当たり前の話だが、自分のフォルダは他のユーザからは利用できない。そこで、共有フォルダを作成し、グループに所属するユーザがそのフォルダを利用できるような設定を行う。
手順は次のとおり。
まずはグループを作成する。例えば「group1」という名前のグループを作成する場合、次のコマンドを実行する。
# groupadd group1 ちなみにグループを削除するなら、groupdelコマンドを同じように実行すればよい。
作成済みのユーザを、グループに所属させる。ユーザごとに行う場合、次のコマンドを実行する。
# usermod -G グループ名 ※複数のグループに所属させる場合、グループ名をカンマ(,)で区切って指定する
ただし、このコマンドを実行すると、以前所属したグループが全て消えてしまい、新しく指定したグループで上書きされてしまう。グループに所属させる場合、まずは以下のコマンドを実行し、現在所属しているグループを確認してから、usermodコマンドを実行するのが望ましい。
# groups ユーザ名 ユーザごとに行うのが面倒な場合、groupファイルを直接編集する方法がある。次のコマンドを実行して、groupファイルをviで開く。
# vigr groupファイルに登録されているグループの情報が表示される。ここで、所属させるユーザをカンマ(,)で区切って列挙する。例えばgroup1にuser1、user2を所属させる場合、次のように指定する。
group1:x:502: user1, user2※502の部分は環境によって異なる
編集後、保存して終了しようとすると、次のメッセージが現れる。
このシステムではシャドウグループが使われています。
今すぐ /etc/gshadow を編集しますか [y/n]?ここでyを入力してEnterキーを押す。先ほどと同じような画面が現れるので、同様にユーザを登録して保存・終了する。
group1:!x:: user1, user2
Sambaで公開するディレクトリを作成する。例えば/home/group1というディレクトリを、group1に所属するユーザで共有する場合、次のように作成する。
# mkdir /home/group1
# chmod 775 /home/group1
# chgrp group1 /home/group1
作成したディレクトリを共有フォルダとして公開するには、Sambaの設定ファイルを編集しなければならない。
/etc/samba/smb.confを開き、次の行を追加する。
[group1] path = /home/group1 comment = public Directory read only = no force group = group1 force create mode = 664 force directory mode = 775 valid users = @group1編集後、Sambaを再起動する。
# /etc/rc.d/init.d/smb restart
ネットワークコンピュータから、Sambaサーバを開く。ユーザ名のフォルダのほかに、
group1フォルダが現れたはず。