LPIC・LinuC – エンジニアの入り口 https://eng-entrance.com 「エンジニアの入り口」は、プログラミング入門やエンジニアリング入門の知識が満載の初心者のための勉強サイトです。プログラミングやサーバ、ネットワークの基礎知識や勉強方法を習得できます。 Thu, 09 Jun 2022 07:42:56 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.2.19 14日間でLPIC202に合格するための対策法 https://eng-entrance.com/lpic202 https://eng-entrance.com/lpic202#respond Fri, 17 Jun 2016 01:02:15 +0000 http://eng-entrance.com/?p=1020 このページを読んでいるということは、既にLPICLevel1を取得し、LPIC201も合格している方だろうか?

いよいよLPIC202だ。ここからはサーバ構築について問われることになる。難易度も一段上がる。

サーバ構築というと難しく聞こえるが、本質は「仕組みと規則通りにアプリケーションをきちんと設定する」という事だ。つまり仕組み、規則、設定方法を覚えれば、サーバ自体は構築できる。

また意外に一つ一つのサーバは、やる事がみえればシンプルだ。落ちついて取り組めば、理解できる。

このページではLPIC202に14日間で受かる方法をまとめている。スケジュール管理の参考にしてほしい。

LPIC202の基礎を理解する

LPIC202とは?

LPIC202はLPICLevel2で受験する試験の一つだ。

LPICLevel2を取得するにはLPIC201とLPIC202両方の試験に合格する必要がある。

LPIC201に2週間で受かる対策法

LPIC202はサーバ構築管理が主な出題範囲だ。出題範囲の詳細は後に記述するが、DNSサーバ、Webサーバ、ファイルサーバ、DHCPサーバ、メールサーバなどである。

といっても実際に実技試験があるわけではない、あくまで知識量が試されることになる。

LPIC201とLPIC202どちらを先に受けるべきか?

もしLPICLevel2を取得するにあたって、LPIC202を先に受験しようとしているのならば、その前にLPIC201を受験することをお勧めする。

資格取得という意味ではLPIC202を先に取得しても問題ない。しかしLPIC202はこれまでのLPIC101から201までの試験とは、大きく内容が異なる。だからこそ、LPIC201まで先に取って、切り替えてから202に挑むべきだ。

LPIC201まではコマンド単体を打ちこむ事が多かったと思うが、LPIC202は模擬的にサーバを構築、動作を確認する。まずはLinuxオペレーションにキッチリと慣れてから、サーバ構築に移ってもらいたい。

LPIC試験はよく体系化されている、順番に受験していった方が自然に技術が身につくのは間違いないだろう。

受験の前提は?

LPICは下位の資格を合格していないと資格認定がなされない。つまりLPIC Level1の合格が前提条件である。ただし先にも記述したがLPIC Level2取得のための201、202の受験順番は問われない。

ほか技術的な面で言えばLinuxのオペレーション基礎がこなせると言ったところだ。特にX Window Systemを使わないCUIでのオペレーションが求められる。またvi系エディタの基礎操作が求められる。

なぜviなのか? サーバは基本的に余分なパッケージをインストールしないことが前提だからだ。必然的に設定ファイルをviで編集することになる。この機会にviの扱い方を体で覚えよう。

LPIC資格における有意性の証明

LPICには有意性がもうけられている、これは変化の激しいLinuxというものに対して、最新の技術に対応した技術者であることを証明するための措置だ。

あなたは、すでにLPICLevel1を取得しているはずだ、LPIメンバーズエリアの受験者様マイページに受験履歴、認定履歴などが表記されている。認定履歴には認定資格、認定日、認定コード、ステータス、有意性の期限などが表記されている。この有意性の期限の項目に記載されている日時をすぎるとステータスが「Active」から「InActive」になる。「Active」を保つには、期限内に同等の試験を受け直すか、上位の試験を取得しなければならない。

なお「InActive」を「Active」に戻すにはLevel1から再度受験しなおす必要がある。時間的、金銭的にも、または技術向上のためにも「Active」のうちに上位資格を取ってしまうべきだ。

LPIC202の受験費用は?

受験費用はこれまでのLPIC試験同じく、1,5000円(税抜)だ。決して安くはないが、LPIC202の価値を考えると決して高い額ではない。企業面接などでも何も持たずに「Linuxを扱えます」と言うよりも「LPIC Level2を取得しています」と言うほうが、明確な説得力がある。

実際リスキルテクノロジーの経験的にもLPIC Level2を持っている人であれば未経験からでもすんなり企業に就職しているイメージが強い。LPIC Level1だけでも武器になるが、より強力な武器になるだろう。

LPIC Level1を含めると計60,000円(税別)となる、国家試験に比べて高いので、一発で受かりたい。

受験費用は、クレジットカードでの前払いだ。

キャンセルは1日前まで受け付けてくれる。予定が合わなくなったら、キャンセルや変更は可能だ。

試験実施方式

ここまでの試験と変化はなくCBT形式だ。ピアソンUVEで試験会場と試験日程を予約、受験する流れとなる。テスト会場へ私物の持ち込みは禁止されている、持ち込めるものは、試験官から渡される、ペンとホワイトボードだけだ。

一度不合格になっても、翌日から起算して7日後から再度受けることが可能だ、3度目の受験からは30日空ける必要がある。

LPIC202の合格点

いままで通りだ。

得点範囲は200~800点だ。そのうち500点に達すれば合格となる。具体的には出題数は60問前後で、合格点は約65%以上つまり40問正解することが出来れば合格だ。

試験時間

試験時間は90分だ。

LPIC Level1を受験したときに実感したと思うが、時間が足りなくなることはまずない。ケアレスミスをしないよう、落ちついて、一問一問、問題の意図を汲み取り、確実に解いてゆこう。

一通り解き終わったら、かならず見直しをしよう、注意していても、問題を読み間違えることがあるからだ。

勉強時間

LPIC202だけで見れば、一ヶ月から二ヶ月度勉強してからLPIC201を受けに行くのが標準的だろう。やはり、本来じっくりと勉強して挑むのがベストだが、今回もとにかく早く合格したい人のために、なるべく短期間での合格を目指す、具体的には14日間だ。

ただし、ショートカットではなく正攻法だ。厳密に言えば「ショートカット出来ない」なぜならば実際にサーバを構築し理解しなければならないからだ。

スケジューリングの参考にしてほしい。勉強時間は一日3時間程度を目安にしている。

受験方法

LPICのIDは既にお持ちのはずだ。あとはピアソンVUEで受験予約を行うことになる。予約は前日でも構わないが、期限を定めることで、気が引きしまるので先に予約しておこう。

LPIC202の試験出題範囲

LPIC202の試験範囲は次の通りだ。

202試験範囲:出題範囲詳細(Ver4.0)※2014/1/1より

主題207:ドメインネームサーバ

  • 207.1 DNSサーバの基本的な設定  重要度:3
  • 207.2 DNSゾーンの作成と保守 重要度:3
  • 207.3 DNSサーバを保護する 重要度:2

主題208:Webサービス

  • 208.1 Apacheの基本的な設定 重要度:4
  • 208.2 HTTPS向けのApacheの設定 重要度:3
  • 208.3 キャッシュプロキシとしてのSquidの実装 重要度:2
  • 208.4 WebサーバおよびリバースプロキシとしてのNginxの実装 重要度:2

主題209:ファイル共有

  • 209.1 Sambaサーバの設定 重要度:5
  • 209.2 NFSサーバの設定 重要度:3

主題210:ネットワーククライアントの管理

  • 210.1 DHCPの設定 重要度:2
  • 210.2 PAM認証 重要度:3
  • 210.3 LDAPクライアントの利用方法 重要度: 2
  • 210.4 OpenLDAPサーバの設定 重要度:4

主題211:電子メールサービス

  • 211.1 電子メールサーバの使用 重要度:4
  • 211.2 ローカルの電子メール配信を管理する 重要度:2
  • 211.3 リモートの電子メール配信を管理する 重要度: 2

主題212:システムのセキュリティ

  • 212.1 ルータを構成する 重要度: 3
  • 212.2 FTPサーバの保護 重要度: 2
  • 212.3 セキュアシェル (SSH) 重要度:4
  • 212.4 セキュリティ業務 重要度:3
  • 212.5 OpenVPN 重要度:2

LPIC202の難易度

LPIC202は実際のサーバアプリケーションの設定ファイルの書式や項目について聞かれることが多い。その関係上覚えることが非常に多い試験となる、人によってはいままでのLPIC試験のなかで、一番苦労すると感じるだろう。

そのため丸暗記で試験にのぞむのは正直厳しい。頭で覚えるより、実践して実際に動いていることを実感し、動いたことに感動しながら体で覚えた方がいい。

現場のインフラ系エンジニアは、プロトコルやポート番号、サーバ設定などを地道に覚え、適切に設定することが求められる。そういったニーズに対して、LPIC202の勉強は現場に出てからも間違いなく役立つ。

問題として具体的に例を上げると

  • Bindとその設定ファイルを絶対パスで記述せよ。
  • PAMについての説明として間違っているものを選びなさい。
  • SSHプロトコルバージョン2のみ使用させたい場合の設定項目として正しいものを選びなさい。

などだ。

全体的に設定ファイルの絶対パスや、概念、細かい設定についてつっこんだ内容が問われる。

LPIC202の勉強方法

勉強に使うもの

参考書と問題集、チェックペン

参考書と問題集はLPIC201で使用したものを引き続き使う。

これらは用意しておく。

LPI公式Webぺージ

公式サイトも一度くらいは確認しておこう。

http://www.lpi.or.jp/lpic2/

各アプリケーション公式Webページ

各アプリケーションは一定規模の組織が開発していることがほとんどだ。アプリケーションの公式Webページにはリファレンスやドキュメントなどが整備されている。

サーバ構築を実践しつつ、確認すべきだ。

仮想化ソフトウェア

Oracle VM VirtualBox

https://www.virtualbox.org/

lPIC201に関してのページでも登場したが引き続きVirtualBoxはLinux環境構築にオススメだ。クロスプラットホームでライセンスはGPLだ、無料で入手できる、かつ設定自体も難しくない。

2週間で受かるための勉強のポイント

今回も勉強方法の基本は下記の順番になる。

理解 → 暗記 → 問題練習

しかし今回「理解」の段階で意識的に模擬的サーバを立ててみよう、実際はサーバ構築と参考書、Webの情報を行き来しながら覚えることになる。そうしないと間違いなく、ただの丸暗記になってしまう。

また201の記事でも触れたがLinuxに触れる際 マニュアルやリファレンスといったものを参照する癖をつけておこう。manコマンドには設定ファイルに関してのmanページが存在することがある。

man -k <キーワード>

で項目がないか確認しよう。man コマンドの結果のなかで、今回特に重要なのは、下の方に記載されるFILESとSEE ALSOだ。

FILESには設定ファイルがどこにあるのか、もしくはどこに設置されるべきかが記載されている。SEE ALSOは関連する他のman項目が書いてある。ここから芋づる式に情報が得られる。

もちろん各公式ページのドキュメントなどは最も確実な情報源だ。活用しよう。

Step1. 理解(6日間)

まずは理解フェーズだ。下記スケジューリングを参考に6日間で範囲をすべて駆け抜ける。暗記はできていなくてもかまわない。まずは全体像把握の方が大切だ。

1日目 ドメインネームサーバ

Bindサーバ

まず初日はDNSを終わらせてしまおう。

Bindは最も利用されているDNSサーバだ。DNSの仕事はドメインの名前解決である。メールアドレスの名前解決などもDNSが担っている。基本ファイルは次の通りだ。

  • /etc/named.conf 基本設定ファイル
  • /var/named/named.ca キャッシュ用
  • /var/named/sample.zone 正引き用ゾーンファイル
  • /var/named/sample.rev 逆引き用ゾーンファイル
  • /var/run/named/named.pid プロセスIDを記録するファイル

ポートは53番が使用される。

設定ファイルに関して非常にピンポイントな出題がなされる。man named.confを参照しながら問題集と参考書を開き、照しあわせていくこと。設定ファイルとしては、主に基本設定ファイルとゾーンファイル、キャッシュファイルがある事を意識してほしい。

レコードはSOA PTR NS A AAAA CNAME MX レコードがある。レコードに関しての問題は頻出なのでしっかりと記憶していく。

パッケージbind-utilsにはnslookup dig host コマンドが含まれる。nslookup host コマンドに関しては比較的シンプルな回答がかえってくる。そこまで苦戦はしないだろう。

dig を使うと非常に詳細な情報が得られるが、少々戸惑うはずだ。

  • QUSETION SECTIONには問い合わせ内容
  • ANSWERS SECTION には回答
  • AUTHORITY SECTIONは権威
  • ADDITIONAL SECTION その他付属情報

というカテゴリがあることを意識すること。

DNSに限らず、サーバ上で動くサービスはセキュアに保つ必要がある。DNSの場合は転送制限、問い合わせ制限、バージョンの隠蔽、root以外の権限でサービスを動かすなど、ほか情報改竄に対する信頼性を確保する仕組みとしてDNSSEC および TSIG がある。

dnssec-keygenと鍵生成と秘密鍵、公開鍵の概念も理解しておくこと。

2日目 Webサーバ

2日目はWebサーバを把握する。Webサーバは有名なApacheだけではなく、比較的新し目だが人気が高まってきたnginxも試験範囲になった。

Apache

設定ファイルは

/etc/httpd/conf/httpd.conf

補助設定ディレクトリとして

/etc/httpd/conf.d

がある。

また外部ユーザー定義ファイルとして

/home/<hoge>/.htaccess

がある。

httpdの役割はブラウザなどにhttpプロトコルで情報を伝えることが主だ。使用ポートは80番を使用する。

httpd.confの内容を変更しながら覚えること。デフォルトの設定ファイルをみてディレクティブを一つ一つ確認してみることが必要だ。

またApacheにはLinuxディストリビューションに依存しないサービス制御コマンドである apachectl がある。

アクセス認証と制御に関しては、ベーシック認証とダイジェスト認証を理解する。

昨今Webサイトでは個人情報のやり取りは当たりまえになった。これによりセキュアな通信プロトコルとしてhttpsが使われるようになった。これを実現するためにSSL/TLSがある。ここも出題されやすい。そのときポート番号が変わることも理解しておこう。

/etc/pki/tls/misc/CAとopensslをつかった具体的な鍵と証明書生成のながれと種類は覚えておくこと。

loadModuleでmod_statusとmod_infoを利用する方法も覚えておくことだ。ログファイルは/var/log/httpd/の下に保存される。ログのフォーマットを確認しておこう。

squid

squidはプロキシサーバだ。squidも試験範囲になる。

プロキシサーバの役割は代理アクセスである。複数のコンピュータがあるネットワークで全てのクライアントをプロキシ経由でアクセスさせると、ログが全てプロキシに残るので、管理がしやすくなる。

また一度アクセスしたページをキャッシュすることで、トラフィックを減らすことができる。コンテンツフィルタとしても活用される、用途の性質上、UTM(脅威統合管理ソリューション)に内蔵されていることが多い。

設定ファイルは次のディレクトリにある。

/etc/squid/squid.conf

デフォルトのポートは8080番だ。

試験範囲は広くない。特にaclに関して覚えておくこと。

Nginx

LPIC202ではリバースプロキシとしての機能について問われる。

リバースプロキシはサーバサイドに対してのプロキシだ。クライアントからのオーダーに応答を肩代りし、本体のHTTPサーバの負担を減らす、もしくは応答代理でのセキュリティ向上が役割だ。

設定ファイルは次の二つだ。

/etc/nginx/nginx.conf

/etc/nginx/conf.d/default.conf

nginx.confの書式をしっかり覚える。特にディレクティブ一覧は覚えること。

3日目 ファイル共有

sambaおよびnfs

nfsはUnixLikeSystemのネットワークファイルシステムのデファクトスタンダードだ。概要はこちらを参考にするといい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Network_File_System

sambaの主な役割はSMBおよびCIFSプロトコルを使いWindowsのファイルサーバ、プリンタサーバとしての機能を提供することだ。

設定ファイルは次のディレクトリにある。

/etc/samba/smb.conf

設定ファイルの内容は全体の動きを設定するglobalセッションと個々の共有ディレクトリの設定をするセッションに分けられる。testparmという構文チェックを行うコマンドが用意されているので設定ファイルをサービス再起動前に確認すること。

ユーザー管理に関してはsmbpasswdとpdbeditがある。現在ではpdbeditを使用するのが主流だ。

クライアント機能としてはsmbclientが提供されている。

nfsはUnixLikeSystemにおいて伝統的に存在するネットワークファイルシステムだ。

サーバクライアント方式でディレクトリの共有が可能だ。

設定ファイル

/etc/rpc

/etc/hosts.allow

/etc/hosts.deny

/etc/exports

が設定ファイルとなる。

protmap nfsd mountdが何をするサービスなのかを把握しておくこと。exportsの内容は詳細に問われるので注意しよう。

クライアント側はmountコマンドを使ってマウントするかfstabに記述することになる。nfsに関してのmountオプションについてきっちり把握している必要がある。

4日目 ネットワーククライアントの管理

4日目はネットワーククライアントの管理全般について理解する。

dhcp

DHCPの仕組みは理解しよう。現場でも必ず理解しておきたい知識だ。

設定ファイルは次のディレクトリだ。ディレクトリはとにかく必ず覚えること。指で覚えるとより良い。

/etc/dhcp/dhcpd.conf

役割としては自動的にクライアントに対してIPアドレスを割り振るのが役割だ。

設定ファイルもそれほど難解ではない。主にドメイン名、DNSサーバ、デフォルトゲートウェイ、サブネットマスク、ブロードキャストアドレス、割り当てるアドレスの範囲などを指定することになる。

割り当てている、アドレスを確認するには

/var/lib/shcp/dhcpd.leases

を確認する。初期このファイルが存在しない場合touchコマンドをつかって作成しておく。

クライアント側の設定は/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-<インターフェイス名>の項目BOOTPROTO=dhcpなどとすればよい。ネットワークを隔ててDHCPを使うにはdhcrelayを使うなども出題範囲だ。

PAM

pamは端的に言えば認証一元管理システムだ。それほど多くはないが出題される。

プログラムごとに認証システムを一から作っていては時間的コストだけでなくセキュリティリスクなどが多くなる。そこで pamが登場した。

設定ファイル郡は

/etc/pam.d/の下に収まっている。

これらを全て確認する必要はないが、その書式について、モジュールについてキッチリ把握しておく必要がある。

OpenLDAP

LDAPはディレクトリ状に情報を管理する認証データベースシステムの一つでそのオープンソースによる実装がOpenLDAPだ。OpenLDAPでLinuxのユーザーログインを一元管理することも可能だ。

LDAPも202の試験範囲になる。そろそろお分りいただけたと思うが、試験範囲はかなり広い。

LDAPにはDITとDN、スキーマー、 LDIFという用語がある。LDAPはLDIFという形式で元データを作成しそれを登録する形になる。この時DNと属性が求められる、dnは言うなればディレクトリのフルパスだ。LDIFの各項目の頭にくる、属性はユーザーが指定しなくても、スキーマーによって多くが定義されている。これらの管理をLDAPではDITという形で管理する。

参考書でLDIFの例を確認しよう。

昨今のOpenLDAPは/etc/openldap/slapd.dの下に設定が納められ動的に変更されることになっている。

現在のLPIC202では古いOpenLDAPを使用している。よってslapd.confがない、ここはとりあえず参考書どおりに暗記するしかない。

サーバ側からの管理コマンドはslappasswd slapcat slapadd slapindex などがある。

クライアント側からのコマンドはldapadd ldapsearch ldapdelete ldapmodify ldappasswd などがある。

クライアントコマンドはオプションを確認しておくこと。

5日目 電子メールサービス

次の3つのソフトウェアが重要になる。

  • Postfix
  • procmail
  • dovecot

設定ファイルは次の位置にある。

Postfix:/etc/postfix/main.cf /etc/aliases

Procmail:/home/hoge/.procmailrc

Dovecot:/etc/dovecot/dovcot.conf

この中ではPostfixが一番の難所だろう。

主にホスト名、ドメイン名、SMTPのネットワークインターフェイス、メールを受け取るドメイン名、中継の許可、スプールのディレクトリ、ローカル配送プログラム指定が設定の必要な項目だろう。

コマンドとしてはpostconf postfixなどがある。メールのリレーは外部からのアウトバウンドメールに関しては拒否する。Postfixではデフォルトでリレーは禁止になっている。

/etc/aliasesはメールアカウントユーザー名に実際に受けとるユーザー名を定義できる。複数のエイリアスを設定することも可能だ。エイリアスの設定を反映させるにはnewaliasesコマンドを実行すること。

mailqもしくはpostqueue -p でキューを確認できる。キューの管理は重要なので記憶しよう。

procmailのレシピは参考書に幾つか載っているので感覚をつかもう。

6日目 システムのセキュリティ

セキュリティについては下記の4つを押さえる。

  • Proftp
  • vsftp
  • pure-ftp
  • OpenSSH

パケットフィルタ、ルーティングテーブルに関しては主にiptablesとrouteの復習となる。

ftp

この項目で新しいのはFTPサーバセキュリティーとsshに関してだ。

FTPアプリケーションを複数取り扱う事になるが、設定自体は難しいことはなく、やる事に変わりはない。FTPはファイルを転送することが役目だ。

設定はどのディレクトリにどのユーザーを許可するか?どうセキュリティを保つか?という点に集約する。

パッシブモードでは実データ転送もクライアント側からサーバ側へ要求する。サーバからクライアントへの接続が許されない場合有効だ。

FTPは匿名で公開することも可能だ。細かくは出題されないが、頭のかたすみに置いておこう。

ssh

SSHはインフラエンジニアとして必ず知っておかなければいけない。LPIC Level1でも出題されたが、より細かいところが出題される。

ssh-keygenもまた出題範囲だ。今度はオプションもすべて覚えたい。鍵の設置方法などは実際に作業をしてみて覚えてほしい。

sshを使ったポート転送

ftpやpopなど平文で内容を転送してしまうようなプロトコルをsshポートを経由して安全性を確保するというものだ。ssh の-Lオプションを使う。

ほかsshを利用するときは、古い規格のSSH使用禁止、パスワード認証禁止、rootログイン禁止、ログインユーザーの制限、接続元のしぼりこみ、などは設定しておこう。

OpenVPN

インターネット回線上に暗号化した経路を確保し、プライベートなネットワークを作りだす技術だ。サーバ側は鍵の作成とクライアント証明書の作成手順を把握しておくこと。

サーバ側の設定ファイルはポート番号、プロトコル指定、認証局証明書ファイル、サーバ証明書ファイル、サーバ秘密鍵のファイル指定が主だ。

クライアントの方はプロトコル、ルーティング、クライアントであることの宣言、接続先とポート、認証局証明書、クライアントの証明書、 クライアントの秘密鍵の指定が必要だ。

その他

セキュリティーツールと組織の概要を覚えておこう。

Step2. 暗記(4日間)

7~10日目は、ここまでチェックした内容を頭に入れていくことになる。教科書とWeb、Linux環境を使いながら、頭に入れてゆく。LPIC202は覚えることが非常に多い、Linux環境で実際サーバの設定を確認しながら、頭だけでなく、体も使って暗記してゆこう。

オプションも膨大になるが、すべてを覚える必要はない。基本的なところだけまずは押さえて、次の問題演習で出てきたオプションだけ追加で覚える。問題にしやすいオプションとしにくいオプションがあり、しにくいオプションを暗記する必要はないからだ。

Linuxを理解する事が目的で、本来的には暗記が目的ではない。効率的に行こう。

Step3. 問題演習(4日間)

まずはスピードマスターのテキストの問題を一通り解いてみる。そして解けなかった問題を理解してから丸暗記する。

解説部分はそれほど気にしなくていい。ここでも細かく解説があるが、これをすべて覚えようとすると絶望的な時間がかかる。スピードマスターは問題演習としてだけ使うべきだ。

巻末の演習問題は100%を取る必要はない。50%取れれば、本番の試験でも確実に受かる。

試験当日

テストセンターに行き試験を受ける。

今回はどうしても覚えなければならないことが多い。なので試験会場に早めにチェックインをすませて、問題集の模擬試験問題を一周しておこう、抜けている部分を短期記憶して、もはや入場の時も呪文のようにブツブツとつぶやいてしまってもかまわないだろう。

試験が始まり次第渡されたホワイトボードに、覚えたことを一気にそこへ書き出してしまおう。褒められたことではないが、許される範囲の「チート」だ。

ここで書くことではないが、前日は少し早めに寝る、当日は少し早起きするぐらいが丁度いい。朝早く試験を行う場合、お菓子などで脳に糖類を補給してから試験に望むのがよい。

前回の繰り返しになるが、問題と解答項目を注意深く読むこと、適切なものを選ぶのか不適切なものを選ぶのか?選択肢からいくつ選ぶのか?などだ、単純ではあるが、当日緊張していた場合、ケアレスミスをしてしまうことがある。気を付けて頂きたい。

試験が終わると、その場ですぐに合否が表示される。スコアが500点に達すれば、合格となる。 スコアレポートを受け取って、試験終了となる。

まとめ

LPIC202はこれまでのLPIC試験のなかでもっとも覚えることも多く、もっとも実践的な試験だ。Linuxでサーバを構築する感覚を肌身で感じることができる。

LPIC Level2までクリアすればLinuxを使った作業は一通りこなせる様になっているはずだ。LPIC Level2を取得し、インフラエンジニアとして活躍して頂ければと思う。

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2週間でLPIC201に合格するための対策法 https://eng-entrance.com/lpic201 https://eng-entrance.com/lpic201#respond Fri, 10 Jun 2016 00:01:25 +0000 http://eng-entrance.com/?p=901 このページを見ている方の多くはLPIC Level1を見事合格したのだと思う。すばらしい。

さて次なる課題としてLPIC Level2がある、LPIC Level2はあなたが「Linuxに関しての上級技術者」であることの証明になる、Linux技術者として活躍するのならば、ぜひとも取得しておきたいところだ。

もしかしたら「LPIC Level2は難易度が高いのでは?」という不安を抱いているかもしれない、確かにLPIC Level1と比べ全体の難易度は高くなっている、実際にサーバーを構築するなど問われる内容は高度だ。しかしキチンと学習すれば、合格が狙える試験となっている。

このページではLPIC201を2週間、通常の想定される時間よりも短期間で受かるための対策方法をまとめている。参考書やスケジュールをぜひ参考にしてほしい。

まずはLPIC201の基礎を理解する

そもそもLPIC201とは?

LPIC201とは、LPIC Level2資格のひとつだ。

「LPIC Level2に合格しました」と認められるには、LPIC201とLPIC202の試験の両方に合格する必要がある。

LPIC Level2はLinuxの高度な管理や、サーバー環境構築管理、初級管理者への助言ができることが最終目的となる、そのなかでLPIC201はLinuxの高度な管理がメインだ。LPICレベル1に比べLinuxカーネルのコンパイル、起動プロセスのカスタマイズ、ソースからプログラムをmakeインストールするなど、高度かつ実践的な内容となっている。

受験の前提は?

LPICは下位資格を持っていないと上位資格を受けることができない、よってLPIC101とLPIC102に合格し、LPIC Level1を取得していることが前提となる。

また、LPIC Level2の取得にはLPIC201とLPIC202どちらを先に受けても問題ない。両方を一度に受ける人もいる。しかしリスキルテクノロジーでは別々に受けることをすすめている。個別に受験した方がそれぞれの理解度も深くなり、結果効率的だからだ。

LPIC資格における有意性の証明

LPICには「有意性」の証明がもうけられている、これはlinuxという技術変化の激しいものに対して、常に最新の技術に対応するための措置だ。LPICは資格を取得後、5年間の有意性があたえられる、有意性を維持するためには5年以内に同じレベル若しくは上位の資格を取得する必要がある。

もしこの期限を越えた場合資格剥奪ではないが、その有意性が失なわれ、資格のステータスが「ACTIVE」から「INACTIVE」に変更される。「INACTIVE」を「ACTIVE」に戻すには再度Level1から受けなおす必要がある。

上位資格を獲得する予定であれば、金銭的にも学習コスト的にも「ACTIVE」を保とう。

LPIC201の受験費用は?

LPIC201受験費用は15,000円(税抜)となっている、LPIC202も同額だ。そのためLPIC Level2自体は30,000円(税抜)の受験費用がかかる。

受験費用は、クレジットカードでの前払いだ。

キャンセルは1日前まで受け付けてくれる。予定が合わなくなったら、キャンセルや変更は可能だ。ただし、LPICLevel1の時と同じく、自分自身に強制感をもたせ「目標を達成する」という意味で、「勉強不足」を理由でキャンセルはやめるべきだ。

試験実施方式

前回の試験で流れは掴めていると思うが、試験は前回と同じCBTの方式、日程はテスト会場の場所と日付を任意で選択する、テスト会場へ持参物の持ち込みは不可になっている。

一度不合格になっても、翌日から起算して7日後から再度受けることが可能、3度目の受験からは30日空ける必要がある。

LPIC201の合格点

こちらもLPIC101やLPIC102と同じように、問題数は60問ある。問題数が前後する場合もあるが、大体の場合60問程度だと思ってもらって構わない。

 合格点は約65%以上。2/3に当たる40問正解すれば合格だ。 得点範囲は200~800点だ。 そのうち500点に達すれば、合格となる。

試験時間

試験時間は90分。

選択式の問題が多いこともあり、時間が足りなくなることはまずない、30分以上余るだろう。なので最低でも1周は問題と解答を確認すること。

LPICに限らず、試験では、一つ一つ確認しながら見直しをすること、 問題文をよく確認し、出題の意図を汲み、取りくむことを意識してほしい。

勉強時間

LPIC201だけで見れば、一ヶ月程度勉強してからLPIC201を受けに行くのが標準的だ。

試験はじっくり勉強して臨むのがベストだろう、しかしこのページでは、時間がない、もしくは「とにかく早く受かりたい」という方のためにあえて2週間での勉強方法をお伝えしている。

ただし、ショートカットはない。正攻法だ。

受験方法

LPICのIDは既にお持ちのはずだ、ピアソンVUEで受験予約を行うことになる。予約は前日でも構わないが、自分の気を引き締め、目標意識を高めるために、先に受験予約をしておこう。

201の試験出題範囲

201の試験出題範囲は次のようになる。

2014年1月1日以降の出題範囲 201試験範囲:出題範囲詳細(Ver4.0)

主題200:キャパシティプランニング

200.1 リソースの使用率の測定とトラブルシューティング 重要度 6

200.2 将来のリソース需要を予測する 重要度 2

主題201:Linuxカーネル

201.1 カーネルの構成要素 重要度 2

201.2Linuxカーネルのコンパイル 重要度 3

201.3 カーネル実行時における管理とトラブルシューティング 重要度 4

主題202:システムの起動

202.1 SysV-initシステムの起動をカスタマイズする 重要度 3

202.2 システムのリカバリ 重要度 4

202.3 その他のブートローダ 重要度 2

主題203:ファイルシステムとデバイス

203.1 Linuxファイルシステムを操作する 重要度 4

203.2 Linuxファイルシステムの保守 重要度 3

203.3 ファイルシステムを作成してオプションを構成する 重要度 2

主題204:高度なストレージ管理

 204.1 RAIDを構成する 重要度 3

204.2 記憶装置へのアクセス方法を調整する 重要度 2

204.3 論理ボリュームマネージャ 重要度 3

主題205:ネットワーク構成

205.1 基本的なネットワーク構成 重要度 3

205.2 高度なネットワーク構成 重要度 4

205.3 ネットワークの問題を解決する 重要度 4

主題206:システムの保守

206.1 ソースからプログラムをmakeしてインストールする 重要度 2

206.2 バックアップ操作 重要度 3

206.3 システム関連の問題をユーザーに通知する 重要度 1

過去の2013年12月31日までの出題範囲(Ver3.5)と比較すると「キャパシティプランニング」が新たに加えられ 「ドメインネームサーバ」の項目がLPIC202へ移動された。

LPIC201の難易度

試験内容はLPIC Level1と比べ実践的な内容になっている、LPIC Level1は広く浅くといったところだったが、LPIC201に関してはより深く求められる。LPIC Level1は書籍丸暗記でも何とかなったかもしれないが、LPIC Level2特にLPIC202に関しては実際にサーバーを構築してみないと覚えられないところが多い。そういったレベルをLPIC Level2は求めてくる。

最近はWindows上でもMac上でも、仮想マシンでLinux環境を作ることができる。実際にLinux環境を構築し学習することを強くお勧めしたい。

明確なマシンの状態把握も試験範囲だ。vmstat、ps、free、top、uptimeなどでメモリがどの程度消費されているか、システムがどれくらいリソースを消費しているかを把握する。マシンのレスポンスが悪い時に暴走したプロセスがないか?などのトラブルシューティングを行うときに必要な知識だ。

自力でのLinuxカーネル構築知識も求められる。ほとんどのディストリビューションではあらかじめ適切に設定、構築されたカーネルが導入されているが、SlackwareやGentooなどのディストリビューションは導入時、もしくはメンテナンスの時点で自力でのカーネルビルドが求められる。

高度なストレージ管理としてRAID構築も新しい分野だ。LPIC Level1では全く出題されない範囲の一つになっている。mdadmコマンドで、HDDなどを複数使い、冗長化などを行う。大企業は専用ソリューションを使ってしまうかもしれないが、中小企業ではコスト上そういった専用ソリューションは導入しにくい。そこでLinuxファイルサーバーを構築しRAID構築するという場面もあるだろう。

こういった内容が試験範囲となってくる。

LPIC201の勉強方法

以上を踏まえた上で、LPIC201の勉強方法に入る。

LPIC Level2はLPIC Level1を合格している人が受ける試験だ。コンピュータ基礎やLinuxのオペレーション基礎などは、既に理解しているという事を前提として話を進めることにする。

先ほども述べたようにぜひ実際にLinuxをインストールして実際にコマンドを叩きながら対策をしてほしい。

勉強に使うもの

参考書

LPIC level1とは違って、そもそも選択肢がほとんどない。LPIC Level1のときは「はじめての●●」系書籍があって、読みやすかった。しかし、Level2を受験するとき必要なのは、簡易な参考書ではなく、しっかりとした参考書だ。

おすすめなのは、やはりあずき本だ。

あずき本

LPICのテキストで売上No.1をうたっているだけあり、内容は充実している。これを読むだけでもLinuxのスキルは上がる。

分厚くて持ち歩きにくいのが難点なので、購入したら201と202に分けてしまえばいい。まずはとにかくあずき本を使って理解をすることだ。これがないと暗記地獄に陥ってしまい、勉強する意味がなくなる。

問題集

もう一冊は問題集だ。これも確実に購入してほしい。『Linux教科書 LPIC Level2 スピードマスター問題集』、必須購入書だ。

スピードマスター問題集

問題集はこの一冊で間違いなく十分だ。他の本は不要だ。この二冊は購入してから勉強に入ろう。安くはないが、高いわけでもない。受験費用を考えたら、落ちることの方が影響が大きい。

LPIC Level2は合格率がガタッと落ちるため、入念に準備していくことだ。

 

2週間で受かるための勉強のポイント

勉強方法の基本は下記の順番になる。

理解 → 暗記 → 問題練習

基本的に勉強方法自体はLPIC Level1のときと変わらない、ただし理解と暗記の段階で実際にコマンドを打ち込む実践をしよう。

10日間でLPIC Level101に受かる方法

この時 manコマンド などでコマンドのオプションなどを確認しておくといいだろう、Linuxに触れる際 マニュアルやリファレンスといったものを参照する癖をつけておく。そうすることで、資格勉強としての知識以上の、網羅的な知識も身に付くからだ。

試験対策において定番だがやはり今回もチェックペンを活用しよう。ウィークポイントを抑えるに使うのではなく、「暗記用」にチェックをする。ページの大部分が緑になると思っていい

チェックペン

理解している間にこれをやっておくと、暗記のときに時間を使わずに済む。効率的だ。

下記の2週間のステップは、1日2〜3時間程度時間を取れることを想定している。

Step1. 理解(6日間)

まずは理解に6日間使う。1日あたりの範囲はそれほど広くないので、Linuxを操作して体に覚えこませながら、暗記も少しずつ進めるといいだろう。暗記日は取っているが、ここだけで全てを記憶するのは大変だ。

LPIC201対策 1日目

キャパシティプランニング

まずは重要度の高いキャパシティプランニングを勉強してしまおう。

キャパシティプランニングはマシンのステータスを把握することが主だ。 vmstatなどの「実行結果の抜粋」などが多くみられる、注意深く抜粋をみながら、選択肢とてらしあわせていくことが必要になる。

コマンドの結果の出題が多いので、何度か実際に叩いてみて感覚をつかんでおくといい。丸暗記は大変だ。

LPIC201対策 2日目

Linuxカーネル

2日目は2分野勉強する。まずはLinuxのカーネルだ。

Linuxカーネルに関してはリリースカテゴリ、モジュール、make オプション patch、sysctlなどを重点的記憶する。また/proc/sys/kernelの下にあるファイル郡に直接パラメーターを指定できることを覚えておこう。

システムの起動

システムの起動に関してはLevel1にもある程度出題されている。 BIOSからシステム起動までの一連の流れは少なくとも把握しておくこと。これがさらに細かくなったイメージだと思ってほしい。ゼロから勉強するよりも大分気持ちが楽だろう。

最近ではGrub2に関して設定ファイルや、カーネルヘのパラメーター引渡しなど比較的重箱の隅的な内容が出題されることもある。

ランレベルの概念はRedHat系とDebian系では異なるので注意が必要だ。

LPIC201対策 3日目

ファイルシステムとデバイス

3日目はファイルシステムとデバイスに入っていく。Linuxの特徴の一つとして「多彩なファイルシステム」がある。代表的なものを上げると ext4 ext3 ext2 XFS JFS btrfs など。 ext4からext2にかけては互換性がある。

これもLPIC Level1でやった内容をさらに詳しくしたものだ。各ファイルシステムのフォーマット方法とファイルチェクコマンド、fstabの書式を重点的に学習すると効率的だ。

 LPIC201対策 4日目

高度なストレージ管理

こちらはLPIC Level1で出てこなかった新しい試験範囲だ。ファイルシステム管理の延長線上にあると考えていいだろう。

RAIDに関してはその種類とmdadmに関して。LVMに関しては、LVM上にファイルシステムを作成するまでの手順は頻出だ。ただ、試験範囲が満遍なく出題されるので、暗記ボリュームは多い。

LPIC201対策 5日目

ネットワーク講師

主にifconfig iwconfig iwlist ip route dig ping などのコマンドを使った問題が出題されることが多い。 その他リモートログインに関して、sshdについても範囲に含まれる。

最近ではnet-toolsパッケージに収録されているifconfigなどのコマンドではなくiproute2に収録されているipを採用するディストリビューションも多くなっている。 そのためifconfigコンマドとipコマンドを両方覚える必要がある。これらもLPIC level1で出題された範囲だが、より詳細が問われる形だ。

これらはインターフェイスの確認や一時的なアドレスの割り当てなどの問題に出題される。 ルーティングに関しての問題も多いので重点的に勉強するといい。

LPIC201対策 6日目

システムの保守

最後はシステムの保守だ。この項目はソースコードからの、ソフトウェアインストールと、バックアップが主な要素だ。

$ tar -xvf hoge.tar.gz

$ ./configure

$ make

$ su

$ make install

この手順は絶対に覚えること、日常的にLinuxを使いパッケージ開発を行なう場合必ず目にする手順だ。

テストではこの手順のなかでhoge.tar.gzの解凍の仕方や、それぞれの手順においてオプション指定などが問われることがある。

バックアップに関しては バックアップの形態とバックアップ復元手順、メディア特徴を抑えておこう。リモートバックアップのためのrsyncはオプションを含めて暗記する。バックアップアプリケーションは Amanda、Bacula、BackupPC などがある。

ユーザーヘのメッセージ通知 ログイン前のメッセージは

/etc/issue

telnet経由でのログインの場合

/etc/issue.net

ログイン後のメッセージは

/etc/motd

などがある。

wallやtalkはログインしている最中のユーザーへメッセージを通知したい時に使う。

ここまで来れば一通りLPIC201の範囲をカバーしたことになる。ポイントを押さえたうえで暗記に入ってほしい。

Step2. 暗記(4日間)

7~10日目は、ここまでチェックした内容を頭に入れていく。もちろん、それまでにも暗記はしておくが、新しいことは入れずにひたすら暗記という時間だ。

チェックペンを使っているはずなので、赤シートを敷いて、ひたすら自分に問題を出し続ける。問いかけに対する反応の方が、暗記は早い。

ネットワークとストレージの管理などは覚える事柄が多い、参考書を活用しながら、実機で実際にコマンドを打ち込んで覚えていこう。

Step3. 問題演習(4日間)

11~14日目は、スピードマスターのテキストの問題を解いていく。まずは一通り問題を解く。そして、解けなかった問題を覚える。

すべてを理解するのが理想的なのだが今回は時間が限られている、なので全体を通して「半分ほど」解ければ合格範囲だ。解けなかった問題は、実機で確認しながら覚える。

問題の解説は気にしなくていい。そちらはあずき本を使う。スピードマスターで重要なのは問題だ。

問題文をある程度覚えてしまうぐらい反復するのがベストだ。それくらい似た問題が出るテキストなので、本当は丸暗記でもいい。まったく同じ問題が出たときに、回答ができるようにしておくのは必須だ。

ここまできたら、あとは体調を万全にして試験当日に臨もう。

試験当日

テストセンターに行き試験を受ける。

どうしても覚えられないコマンドや設定書式があったら、参考書、印刷物などを、試験前に見ておこう。試験開始後、試験官から渡されるボードとペンが渡される、なので、覚えたことを一気にそこへ書き出してしまおう、時間は十分にある。

体調は万全の状態で受けたい、朝早く試験を行う場合、エナジードリンクなどで脳に糖類を補給してから試験に望むのがよいだろう。

くどいようだが問題と解答項目を注意深く読もう、適切なものを選ぶのか不適切なものを選ぶのか?選択肢からいくつ選ぶのか?などだ、単純ではあるが、当日緊張していた場合、ケアレスミスをしてしまうことがある、気を付けて頂きたい。

試験が終わると、その場ですぐに合否が表示され、スコアが500点に達すれば、合格となる。スコアレポートを受け取って、試験終了となる。

LPIC202はすぐに受けた方がいい?

LPIC201とLPIC202では出題内容は大きく異なる。

しかしLPIC level1と同じく結論としては、なるべく早く受けた方がいいだろう。

人の記憶力とモチベーションは長続きしないことが多い、早期に202の対策を始めてしまった方が良い結果になるはずだ。202も別途詳細は解説するが、同じ程度の時間で受かる。

まとめ

LPIC201に関する内容が大体掴めただろうか?

LPIC201はLinuxエンジニアとしての「実践的なスキルの証明」に繋がる。ぜひチャレンジして、Linuxへの理解を深めてほしい。

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非公開になっているLPIC合格率を推測してみた https://eng-entrance.com/lpic_pass_rate https://eng-entrance.com/lpic_pass_rate#comments Thu, 19 May 2016 09:02:35 +0000 http://eng-entrance.com/?p=397 LPICはLinuxの人気資格だ。Linuxのスキル証明に受ける人が多い。

そんなLPICだが、はじめて受ける方が気になるのがLPICの合格率だろう。

残念ながら、LPICの合格率は公表されていない。そこで、このページではLPICの合格率を推測して、難易度を確かめてみた。LPICを受けようと思っている方は参考にしてほしい。

LPICの難易度

LPICはLPIというNPO法人が運営しているベンダーニュートラルな試験だ。ベンダーニュートラルというのは、どのLinuxバージョンにも対応している部分を出題し、特定のLinuxに依存しないものになっている。

大体の難易度として次のような形になっている。

LPIC level1

Linux入門者用。これを持っていると、Linuxの基本操作や運用はできるものとみなさられる。

LPIC level2

LPIC level2を持っていると、サーバーの設計と構築ができるエンジニアであることを証明できる。幅広い範囲のサーバ構築に関して出題される。

LPIC level3

3種類あり、それぞれ次のように分かれている。

300試験

Windowsと連携できるLinuxを構築できるかを指す。Sambaなどの分野が該当する。以前は301と302という試験だったが、合体して300となった。

303試験

セキュリティがわかっているエンジニアかどうかの判断指針となる試験だ。セキュアなサーバー構築技術が求められる。

304試験

クラウドの分野で活躍できるエンジニア技術を証明する。仮想化の技術やバランシングの技術で、多数のサーバを同時に使う人が受ける試験だ。

このようにざっくりとした難易度設定はすぐに手に入る。

LPIC合格に必要な勉強時間イメージ

LPIC合格に必要な勉強時間のイメージは次の通りだ。

LPIC level1

未経験者が勉強して、1か月~3か月程度かかるレベルだ。集中的に勉強してショートカットを目指す方は次の記事が参考になるだろう。

10日間でLPIC101に合格するための対策法

11日間でLPIC102に合格するための対策法

LPIC level2

LPIC level1の2倍範囲が広くて、2倍奥が深くなったイメージ。しっかりと勉強しないとまず受からない。3か月~半年程度かかるレベルだ。

LPIC level3

LPIC level3は受ける人の大半が実務でその業務に接している人だ。なかなか未経験者では太刀打ちできない試験である。

半年~1年程度の勉強は必要だとされている。

 

LPIC level1くらいは簡単に受かりそうだと思っていると、意外なほど落ちる。きちんとLinuxの基礎をマスターし、LPICのための勉強も相応にやる必要がある。

LPICの合格率

さて本題のLPICの合格率だが、非公開とされている。

レベル1〜3の累計受験者数と合格者数は公表されているので、ここから推測することにする。

事前に集められる数字

LPICの国内累計受験者数は2016/4時点で276,000人

lpic受験者数

LPICの累計合格者数はそれぞれ
・Level1 65,000
・Level2 20,000
・Level3 11,000
 = 計 96,000人

lpic合格者数

出典:http://www.lpi.or.jp/charm/data.shtml

これよりLPICの全体合格率としては、

96,000 ÷ 276,000 = 34%

となる。

しかし、それぞれの合格率はわからない。この状態で勘で推測すると、LPICレベル1は50%程度、LPICレベル2は30%程度、LPICレベル3は20%程度だろうか。

もう少しだけ踏み込んで考えたい。

LPIC レベル3がスタートする前は?

LPICレベル3は2007年から開始をしている。その前は、レベル1とレベル2のみだった。このときのデータを見てみる。

累計受験者数

昔の受験者数

レベル別合格者数

LPIC昔の合格者数

出典:http://review.lpi.or.jp/lpic/aboutlpic/index.shtml

上のグラフの通り、2007年1月時点での受験者数と合格者数は次の通りだ。

受験者数70,000人

LPIC level1 18,000人
LPIC level2 4,000人
合計合格者数 22,000人

22,000人 ÷ 70,000人 = 31.4%

となる。

仮にこの合格率および人数比のまま推移をしているとすると、

現在のLPIC level1 level2合格者合計 85,000人

より、

85,000人 ÷ 31.4% = 270,700人

が受験していることになる。

結果、引き算で、LPIC level3の受験者数は5,300人となる。しかし、現在のLPIC level3の合格者数は11,000人だ。明らかに数がおかしい。

合格率再計算

上のように数値がおかしいことがわかった。理由は初期の頃の難易度にあると予想される。LPICもスタート初期は調整中で、いい数字の合格率を出すのが難しかったのだろう。

そのため、グラフが安定した2005年から2007年で合格率を確認してみた。2007年としたのはLPIC level3がスタートする前だからだ。

そこでLPI-Japanのプレスリリースを辿り、ある程度正確な数値を得た。

2005年5月末

受験者数40,000人
1と2の合計合格者数12,000人(level1が10000人、level2が2000人)

2007年2月はじめ

受験者数70,000人
1と2の合計合格者23,000人(level1が19,000人 level2が4000人)

引き算をして、この間の受験者と合格者は下記となる。

受験者数 30,000人
合格者数 11,000人

11,000人 ÷ 30,000人 = 合格率 36.7%

となる。

グラフが線形状態になっていることから、ある程度今の時点の数値と近い数字になっているだろうと予想できる。

そのため、候補となる数字を入れて確認をしてみることにする。

  • LPIC level1の合格率が60% → level2の合格率は13.3%
  • LPIC level1の合格率が55% → level2の合格率は14.7%
  • LPIC level1の合格率が50% → level2の合格率は16.7%
  • LPIC level1の合格率が45% → level2の合格率は20%
  • LPIC level1の合格率が40% → level2の合格率は26.7%

となる。

LPIC level2は難しい資格だが難関と呼ばれるほどの難度ではない、15%を切っていることはまずないだろう。

LPIC level1は勉強しないと合格できないが、選択問題であり時間に余裕もあることから40%を切っていることはまずない。

そのため

・LPIC level1の合格率は45〜50%
・LPIC level2の合格率は16.7〜20%

と予想される。

まとめ

このページではLPICの合格率を推測してみた。実際LPIC level1もlevel2も感覚論的にはあと5ポイントずつ合格率が高い。しかし、数値上はこのようなデータになっている。

なんにせよ、しっかりと勉強しないとまず受からない資格だというのが分かっていただけただろう。

level1やlevel2、それぞれを取るのに最低でも3万円かかる試験だ。ぜひ油断せずに、勉強をしてからチャレンジして欲しい。

 

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LPIC level1の勉強時間を減らす!1ヶ月で合格する勉強方法 https://eng-entrance.com/lpic_level1_howto https://eng-entrance.com/lpic_level1_howto#comments Wed, 11 May 2016 04:46:18 +0000 http://eng-entrance.com/?p=233 どのような勉強方法を用いて、どれくらいの勉強時間を使えばLPIC level1を取得できるだろうか?

LPIC level1はLPICの最初の試験だ。最初の試験だからこそ、どれくらいの時間がかかるか心配になるだろう。

また、Linuxの素人からでも受かるのか? どういった勉強方法がいいのか? こういったこともLPICの勉強を始める前に知っておきたい事柄だ。

このページでは、LPICの合格にかかる勉強時間と、それをなるべく減らす勉強方法についてお伝えする。LPIC受験を考えている方は参考にしてほしい。

LPIC level1の勉強時間は平均どれくらい?

公式サイトには1〜3ヶ月の勉強でLPIC level1が取得できると書いてある。実際、だいたい2ヶ月程度の勉強で取る人が多い感覚だ。

もちろん勉強時間はなるべく減らしたほうがいい。LPIC level1にできる限り早めに合格し、その分LPIC level2にチャレンジした方がいいだろう。

LPIC level1もキャリアアップに役立つが、LPIC level2はサーバーエンジニアとして、かなり有利な資格になる。なるべく早くLPIC level1は取得してしまって、level2まで取得することをオススメする。

Linuxの素人からでも受かる?

リスキルテクノロジーにも、「Linux初心者からLPICに受かることはできますか?」という問い合わせを頻繁に頂く。

答えは簡潔に「受かる」だ。しかし、まずは資格取得の本来的な目的を考えるべきだろう。LPICを取得することがゴールではなく、なんらかの目的のために取得を考えているはずである。

例えば、「サーバエンジニアになりたい」「スキルアップして転職したい」「給料を上げたい」「就職に使いたい」などなど。

これらのゴールを達成するためにもLinuxを勉強してからLPICを勉強するようにしよう。そうしないとほぼ丸暗記になってしまい、「スキルを証明するための資格」という本来の意味がなくなってしまう。せっかくの資格勉強だ。スキルも身につけつつ、合格を目指したい。

LPIC level1に最短で合格する方法

それでは、LPIC level1を最短で取得する方法を具体的にお伝えしていこう。初期のレベルによって3段階に分けている。

Linuxをまったく勉強したことがない人向け

Linux勉強時間:5日間(1日3時間)
LPIC勉強時間:21日間(1日3時間)
計:26日間

Linuxをまったく勉強したことがない人に必要なこと、それはLinuxというものに慣れることだ。

具体的には次の2項目を5日間で実施する。

  • Linuxが触れる環境を家にあるパソコンの上に作る
  • 初歩の初歩であるコマンドを覚える

1日目 Linuxを触ることができる環境を作る

まずLinuxが触れる環境を自宅に持つ必要がある。何もないとLinuxの勉強をしようがないからだ。

Linuxの環境とは言ってもはじめはよくわからないだろう。下記URLを参考にするといいだろう。

Centosのインストール方法

当サイト内でももっと詳しい説明を記述予定だ。

もしくは、環境を提供してくれる書籍も販売されている。下記の本は特にオススメだ。

lpicの基礎が学べる本

一週間でLPICの基礎が学べる本

この本では、Linux環境の準備の仕方から解説がはじまっている。表紙にも載っている通り、「はじめの一歩」にふさわしい書籍だ。

Linuxの基礎本を購入してもいいが、この本であればLPIC対策も並行してできる。Linuxの初級者向け本を買うよりも効率的だ。

初日にLinuxとは何かをざっくり理解し、環境まで構築してしまおう。

まずは環境構築ができないと何にもならないので、ここで1日目は使っていい。はじめはつまづく部分もあるかもしれないが、どうしても通らざるを得ない道だと思って踏ん張って頂きたい。

2日目 CUIに慣れる

Linuxの環境準備ができたら、2日目はCUIに慣れていく。CUIとは黒い画面にコマンドが出てくるまさしくエンジニアらしい画面のことだ。

CUI

これに慣れないとLinuxは触れない。

実はLinuxでもGUI(普通のパソコン画面)も使えるのだが、Linuxのほとんどは黒い画面にコマンドを打って作業をする。Linuxを使いこなすためにも、まずはこの画面を見ることになれよう。

こういった画面を見ると抵抗感が出る方もいるだろう。しかし、実際にはそれほど難しく考える必要はない。

例えば、ダブルクリックしてフォルダを開くという動作の代わりに「cd」というコマンドを打つ、などだ。マウスでの操作がコマンドに代わったのだと思ってほしい。

ログインとログアウト

2日目ではログインとログアウトを覚えよう。GoogleやFacebookなどと同じようにLinuxもログインをしないと使えない。Windowsでも使う人を複数設定しているとログイン画面が出るはずだ。

コマンドによる操作

コマンドによる操作を体験しておこう。例えば次のコマンドなどはログインするとすぐに使える。実際にcalと入力してEnterを押してみる。

$ cal

calコマンド

calはカレンダーを表示するコマンドだ。

こういったコマンドがLinuxにはたくさんある。はじめからすべてを理解して覚える必要はない。LPICの勉強に必要なので下記のコマンドだけは自然に使えるようにしておこう。

  • cd:ディレクトリ(フォルダ)の移動
  • cp:ファイルやフォルダのコピー
  • mv:ファイルやフォルダの移動
  • mkdir:ディレクトリ(フォルダ)を作成する
  • ls:フォルダの中のファイル一覧を表示
  • pwd:今どこにいるかを表示
  • cat:ファイルの中身を表示

これだけ覚えておけば、とりあえず先に進める。あとは出てきたコマンドを徐々に覚えていけばいい。

3日目 viコマンド

3日目はviコマンドを覚える。これはファイルを編集できるテキストエディタと呼ばれるものだ。Windowsのメモ帳などと同じだと思ってもらって構わない。

viコマンドが使えるとファイルを作ることができるし、中身の編集もできるようになる。

viコマンドで、今日あったことを書いてみることをオススメする。日記のように少し長文で書いてみよう。長文を書くことで、修正やコピーアンドペーストも試す必要が出てくる。コマンドでやるのでそういった操作にもなれる。

はじめは「なんて使いにくいんだ!」と思うかもしれない。しかし、慣れると問題なくファイルを編集できるようになるはずだ。

4日目 ファイルの移動や作成

2、3日目で覚えてコマンドを使って、色々なところに移動したり、ファイルを作ったりフォルダを作ったりしよう。

とりあえず手を動かし続けることだ。すぐに慣れてくる。

Linuxだと身構えてしまうかもしれないが、Windowsでフォルダを開いて、そこにファイルを置いて・・・などと同じ動作をしているだけだ。

これができないとパソコンが触れないと言われるのと同じで、これができないとLPICの勉強どころではない。

5日目 LPICの全体像をつかむ

ここまで来たら、LPICかLinuxのごく初歩的な本を一冊全部読んでみる。わからなくても構わない。全体像をつかむのが大切だ。

オススメのLPIC参考書はこちらだ。上記の『1週間LPIC本』でももちろん構わない。

もし、初日から全体像を掴もうとしても何もわからなかったはずだ。しかし、この段階であればある程度何を言っているのかわかるようになる。

興味が出たコマンドは叩いてみて動作を確認してみよう。ここまで来たらLPICの勉強を始められる。次の項目を確認してみよう。

 

Linuxの基本操作(cd/mv/ls/pwdなど)はわかる人向け

LPIC勉強時間:21日間(1日3時間)

それでは、LPICの勉強を開始しよう。LPIC level1合格までの勉強時間を減らすポイントはLPIC101とLPIC102を分けて受験することだ。

2つの試験を受かってはじめてLPICを取得したと認められる。しかし、同じタイミングで受ける必要はない。そのため別々に受けた方が暗記する量は少なくて済み、受かる確率は高い。

勉強の基本的な流れは次のとおりだ。

理解 → 暗記 → 問題演習

理解をする時間、暗記をする時間、問題演習と分けた方がいい。

まずはLPIC101

次のようなスケジュールで10日間で勉強を終わらせることができる。

参考書を用いてLPIC101の全範囲を理解する
4日間

理解した内容を丸々暗記
4日間

演習問題を解き続ける
2日間

詳しくは下記で解説しているので確認してほしい
LPIC101に10日で受かる方法

続いてLPIC102

LPIC102は、しっかりと勉強時間を確保できれば11日間で終わらせることができる。

参考書を用いてLPIC101の全範囲を理解する

5日間

理解した内容を丸々暗記
4日間

演習問題を解き続ける
2日間

詳しくは下記で解説している
LPIC102に11日で受かる方法

LPIC101、LPIC102はそれぞれ10日と11日しっかりと勉強すれば受かる。勉強時間としては21日になる。

Linuxをまったくゼロから勉強したとしても、26日だ。一ヶ月未満で受かることになる。勉強時間がなかなか取れなかったとしても、半分時間が取れれば2ヶ月かからずにLPICを取得できるはずだ。

Linuxの基本はわかっている人向け(XWindowシステムやフィルシステムなども含め)

LPIC問題演習:4日間(1日3時間)

こういった方は下記のスピードマスター問題集に最初から取り組むといい。LPICの頻出問題が詰まった良本だ。

Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集

載っている問題をすべて解き、記憶してしまおう。

ここの問題をしっかりと理解した上で、すべて解けるようになればLPIC level1は合格できる。

後半に載っている模試で5割以上点数が取れれば合格範囲だ。実際のLPICは65%が合格基準だが、この本の模試は難易度が高い。半分取れれば十分に受かる。

LPIC101、LPIC102それぞれ2日間ずつの勉強で試験を受けてしまっていい。

もしトライして「意外と解けない」「何を言っているのかわからない」という状態であれば、問題演習ではなく、LPIC対策勉強に戻ろう。焦らず力を付ける方が大切だ。

まとめ

LPICの勉強時間や勉強方法についてお伝えしたがいかがだっただろうか? LPICを勉強し始めるときのイメージができた、と思って頂けると嬉しい。

再度お伝えするが、LPICを勉強するときにまずはLinuxに慣れるというのが大切だ。資格試験の本質は勉強によるスキルアップと、スキルの証明にあるからだ。

ただ、初心者だからといって諦めず、上記の通り5日間だけ勉強してみてほしい。必ず楽しくなってくる。

このページが、Linuxを勉強するきっかけになれば幸いだ。

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https://eng-entrance.com/lpic_level1_howto/feed 4
1分でわかるLPIC試験会場の調べ方(+詳細情報も) https://eng-entrance.com/lpic_place https://eng-entrance.com/lpic_place#comments Wed, 04 May 2016 21:45:29 +0000 http://eng-entrance.com/?p=140 LPICはCBTのテストだ。CBTとはComputer Based Testの略で、コンピュータを使って実施する試験を指す。

CBTは人の手を使わずに採点ができるため、人件費が削減できる。そのため色々な試験で用いられるようになってきた。

もちろん提供側のメリットだけではない。受験者も好きな時間に試験が受けられ、その場で合否がわかるため、便利な試験形式だ。

ただ、CBTとはいえ、家で受験をすることはできない。LPICの試験ができるLPIC試験会場に行く必要がある。

このページでは、LPIC試験会場の調べ方をご紹介する。LPIC受験を考えている方は参考にしてほしい。

LPIC試験会場

テストセンターでの受験

LPIC試験はピアソン社が提供しているテストセンターで受験することができる。

テストセンターは営利企業がピアソンと提携して提供をしており、企業内の一室や職業訓練校の教室などにも設置されている。

提供企業が専門のテストセンターを用意していることもあり、管理体制の面ではそういった専門テストセンターで受験した方が色々と安心だろう。

1分でわかるLPIC試験会場

1分でわかるとタイトルにある通り、結論を先にお伝えするとピアソンのテストセンターは下記URLから確認ができる。
https://www.pearsonvue.co.jp/Documents/Japan-Downloads/TC_List/pearsonvue_jp_pvtclist.aspx

急いでいる場合には、このURLだけ見ればいい。日本全国にあるのが確認できるだろう。

詳細を知りたい場合には残念ながらこの表だけでは不十分だ。テストセンターにより実施の時間帯や、実施している試験の内容は異なってくるからだ。詳細は下記の手順に従って調べるのが良いだろう。

LPIC試験会場の詳細確認

LPIC試験会場の詳細確認には、LPI-JapanのIDとピアソンVueのIDの取得が必要になる。

どちらにせよ受験にはこれらの登録が必要なので、先にとってしまおう。

ステップ1 LPI-IDの取得

まずは下記からLPI-IDを取得する。これはLPI-JapanのIDでメンバーズページへのログイン等に使うIDとなる。

LPI-ID取得ページ

姓・名、住所などの入力フォームが下に表示される。
必須フィールド(*がついたもの)を全て埋めてしまおう。

最後に「登録」ボタンを押すことで入力した情報が送信される。

送信後の画面で

登録プロセスが完了しました
あなたのLPI IDは ######### です

というメッセージが出るので、このIDを保存しておくこと。

 

ステップ2 ピアソンVueに登録する

続いて下記URLからピアソンVueのアカウントを登録する。

http://www.pearsonvue.com/lpi/capva/

LPICとピアソンVUEをつなぐ窓口のページだ。

ピアソンvue登録ページ

プライバシーポリシーを読み、「はい、規定に同意します」をクリックする。

個人情報の入力

個人情報を入力して、「次へ」ボタンをクリック。

LPI IDには、ステップ1で取得した「LPI*****」を利用する。

連絡先情報の入力

各種項目をローマ字で入力。
※ 次のページで日本語で入力するため、書き方が誤っていても大きな問題にはならない

アカウントの作成

各種アカウント情報を入力する。
全て入力するとピアソンVUEのアカウントが作成される。

 

ステップ3 試験の申し込みページに行く

ここまで完了したら、下記URLよりピアソンVUEにログインする。

https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/LPI/Confidentiality-agreement.aspx

ログインすると下記のような表示が出る。

LPIC受験ホーム

試験を表示ボタンから受けたい試験を選ぶ。

LPIC試験一覧

LPIC Level1であれば、101をまずは選択すればいい。

言語選択ページ

言語を選択する画面が出るので、日本語を選択する。

詳細確認ページ

確認して試験を予約するボタンをクリック

LPIC試験会場地図

ここでテストセンターの検索が可能になる。

検索フォームに住所を入れて検索すると、最寄りのテストセンターを表示してくれる。テストセンターを選択して「次へ」をクリックするとそれぞれのテストセンターでの試験実施時間も確認することができる。

このまま受験の予約をすることも可能だし、ここでキャンセルすることも可能だ。

受験のキャンセルは受験の24時間前まで無料で受け付けてくれるため、自分にプレッシャーをかける意味でも予約してしまうのはいい手だろう。

まとめ

LPICの受験場所の確認方法がお分かりになっただろうか?

LPICはLinux試験の中で圧倒的なシェアを持つ。サーバエンジニアにとっては有益な資格試験だ。

受験を考えているようであれば、ぜひチャレンジしてほしい。

また、LPICの難易度が気になっている方は下記ページを参考に。

LPIC level1の難易度まとめ。サンプル問題あり

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https://eng-entrance.com/lpic_place/feed 3
就転職やキャリアアップに役立つサーバー資格 5選 https://eng-entrance.com/server_qualification https://eng-entrance.com/server_qualification#comments Wed, 04 May 2016 04:03:14 +0000 http://eng-entrance.com/?p=126 エンジニアというと一般的にはプログラミングを書いている人、いわゆるシステムエンジニアをイメージする人が多いようだ。ご存知の通り、システムエンジニアは人材が常に不足気味で、育成の必要性が国を挙げて叫ばれている。

しかし、システムエンジニア以上に人材が不足しており、必要とされているのがサーバーエンジニアだ。サーバーを管理するという目に見えにくい仕事をしているためか、そもそも「なろう!」と思う機会がないのが大きいだろう。縁の下の力持ち的な存在で、業務自体もシステムエンジニアより安定していると言われている。

今日は未経験からサーバーエンジニアになるために有利な資格や、すでにサーバーエンジニアとして活躍している人に役立つ資格をまとめた。キャリアの設計に役立てて頂ければと思う。

サーバーエンジニアの資格まとめ

サーバーの資格は大きく分けて、Linux系とWindows系に分かれる。それぞれLinuxサーバーとWindowsサーバーに対応した試験だ。現在サーバーに使われているのは、基本的にこの2種類しかないと思って頂いて構わない。

Windows系資格は、マイクロソフト社が提供しているベンダー資格となる。ベンダー資格とは、製品の提供元が作っている資格だ。Cisco社が出しているCCNAなどがそれに当たる。Windowsサーバーに関する資格はマイクロソフト社が提供している。

Linux系資格はベンダーニュートラル(中立)な資格とベンダー資格が存在する。それぞれ代表的なものをまとめている。

Linux系ベンダーニュートラル資格 LPIC

LPIC

そもそも、Linuxとはサーバーによく用いられる無料でオープンソースOSだ。Windowsサーバーなどとは違い、OSの利用に費用がかからず、中身も自由に弄れることがLinuxを使う最大のメリットになっている。

LPICはLinuxの全般知識を問う資格試験だ。Linuxとは一言で言っても、実は様々なバージョンや種類がある。種類のことをディストリビューションと呼ぶが、CentOS、Ubunts、Linux Mint、Fedoraなど数え上げればキリがない。

LPICはベンダーニュートラルな試験として、多くのLinuxディストリビューションに共通する部分を中心に試験が構成されている。

日本でもっとも有名な資格試験の1つで、IT資格としては受験者も多い。サーバーエンジニアの現場においては、耳にする機会も多いだろう。

試験はLPIC level1、LPIC level2、LPIC level3と三段階に分かれている。

lpicの3ステップ

 

LPIC level1

LPIC level1では、簡単な運用やシステム管理ができる技術を問われる。LPIC101とLPIC102の試験があり、両方合格することでLPIC level1に認定される。

LPIC level2

LPIC level2ではサーバー構築をできる技術があるかどうかを問われる。こちらも2種類の試験、LPIC201とLPIC202に合格することにより、認定が行える。

LPIC level3

LPIC3は3つの試験に分かれている。LPI 300 Mixed Environment Exam、LPI 303 Security Exam、LPI 304 Virtualization & High Availability Examの3種類だ。

それぞれ、Windowsシステムとの混合環境運用、セキュリティ、クラウドというところでスペシャリティが発揮できるエンジニアだということを証明できる。

LPIC3では、いずれかの試験に受かるだけでLPIC level3の認定を受けられる。

LPICについては下記で詳しく解説している

LPICとは

Linux系ベンダーニュートラル資格 Linux Foundation資格プログラム

linux-foundation

オンラインで受けられる実技テストで取れるLinux資格もある。それが Linux Foundation資格プログラムだ。ベンダーニュートラル資格といったが、実際には受験の際に、CentOS、openSUSE、Ubuntuの3種類から選ぶ形となる。

かなり実践的なテストになっている点が特徴だろう。試験は選択肢を選ぶものではなく、コマンドラインで実際の問題に対応するものとなっている。そういう意味でも良い試験だ。

また、ウェブブラウザとカメラ、マイクがあればいつでもどこからでも受けられるのも面白い。2段階のレベルがあり、受験費用はそれぞれ300ドルとなっている。

Linkedinに書き込むと評判がいいことから、米国での人気が高くなっている試験だ。

LFCS(Linux Foundation認証システム管理者)

基礎スキルを確認する試験。基本的なシステム管理スキルがあるかどうかを確認する試験になっている。運用管理やコマンド、ネットワークの基礎スキルに加えてVMなども試験に入ってくる。

LFCE(Linux Foundation認証エンジニア)

高度なエンジニアスキルが求められる試験だ。ネットワーク管理や、セキュリティ、HTTPサービス関連、メールサービス関連が範囲に当たる。

詳しくはこちらで確認できる

 

Linux系ベンダー資格 RHCE

redhat

RHCE(レッドハット認定エンジニア)は、レッドハット社が実施しているベンダー資格だ。Linuxはオープンソースだが、それを使って有料のOSを作成し、サポートと共に販売している企業がある。その代表格がレッドハット社だ。

実務に役立つスキルを確認する資格試験になっている。サーバーの設置やネットワークサービスやセキュリティなど分野も多岐にわたる。

RHCSA

RHCEの基礎資格となる。内容はユーザやプロジェクトの管理、プラットフォーム管理、イメージやノード、クォータなどLPIC level1の資格範囲と近い。

RHCSAが受かって、RHCAを受けることができる。

RHCA

ネットワークサービスやHTTP、DNSなどLPIC level2と同様サーバーの構築がメインの資格試験となる。難度は高いと言われており、LPICよりも合格率は低い。

30-40%程度と言われている。

エキスパート認定

さらに上位資格としてエキスパート認定資格が用意されている。パフォーマンスチューニングやクラスタリング、クラウドストレージなど様々な資格試験が用意されている。英語でしか受けられないものもあり、中には米国でのみ受けられる試験もある。

詳しくは公式サイトから

Linux系ベンダー資格 TurboLinux技術者認定制度(Turbo-CE)

667835_110

Turbo-CE

Turbo-CEはRHCEと同じようにベンダー資格だ。ターボリナックス社が提供しているTurboLinuxの運用やサーバー構築の技術力を測る資格制度になっている。

Turbo-CEPro

Turbo-CEの上位資格で、エンタープラウズ分野での能力を測るテストになっている。受験にはTurbo-CEの資格が必要だ。

紹介はしたものの、日本では活動がなく、米国でも実施していない可能性が高いので他の試験を選択したほうが無難だろう。

Windows系ベンダー資格 マイクロソフト認定プロフェッショナル (MCP・MCSE)

MCP

多少費用を使ってでもWindowsサーバーを、というニーズは根強い。また、Windowsが仮想化に力を入れていることから、そのニーズも今後徐々に上がっていくことが予想される。価格競争力も出てくるだろう。

そのため、近年ではLinuxOS主体だったサーバーエンジニアの需要が、Widowsサーバー側にも普及してくる可能性がある。Windows系の資格にもぜひチャレンジしてほしい。

Windows系の資格は段階がいくつかあり、少し複雑だ。

windowsサーバー資格

 

MTA

MTA(マイクロソフトテクノロジーアソシエイト)はIT業界で就職するためのスキルの証明ができる試験だ。エントリーレベルの試験と言えるだろう。

幅広い角度からITの基本的な説明ができることを示す。オペレーティングシステムの構成やアプリケーションの管理、デバイスの管理などが試験範囲になる。

MCSA

MCSA(マイクロソフト認定ソリューションアソシエイト)は、システム環境の管理やトラブルシューティングを適切にできるエンジニアであることを証明する資格試験だ。

実務経験者や就転職を目指している方は、MCSAを取得することを目標にするのがいいだろう。MTAだけだと効力がほとんどない。新卒入社のタイミングであれば、しっかりと勉強をしてきたイメージがついて良いが、転職の際には役に立たないだろう。

MCSAの資格を取るためには複数の試験に合格する必要がある。410,411,412の3種類だ。

それぞれ、次のような内容になっている。

410 Installing and Configuring Windows Sever 2012

Windowsサーバー2012のインストールおよび構成に関する知識と技術を問う試験

411 Administering Windows Sever 2012

Windowsサーバー2012の管理・保守における知識と技術を問う試験

412 Configuring Advanced Windows Server 2012 Services

Windowsサーバーサービスの高度な知識や技術を問う試験。

これら、3種類合格すると、MCSAを取得できる。

MCSE

マイクロソフト社がIT技術者が所得すべきレベルとしているのがMCSE(マイクロソフト認定ソリューションエキスパート)だ。

推奨はされているものの、なかなか難度の高い試験になっている。5年程度の実務経験があってはじめて受かるような試験だ。就転職の際には厳しいが、スキルアップとして受験するには有益な資格だ。

同列のエキスパート資格としてMCSDがある。こちらはWindowsのクラウド環境を中心に問われる試験となっている。

MCSM

MCSMは最上位の資格となる。設計から構築までできる知識が必要だ。

MCSEの取得が必須条件で、LPICの試験体系などと似ている。LPIC level3よりも難度が高く、マスターという名前にふさわしい資格になっている。

まとめ

いかがだっただろうか?

資格がなければサーバーエンジニアになれないわけではないし、キャリアアップができないわけでもない。しかし、資格を持っていると手っ取り早くスキルの証明になるのも事実だ。サーバーの技術や証明が難しく、プログラミング系の資格よりもサーバー系資格は威力を発揮することが多い。

プロフェッショナルなサーバーエンジニアを目指すのであれば、ぜひチャレンジしてみてほしい。

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https://eng-entrance.com/server_qualification/feed 2
LPIC level1の難易度まとめ。サンプル問題あり https://eng-entrance.com/lpic_difficulty https://eng-entrance.com/lpic_difficulty#comments Tue, 03 May 2016 04:33:50 +0000 http://eng-entrance.com/?p=121 LPIC level1はLPICで受ける最初の試験だ。

LPIC level1の難易度はどれくらいだろうか? Linux初心者でも誰でも受かる? いや、Linuxエンジニアであっても落ちるくらい難しい? 色々な話を聞くと思う。気になるLPIC level1の難易度についてまとめてみた。

どのくらいのスキルだったら受かるのか? LPIC level1の対象者や合格率。また合格点や試験時間などの情報をまとめている。

また、サンプル問題もいくつか用意した。LPICを受けようと思っているのであれば、解いて参考にしてみてほしい。

LPIC level1の難易度まとめ

LPIC level1の対象は?

LPIC level1はLinuxシステムの運用や管理、構築の一部ができることを証明するための試験になっている。これだけ聞くとLinux初心者では受かることはなさそうだが、実際にはそんなことはない。

就職や転職、また企業内での昇格や昇進に有利な資格とされており、初心者から勉強して受ける人の割合が意外と高い。

もちろん、それ相応の勉強が必要だ。要はどれだけLinuxを勉強して、LPICの対策したかが大切になってくる。無勉強であれば現役のエンジニアでも落ちてしまうこともある難易度だ。

LPICの合格点は?

LPICの合格点は公表されていない。

予測値になるが、65%以上の正解で合格だと思っていい。だいたい60問の問題が並ぶので、40点取ると合格ということになる。

TOEICなどと違い点数そのものが価値を発揮するわけではない。そのため、満点を取りに行く必要はない試験だ。完璧にすべての項目を覚えていなくても、合格できる。

練習問題で、7〜8割コンスタントに取れるようになったら受験しに行ってしまおう。満点を目指すよりも、LPIC level2やlevel3にチャレンジする時間に使ったほうが有益だ。

LPIC level1の合格率はどれくらいか?

LPIC level1の合格率は公表されていない。だが、予測することはできる。

・2016年3月時点のLPIC 累計受験者数が274,000人
・LPIC level1の合格者は65,000人
・LPIC level2の合格者は20,000人
・LPIC level3の合格者は11,000人

全試験の合格率が同じだと仮定すると、35%となる。実際にはLPIC level1がもっとも簡単であることからも50%程度は合格率があると予測される。

ただ、いくら合格率が高くとも受験料はLPIC101とLPIC102の両方で3万円かかる。どちらも一発で合格できるように準備すべきだろう。

問題の形式や難易度は?

LPICは選択式の問題と記述式の問題の両方が出題される。選択式の問題が8〜9割、記述式の問題が1〜2割程度になっている。

ただ、選択式とはいえ、「2つ選べ」や「3つ選べ」という問題も出てくる。こうなると勘だけでは厳しい。

例えば6つの選択肢から1つ選ぶのであれば、正解確率は17%だ。しかし、6つの選択肢から2つを選ぶとなると、確率は7%まで落ちる。

選択式が多いとはいえ、勘だけではななかなか受からないというのをわかっていただけただろうか。実際には、4つや5つの選択問題が多いため、10%程度の確率では当たる。時間がなくなったときとりあえず入力しておくのは大事だ。

また、記述とは言え、コンピュータが採点できる程度の内容となる。コンピュータに難しく、複雑な記述は判定できない。記述問題でよく出題されるのはコマンド名やコマンドのオプション、ディレクトリ名だ。例えば、「隠しフォルダもすべて表示するlsコマンドのオプション」を答えよ、などの問題がでてくる。日本語の記述問題はない。

LPIC level1の試験時間は?

LPIC101、LPIC102ともに1.5時間が試験時間となる。試験時間が足りなくなるということはまずないだろう。ゆっくり解いても半分程の時間で終わる。そういう意味でも難易度はそこまで高くない。

しっかりと、見直しに時間を使おう。

LPIC level1の試験範囲は?

LPIC101とLPIC102の試験範囲は次のとおりだ。

LPIC101

主題101:システムアーキテクチャ
ハードウェアやLinuxのブートなどアーキテクチャに関する問題

主題102:Linuxのインストールとパッケージ管理
ハードディスクやブートマネージャーのインストール、パッケージ管理の問題

主題103:GNUとUnixのコマンド
コマンドライン操作やviによる基本的なファイル編集

主題104:デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
パーティションやファイルシステムの作成、リンクなどの問題

 

LPIC102

主題105:シェル、スクリプト、およびデータ管理
シェアルスクリプトやSQLの問題

主題106: ユーザインターフェイスとデスクトップ
XWindowSystemやディスプレイマネージャの問題

主題107:管理業務
ユーザやシステムの管理業務に関する問題

主題108:重要なシステムサービス
システムの時刻設定やプリンター、メールの設定などの問題

主題109:ネットワークの基礎
基本的なネットワークの知識確認問題

主題110:セキュリティ
基本的なセキュリティの確認。秘密鍵・暗号鍵など

 

Linuxエンジニアだったとしても、XWindowSystemやファイルシステムの詳細などは、LPICではじめて勉強する人もたくさんいるはずだ。

Linux上で何が起きているのかの詳しい知識が身につくのは、エンジニアにとって価値のあることなので、ぜひ勉強してみてほしい。

LPIC level1対策

LPIC level1に21日でうかるための勉強方法

LPICに21日で受かるための勉強方法は次のリンク先でまとめている。10日間で102を受かり、11日間で102を受かる対策法だ。

10日間でLPIC101に合格するための対策法

11日間でLPIC102に合格するための対策法

 

ただし、Linuxが完全初心者の方にはこの日程では厳しい。はじめの5〜10日くらいはLinuxの基礎勉強に使おう。

Linuxの基礎勉強にオススメなのは、下記テキストだ。非常にわかりやすくLinuxについてまとまっている。また、もちろん名前のとおりLPIC Levlel1の対策にもなるので、オススメだ。

 

第2位 1週間でLPICの基礎が学べる本 第2版

すでにLinuxをある程度知っているよという方は、あずき本と呼ばれる下記書籍をオススメする。ここまで詳しい情報はいるのか?と思うかもしれないほど、分厚く、文字も小さく、解説が行われているテキストだ。すべて覚える必要はないが、現場で長く使える知識を身につけるという意味でも読む価値があるだろう。

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

 

問題集ではスピードマスターがオススメだ。かなりの精度でLPICの実際の試験と同じ問題が出る。

Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集

 

また、参考書についても下記でまとめている。こちらも参考にしてほしい。

LPIC level1合格におすすめのLPIC問題集ベスト5

 

LPIC level1のサンプル問題にチャレンジ

LPICのサンプル問題を用意した。3問だけなので手っ取り早い力試しにチャレンジしてみてほしい。


LPIC leve1 サンプル問題 1

グループからユーザを削除するコマンドはどれか? 1つ選択しなさい。

A. groupmod
B. passwd
C. usermod
D. userdel

LPIC leve1 サンプル問題 2

umask値が「022」の場合、ファイルを新規作成した際のパーミションとして、正しいものはどれか? 1つ選択しなさい。

A. 755
B. 644
C. 533
D. 422

LPIC leve1 サンプル問題 3

IPv4の一般的なプライベートアドレスはどれか? 3つ選択しなさい。

A. 1.1.0.0
B. 10.0.0.0
C. 172.16.2.0
D. 192.168.255.254
E. 225.0.0.0

 


解答

サンプル問題1 解答C(usermod)

groupmodはユーザを変更することはできない

サンプル問題2 解答B(644)

デフォルト666から022を引く

サンプル問題3 解答 B,C,D

 

結果はどうだっただろうか? これらはLPIC level1の典型的な問題になっている。これが解けなければ、しっかりと勉強をしてからLPICにチャレンジしたほうがいいだろう。

他にも典型問題をまとめている。興味があれば、次のページも確認してほしい。

LPIC level1の問題 20選

 

まとめ

LPIC level1の難易度や受験方法、合格率について把握できただろうか? LPICはLinuxエンジニアにとってスキルを証明する便利な手段となる。また、勉強そのもののもとても役に立つのでぜひ参考にしてほしい。

level1の難易度はそこまで高くない。そのため、時間が許せばLPIC level2にもチャレンジしてほしい。level1以上に色々な場面であなたの役に立つはずだ。

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https://eng-entrance.com/lpic_difficulty/feed 1
あなたは何点取れる?LPIC level1の典型問題 20選 https://eng-entrance.com/lpic_questions https://eng-entrance.com/lpic_questions#respond Mon, 02 May 2016 09:18:12 +0000 http://eng-entrance.com/?p=116 LPIC level1はLinuxエンジニアの入り口として適した資格試験だ。

実際LPICは@IT自分戦略研究所の調査で、

「最もキャリアにつながった資格」
「最も実務で活かせた資格」
「取得したい資格」

の3つのランキングで一位を獲得するという快挙を達成している。

Linuxエンジニアが足りていないというのと、LPICがかなり実務に近いというのがその理由だろう。結果として、就職や転職にも役立つ資格になっている。

もちろん資格試験なので、実務的ではない暗記も必要ではあるが、とても有用な資格だというのは間違いないだろう。

このページではLPIC level1にチャレンジしようとしているあなたに20個の典型問題をご紹介しよう。LPICを受けるかどうか悩んでいる人や受けるための準備をしている人は、ぜひ確認してみてほしい。

合格率は65%程度なので、13問正解すれば合格範囲だ。勉強を開始する前のひとつの目安としてトライしよう。

LPIC level1 問題 20選

下の問題は、あえてLPIC level1のその半分、LPIC101試験からピックアップした。

LPIC level1を取得するためには、LPIC101とLPIC102という二つの試験への合格が必要だ。

合格する際にどちらが先でも構わないが、リスキルテクノロジーではLPIC101を先に合格することをオススメしている。そのため、このページの20問もLPIC101からピックアップすることにした。

それでは早速問題に入っていこう。


LPIC level1 問題1

「pwd」コマンドを実行した後、「ls -l」コマンドを実行したい。適切なものを1つ選択しなさい。

A. pwd || ls -l
B. pwd ; ls -l
C. pwd > ls -l
D. pwd < ls -l
E. pwd >> ls -l

LPIC level1 問題2

シェル変数の一覧を表示するには、どのコマンドラインを実行すれば良いか? 1つ選択しなさい。

A. date
B. export
C. env
D. set

LPIC level1 問題3

60日以上更新されていないファイルを削除したい。次のコマンドの空欄に当てはまるコマンドは何か?

$ find . -mtime +60 -type f | ___________ rm

LPIC level1 問題4

config.confファイルでは、行頭に#がある行はコメントとして書かれている。このファイルのコメントの行数をカウントする際、正しいのはどれか?

A. grep ^# config.conf | wc -l
B. grep $# config.conf | wc -l
C. grep ^# config.conf | wc -c
D. grep $# config.conf | wc -c

LPIC level1 問題5

バイナリファイルの内容を8進数で表示するコマンドを2つ選択しなさい。

A. expand
B. nl
C. lpr
D. hexdump
E. cat
F. od
G. iconv

LPIC level1 問題6

viのコマンドモードの操作において、カーソルの位置から5行をコピーする操作して適切なものはどれか?

A. :repeat 5
B. :r 5
C. ¥copy
D. 5yy
E. 5dd

LPIC level1 問題7

シグナルの指定なしでkillコマンドを実行したところ、プロセスが終了しなかった。どうしても終了させたいときシグナルの指定として適切なものをすべて選択しなさい。

A. -SIGHUP
B. -9
C. -15
D. - SIGCONT
E. -KILL

LPIC level1 問題8

バックグラウンドでupdatedbコマンドを実行させる方法として適切なものを1つ選択しなさい。

A. jobs updatedb
B. updatedb #
C. fg updatedb
D. bg updatedb
E. updatedb &

LPIC level1 問題9

fileAのパーミションを次のように設定したい。

所有者: 読み取り可能、書き込み可能、実行可能
所有グループ:読み取り可能
その他:読み取り可能

下線部に当てはまる数値を記述しなさい。

# chmod _______ fileA

LPIC level1 問題10

/etc/passwdファイルのパーミションで適切なものはどれか? 1つ選択しなさい。

A. -rw-r--r-- root root /etc/passwd
B. -rw-rw-r-- root root /etc/passwd
C. -rw-rw-rw- root root /etc/passwd
D. -rwxrw-rw- root root /etc/passwd

LPIC level1 問題11

ディレクトリ/tmpにスティッキービットを設定したい。実行すべきコマンドとして適切なものを1つ選択しなさい。

A. chmod r+w /tmp
B. chmod o-s /tmp
C. chmod o+s /tmp
D. chmod o+t /tmp
E. chmod o+S /tmp

LPIC level1 問題12

空き容量が足りなくなり、この中にあるディレクトリ以下を別ファイルシステムに移すことになった。新しく移したディレクトリを移す前と同じパス名でアクセスするためにはどの方法が適切か? 1つ選択しなさい。

A. ハードリンクを使用する
B. シンボリックリンクを使用する
C. デバイススペシャルファイルを使用する
D. ソケットを使用する

LPIC level1 問題13

搭載メモリが4GBの場合、スワップ領域には何GB程度割り当てるべきか? 1つ選択しなさい。

A. 100MB
B. 4GB
C. 100GB
D. 400GB

LPIC level1 問題14

mkfsコマンドのtypeを指定しなかったとき、作成されるファイルシステムの種類はどれか? 1つ選択しなさい。

A. xfs
B. fdisk
C. ext2
D. ext3
E. ext4

LPIC level1 問題15

独立したパーティションにすべきディレクトリとして正しくないものはどれか? 1つ選択しなさい。

A. /home
B. /etc
C. /var
D. /opt
E. /tmp

LPIC level1 問題16

カーネルモジュールをロードするコマンドを記述しなさい。

_________________

LPIC level1 問題17

rpmコマンドでパッケージに含まれるファイル名をリスト表示するオプションとして適切なものはどれか? 1つ選択しなさい。

A. -qf
B. -ql
C. -qi
D. -qa

LPIC level1 問題18

apt-getコマンドを使用して、debian_pkgパッケージをインストールするためのコマンドラインとして、下線部に入るサブコマンドを記述してください。

# apt-get _____________ debian_pkg

LPIC level1 問題19

Linux起動時にカーネルが出力するメッセージを、起動後確認したい。適切なコマンドはどれか?

A. lsmod
B. aptitude
C. dmesg
D. cat /var/log/boot
E. cat /boot/grub/grub.boot
F. cat /etc/init.d/httpd

LPIC level1 問題20

起動時のデフォルトランレベルを設定しておくファイルのファイル名を絶対パスで記述しなさい。

_____________________________

 


解答 & 解説

手応えはいかがだっただろうか?

「意外と解ける!」

「まったくわからない・・・」

など、人によって様々だろう。なんにせよ、1度解いてから解答と解説を見てみてほしい。間違えた問題でも、考えて間違えれば、記憶の定着はとても早い。

それでは、それぞれの解答と解説だ。

問題1

正解:B

コマンドを続けて実行する場合には「;」を使用する。「&&」は一つ目のコマンドが正常に動作したときのみ二つ目を実行する。「||」は一つ目のコマンドが正常に動作しなかったときのみ二つ目を実行する。

複数コマンドの制御はLPIC level1で頻出問題だ。必ず覚えておくようにしよう。

問題2

正解:D

dateは日時の設定や時刻を取得ができるコマンドだ。exportは環境変数を定義・リスト表示するコマンド。envは環境変数を表示するコマンドになっている。シェル変数を表示するにはDのsetコマンドを使う。

どのコマンドもよく出題される。

問題3

正解:xargs

xargsは標準入力から受け取ったデータを引数としてコマンドを実行するためのコマンドだ。

findコマンドでファイルを探し、それを削除rmしている

$find . -mtime +60 -type f | xargs rm

xargsは記述で出題されることも多い。書けるようになっておこう。

問題4

正解:A

正規表現で行頭は「^」となる。「$」は行末だ。

wc(word count)コマンドは行や文字数をカウントするコマンドである。「-l」のオプションで行数を、「-c」のオプションでバイト数を数える。この問題では行数なので、Aが正解となる。

問題5

正解:D,F

expandはタブをスペースに変換して出力する。
nlは行番号を付けての出力する。
lprは印刷に用いるコマンド。
catはファイルをそのまま標準出力。
iconvは文字コードの変換を行うコマンドだ。

正解はod、hexdumpの2つとなる。

問題6

正解:D
yyはコピーのコマンドだが、数字を前につけることで○行コピーするの意味合いになる。

ddは行をデリートするコマンドだ。:rは現在の行の次の行にファイルを読み込み、挿入するコマンドになる。

他のコマンドは存在しない。

問題7

正解:B、E

強制終了には-KILLシグナルを発生させる必要がある。LPIC level1でシグナルはよく出る問題だ。すべての番号とシグナル名を覚えておこう。

 

問題8

正解:E

最後に「&」をつけるとバックグラウンドで実行を行う。

jobsコマンドは現在のジョブ状況を確認するコマンドだ。

fgとbgはそれぞれジョブをフォアグランド、バックグラウンドに移すコマンドである。「bg % ジョブ番号」というように使用する。

問題9

正解:744

所有者: 読み取り可能、書き込み可能、実行可能
所有グループ:読み取り可能
その他:読み取り可能

読み取り権限は 100 → 4
書き込み権限は 010 → 2
実行権限は 001 → 1
だ。

所有者は 4+2+1 = 7
所有グループとその他は 4
となり、744となる。

問題10

正解:A

/etc/passwdにはユーザ情報が保存されている。ユーザ管理はrootユーザしか行えない。ただし、他のユーザーでも閲覧は行うことができる。

そのため、Aの「-rw-r--r--」が正解だ。

問題11

正解:D

ファイルの所有者のみが、ファイルを削除できるようにしたい場合使うのがスティッキービットだ。例えば/tmpフォルダはすべてのユーザによって利用されるが、他のユーザには削除されないようにしたい。そのため/tmpにはスティッキービットが設定されている。

スティッキービットは、その他ユーザに「t」を加えれば設定できる。正解は「D. chmod o+t /tmp」となる。

問題12

正解:B

ハードリンクは別のファイルシステム間では利用できない。

シンボリックリンクはファイルシステムが別でも利用ができる。正解は「B. シンボリックリンクを使用する」となる。

問題13

正解:B

スワップ領域は搭載メモリの1〜2倍用意するのが適切だ。正解はBとなる。

LPIC level1でよく出る問題だ。しっかりと理解しておこう。

問題14

正解:C

mkfsコマンドの実行時に-tオプションでファイルシステムの種類を選択できる。デフォルトだとext2ファイルシステムが選択される。

選択肢の中で、fdiskはコマンドのみ、ファイルシステムではない。

問題15

正解:B

/home:ユーザのホームディレクトリ。容量が大きくなりやすい。
/etc:設定ファイル が置かれる
/var:システムログなどの動的に変化するファイルが置かれる。
/opt:追加でインストールしたパッケージを配置するため、容量が大きくなる場合がある。
/tmp:誰でも読み書き可能なため、危険性を考慮すべき

よって、正解はBとなる。他は容量やセキュリティの問題で独立させるべきだ。

問題16

正解:modprobe

カーネルモジュールをロードするにはmodprobeコマンドを使う。

問題17

正解:B

rpmのオプションはよく出題される。

-fは指定したファイルを含むrpmパッケージを表示
-lは指定したパケージに含まれるすべてのファイルを表示
-iは指定したパッケージの詳細情報を表示
-aはインストール済みのrpmパッケージ情報を一覧で表示

問題18

正解:install

「apt-get install」でパッケージをインストールできる。

apt-getコマンドの代表的なオプションはすべて覚えよう。

問題19

正解:C

dmesgで起動メッセージを確認できる。

lsmodはLinuxカーネルのモジュールリストを表示するコマンドだ。
aptitudeはDebian系パッケージの操作や管理を行う。

問題20

正解:/etc/inittab

デフォルトのランレベルは/etc/inittabの中でinitdefaultとして指定する。

これに限らず、頻出ディレクトリは絶対パスで覚え、中身も覚えられるようなら覚えてしまおう。LPIC level1では、意外なほど深く聞かれることも多い。

まとめ

いかがだっただろうか? 勉強せずに8〜9割正解したという方はLinuxエンジニアとしてとても優秀だ。そのままLPICを受けに行ってもきっと受かる。

なかなか点数が伸びなかったというかたは、LPIC level1の対策を行ってほしい。ただ問題を解く練習をするのではなく、理解をした上で取り組んでくことをオススメする。

次の記事は勉強をする上で参考になるはずだ。LPIC受験を考えている方はぜひ確認してみてほしい。

10日間でLPIC101に合格するための対策法

11日間でLPIC102に合格するための対策法

LPIC level1合格におすすめのLPIC問題集ベスト5

 

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LPIC level1合格におすすめのLPIC問題集ベスト5 https://eng-entrance.com/lpic_text https://eng-entrance.com/lpic_text#comments Sun, 01 May 2016 07:51:43 +0000 http://eng-entrance.com/?p=103 LPICの問題集や参考書をお探しだろうか?

LPIC level1を受験することになったとき、多くの人がまずはじめにやることはLPIC問題集を探すことだろう。

その判断は間違っていない。現役のLinuxエンジニアでさえ、勉強しなければ落ちてしまうのがLPICという資格だ。例え、level 1であっても知らないコマンドやディレクトリが出てくる。

まして初心者の方では、Linuxを少しかじったからと言って、無勉強で受かる試験ではない。しっかりと問題集を使って対策をするべきだ。

このページでは、たくさんあるLPICのテキストの中から、「どれを買えばいいの?」という質問にお答えしたい。リスキルテクノロジーが客観的な立場で、オススメの問題集をピックアップした。ベスト5という形でランキングにしている。

参考にしてほしい。

LPICの合格に問題集は必要?

「現役Linuxエンジニアが勉強なしでLPIC level1受けたら、受かると思うか?」

という質問をリスキルテクノロジーの講師陣何人かに投げてみた。全員が全員、うーんと悩んだ上で、「その人の力量による」という回答が多く返ってきた。

それは当たり前なので、突っ込んで聞いてみると、「少し触れる程度の人には、厳しいんじゃないか?」というような回答が多かった。

  • 自分の業務範囲の理解はあるが、全体を把握しているエンジニアは少ない
  • なかなか現場で使わないコマンドが試験に出てくることもある
  • 理解はしているが、覚えてはいない

という理由だ。

LPICは比較的実務に近い資格試験だが、それでも対策と勉強は必要になってくるだろう。

特に必要なのは「問題慣れ」だ。「こんなこと考えたことがなかった!」というような問題がたまに出題される。

例えば、「こういうときはこのコマンドを打つ」と自然と覚えている人が「これができるコマンドを2つ挙げよ」と言われたら固まってしまう。そういったことがLPICではよくある。

だからこそ、問題集を最低1冊は買って、対策をしてほしい。Webの問題集でもまったく構わないが、強制力がない状態でのインターネットは集中力阻害の原因になる。

要するにネットサーフィンをし出す可能性が高いのだ。2,3千円で買える書籍たちが多いので、自身の時給を考えても買ってしまった方が得だろう。

LPICのオススメ問題集&参考書

LPIC対策の書籍は、参考書+問題集となっているものが多い。そのため、参考書と問題集に分けずにランキングする。

一応ベスト5という形でまとめているが、実際には対象者別で購入の判断をしてもらった方がいい。そのあたりの解説も踏まえてお伝えしていこう。

また、今回はLPIC ver4.0対応の参考書に絞った。ver3.5までの対応のものはランキングから除外している。

 

第5位 イラストでそこそこわかる LPIC 1年生 (Linux教科書)

イラストでそこそこわかる LPIC 1年生

 

対象

とにかく初心者向けだ。表紙でも「そこそこわかる」と明記しているのにとても好感がもてる。嘘がなく、明快だ。

「Linuxなんて触ったこともないどころか、そういう言葉をこの前聞いたばかりだ」という方にまず読んでほしい参考書だ。

イラストやマンガが入っていて親しみやすい。わかりやすくしようとしてわかりにくくなっている箇所もあるにはあるが、全体としてとても読みやすいだろう。

ただし、LPIC対策という匂いはまったくしない。どちらかというと、Linux1年生というニュアンスだ。

LPIC対策より一歩手前、Linuxに初めて触る人に読んでほしい参考書だ。

また、教える側の人間にとっては非常に参考になる内容だ。自社の新入社員に教える担当になったときなど、目を通しておくと、説明のわかりやすさが一段階上がるだろう。

問題数

それぞれの章末に何問か問題があるが、これだけでLPICに受かるわけではない。第一歩目を踏み出すための書籍だと思ってほしい。

金額

2,592円だ。

それほど厚い書籍ではないが、見やすいように白黒ではなく、またLPICを受ける中でも本当の初心者というニッチターゲットな書籍。これくらいの値段はするだろう。

第4位 徹底攻略LPIC Level1問題集[Version 4.0]対応

徹底攻略LPIC Level1問題集[Version 4.0]対応

対象

もっとも問題集らしい問題集だ。名前の通り、基本問題が詰まったLPIC対策用問題集になっている。初級者にも上級者にも使えるテキストだ。

問題数

全体で652問が含まれており、当ランキングの中でも1位の問題数だ。

問題数的にはもっと順位が高くてもいいのだが、中に含まれている問題が簡単なことで順位が下がっている。

実際のテストでは、もう少し難易度が高く、ひっかけ問題などが出てくる。基礎固めに適した問題集と言えるだろう。

また、演習問題は101と102のそれぞれで2つ付いてくる。また、PDF版も貰えるなど読者サービスが良い書籍になっている。

金額

2,700円だ。

厚さの割に安い。Kindle版も販売していて、そちらは2,500円と少し安くなっている。

第3位 Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

 

対象

通称「あずき本」。LPIC対策でもっとも売れているテキストだ。その実績の通り、質も高い。解説は細かく、丁寧。あれだけの厚さでも足りなかったのか、文字も小さい。

いいことでもあるのだが、分量が多いのが難点だ。初心者は第2位の「1週間でLPICの基礎が学べる本」を買うべきだろう。

反対に中級者や上級者にはとてもオススメな書籍だ。全てのページをしっかりと読み込んで実際にコマンド操作等してみると、必ずLinuxのスキルが上がる。

網羅性が高く、これをすべて理解して記憶すれば確実に受かるだろう。またLinuxエンジニアとしてのレベルも1段上がる。

問題数

最後に1回分の模試がついている。また、それぞれの章末にも問題がついている。性質的には問題集というより参考書だ。

金額

4,104円だ。

このランキングの中で、もっとも高い。そして、それ相応にもっとも分厚いテキストだ。

あずき本を使って勉強するときに一番困るのは持ち運びだ。101と102の半分のところで切ってしまうことをオススメする。持ち運びがだいぶ楽になるだろう。

第2位 1週間でLPICの基礎が学べる本 第2版

第2位 1週間でLPICの基礎が学べる本 第2版

対象

こちらも初心者向けだが、上記の「1年生」よりも詳しい書籍だ。この本はとても見やすく、また理解もしやすいオススメ書籍だ。実際にこれで勉強をした人たちからの評価も高い。

あずき本を書いた中島講師の書籍だが、「あずき本から勉強していたらきっと挫折していた。この本から入ってよかった」という声も聞いた。

LPIC入門書としては最適で一番はじめに手に取る書籍としては最善と言える。Linuxを初歩から勉強するという意味でも役立つとても良い書籍だ。

初級者向けだからといって手は抜いておらず、各種コマンドのオプションなどにもきちんと触れていている。問題集というよりも参考書だが、Linuxスキルに自信がない方はぜひ買って勉強しよう。

問題数

それぞれの章末に何問か問題があるが、問題数自体は多くない。先ほども言ったが、問題集というより初心者のための参考書だ。

金額

2,592円。Linuxを真剣に勉強したいと思っている初心者の方は確実に「買い」だ。

第1位 Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集

Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集

 

対象

1位は残念ながらリスキルテクノロジー講師陣が書いた書籍ではない。ナレッジデザインの山本講師が書いた書籍だ。

こちらは参考書ではなく、LPIC level1の問題集になっている。問題それぞれに対し、とても手厚い説明があり、親切な書籍だ。

ただ、この書籍のポイントはそこではない。問題に対する説明と解説ではあずき本も同様に素晴らしい。

ポイントは、スピードマスターに書かれた問題がLPICの実際の問題と非常に類似している点だ。というより、まったく同じ問題が何問も出てくる。(いい・悪いの話を抜きにしよう)

これはLPICの受験生にとってはありがたい話だ。

問題数

1章ごとに40〜60問程度問題が用意されている。また、LPIC101、LPIC102それぞれで60問の模擬テストがある。

問題の多くはひっかけ問題や間違えやすい問題が選出されている。勉強した状態でこの問題集にチャレンジしても、散々な結果になるだろう。それで構わない。間違えた問題ごと理解して覚えてしまおう。

金額

2,700円。LPICに本気で受かりたいと思っているのであれば、とりあえず買おう。

LPICのオススメ勉強法

これらの書籍を使ってどのように勉強をすべきか? オススメは、参考書と問題集を1冊ずつ買うことだ。

「あずき本」+「スピードマスター」

「1週間で基礎が学べる」+「スピードマスター」

のいずれかがいいだろう。

中級者・上級者にはあずき本を、初級者には1週間で基礎が学べる本をオススメする。

先に参考書で一通り勉強し、問題集は最後の2〜3日で解いて、覚えてしまうのが効率的だ。Linuxを根本的にまず理解するというLPIC勉強の本来の趣旨にもそう。

ぜひ、このページのLPIC問題集やLPIC参考書にトライをし、LPIC level1の合格を勝ち取って欲しい。

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11日間でLPIC102に合格するための対策法 https://eng-entrance.com/lpic102 https://eng-entrance.com/lpic102#comments Sat, 30 Apr 2016 06:50:37 +0000 http://eng-entrance.com/?p=82 LPIC102の受験をお考えだろうか?

LPIC102はLPICレベル1を取得するために必要な試験だ。また、資格という意味以外でもプロフェッショナルなLinuxエンジニアになるには非常に役立つ知識が詰まった試験で有益である。

しかし、いざ勉強をはじめるとなると何から対策するべきなのか悩むのではないだろうか?

そんな方のために、このページでは11日でLPIC102に受かるための対策方法や勉強方法をお伝えする。受験費用や受験の流れもお話しするので、きっと役に立つはずだ。

まずはLPIC102の基礎理解

LPIC102とは?

LPC102とは、LPICレベル1で受ける試験のひとつだ。

LPICレベル1を取得するためにはLPIC101とLPIC102というふたつの試験に合格をする必要がある。両方とも合格し、はじめて「LPICレベル1を取得した」と言える。

英検で1次試験と2次試験があるのと同じイメージだと思ってほしい。ただし、LPIC101とLPIC102ではどちらかが面接や実技という訳ではない。試験範囲が違うだけで同様の試験だ。

LPIC101よりも後に受けた方がいいのか?

これはよく聞かれる質問だが、どちらを先に受けなければいけないというルールはない。どちらが簡単で、どちらが難しいというのもない。実際LPIC102から取得する人も一定程度いる。

しかし、LPIC101を先に受けるのがいいだろう。

名前的な響きでLPIC101の方が最初の試験にふさわしいというのが理由のひとつ。もうひとつの理由は、LPIC101ではコマンドを覚えることがあり、それが102でも多少出てくるからだ。

抵抗なくLPIC102を勉強するためにLPIC101を先に受けてしまって、受かった方がいい。

LPIC101の対策方法はここで解説している。

受験の前提は?

LPICでは受験をする際に、下位の資格の合格が求められる。

LPICレベル2を取るためにはLPICレベル1の取得が必要だということだ。ただし、LPICレベル1は一番下の試験のため制限はない。誰でも自由に受けることができるということだ。

技術的な前提という意味では、Linuxを多少触れる程度のスキルは必要である。実際に、CUIでコマンドを叩き、ログインして、ディレクトリ(フォルダ)を作って、できればSSHでのログインなども体験しておきたい。

そうしないと、何を勉強しているかわからず、ほとんど丸暗記になってしまう。エンジニアの試験にもかかわらず丸暗記というのは、さすがに苦痛だろう。

丸暗記が必要な範囲もあるが、全範囲それは厳しいし、「技術を証明するための資格」という本来の目的にも沿っていない。Linuxを実際に触った上で、取り組むようにしよう。

LPIC102の受験費用は?

LPIC102受験費用は15,000円(税別)だ。国がやっている資格試験と比べると若干高く感じるが、実務に即するために改訂を頻繁に行っているいい資格試験なので、割り切るべきだ。

LPIC101も同額に設定されている。そのため、レベル1取得のためには30,000円の受験費用がかかることになる。安くはないので、一発で合格したいところだ。

このページでは11日間のスケジュールを組んでいるが、心配であればもう少し練習問題を解く時間を取るといい。

試験実施方式

試験は英国のピアソン社が提供しているテストセンターで実施する形だ。テストを受けるためには、事前に予約をする形になる。

テストセンターは日本中の様々なところにある。場所を選ばなければ、明日でも明後日でも受けることができるだろう。

両側が仕切られているブースのような場所で、コンピュータの前でテストを受けることになる。ちなみに、他の受験者はLPICを受けに来ているとは限らない。様々な人が、様々なテストを受けに来ている場所だ。また、問題もランダムで提示されるため、カンニング等はできない。

持ち込みももちろん禁止だ。計算用紙として、ホワイトボードが一枚だけ渡される場合が多い。

これを消すこともできない。いっぱいに書いてしまったら、係りの人を呼んで別のホワイトボードを渡してもらう形になる。

さすがテストセンターのピアソン。徹底している。

受験のキャンセルは可能か

受験のキャンセルは簡単にできる。24時間以内であれば、受験のキャンセルは無料だ。しかし、人間はそういう状況に弱い。一度キャンセルして先延ばしにするとそのままやらなくなってしまう公算が大きい。

できるかぎり、一度決めた試験日は変えないようにしよう。もちろん、前倒しにするのは良いだろう。

LPIC102の合格点

問題数は約60問だ。最大で75問。一般的には60問だと捉えていいだろう。

合格点は約65%以上。これは公表されているわけではない。リスキルテクノロジーの経験則だが、それほど間違っていないだろう。3分の2に当たる40問正解すれば合格だ。

選択問題が8割のため、勘だけで受かる可能性もある。しかし、単一回答ではなく、2つ選べ、3つ選べといった問題もあるため、勉強不足で行くと簡単に落ちる。注意してほしい。

試験時間

試験時間は90分だ。時間が足りなくなることはないだろう。選択式が多いし、記述でも10文字以下の入力問題が多いからだ。

30〜45分程度で一周終わる。ただし、そこで油断するのではなく、5分程度休んで頭をクリアにした後、再度問題を解き直してほしい。

この5分が大切で、休憩を挟まずにそのまま問題に臨むとどうしても頭に回答が残ってしまっている。ひっかけ問題に対処するためにも、頭をクリアにしよう。

時間に余裕があれば、10分ほど机に突っ伏して寝てもいいだろう。見直しは大切だ。

勉強時間

LPIC101とLPIC102両方受かるのに、だいたい2ヶ月程度かかるというのが一般的な目安だ。公式ホームページでも1〜3ヶ月と書かれている。

しかし、このページを見たあなたは、ぜひ「1ヶ月以内」での取得を目指そう! そして、余った時間で、LPICレベル2まで取得しようじゃないか。

そちらの方がきっとあなたの将来にとって有益だ。

LPIC102の受験方法

受験の方法は簡単だ。オンラインですべて完結させることができる。

LPICの公式ホームページに行き、ナビの「受験する」ボタンをクリックすると受験の方法が確認できる。

 

lpic受験の流れ

ざっくり説明をすると、まずLPICのIDを取得し、その後ピアソンのIDを取得する。そのIDでピアソンにログインをして、試験会場と場所を選択して、クレジットカードで支払いをする。

それだけだ。

10分ほどで完了するから、試験前日に行ってもいい。ただし、上でもお伝えした通り自分へのプレッシャーにするために前から予約をしておこう。

LPIC102の試験出題範囲

LPIC102の試験出題範囲は次のようになっている。

LPIC102試験範囲:出題範囲詳細(Ver4.0)

主題105:シェル、スクリプト、およびデータ管理
・105.1 シェル環境のカスタマイズと使用
・105.2 簡単なスクリプトのカスタマイズまたは作成
・105.3 SQLデータ管理

主題106: ユーザインターフェイスとデスクトップ
・106.1 X11のインストールと設定
・106.2 ディスプレイマネージャの設定
・106.3 アクセシビリティ

主題107:管理業務
・107.1 ユーザアカウント、グループアカウント、および関連するシステムファイルの管理
・107.2 ジョブスケジューリングによるシステム管理業務の自動化
・107.3 ローカライゼーションと国際化

主題108:重要なシステムサービス
・108.1 システム時刻の保守
・108.2 システムのログ
・108.3 メール転送エージェント(MTA)の基本
・108.4 プリンタと印刷の管理

主題109:ネットワークの基礎
・109.1 インターネットプロトコルの基礎
・109.2 基本的なネットワーク構成
・109.3 基本的なネットワークの問題解決
・109.4 クライアント側のDNS設定

主題110:セキュリティ
・110.1 セキュリティ管理業務の実施
・110.2 ホストのセキュリティ設定
・110.3 暗号化によるデータの保護

LPIC101に比べるとより専門的な分野が増えている。

ネットワークやセキュリティがはじめはとっつきににくいかもしれないが、サーバーエンジニアになる上で確実に必要な知識だ。頑張って理解し、これを機会にレベルアップを図ってほしい。

LPIC出題範囲の"重要度"とは?

実はLPICにはそれぞれの範囲に重要度が割り振られている。重要度が高い方が出る問題数が多くなる。

例えば、「107.1 ユーザアカウント、グループアカウント、および関連するシステムファイルの管理」は重要度5で高めだ。

反対に「106.3 アクセシビリティ」は重要度1で低い。

では、重要度が低い問題を捨てていいのかというと、そんなことはない。出題範囲の広い問題では応用問題などが出て、点数が伸びないことも多い。そのため、重要度は低い範囲の問題も解けるようにして点数を取りにいった方が無難だ。

重要度はあまり気にせずに、すべての範囲を勉強するようにしよう。多くのテキストは重要度に比例して、分厚くなったり薄くなったりしている。自分でコントロールする必要はない。

LPIC102の勉強方法

それでは、LPIC102の勉強方法をお伝えする。

勉強に使うものはLPIC101と同じだ。

「10日間でLPIC101に合格するための対策法」を見て確認をしてほしい。

勉強に使うのは参考書と問題集になる。ポイントのみまとめると次の通りだ。

  • Linuxに詳しい方は、参考書に『あずき本』を選ぶ
  • 初心者の方は、参考書になるべく薄い参考書を選ぶ方がいい(『合格読本』や『リスキルテクノロジーのテキスト』を使う)
  • 問題集は『Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集』を購入する
  • 暗記用チェックペンを購入する

チェックペンは暗記用の緑のペンだ。赤い下敷きもセットで買い、暗記セットとして活用しよう。100円ショップなどでも購入できる。

チェックペン

※ あずき本に使われている紙は撥水性が高く、なかなか消えない。2、3回塗る必要がある

 

LPIC102の勉強方法

11日間で受かるための勉強のポイント

ここで11日間と言っているのは、

・Linuxをある程度触ったことがあり
・LPIC101を取得している人

を前提としている。

LPIC101を取っていない人は、先にそちらにトライしよう。コマンドを先に覚えてしまった方がいいからだ。

勉強方法の基本は下記の順番になる。

理解 → 暗記 → 問題練習
  • まずは試験範囲をすべて理解する
  • その際に暗記用チェックペンで暗記する項目をチェックしておく
  • その範囲をどんどん暗記していく
  • 問題を実際に解いてみる
  • 足りない部分を再度暗記する

この順番で勉強するようにする。

下記の11日間のステップは、1日2〜3時間程度時間を取れることを想定している。

Step1. 理解(5日間)

まずは試験範囲を理解することからはじめよう。コマンドなどはLPIC101に比べて少ないが、できる限り環境は用意した方がいい。

特にネットワーク系のコマンドはとりあえず打って動きを確認しないと、どのコマンドがどの動きだったかわからなくなるはずだ。

1日目から5日目までどんなスケジュールで勉強をするべきかお伝えするが、勉強する前に何を言っているかわからずとも問題ない。

勉強しつつ1日目にどれくらい勉強するかを見てもらえれば十分だ。下記を読んで内容がわかる人は、はじめから問題集に手を出してしまっていいだろう。

LPIC102対策 1日目

X Window System

LinuxはCUI(黒い画面で文字だけ出てくるあれ)の環境で使うことが多い。しかし、最新のLinuxやディストリビューションの種類によっては、そのままGUI(いつものPC画面)が出てくることも多くなってきた。

X Window Systemとは、LinuxOSでGUI環境を実現するためのシステムだ。Linuxを触ったことがあれば、言葉自体は知っている人が多いだろうが、その中身を理解している人は少ないだろう。

どういう仕組みで動いているのか?

設定コマンドやファイルの場所は?

Xの起動の流れは?

デフォルトで起動するファイルの名前や場所、認証プログラムなどLPICを勉強しなければ見なかったような内容が並ぶ。

ぜひ、いい機会だと自分に言い聞かせて、楽しく勉強して理解してほしい。一段レベルの高いLinuxエンジニアになれるはずだ。

ユーザ管理

ユーザ管理はLinuxを扱う上でとても大切な概念だ。一般的に使っている上ではWindowsではなかなか意識をすることがないが、Linuxではとても重要。何をするにもユーザやグループの考え方が付いて回る。

理解するだけではなく、

/etc/passwd

/etc/group

は中身の記述もできるようになっておこう。「何項目あるか」や「2項目目に入る文字は?」などはよく出題される問題になっている。

この分野は、Linux管理者となる上で最も使う知識のひとつだ。率直にいって、XWindowSystemの中身などとは比較にならないほど、実務で頻繁に必要となる。

また、出題問題数としても多い。しっかりとマスターをしてほしい。

LPIC102対策 2日目

システム管理

ログの管理やジョブスケジューリングなどがここの範囲だ。これもユーザ管理と合わせて、Linuxを扱っていく上でなくてはならない知識となる。しっかりとこの機会に理解しておこう。

できれば、手元のLinuxでジョブスケジューリングは走らせてみることをオススメする。メールや印刷は後回しにしてしまいがちだが、意外と試験には出てくる。

また、dateコマンドはオプションもすべて覚えよう。

LPIC102対策 3日目

シェル

シェルスクリプトは、はじめて勉強するときとても難しく感じるかもしれない。プログラミングに近く、インフラエンジニアには苦手としている人たちもいる。

しかし、一般的なプログラミング言語ほど複雑なことをするわけでもない。やろうと思えばできるが、複雑なことには適していない。

だから簡単な文法さえ理解すれば、まずは十分だ。LPIC102対策としても、基本を抑えればいいだろう。

実は、シェルスクリプトは、プログラミング経験者であっても意外と「動作がわからない」ということが起こる。理由は、シェルスクリプトそのものの考え方が一般的なプログラムとは違うからだ。

ポイントを少しだけお伝えしておく。

「シェルの文法は手入力を前提としている。シェルスクリプトは上からそれを実行するだけだ。だからシェルスクリプトもコマンドを打っていると思えばいい」

これを理解しておくと、スペースの有り無しについてなど、いろいろな点がはっきりしてくる。

プログラミング経験者の方以外は気にしなくて構わない。シェルスクリプトを普通だと思って、理解し、覚えてしまおう。

LPIC102対策 4日目

ネットワーク

LPIC102の中での難関項目だ。これを乗り越えれば非常に楽になる。

IPアドレスの計算は必須項目だ。必ずできるようになっておこう。これを計算できると、暗記しなければいけない量も減る。

ポート番号を覚えるのは少々大変だが、すべてを覚える必要はない。よく出るポート番号だけ暗記をしよう。

FTP じれ(20)ったいファイル転送FTP(続きで21も覚える)
SSH SSをひっくり返して、22
Telnet テル兄さん(23)
SMTP ニコニコ(25)しながらファイル送信
DNS ゴミ(53)だらけのDNS
HTTP 晴れ(80)の日はネットサーフィン
POP3 メールで110番
SSL セキュアなしじみ(443)

どれも苦しいが、参考までに。

LPIC102対策 5日目

SQL

LPIC102の中で、ひときわ異彩を放っているのがこのSQLだ。SQLはデータベース管理の言語だ。データベースとはエクセルが進化したようなものだと思ってもらえればいい。

スタッフ一覧などがあるときに、それを検索したり追加したり削除したり、ができる。

Linuxの試験としてふさわしいかと言われると非常に微妙だ。多分、そのうち試験範囲からなくなることになる。現在は、出るのでしっかりと勉強しておこう。

本当に基本しか出ない。また、環境を用意するのも初心者の方にとっては大変だ。丸暗記してしまった方が楽かもしれない。

下記のようにSQLをオンラインで練習できるサイトもある。SQLの練習をしたいなら、こちらを使うのもいいだろう。

http://sqlzoo.net/wiki/SQL_Tutorial

セキュリティ

最後はセキュリティだ。SQLにはそれほど時間を使わずこちらに時間を使いたい。

セキュリティに関するディレクトリはすべて覚えておこう。どれも問題として出てきやすい。

また、SSHの理解はこの機会にしっかりとしておきたい。「秘密鍵と公開鍵」は初めて知る人にとっては難度が高いだろうが、非常に優れたシステムだ。

実際のサーバ管理ではほとんど100%必要となってくるので、ぜひ理解してほしい。

Step2. 暗記(4日間)

6〜9日目は、ここまでチェックした内容をひたすら暗記することに使う。

ユーザ管理やネットワーク管理系のコマンドはオプションまで頑張って覚えてしまおう。LPIC102は覚えるコマンドが少なく、これらのオプションは頻出だ。

また、IPアドレスは計算ができるだけではなく、クラスやプライベートアドレスの範囲なども頭に入れておこう。

Step3. 問題演習(2日間)

10〜11日目は、スピードマスターのテキストを使って実際に問題を解いていこう。

スピードマスターのテキストは、とても優秀だ。問題集はこれ以外を選ぶ余地がない。はじめから手にとっても挫折するので、この段階ではじめて開けるのが吉だ。

まずは問題を解く。全部解く。

間違えた問題だけ解説を読む。網羅性が高すぎるので、解説を全部読んでいると結構大変だ。問題を解くだけでいい。

そして間違えたところだけ、理解して暗記する。

ある程度覚えたとなったら模擬問題を受けてみよう。ここで点数が取れなくても悲観することはない。トリッキーな問題が集まっているため、本番の試験はこれほど難しくない。

50%点数が取れたら、もう受験して大丈夫だ。安心してほしい。受かる。

はじめて問題を解くと、全然ダメで落ち込む人も多いが、二回目を受けてみると驚くほど覚えているものだ。初見で解けなくとも、それで十分だ。

ここまで来たら、試験を受けに行こう。

試験当日

試験当日の流れを簡単に説明しておこう。テストセンターに行くと、身分証の提示が求められる。2つ必要なので、そこは注意が必要だ。

また、カメラで写真も撮られる。替え玉受験対策だが、徹底している。ロッカーにすべての荷物をしまい、受験室への入室となる。

入室前にどうしても覚えられないディレクトリやコマンドを見直しておこう。(ブツブツつぶやきながら入室してもいいくらいだ。)

開始と同時にメモ用のホワイトボードに書き込んでしまえばいい。中学生の試験のようだが、暗記が求められることは現実のエンジニア世界ではなかなかない。2,3個の項目くらいは大目に見てもらおう。

合格の確認

試験が終わると、PC画面上にすぐに合否が表示される。どきどきする瞬間だ。

65%以上が合格の目安になっている。スコアレポートを受け取って、試験終了となる。落ちた時の落胆は大きいので、ぜひ一発合格を目指そう。

まとめ

LPIC102に合格するためのポイントやスケジュールが見えただろうか? LPIC102に合格するための対策はこれだけで十分だ。参考書や演習問題を大量に購入する必要はない。

たくさんの参考書を読み込むよりも、Linuxを理解するという意味で、ぜひ実際に作業をしながら勉強することに時間を使ってほしい。

このページを参考にLPIC102にチャレンジして頂ければ幸いだ。

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