学生のノートパソコンにOracle9i R9.2.0をインストールする方法を解説する。なお、データベースはCREATE DATABASE文によって作成したいので、初期データベースは作成しないようにインストールする。
Oracle9i Databaseをインストールするための推奨は次のとおりである。
OS Windows NT4.0 SP5以上
Windows 2000 SP1以上
Windows XP Professional Edition(32ビット)CPU Pentium 166MHz以上(推奨:Pentium 266MHz) メモリ 128MB以上(推奨:256MB) 仮想メモリ 初期サイズ200MB、最大サイズ400MB
Oracle9iから、標準のOFA(Oracle Flexible Architecture)が次のように変わった。
- %ORACLE_HOME%
- bin:実行モジュール格納ディレクトリ
- rdbms:DBに必要なサーバファイルおよびライブラリ格納ディレクトリ
- database:初期化パラメータ格納ディレクトリ(※)
- network
- admin:OracleNet設定ファイル格納ディレクトリ
- admin
- SID
- bdump:バックグラウンドプロセスとレースファイル格納ディレクトリ
- cdump:コアダンプファイル格納ディレクトリ
- create:データベース構築、オブジェクト作成スクリプト格納ディレクトリ
- pfile:初期化パラメータ(マスタファイル)格納ディレクトリ
- udump:ユーザSQLトレースファイル格納ディレクトリ
- oradata
- SID
※Windowsでは、ifileパラメータに初期化パラメータ(マスタファイル)のファイル名をフルパスで記述することが多い
また、Oracle9iR2でのデフォルトディレクトリ設定は次のようになる(R9.0.1とも若干違うので注意)。
ORACLE_HOME ドライブ番号:\oracle\ora92 平成15年度の学生のノートパソコンにはOracle9i R9.0.1クライアントがインストールされているため、上記のようなディレクトリ構成にはできない。以下のインストール手順は、このディレクトリ構成とは若干違うので注意する。
インストールには3枚のディスクが必要だが、ディスクからインストールすると遅いので、CDイメージをダウンロード(DISK1・DISK2・DISK3)し、ハードディスク内に配置してからインストールを行う。そのために必要なディスク容量はおよそ5GBである。ここでは、Cドライブに5GB以上の空きがあることを前提に解説を行う。
ダウンロードしたファイルを解凍し、次のように配置する。
Cドライブのルート(C:\)
・Oracle9iR2_CD(フォルダを作成)
・Disk1
・setup.exeなど各種フォルダ・ファイル
・Disk2
・stargeフォルダ
・Disk3
・stargeフォルダこのように配置すると、インストーラを起動後、ディスクイメージの場所を聞かれること無くインストールが行える。
C:\Oracle9iR2_CD\Disk1\setup.exeをダブルクリックすると、インストーラが起動する。
ここからは、インストーラが立ち上がってからの作業を順番に説明する。インストールはカスタムで行い、初期データベースは作成しないことにする。4-1 ようこそ
「次へ」をクリック。
4-2 ファイルの場所
インストール元(ソース)とインストール先を設定する。インストール元はそのままでいいはずなので、インストール先が次のようになっていることを確認し、「次へ」をクリック。
C:\oracle\ora90 4-3 使用可能な製品
「Oracle9i Database 9.2.0.1.0」を選択して「次へ」をクリック。
4-4 インストール・タイプ
「カスタム」を選択して「次へ」をクリック。
4-5 使用可能な製品コンポーネント
必要最小限のもののみをインストールすることにする。以下の製品にのみチェックをつけ、それ以外の製品は全て外して、「次へ」をクリック。
- Oracle9i 9.2.0.1.0
- Oracle Net Services 9.2.0.1.0
4-6 コンポーネントの場所
「次へ」をクリック。
4-7 データベースの作成
データベースは手動で作成したいため、「いいえ」を選択して「次へ」をクリック。
4-8 サマリー
サマリーの確認。インストールの情報が正しいことを確認して、「インストール」ボタンをクリック。途中、「ファイル〜への書き込み中のエラー」というエラーメッセージが出た場合は「無視」を選択する。
4-9 構成ツール
インストールが終了するまで1時間ほどかかる。その後、自動的にOracle Net Configuration Assistantが実行されるので、次のように処理する。
- ようこそ
「次へ」をクリック- ディレクトリ使用構成
「後でこの構成を完了する」を選択し、「次へ」をクリック- リスナーの構成−リスナー名
リスナー名が「LISTENER」であることを確認し、「次へ」をクリック- リスナーの構成−プロトコルの選択
「次へ」をクリック- リスナーの構成−TCP/IPプロトコル
選択済プロトコルに「TCP」のみが入っていることを確認し、「次へ」をクリック- リスナーの構成−リスナーを追加しますか
「いいえ」を選択し、「次へ」をクリック- リスナーの構成が完了
「次へ」をクリック- ネーミング・メソッドの構成
「ネーミング・メソッドの構成を変更しない」を選択し、「次へ」をクリック- 完了
「終了」をクリック4-10 インストールの終了
これでインストールが終了である。左下の「終了」ボタンをクリックして、インストーラを終了させる。ダイアログが表示されるので、「はい」を選択する。
インストールがすめばディスクイメージは無駄なので、C:\Oracle9iR2_CDフォルダをまるごと削除する。ロックがかかって削除できない場合はパソコンを再起動してから削除する。(ディスクの無駄なので、ごみ箱からも削除しよう)