PPxPの起動・設定

PPxPのインストールが終わったら、設定を行う。

  1. 起動と確認

    PPxPを起動するには、次のように入力する。

    # ppxp
    PPxP version 0.99120923
    interface: u10
    ppxp>

    パスが通っていれば上記のようにプロンプトがppxpに変わる。また、 userlinkドライバが組み込まれていない場合はエラーとなる。

  2. モデムの動作テスト

    PPxPを使い、モデムが動作するかどうかをテストする。

    # ppxp
    PPxP version 0.99120923
    interface: u10
    ppxp> set line /dev/modem
    ppxp> terminal
    at
    OK

    エコーが返ってこなかったり、OKが帰ってこない場合はモデムの接続が ちゃんと行われているかをチェックする。
    ターミナルを抜けるにはCtrl + バックスラッシュを押した後、 Shift + Cを押す。

  3. ダイアルアップの初期設定

    PPxPのqdialを使い、初期設定ファイルを作成する。

    # ppxp
    PPxP version 0.99120923
    interface: u10
    ppxp> qdial

    QUICK DIALUP画面が表示されるのでそれぞれの設定を行う。

    設定項目 意味 設定内容 補足
    Device Name デバイス名 /dev/modem
    Dial Type ダイアル方式 Pulse 左右のカーソルキーで切り替わる
    トーン(プッシュホン)回線ならTone、パルス(ダイアル)回線なら Pulseを指定
    Phone Number(s) 電話番号(複数指定可) xxxxxxxxx ISP(ダイアルアップ接続先)の電話番号を入力
    Login Name ログインユーザ名 username ISPに与えられたユーザ名を入力
    Login Password
    Password(again)
    ログインパスワード
    パスワード(確認)
    ******
    ******
    パスワードを入力
    入力文字は表示されない
    More... 詳細設定 Enterキーを押す 詳細設定を行う
    Save... 保存 Enterキーを押す 設定を保存する
    保存画面で任意のファイル名を入力し、スクリプトとして保存する

    詳細画面は次のとおり。

    設定項目 意味 設定内容 補足
    Authentication Protocol 認証プロトコル PAP CHAP/MD5 CHAP/MS 通常はデフォルトのままでよい
    PPP Mode PPPモード active 通常はactiveのままでよい
    Modem Type モデムの種類 /generic 使用するモデムの種類を選択する
    通常のアナログモデムならgenericでいい(※)
    Idle time アイドル時間
    オンデマインド接続をする場合、TCP/IPのパケットが流れなくなってから 自動切断するまでの時間(分)を指定
    0で自動切断しない設定となる
    IP Masquerade IPマスカレード
    IPマスカレードをする場合の範囲を入力
    VJ compression VJ圧縮

    Create resolv.conf resolv.confの作成

    DNS Servers DNSサーバ xxx.xxx.xxx.xxx ISPのDNSサーバのIPアドレスを入力

    詳細画面の設定も終わったらBackボタンで前の画面に戻る。

  4. qdialでのダイアルアップ接続

    上記の初期設定が終わり、設定を保存したらdialを選択する。
    ppxpプロンプトに戻り、モデムがダイアルを始める。
    成功すると、次のように表示される。

    ppxp>
    term> 14400/LAPM-V
    login: }#
    PPXP>

    ppxpプロンプトが全て大文字のPPXPになれば接続は成功である。 プロンプトの各文字にはそれぞれ意味があり、接続できない場合にはどの文字が 小文字になっているかで原因を推測できる。

    最初の「p」 ダイアリング中
    次の「p」 接続中
    「x」 ユーザ認証中
    最後の「p」 ネットワーク設定中

    もし接続できなかった場合は、qdialで初期設定をやり直す。

  5. 切断

    disconnectコマンドを入力すると、切断される。
    PPXP> disconnect
    ppxp>

    全ての大文字が小文字になれば切断は成功である。

  6. PPxPの終了

    PPxPを終了するにはquitコマンドを入力する。

    ppxp> quit
    #

    quitコマンドを実行すると、ppxpdデーモン自体が終了するため、通信はもちろん コンソールも終了する。
    byeコマンドを実行するとコンソールのみが終了し、ppxpdデーモンは生き続け、 通信状態も保持される。

  7. コマンドラインでの接続

    コマンドラインから手動で接続する場合は、qdialで作成したスクリプトファイル を引数にしてPPxPを起動する。

    # ppxp dialtest
    ppxp>

    ここでconnectコマンドを入力すると接続動作が始まり、接続がすべて成功すると プロンプトが全て大文字になる。

    ppxp> connect
    14400/LAPM-V
    login: }#
    PPXP>

接続はできるようになったが、クライアント(Windowsマシン)からこれを使うには・・・
まだまだ道は遠い・・・はぁ。