CGIプログラムを書く言語として、Perlを使用することは最初に述べましたが、もう少し詳しく解説します。また、他のプログラミング言語についても触れておきます。
■ Perl言語が人気なのは何故?
Perl(パール:Practical Extraction and Report Language)とは、1986年にラリー・ウォール氏(Larry Wall)によって開発されたプログラミング言語です。スクリプトとプログラムとの違いを厳密に定義することは難しいものなので、本講座では、
JavaScript をスクリプト、CGIについてはプログラムと呼ぶことにしました。
Perlが人気を示す理由としては下記の通りです。
- ほとんどのプロバイダでサポートされている
- テキスト処理が強力なので CGI に向いている
- フリーのために誰でも入手でき、手軽にはじめられる
- インタープリタ言語のためにコンパイルする必要がない
そのほかにもいろいろと利点がありますが、なにしろ一番目の「ほとんどのプロバイダがサポートしている」が、人気を呼ぶ理由ではないかと思います。しかし、perlにも欠点があります。その理由として
- 記号が多く、言語としてのソースコードが難解である
- インタープリタ型なので、大量のデータを扱うと途端に処理速度が落ちる
- 変数の型が読み取りにくく、また変数を宣言しなくても利用できるため、入力ミスした場合のデバッグが大変である。
■ C/C++ オブジェクト指向のプログラミング言語
C/C++ は世界で最も多く利用されているプログラミング言語で、あらゆるシーンで使われています。ただし、この言語はコンパイル(CPUが判読可能なコード変換)作業をして実行ファイルを作らなければなりません。
特徴として、
- 実行プログラムの処理速度が極めて速い
- Perl言語に比べると、ソースコードが読みやすい
また、欠点として
- プロバイダがコンパイルを許可してくれないことが多い
- テキスト処理が貧弱
などが挙げられます。
■ PHP データベースとの連携に優れる
PHP (HyperText Preprocessor)はCGIプログラム作成用の言語として新たに開発されたものです。この言語は、PHP Groupからオープンソースソフトウェアとして公開されています。
PHP はデータベース関連の機能が充実しているのが特徴です。Perl や C/C++ で作るプログラムはHTML文書から独立して外部に置かれますが、PHP は少し変わっていて、HTML文書中に <?php 〜?> というような処理命令を埋め込んでプログラムを記述します。
現在、急激にPHPの人気が高まり、多くの企業で採用されていますが、まだ対応しているプロバイダが少ないため一般化するには時間が必要でしょう。
なお、PHPに関する詳細は、PHP入門 を参照してください。
■ ASP Windows環境のCGIプログラム
ASP (Active Sever Pages)は、JavaScriptや VBScriptなどのスクリプト言語、ActiveXコンポーネント をWebサーバ上で動かすことのできる仕組みのことです。
通常、HTMLファイル内に記述したスクリプトは、ブラウザで実行されますが、ASPを利用するとWebサーバー側で実行させることが可能になります。これはスクリプトをCGIプログラムとして作動させられるということを意味しています。
ただし、当然このASPもプロバイダが対応している必要があり、しか もASPを利用できるのは Microsoft の Windowsサーバでないと動きません。そのため ASPは企業ユーザがイントラネットとして使われることが多いようで、一般的ではありません。

初版更新日 2002/7/21 最新更新日 2004/1/12
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