、size属性を  利用して、その「文字数」を指定することができます。   ただし、文字数が指定されていても、入力する文字数の制限を受けるわけで  はありません。 ■男性  入力フィールドがラジオボタンとして指定されています。ラジオボタンは複数  設定することができますが、基本的に排他的入力フィールドとなり、1つのフ  ォームでは1つだけしか入力(チェック)することができません。   これはと異なる checkbox属性(チェックボックス)では、同時に複数の入  力を受け付けることができます。入力項目を考えて選ぶようにしましょう。 ■  複数行の入力フィールドを形成するのが、textarea要素です。   rows="行数"、cols="1行の文字数" を同時に設定します。終了タグは省略  することができません。   実際の入力の際には、文字数が制限されるわけではありません。 ■  入力フィールドがボタン形式で表示され、データは form要素の action属性で  指定された URIに送信されます。   value属性で示された値は、ボタンに表示されます。 ■  入力フィールドがボタン形式で表示され、これをクリックすると入力されたす  べてのデータがリセット(初期化)されます。   このボタンも、value属性で示された値が表示されます。 ◆まとめ  フォーム形式は、このようにユーザからの入力を構成するために利用されるほ か、JavaScriptなどの入力フィールドを構成する場合に使われます。  次回は、今回作成したフォームをもとに、より「アクセシブルなフォーム」の 作成について詳しく解説する予定です。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆Tips  ■フォームで利用するメールアドレス  フォームの送信先にメールアドレスを指定するのは、先ほど述べたとおり未定  義とされています。そのため、ユーザの利用する Webブラウザによっては動作  が保証されるものではありません。   また、仮にメールアドレスを受け付けるブラウザを使用したとしても、受信  したデータが文字化けする場合も考えられます。   残念ながら安全にデータ送信を行うためのHTMLはありません。今のところ、  データ送信は CGIを利用した別のプログラムで処理します。これから先 XMLな  どの技術革新によっては、複雑な CGIプログラムを利用しなくてもデータ送信  できることが期待されています。   なお CGIについての具体的な解説に関しては、当メールマガジンの Webサイ  ト上をお読みになることをお勧めします。   CGIプログラム入門(Perl)   http://www.scollabo.com/banban/cgi/index.html   近日中に「PHP入門」を、サイト上で公開する予定です。ご期待ください。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆CSS講座(第2回) スタイルシートのお約束  スタイルシートをHTMLと共に利用するために、あらかじめ決められた約束があ ります。今回の CSS講座では、そうした決まり事について詳しく解説します。  ■スタイルシートの選択部と宣言部  スタイルシートの基本的な構成は、セレクタ(選択部)と宣言部(属性と値)  に分けられて記述します。    p { color: #000000 } 段落要素の文字色を黒色に指定   この場合、段落を定義する p要素がセレクタになります。中カッコ「{ と }」  で囲まれた範囲を宣言部と呼び、スタイルシートの属性(プロパティ)と値を  記述します。属性と値は必ずコロン「:」で区切ります。   また、宣言部で記述する属性と値は、セミコロン「;」で区切ることで、複  数設定することができます。    p { color: #000000; background: #ffffcc } 複数の設定   スタイルシートでは、セレクタの記述の仕方が多様です。記述の方法によっ  ては、全然別の要素にスタイルが適用されます。セレクタについては、講座を  進める中で詳しく解説します。   なお、宣言部で記述する属性と値の前後に空白(半角に限る)文字を任意に  いくつでも書き込むことができます。見やすいスタイルシートを作成しておく  と、後々のメンテナンスが容易です。全角の空白文字を入れた場合には、スタ  イルシートが正しく適用できない場合がありますので注意してください。  ■HTMLの記述法  スタイルシートをHTMLに反映させるためには、以下の3つの方法があります。  1.インライン方式    HTMLの要素に、style属性を利用して記述する方法。    例: 

    この方法は、直接HTML文中で記述します。スタイルシートが適用される    のは、その属性が記述された要素のみで、他の同じ要素型には適用されま    せん。     この場合のセレクタは p要素となり、styel="〜" で囲まれた範囲が宣    言部になります。  2.エンベッド方式    スタイルシートの記述をヘッダ部で style要素を使う方法。    例:      この方法は、そのページ全体の指定された要素に適用されます。    コメントで囲まなければならない理由は、スタイルシート未実装のブラウ    ザでスタイルシートの記述が表示されてしまう事故を防ぐための処置で、    エンベッド方式を採用する場合には、必ずコメントで囲むようにしてくだ    さい。  3.リンキング方式    外部スタイルシート文書を、HTMLに読み込ませる方法。    基本的には、ヘッダ部で link要素を利用して読み込ませます。    例:      この方法は、複数のページに適用させることが可能で、1つのスタイル    シート文書を複数のページで再現させます。メンテナンスが比較的安易な    ので、利用されている制作者も多いようです。   どの方式を利用するのかは、作者の考え方次第です。ただ、インライン方式  では、やむをえない事情により採用し、基本的なスタイルシートをエンベッド  方式、あるいはリンキング方式にするのが一般的でしょう。  ■スタイルシートの記述法  基本的にスタイルシートは、大文字と小文字の区別をしません。HTMLのタグや  属性で扱われるのと同じです。ただし、セレクタに名前がついた場合には、厳  密には大文字と小文字を区別します。これについても、講座を進める中で詳し  く解説します。   基本的なスタイルシートの記述法は以下のとおりです。   1.インライン方式     

     これは、段落要素のテキストを強調して表示させている記法です。     インライン方式では、要素の属性として style属性を利用してスタイル     シートの中身を記述します。       font-weight: スタイルシートのプロパティ(属性)       bold スタイルシートの値      スタイルシートは、このように属性と値を1組にして記述します。     属性の後には必ずコロン「:」で区切らなければなりません。   2.エンベッド、及びリンキング方式      p { font-weight: bold }       これは、要素を特定し { と } で囲んだ中に、属性と値を組にして      スタイルシートを記述します。  ■スタイルシートの優先順位  スタイルシートの実装をインライン、エンベッド、リンキング方式すべてを利  用した場合、それぞれが異なるセレクタで設定していれば問題ないのですが、  同じセレクタに設定した場合には、インライン方式が最も優先されます。   次いで、エンベッド方式が優先され、リンキング方式の優先順位は、一番最  後になります。   ただし、ユーザエージェント側で「ユーザスタイルシート」を適用していた  場合には、作者側のすべてのスタイルシートが無視されることがあります。  ■コメント  エンベッド方式やリンキング方式で作成するスタイルシートには、コメントを  挿入することができます。   コメントは、 /* 〜 */ の範囲で書きます。    /* ここにコメントを書くことができます。 */   基本的にコメントは無視されますので、自由にいくつでも書き込むことが可  能です。何らかのマークやメモを残すときに便利でしょう。  次回は、「セレクタ」について、その応用などを含めて詳しく解説します。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆HTML、XHTML 属性の解説(第8回)--- tabindex属性  マウスが使えない環境では、キーボードからの入力で操作しなければなりませ ん。そうした環境のためにナビゲーションやフォームの入力フィールドの選択を サポートするのが、tabindex属性です。  ■tabindex属性 ナビゲーションや入力フィールドなどのコントロールをタ          ブキーによってフォーカスさせる  DTD:    すべての文書型定義で利用可能  属性値:  数値(0〜32767の間のいずれかの数値)  記述法:    関連要素: a、area、button、input、object、object、select、textarea  XHTMLの制限:特にありません。  フォームなどの入力フィールドを形成するとき、ユーザ環境の立場からこの属  性を使ったアクセス性の向上(アクセシビリティ)を構築することは非常に意  味のある重要な役目があります。   ユニバーサルなデザインを達成する上で、tabindex属性を利用するように心  がけましょう。なお、ナビゲーションには、この属性よりも accesskey属性の  方が有用と思います。   設定した数値は、数値の値が低い順にタブキーがフォーカスされます。もし  同じ数値が設定された場合には、先に指定された部分にフォーカスされます。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 今回はここまで、ではでは・・ 今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。 Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。  (今週のおさらい)   http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_081.html  次回(第82号)は、1月23日に配信を予定しています。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com  なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると 思います。  ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。 お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて くれると思います。 発行者 ばんばん 協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/ 配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000090196)  誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。 バックナンバー こちらで公開しています。 プレーンテキスト http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html 各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/ アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196 配信の変更・中止はこちらです。 個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か ります。 当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ <えでぃた〜ず・る〜む>  仕事で作成する文書で、日付を書くことが多々ありますが、年が明けたという のに、未だに「2003」としてしまうことがあります。まして「平成16年」になっ ているとは、これっぽちも気づきませんでした。  この頃になって、「2004」という書き方が様になってきています。特に最近は コンピュータで文書を作成することが当たり前になっていますが、指の動きがど うしても「2003」と自然に動いてしまうんですよねぇ。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ◆著作権について 個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。  なお、記事中のスタイルシート、HTMLをご自分のページ作成に自由に使ってい ただいても差し支えありません。   Copyright(C) 2002-2004 www.scollabo.com/banban/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□